JPS6126123B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6126123B2
JPS6126123B2 JP4694278A JP4694278A JPS6126123B2 JP S6126123 B2 JPS6126123 B2 JP S6126123B2 JP 4694278 A JP4694278 A JP 4694278A JP 4694278 A JP4694278 A JP 4694278A JP S6126123 B2 JPS6126123 B2 JP S6126123B2
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JP
Japan
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lever
return
tone arm
lead
main
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JP4694278A
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JPS54139504A (en
Inventor
Koichi Ishimatsu
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS54139504A publication Critical patent/JPS54139504A/ja
Publication of JPS6126123B2 publication Critical patent/JPS6126123B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプレーヤーのトーンアーム駆動機構に
関し、特にレコード演奏終了後にトーンアームを
自動復帰させるようにしたトーンアーム駆動機構
に用いて最適なものである。
レコード演奏が終了したときトーンアームを自
動的にレスト位置に復帰させるようにしたオート
プレーヤーが知られている。従来のこのようなオ
ートプレーヤーとしては、ターンテーブルの駆動
軸に取付けられたセンタギヤでもつて欠歯部を有
するドライブギヤを間欠回転駆動させ、このドラ
イブギヤにカム溝を設けてドライブギヤの間欠回
転に応じて回動、レバーを動作させ、更にこの回
動レバーによつて動作される複数の回動レバーに
よつてトーンアームを自動復帰させるようにした
ものが知られている。このような自動復帰機構
は、複数の回動レバーを組合せてトーンアームを
復帰させるための駆動力を形成するようにしてい
るので、構成が複雑となる上に、各構成部品間の
位置精度が不正確になり易く、トーンアームの復
起動作の位置的な精度が悪くなる問題がある。
また上述のように複数の回動レバーでもつてト
ーンアームの復帰動作を行う場合、各レバーの回
動範囲の位置決めを行うためのストツパーが設け
られる。従つて、復帰機構が動作するときにスト
ツパーと上記レバーとが当つて耳ざわりな音を発
生することがある。
本発明は、上述の問題にかんがみてなされたも
のであつて、トーンアームの自動復帰機構の構成
を簡単にし、また各構成部品の動作の位置決めが
正確に行われるようにして、これによつて、トー
ンアームの自動復帰動作が正確に行われるように
している。またトーンアームを自動復帰させるた
めのクリツク動作レバーが反転動作するときに、
耳ざわりな音が極力発生されないようにしてい
る。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。第1図は本発明の一実施例を示すプレーヤー
のオート動作機構の平面図である。なお第1図は
トーンアームのリードイン動作の開始直後の状態
を示している。第1図においてターンテーブル
(図示せず)を回転駆動するためのターンテーブ
ル軸1は駆動モータ(図示せず)によつダイレク
トドライブされるように構成されている。このタ
ーンテーブル軸1の上部はセンタースピンドルと
して上面パネル(図示せず)から上部に凸出さ
れ、このセンタースピンドルにターンテーブルが
取付けられ、時計方向に回転されるようになつて
いる。ターンンテーブル軸1の外周囲にはセンタ
ーギヤー2が形成され、このセンターギヤ2とド
ライブギヤ3とが噛合されて、ドライブモータの
回転力によつてこのドライブギヤ3が第1図の矢
印方向(反時計方向)に間欠回転駆動される。
ドライブギヤ3には180゜間隔に2箇所の欠歯
部4a,4bが形成されている。そしてこれらの
