JPS6125749B2 - - Google Patents

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JPS6125749B2
JPS6125749B2 JP12616576A JP12616576A JPS6125749B2 JP S6125749 B2 JPS6125749 B2 JP S6125749B2 JP 12616576 A JP12616576 A JP 12616576A JP 12616576 A JP12616576 A JP 12616576A JP S6125749 B2 JPS6125749 B2 JP S6125749B2
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JP
Japan
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compound
urethane prepolymer
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molecule
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JP12616576A
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Norio Ooyabu
Matsue Yamagami
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、耐候性の優れた被覆組成物を与える
エマルジヨン組成物に関するものである。 ポリウレタン塗料は、脂肪族または脂肪族のポ
リイソシアナート化合物とポリヒドロキシ化合物
との反応により、網目状構造を形成するために、
耐水性、耐薬品性、耐溶剤性、耐候性に優れた塗
料であるが、ポリイソシアナート化合物、ポリヒ
ドロキシ化合物、特にポリヒドロキシ化合物が高
分子量体であるために、混合物の粘度が高く、塗
装作業性を向上させるために、活性水素原子を有
しない有機溶剤で稀釈して塗装を行つている。稀
釈する有機溶剤は、乾燥塗膜中に残存するもので
はないために、資源の浪費、大気汚染、さらに火
災の恐れ、人体への有害性等の好ましくない性質
を有している。 エマルジヨン塗料は、有機溶剤の使用量を減少
または皆無にし、酢酸ビニル系、アクリル酸エス
テル系、アクリル酸エステル−スチレン系等があ
るが、いずれも耐水性、耐薬品性、耐溶剤性、耐
候性を同時に満足するものはなく、限られた分野
にしか適用できなかつた。アクリル酸エステル
系、アクリル酸エステル−スチレン系から得られ
るエマルジヨンの皮膜は、既存のエマルジヨンの
うちでも比較的良好な皮膜物性を示すが、これら
のエマルジヨンは特にグラフト重合等の操作を行
わない限り、重合体は直鎖状であり、耐水性、耐
膜品性、耐溶剤性に十分に優れた皮膜を得ること
は難かしかつた。さらに、耐候性では屋外に暴露
したとき、1ケ年以上を経過すると皮膜が黄変、
劣化等の好ましくない事態を引き起し、長時間の
使用には耐えられないものであつた。また、これ
らのエマルジヨンにイソシアナート化合物を添加
してウルタン基の導入を計ると、水とイソシアナ
ート基が反応して、ゲル化、発泡等の好ましくな
い事態を招いていた。イソシアナート基を有しな
いウレタンプレポリマーをこれらのエマルジヨン
に添加すると、ウレタンプレポリマーが疎水性で
あるために、貯蔵安定性に劣るものであつた。 ウレタン基を含むエマルジヨンとしては、末端
にイソシアナート基を有するプリポリマーに第3
級窒素を含む活性水素化合物を反応させ、次いで
酸やハロゲン化アルキルで第4級窒素化を行わせ
る方法(特公昭40−27349)や、活性水素基を有
するカルボン酸またはスルホン酸を反応させ、ア
ルカリで処理する方法(特公昭46−2356、特公昭
46−7720)等があるが、これらの方法はウレタン
部分に親水性を有しているために、得られた皮膜
は耐水性に劣るものであつた。 本発明は、これらの問題を改善したウレタン基
を含むエマルジヨン組成物に関するものである。 本発明は、(A)(イ)1分子中に2個以上のイソシア
ナート基を含有する脂肪族または脂環族ポリイソ
シアナート化合物と、(ロ)一般式()
【式】(ここで、R1は 水素またはメチル基、nは1〜3の整数)で表わ
される化合物との反応により得られる、1分子中
に2個以上の不飽和基を有し、イソシアネート基
を有しないウレタンプレポリマーと、(B)一般式
()
【式】(ここで、R2は水素またはメ チル基、R3は炭素数1〜8のアルキル基または
ビドロキシアルキル基)および/または一般式
()
【式】(ここで、R4は水素 またはメチル基)で表わされる不飽和化合物の1
種もしくは2種以上の混合物と、(c)アクリル酸ま
たはメタクリル酸とを、(A)3〜50重量%、(B)40〜
96重量%、(C)1〜10重量%の割合で共重合して得
られる塗料用エマルジヨン組成物である。 本発明で用いられる不飽和基を有するウレタン
プレポリマーは、その構造中に脂肪族または脂環
族ポリイソシアナートに基くウレタン基を有して
いるために、特に優れた耐候性を示す。さらにウ
レタンプレポリマーは分子中に2個以上の不飽和
基を有しているために、不飽和単量体との重合過
程で分岐あるいは架橋結合を生じ、耐水性、耐薬
品性、耐溶剤性に優れた皮覆形成物を与える。 不飽和基を有するウレタンプレポリマーは、2
個以上のイソシアナート基を有する脂肪族または
脂環族ポリイソシアナート化合物と、一般式
()で示される化合物とを、イソシアナート基
と反応しない有機溶剤、例えば、芳香族炭化水素
類、エステル類、ケトン類の存在下または無存在
下で、室温または加熱して反応させることにより
得られる。また一般式()または()で表わ
される化合物を溶剤として用いることもさしつか
えない。 本発明を用いられる2個以上のイソシアナート
基を有する脂肪族または脂環族ポリイソシアナー
トとは、たとえば、1・4−テトラメチレンジイ
ソシアナート、1・6−ヘキサメチレンジイソシ
アナート、2・4・4−トリメチルヘキサメチレ
ンジイソシアナート、2・6−ジイソシアナート
メチルカプロエート等の脂肪族ジイソシアナート
類、3−イソシアナートメチル−3・5・5−ト
リメチルシクロヘキシルイソシアナート、ジシク
ロヘキシルメタン−4・4′−ジイソシアナート、
メチルシクロヘキシル−2・4−ジイソシアナー
ト等の脂環族ジイソシアナート類、およびまた
は、これらのジイソシアナート類を2個以上の活
性水素原子を有する化合物、たとえば、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリ
スリトール等の多価アルコール、または水との付
加物であるポリイソシアナート化合物が用いられ
る。ポリイソシアナート化合物の例としては
Desmodur−N(バイエル社製)、コロネートHL
(日本ポリウレタン社製)等である。 不飽和基を有するウレタンプレポリマーのもう
一方の構成々分である一般式()
【式】(ここで、R1は水 素またはメチル基、nは1〜3の整数)で表わさ
れる化合物としては、たとえば、アクリル酸2ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシルプロピ
ル、メタクリル酸2ヒドロキシエチル、メタクリ
ル酸ヒドロキシプロピル等である。 たとえば、2個以上の不飽和基を有するウレタ
ンプレポリマーは、1・6−ヘキサメチレンジイ
ソシアネートと水とから得られる、1分子中に3
個のイソシアナート基を有するDesmodur−N
(バイエル社製)とアクリル酸2ヒドロキシエチ
ルとを化学量論的に反応させると、次式の構造で
示される、不飽和基を3個有し、イソシアナート
を有しないウレタンプレポリマーが得られる。 脂肪族または脂環族ポリイソシアナート化合物
と一般式()で示される化合物の比は、イソシ
アナート基当量に対する、一般式()で示され
る化合物の水酸基当量の比が1.0〜2.0の間が好ま
しい。 この比が1.0より小さいと、得られたウレタン
プレポリマー中に未反応のイソシアナート基が残
存し、後の重合過程中に水と反応して不溶性の凝
集物を形成するために好ましくない。また、この
比が2.0を越えると、得られた皮膜の耐水性、耐
溶剤性、耐膜品性に劣るようになるために好まし
くない。イソシアナート基と活性水素基との反応
を促進するために、通常ウレタン分野で用いられ
る有機金属塩や第3級アミン類を用いてもよい。