欠歯部4a,4bを境にしてドライブギヤ3の片
側半周がリードイン用歯5a、他の片側半周がリ
ターン用歯5bとなつている。またドライブギヤ
3の下面にはハート形のカム溝6が形成されてい
る。またこのドライブギヤ3の上面の上記欠歯部
4aの部分にはリードイン用のクラツチギヤ7が
支点ピン9を中心に回動自在に取付けられ、他方
の欠歯部4bの部分にはリターン用のクラツチ爪
8が支点ピン10を中心に回動自在に取付けられ
ている。なおターンテーブル軸1のセンターギヤ
2の上部には上記トリガレバー8と係合してリタ
ーン動作を開始させるための回転爪12が取付け
られている。
ドライブギヤ3の下面側の近傍には駆動レバー
13が支点ピン14を中心に回動自在に上面パネ
ルに取付けられている。この駆動レバー13の中
間部にはピン15が植設され、上記ドライブギヤ
3のハート形のカム溝6内にこのガイドピン15
が遊嵌されている。従つて、ドライブギヤ3が回
転するとカム溝6によつてガイドピン15が案内
されて、駆動レバー13が支点ピン14を中心に
一定回転角度範囲内で第1図の矢印のように往復
回動される。
駆動レバー13の先端にはピン16を介してメ
インレバー17が連結されている。従つて、駆動
レバー13の往復回動に伴つてメインレバー17
が第1図の矢印方向に往復動される。なおメイン
レバー17はトーンアームのリードインのときは
矢印L方向に直線状に往動され、またトーンアー
ムのリターンのときは矢印R方向に直線状に復動
される。なおメインレバー17の一端側にはその
動作方向に沿つて長円形のガイド用長穴18が形
成され、この長穴内には上面パネルに植設された
ガイドピン19が挿入されている。
第2図は第1図の駆動機構の矢印方向の裏面
から見た斜視図、また第3図は第1図の矢印方
向から見た側面図である。第1図及び第2図に示
すように、メインレバー17の下側面にはリター
ンレバー22が支点ピン23を中心に回動自在に
取付けられている。このリターンレバー22はメ
インレバー17の表面に対して直角になつている
折曲部24を有していて、リターン時にはこの折
曲部24がトーンアームを回転駆動させるための
アーム作動ピン25に当接してこのアーム作動ピ
ン25を反時計方向に回転させ、トーンアームを
復帰させる。なおアーム作動ピン25はアーム作
動板26の一端に植設され、このアーム作動板2
6の回転中心部はトーンアーム軸27に固定され
ている。またプレーヤーの上面パネル上におい
て、トーンアーム軸27には第1図の一点鎖線で
示すトーンアーム33が取付けられている。
リターンレバー22は2つの円弧状の凹部第1
の凹部28a及び第2の凹部28bを備えてい
て、これらの凹部にはゴムローラー29(回転ロ
ーラー)が嵌合するようになつている。ゴムロー
ラー29はメインレバー17の下側面に取付けら
れたプツシユレバー30の遊端部にローラー軸3
1を介して回転自在に取付けられている。そして
プツシユレバー30はメインレバー17のリター
ンレバー22と同じ下側面に支点ピン32を中心
に回動自在に取付けられている。なおプツシユレ
バー30はバネ40によつて第1図の反時計方向
に常に回動付勢されている。従つて、リターンレ
バー22はゴムローラー29が凹部28aと28
bとに嵌合された状態の2通りの安定回動位置を
有する。即ち、リターンレバー22はいわゆるク
リツク動作を行う。
プツシユレバー30のゴムローラー29の近傍
にはトーンアーム33のリードイン時にこのゴム
ローラー29が嵌合する円弧状の凹部34を有す
るリードインレバー35が配置されている。この
リードインレバー35は、トーンアーム33のリ
ードイン時にアーム作動ピン25にその先端部3
6が当接してこのアーム作動ピン25を時計方向
に回転させ、トーンアーム33をリードインさせ
る。なおリードインレバー35の一端は“く”の
字形のセレクトレバー37に支点ピン38を中心
に回動自在に取付けられている。またリードイン
レバー35の中間部は偏心ピン39を介してセレ
クトレバー37に支持されている。そしてリード
インレバー35に形成された長円(図示せず)内
において上記偏心ピン39を回転調整することに
よつて、リードインレバー35とセレクトレバー
37との相対的な取付位置関係を調整してトーン
アーム33のリードイン位置の調整を行い得るよ
うになつている。
セレクトレバー37は支点ピン41を中心に回
動自在に上面パネルに取付けられている。そして
セレクトレバー37の一端には折曲げ部42が形
成され、この折曲げ部42がセレクタカム43に
当接して、セレクトレバー37及びリードインレ
バー35のリードイン時の回動位置が規制され、