また、ウレタンプレポリマーを得る際に、イソシ
アナート基の1部をアルコール類、ラクタム類、
オキシム類等のような活性水素含有化合物と反応
させて、当該分野で知られているブロツクイソシ
アナート化を行つてもよい。 不飽和基を有するウレタンプレポリマーの製造
の際に、熱による不飽和基の重合を防止し、また
不飽和基含有ウレタンプレポリマーの安定性を高
めるために、少量の重合禁止剤、たとえば、ハイ
ドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル、p−t−ブチルカテコール等を添加して反応
を行わせるのがよい。 不飽和基を有するウレタンプレポリマーの量
は、全不飽和化合物の量の3〜50重量%、好まし
くは5〜30重量%である。ウレタンプレポリマー
の量が3重量%未満であると、耐水性、耐候性に
優れた皮膜を形成することができない。また、50
重量%を超すと、重合物中に不溶性の凝集物の生
成が増加するために好ましくない。 一般式()で示される化合物としては、例え
ばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2
エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸
ラウリル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸2ヒドロキシエ
チル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリ
ル酸2ヒドロキシエチル、メタクリル酸2ヒドロ
キシプロピル等のアクリル酸またはメタクリル酸
のエステル類等がある。 また一般式()で示される化合物としては、
スチレン、α−メチルスチレンがある。これらの
化合物は、得られる皮膜の可撓性、耐久性、硬度
等を考慮して、1種または2種以上の混合物を40
〜96重量%の範囲で用いる。 また、本発明の第3番目の構成々分であるアク
リル酸またはメタクリル酸は、得られるエマルジ
ヨンをアルカリで増粘する性質を有しているため
に、所望する粘度にしたがつて量を決めればよい
が、全体に対し10重量%以下の量で十分であり、
また、無添加系でも本発明の目的を達成すること
ができる。 以上述べた(A)、(B)、(C)の化合物の混合物を水中
で、界面活性剤、重合開始剤の存在下で乳化し、
共重合させてエマルジヨン組成物を得る。 重合の際に不飽和化合物を水に分散させる界面
活性剤としては、ノニオン系、アニオン系、また
は両性イオン系が用いられ、中でもノニオン系ア
ニオン系の組み合せが良好であり、特に良好なの
は、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
とアルキルジフエニルエーテルジスルホン酸ナト
リウムの組み合せである。 重合を開始させるものとしては、通常当該分野
で知られている水溶性のラジカル開始剤が用いら
れ、たとえば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ
ウム等の過硫酸塩等、および過酸化水素水等があ
る。また、周知であるレドツクス系の開始剤、た
とえば、過酸化水素水−第1鉄系、過硫酸塩−チ
オ硫酸ナトリウム系等を用いて、比較的低温下で
重合を行わせてもよい。 重合を行わせる温度としては、60〜100℃が良
好であり、特に70〜90℃がよい。 エマルジヨンはアルカリ水溶液、たとえば、水
酸化ナトリウム、アンモニア水でもつて増粘する
ことができる。また、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、ポリビニルアルコールの
ような水溶性の高分子化合物を用いて増粘するこ
とも可能である。 エマルジヨンに、顔料、骨材、可塑剤、防腐
剤、消泡剤、凍結定剤、増粘剤、造膜助剤等の当
該分野で知られている各種の添加剤を加えて調整
することも可能である。 本発明で得られるエマルジヨンは塗料以外の分
野、たとえば、接着剤、紙加工用、繊維加工用等
の分野で使用してもさしつかえないものである。 次に本発明の実施例を示す。なお、実施例中の
部は重量部を示す。 実施例中で使用されるポリイソシアナート ポリイソシアネートA;1.6−ヘキサメチレン
ジイソシアナートと水とから作られた、分子中に
3個のイソシアナート基を有し、イソシアナート
基濃度が23.7%有するポリイソシアナート化合物 ポリイソシアナートB;コロネートHL(日本
ポリウレタン工業株式会社製、1・6−ヘキサメ
チレンジイソシアナートと、トリメチロールプロ
パンとから作られた、分子中に3個のイソシアナ
ート基を有し、固形分が75重量%で、イソシアナ
ート基濃度が12.5%のポリイソシアナート化合
物) ポリイソシアナートC;オレスターNP 79−
60CX(三井東圧化学株式会社製で、ジシクロヘ
キシルメタン−4・4′−ジイソシアナートと多価
アルコールとから作られた、分子中に2個以上の
イソシアナート基を有し、固形分が60重量%で、
イソシアナート基濃度が6.0%のポリイソシアナ
ート化合物) ウレタンプレポリマー 撹拌器、冷却器、温度計を備えた2リツトルの
四ツ口フラスコに、0.05%のハイドロキノンモノ
エチルエーテルを含むスチレン400部に、ポリイ
ソシアナート−Aを691部溶解したものを入れ、
窒素気流下で50℃に加熱しながら、0.005%のジ
ラウリン酸ジブチル錫を溶解したメタクリル酸2
ヒドロキシエチル510部を3時間かけて滴下し
た。その後、イソシアナート基が消失するまで加
熱を続けて、不揮発分75%の粘稠なウレタンプレ
ポリマーが得られた。 ウレタンプレポリマー と同様の方法でポリイソシアナート−Bを
792部、アクリル酸2ヒドロキシエチルを407部、
スチレンを132部用いて、不揮発分65%のウレタ
ンプレポリマーが得られた。 ウレタンプレポリマー と同様の方法でポリイソシアナート−Cを
970部、アクリル酸ヒドロキシプロピルを220部、
トルエン410部を用いて、不揮発分50%のウレタ
ンプレポリマーが得られた。 ウレタンプレポリマー 撹拌器、冷却器、温度計を備えた2リツトルの
四ツ口フラスコに、ポリイソシアナート−Aの
450部をトルエン150部に溶解させ、窒素気流下で
70℃に加熱し、48部のフエノールを含むトルエン
溶液150部を2時間で滴下した。その後、90℃に
加熱してフエノールとイソシアナート基の反応を
完結させた後、50℃まで冷却した。次いで0.05%
のハイドロキノンモノメチルエーテルを含むスチ
レン190部、メタクリル酸2ヒドロキシエチル330
部を50℃に保持した反応器へ3時間でで滴下し、
イソシアナート基が消失するまで同温度に保持し
たところ、60%の不揮発分を有するウレタンプレ
ポリマーが得られた。このウレタンプレポリマ
ーは、不揮発分当り約2.8%の加熱して遊離する
イソシアナート基を有していた。 実施例 1 ウレタンプレポリマー 92部 スチレン 253部 アクリル酸ブチル 346部 アクリル酸 29部 を混合溶解させ、次いで エマルゲン935(20%水溶液)(花王アトラス社
製) 48部 ニユーコール568(20%水溶液)(日本乳化剤社
製) 48部 ニユーコール261A(20%水溶液)(日本乳化剤社
製) 48部 蒸留水 828部 を加えて、高速撹拌下で乳化する。 撹拌器、冷却器、温度計を備えた2リツトルの
四ツ口フラスコに、乳化した混合液の1/4量を入
れて撹拌しながら窒素ガスを流し、70℃になつた
ならば、過硫酸アンモニウムの2%水溶液を21.6
部加えて、75℃まで昇温して重合させる。1時間
後に、75℃に温度を保持しながら、残りの3/4量
の乳化した混合液と過硫酸アンモニウムの2%水
溶液75.6部を3時間かけて加えた。さらに1時間
後に過硫酸アンモニウムの2%水溶液10.8部を加
え、80℃に昇温して1時間反応させると、乳白色
の不快臭のないエマルジヨンが得られた。得られ
たエマルジヨンは不揮発分40%、20℃での粘度30
センチポイズ、PH2.6で、28%のアンモニア水で
PH9に調整すると、1200センチの高粘度のエマル
ジヨンが得られた。 実施例 2 ウレタンプレポリマー 184部 スチレン 92部 アクリル酸ブチル 400部 アクリル酸 43部 を混合、溶解し、実施例1と同一条件で重合を行
つた。 実施例 3 ウレタンプレポリマー 108部 スチレン 240部 アクリル酸2エチルヘキシル 22部 アクリル酸ブチル 320部 メタクリル酸 30部 を混合、溶解し、実施例1と同一条件で重合を行