これによつてトーンアーム33のリードイン位置
が定まるようになつている。なおセレクタカム4
3はトーンアーム33のマニユアル操作のための
カム部44a,30cmレコード用のカム部44b、
25cmレコード用のカム部44c及び17cmレコード
用のカム部44dを夫々備えている。そしてこれ
らのカム部44a〜44dは上面パネルの上の操
作ノブを操作することによつて選択することがで
きるようになつている。
トーンアーム軸27に固定されているアーム作
動板26には、トーンアーム33の回動の終端
(プレイ動作の終了)の検出、即ち、エンド検出
を行うためのエンド検出レバー45が取付けられ
ている。このエンド検出レバー45の終端回動位
置付近にはリードイン及びリターン動作を開始さ
せるためのトリガレバー46が支点ピン47を中
心に回動自在に上面パネルに取付けられている。
リターン開始時には上記エンド検出レバー46は
トリガレバー46の一方の遊端46aに当接さ
れ、これによつてトリガレバー46が反時計方向
に回動し、トリガレバー46の他方の遊端46b
がクラツチ爪8を動作させてリターンが開始され
る。またトリガレバー46の支点ピン47と遊端
46aのほぼ中間部にはマグネツト49が取付け
られ、このマグネツト49と対向してソレノイド
50がプレーヤーの下部シヤーシ51に取付けら
れている。そしてリードイン開始時にはソレノイ
ド50が通電されてマグネツト49が反発力を受
ける。このためトリガレバー46が反時計方向に
回動し、その遊端46bがクラツチギヤ7を動作
させてリードインが開始される。
次に本実施例のプレーヤーのオート動作機構の
動作を説明する。
第4図はトーンアームのリードイン動作を説明
するための第1図と同様な平面図である。リード
イン動作の開始時点では第1図に示すようにプツ
シユレバー30のゴムローラー29はリードイン
レバー35の凹部に嵌合されている。またゴムロ
ーラー29はリターンレバー22の第2の凹部2
8bに嵌合されている。この状態において、ソレ
ノイド50を通電すると、トリガレバー46のマ
グネツト49の磁束と通電電流とによつて反発力
が生じ、トリガレバー46が第2図に示すように
反時計方向に回動し、トリガレバー46の遊端4
6bがドライブギヤ3に取けられたクラツチギヤ
7を反時計方向に回動させる。このためクラツチ
ギヤ7がセンターギヤ2と噛合され、ターンテー
ブル軸1の回転によつてドライブギヤ3が反時計
方向に一定量回動される。この結果、センターギ
ヤ2とドライブギヤ3のリードイン用歯5aとが
噛合されるようになり、以後このドライブギヤ3
は第5図のように他方の欠歯部4bがセンターギ
ヤ2に対向して両ギヤ2,3が不噛合状態となる
までの間半回転180゜駆動される。
一方、このドライブギヤ3の半回転動作中にカ
ム溝6によつてガイドピン15が案内され、駆動
レバー13が第4図の反時計方向に往回動され
る。この駆動レバー13の往回動に伴つてメイン
レバー17が第4図矢印L方向に往動される。こ
の結果、メインレバー17に取付けられたプツシ
ユレバー30のゴムローラー29と嵌合している
リードインレバー35が反時計方向に回動し、リ
ードインレバー35の先端部36によつてアーム
作動ピン25が時計方向に押される。このためア
ーム作動板26を介してトーンアーム軸27が駆
動され、トーンアーム33がアームリフタ(図示
せず)上で第4図時計方向に回動される。
リードインレバー35の回動に伴つてセレクト
レバー37の先端の折曲げ部42がセレクタカム
43の例えば30cmレコード用のカム部44aに当
接すると、セレクトレバー37の回動が規制さ
れ、リードインレバー35の回動が停止される。
この結果、トーンアーム33はレコードの周端部
の演奏開始位置にセツトされる。そしてこの状態
ではメインレバー17の矢印L方向の往動が継続
されているので、プツシユレバー30のゴムロー
ラー29はバネ40の作用力に逆つて第4図時計
方向に回動しながらリードインレバー35の凹部
34の先端34aを乗り越える。この結果、第4
図の一点鎖線で示すようにゴムローラー29はリ
ードインレバー35の凹部34から外れた状態に
なる。なおこのときゴムローラー29とリターン
レバー24の凹部28bとの嵌合状態は変化しな
い。そしてこの状態でメインレバー22は、ドラ
イブギヤ3が回転してその欠歯部4bがセンター
ギヤ2に対向するまで続けられる。
なおリードイン動作の途中において、トーンア
ーム33が何らかの外力を受けてその回動が規制
され、リードインレバー35の回動が規制された
場合には、上述と同様にゴムローラー29がリー