つた。 実施例 4 ウレタンプレポリマー 200部 スチレン 180部 アクリル酸2エチルヘキシル 60部 アクリル酸ブチル 340部 アクリル酸 40部 を混合、溶解し、実施例1と同一条件で重合を行
つた。 比較例 1 スチレン 276部 アクリル酸ブチル 415部 アクリル酸 29部 を混合、溶解させた後、実施例1と同一条件で重
合を行つた。 比較例 2 ウレタンプレポリマー 580部 スチレン 11部 アクリル酸ブチル 100部 アクリル酸 29部 を混合、溶解させた後、実施例1と同一条件で重
合を行つたが、重合中に塊状物を生じ撹拌不可能
となつた。 実施例1〜4、比較例1のエマルジヨンの性質
および塗膜の評価を行つた結果を表1に示す。 比較例3、4は市販アクリル酸エステル−スチ
レン系のエマルジヨンを用いた結果である。
【表】 実施例 5 ウレタンプレポリマー 138部 スチレン 180部 アクリル酸ブチル 346部 メタクリル酸メチル 73部 アクリル酸2ヒドロキシエチル 66部 アクリル酸 29部 を混合し、溶解し、その1/5量に蒸留水644部ニユ
ーコール508(日本乳化剤社製)の20%水溶液20
部、ニユーコール261A(日本乳化剤社製)の20
%水溶液40部を加えて、高速化で撹拌し乳化す
る。 撹拌器、冷却器、温度計を備えた2リツトルの
四ツ口フラスコに乳化した液を全量入れ、撹拌し
ながら窒素ガスを流し、70℃になつたならば、2
%過硫酸アンモニウム水溶液22部を加えて、75℃
まで昇温して1時間重合を行う。その後、前記の
不飽和化合物の混合液の残り全量と、ニユーコー
ル568の20%水溶液80部と2%過硫酸アンモニウ
ム水溶液70部の混合液とを、各々別々に75℃に保
持した先の重合液に3時間で加える。さらに1時
間後に、2%過硫酸アンモニウム水溶液15部、ジ
ラウリン酸ジブチル錫の5%トルエン溶液2部を
加えて、2時間反応させると乳白色の不揮発分45
%のエマルジヨンが得られた。 エマルジヨンを28%アンモニア水でPH9に調整
し、ガラス板に10ミルで塗布して150℃で30分間
加熱すると、透明の硬い皮膜が得られた。 ウレタンプレポリマーを除いた組成を用い
て、同一条件で重合を行つて得られたエマルジヨ
ンを比較例5として、塗膜の評価を行つた結果を
表2に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)(イ)1分子中に2個以上のイソシアナート基
    を含有する脂肪族または脂環族ポリイソシアナー
    ト化合物と、(ロ)一般式()
    【式】(ここで、R1 は水素またはメチル基、nは1〜3の整数)で表
    わされる化合物との反応により得られる、1分子
    中に2個以上の不飽和基を有し、イソシアネート
    基を有しないウレタンプレポリマーと、(B)一般式
    ()【式】(ここで、R2は水素また はメチル基、R3は炭素数1〜8のアルキルまた
    はヒドロキシアルキル基)および一般式()
    【式】(ここで、R4は水素また はメチル基)で表わされる不飽和化合物の1種も
    しくは2種以上の混合物と、(C)アクリル酸または
    メタクリル酸とを、(A)3〜50重量%、(B)40〜96重
    量%、(C)1〜10重量%の割合で共重合して得られ
    る塗料用エマルジヨン組成物。 2 ポリイソシアナート化合物が、1・6−ヘキ
    サメチレンジイソシアナートと水との反応により
    得られるものである特許請求の範囲第1項記載の
    塗料用エマルジヨン組成物。 3 ポリイソシアナート化合物のイソシアナート
    基の1部が、分子内の活性水素原子を1個有する
    化合物でブロツクされたポリイソシアナート化合
    物を用いる特許請求の範囲第1項記載の塗料用エ
    マルジヨン組成物。 4 分子内に活性水素原子を1個有する化合物
    が、フエノールである特許請求の範囲第3項記載
    の塗料用エマルジヨン組成物。
JP12616576A 1976-10-22 1976-10-22 Emulsion compositions Granted JPS5351232A (en)

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