ドインレバーの凹部34から外れる。このためリ
ードインレバー35がフリーになつて、メインレ
バー17が駆動されてもトーンアーム33が回転
されない状態になるので、トーンアーム33に無
理な応力が加わることが防止される。
次に第5図はリードイン動作の終了直前の状態
を示す第1図と同様な平面図であるまた第6図は
リードイン動作が完了した演奏が終了しトーンア
ーム33がリターン動作に入る状態を示す平面図
である。
上述のようにしてリードイン時にトーンアーム
が所定の回動位置まで回動して停止された後は、
メインレバー17のみが往動を続ける。この往動
の終端付近では、第5図に示すように、ターンレ
バー22の斜面部28cが上面パネルに植設され
た規制部材としてストツパー55に当接するの
で、リターンレバー22が反時計方向に回動され
る。このためプツシユレバー30のゴムローラー
29がリターンレバー22の第1の凹部28aに
嵌合されて、このリターンレバー22が第6図に
示す状態、即ち、リターン動作をし得る状態にな
る。またメインレバー17の往動の終端付近で
は、第2図及び第5図に示すようにメインレバー
17の表面側(上面パネル側)に取付けられた摺
動カム52の段部53にアームリフター軸54が
きて、アームリフター(図示せず)が下降され
る。このためトーンアーム33のカートリツジの
針がレコード盤に降されてリードイン動作が完了
しプレイ動作が開始される。
リードイン動作が完了した時点では、第6図に
示すように、ドライブギヤ3の欠歯部4bがセン
ターギヤ2に対向して、ドライブギヤ3の回動が
停止され、これによつてメインレバー17の往動
が停止される。この状態ではドライブギヤ3上の
クラツチ爪8がターンテーブル軸1の回転爪12
と対向するようになる。そしてこの状態で演奏が
進行すると、トーンアーム33がレコード盤の溝
に応じて除々に時計方向に回動される。そして演
奏が終了に近づくと、第6図に示すように、トー
ンアーム軸27に取付けられたエンド検出レバー
45がトリガレバー46の遊端46aに当接する
ようになる。従つて、トーンアーム33の回動に
応じてトリガレバー45が反時計方向に除々に回
動される。
このトリガレバー45の他方の遊端46bは、
クラツチ爪8の下部にこのクラツチ爪8の支点ピ
ン10を中心にして回動自在に取付けられている
クラツチ板57を反時計方向に回動させる。なお
クラツチ板57とクラツチ爪8とは互に摩擦係合
している。このためクラツチ板57の回動に応じ
てクラツチ爪8も反時計方向に回動されるが、レ
コードの演奏中は、ターンテーブル軸1の1回転
についてクラツチ爪8の回動角度は微少である。
従つてターンテーブル軸1の1回転ごとににクラ
ツチ爪8の先端8aが回転爪12のテーパー部に
当接して、クラツチ爪8が時計方向に押戻され
る。
そして演奏が終了してレコード盤のピツチが大
きくなると、それに応じてトーンアーム33の回
動速度が大きくなる。従つて、ターンテーブル軸
1の1回転中にクラツチ爪8が第6図の位置まで
回動されるので、回転爪12の側部12bがクラ
ツチ爪8に当接する。このため、クラツチ爪8が
押圧され、ドライブギヤ3が反時計方向に回動さ
れる。この結果、センターギヤ2がドライブギヤ
3のリターン用歯5bに噛合されて、ドライブギ
ヤ3が第6図反時計方向に回動され、リターン動
作に入る。なお演奏途中において、ソレノイド5
0を通電して、トリガレバー46のマグネツト4
9に反発力を与えてトリガレバー46を反時計方
向に回動させることによつて、上述と同様にリタ
ーン動作を開始させることができる。
第7図はリターン動作を設明するための要部の
拡大平面図である。リターン動作時には、メイン
レバー17はリードイン時とは逆に第6図矢印R
方向に復動される。この結果、第7図に示すよう
にリターンレバー22の折曲げ部24がアーム作
動ピン25に当接する。このためアーム作動板2
6が反時計方向に回動されて、トーンアーム33
が復回動される。なおリターン動作が開始される
と、メインレバー17の裏面の摺動カム52によ
つてアームリフター軸54が上昇されトーンアー
ム33はレコード盤から持上げられる。
なおリターン動作中において、トーンアーム3
3が何らかの外力を受けてその回動が規制された
場合には、リターンレバー22にはアーム作動ピ
ン25によつて反時計方向の比較的大きい回転モ
ーメントMが与えられる。このためリターンレバ
ー22がプツシユレバー30のゴムローラー29
を押上げながら反時計方向に回動する。従つて、
ゴムローラ29がリターンレバー22の第1の凹
部28aから外れて第2の凹部28bに嵌合さ
れ、リターンレバー22が第7図の一点鎖線で示
す状態になる。この結果、トーンアーム33はメ
インレバー17の復動には無関係にフリーな状態
となる。
なお第7図において、リターンレバー22を図
の一点鎖線の位置まで回動させ得るアーム作動ピ
ン25よる反時計方向の作用力A(以下過負荷作
用力という)はプツシユレバー30のバネ40に
よる作用力Sよりも実質的に大きくなつている。
なぜならば、作用力Aはゴムローラー29に対し
ては第7図矢印aで示す作用力aとして働らき、
この作用力aはバネ40の作用力Sに対してほぼ
直角になつているからである。即ち、バネ40の
作用力Sに打勝つてゴムローラー29を押上げる
力として必要な作用力Aは、作用力Sよりも大き
い力が必要である。従つて、ゴムローラー29を
使用している上にバネ40は比較的弱いバネでよ
いので、リターンレバー22が第7図の実線で示
す回動位置と一点鎖線で示す回動位置の間でクリ
ツク動作を行うときに、ノイズの発生を極力押え
ることができる。
なお既述のようにリードイン動作の終了時にリ
ターンレバー22はストツパー55によつて第7
図実線で示す安定回動位置まで回動されるが(リ
セツト)、このときゴムローラー29に作用する
力は第7図矢印bの方向の作用力bとなる。この
作用力bはバネ40による作用力Sと平行方向
(即ち、プツシユレバー30の回動方向)かつ逆
向きであるので、リターンレバー22のリセツト
に要する力(以下リセツト作用力という)はバネ
40の強さに応じた比較的弱い力でよい。
なお第7図に示すように、リターンレバー22
の支点P1とゴムローラー29の支点P2とを結ぶ直
線と、リターンレバー22の支点P1とプツシユレ
バー30の支点P3とを結ぶ直線とのなす角θが90
゜以外、特に90゜より大きくした場合に、過負荷
作用力よりリセツト作用力が小さくなる。そして
θが90゜のときは過負荷作用力とリセツト作用力
とは等しくなる。
トーンアーム33の復回動はメインレバー17
の復動の終了まで行われる。即ち、ドライブギヤ
3が180゜回転すると、メインレバー17が第1
図の復動終端位置まで復動され、これによつてト
ーンアーム33はそのレスト位置まで復回動され
る。そしてメインレバー17の復動終端位置付近
では、リターンレバー22の折曲げ部24に規制
材としてのガイドピン19が当接するので、上述
と同様にしてリターンレバー22が第1図の回動
位置まで回動され、ゴムローラー29がリターン
レバー22の凹部28bに嵌合された状態とな
る。この結果、トーンアーム33の復回動が停止
されリターン動作が終了する。
なお、メインレバー17の復動終端付近では、
ゴムローラー29がリードインレバー35の先端
部36に当接してリードインレバー35を時計方
向に回動させる、しかしこのリードインレバー3
5と連結されているセレクトレバー37は下部シ
ヤーシ51に植設されたストツパー58によつて
その時計方向の回動が規制されている。従つて、
ゴムローラー29は第1図に示すようにリードイ
ンレバー35の凹部34に嵌合され、次のリード
インのためのセツト状態となる。
本発明は上述のように直線往復動されるメイン
レバーに設けられた第1、第2の安定位置に反転
可能なリターンレバーによつてトーンアームの復
回動動作を制御しているので、構成が簡単である
と共に、トーンアームの復回動の動作位置を正確
に設定することができる。またターンレバーに設
けられた二つの凹部と回転ローラとの係合によつ
て上記第1、第2の安定位置の選択が行われるの
で、リターンレバーの作動位置が極めて正確であ
る上、反転に伴う耳障りな作動音が殆ど生じな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すプレーヤーの
オート駆動機構のリードイン開始状態を示す平面
図、第2図は第1図の駆動機構の矢印方向から
見た斜視図、第3図は第1図の矢印方向から見
た側面図、第4図はトーンアームのリードイン動
作を説明するための第1図と同様な平面図、第5
図はリードイン動作の終了直前の状態を示す平面
図、第6図はリードイン動作が完了して演奏が終
了し、トーンアームがリターン動作に入る状態を
示す平面図、第7図はリターン動作の途中の状態
を示す要部拡大平面図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
…ターンテーブル軸、3……ドライブギヤ、4
a,4b……欠歯部、17……メインレバー、2
2……リターンレバー、26……アーム作動板、
28a……第1の凹部、28b……第2の凹部、
29……ゴムローラー、30……プツシユレバ
ー、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ターンテーブルの回転駆動力によつて間欠回
    転駆動されるドライブギヤと、このドライブギヤ
    の間欠回転に応じて直線往復動されるメインレバ
    ーと、このメインレバーの往動によりトーンアー
    ムをリードインさせるリードインレバーと、上記
    メインレバーの復動により上記トーンアームを復
    回動させるリターンレバーとを備えたプレーヤの
    トーンアーム駆動機構において、 上記リターンレバーは、上記トーンアームをそ
    の演奏位置から復回動させるためにトーンアーム
    作動板と係合する第1の安定位置及びこのトーン
    アーム作動板と係合しない第2の安定位置に移動
    し得るように上記メインレバーに回転自在に設け
    られていると共に、上記第1、第2の安定位置に
    対応した第1及び第2の凹部を備え、 上記メインレバーは上記リターンレバーの上記
    第1、第2の凹部と係合する回転ローラーを遊端
    に保持した回転自在のプツシユレバーと、このプ
    ツシユレバーを上記リターンレバー側に回転付勢
    するバネとを備え、 上記メインレバーの往動終端で上記リターンレ
    バーの第1の凹部と上記回転ローラーとが係合
    し、また上記メインレバーの復動終端で上記ター
    ンレバーの第2の凹部と上記回転ローラーとが係
    合するように、上記リターンレバーと衝合して回
    動させる一対の規制部材が上記メインレバーと相
    対する固定側に設けられていることを特徴とする
    プレーヤーのトーンアーム駆動機構。
JP4694278A 1978-04-20 1978-04-20 Tone arm driving mechanism of player Granted JPS54139504A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4694278A JPS54139504A (en) 1978-04-20 1978-04-20 Tone arm driving mechanism of player

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4694278A JPS54139504A (en) 1978-04-20 1978-04-20 Tone arm driving mechanism of player

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54139504A JPS54139504A (en) 1979-10-30
JPS6126123B2 true JPS6126123B2 (ja) 1986-06-19

Family

ID=12761355

Family Applications (1)

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JP4694278A Granted JPS54139504A (en) 1978-04-20 1978-04-20 Tone arm driving mechanism of player

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JP (1) JPS54139504A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04134022U (ja) * 1991-06-05 1992-12-14 矢崎総業株式会社 フルイデイツク流量計
JPH07119635B2 (ja) * 1990-06-28 1995-12-20 山武ハネウエル株式会社 流量測定装置

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JPH07119635B2 (ja) * 1990-06-28 1995-12-20 山武ハネウエル株式会社 流量測定装置
JPH04134022U (ja) * 1991-06-05 1992-12-14 矢崎総業株式会社 フルイデイツク流量計

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JPS54139504A (en) 1979-10-30

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