JPS61237189A - 硬貨選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は自動販売機等における硬貨選別装置に関し、特
に測定センサーを設は検査硬貨による測定センサーへの
影響度を調べて、その適正を判別する電子式の硬貨選別
装置に関するものである。

（ロ）従来の技術 かかる硬貨選別装置においては検査硬貨の測定終了後上
の適正及び種類に応じて検査硬貨を振分ける処理が必要
となる。この点に関し特公昭５３−４３７９８号会報は
上下に複数の硬貨ゲートを配設して最上位のゲートによ
り正貨と偽貨を振分け、その下の硬貨ゲートにより正貨
を金庫側と硬貨パイプ側とに振分け、更に硬貨パイプ側
へ導入する硬貨はスリット等によりその種類に応じて機
構的に振分けることを開示している。

この従来技術によると硬貨の種類毎の振分けが外径に応
じた機構的な振分けであるために、信頼性や硬貨の連続
受入性などに問題がある。そのために特開昭５６−８８
５８９号公報にあるように金種毎の振分けも選別結果に
応じて硬貨ゲートを開閉すれば信頼性の向上や処理の高
速化が図れる。

ところがこの従来技術では各金種に対応した夫々の硬貨
ゲートの動作及び選別後の硬貨種類に応じた適正出力は
固定されているために汎用性に欠け、また選別処理する
硬貨種の増加にも全く対応できなかった。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 このように従来技術によると振分は処理のスピードや信
頼性の面で問題があり、また選別硬貨種の条件に応じた
フレキシブルな対応が不可能であった。

上記点より本発明は安定した振分は処理が可能で、しか
も選別硬貨種に応じての硬貨ゲートの動作及び適正出力
が設定可能な装置を提供するものである。

に）問題点を解決するための手段 本発明は、硬貨が転動する硬貨通路と、硬貨通路に配置
する測定センサーと、硬貨の通過による前記測定センサ
ーへの影響度を調べてその適正及び種類を判別する制御
装置と、硬貨通路の転動を終了した硬貨をその適正及び
種類に応じて振分けるための複数の硬貨ゲートと、その
種類に応じて振分ゆられた硬貨をそれぞれ所定の硬貨パ
イプへ導く導入路と、硬貨種類に応じて前記各硬貨ゲー
トのオン・オフを示す硬貨ゲートデータと硬貨種類に応
じた適正出力データとが予め設定されるメモリとを備え
、前記制御装置は判定した硬貨種類に応じた硬貨ゲート
データを読取って前記各硬貨ゲートのオン・オフを制御
するとともＫ、適正出力データを読取って出力するよう
にした構成である。

（ホ）作用 上記構成により、硬貨ゲートデータ及び適正出力データ
を変更することで選別する硬貨種に応じた振分けを設定
できる。

（へ）実施例 第１図は本発明に依る硬貨選別装置の正面図を示し、硬
貨投入口（１）に連通した硬貨通路（２）には、発振磁
界を形成して硬貨の通過による影響度により、硬貨の材
質或いは外径等の特性を測定する測定センサーＳ＋　、
＋　Ｓｔ　、Ｓｓを配置している。そして正貨グー）Ｃ
１６１は硬貨通路（２）より忌出した硬貨が達する位置
に配設されており、その硬貨の正偽に応じて出没し正貨
通路（８）或いは返却通路（９）へ硬貨を導入するもの
である。第２図の側面図で示すように返却通路（９）は
外カバー（１１と仕切板（１１）との間に形成され、正
貨通路（８）は仕切板αυと基板ａ２との間に形成され
ている。そして駆動ソレノイドα３の非動作詩正貨ゲー
Ｈｅは突出し正貨通路（８）を閉塞して硬貨を返却通路
（９）へ導入し、また駆動ソレノイドａ３の動作時正貨
ゲートαｅは退出し硬貨は正貨通路（８）へ導入するよ
うになっている。尚、第１図は外カバーα〔を取外した
状態を示している。更に正貨通路（８）の下方には仕切
板（１１が設けられ、仕切板ａυと住９の間には第１正
貨通路翰、仕切板αｌと基板α２の間には第２正貨通路
Ｑυが夫々形成されている。そして第３図は仕切板ａυ
を取外した状態の正面図、第４図は仕切板員を取外した
状態の正面図を夫々示す。硬貨ゲートへηは一端が枢支
されて他端には駆動腕（社）が取付けられており、通常
第１正貨通路■を閉塞しているが駆動ソレノイド（１４
１の動作にて駆動腕四が基板０３側へ退出すると第２正
貨通路■υを閉塞する状態となる。また第１正貨通路■
は硬貨ゲートα印により第１導入路（ハ）及び第２導入
路（財）に分岐形成され、そして第２正貨通路３υは硬
貨ゲー）Ｑｌにより第３導入路（ハ）及び第４導入路翰
に分岐形成されている。そして硬貨ゲー）（ＵＳｋ−１
、板材を第１導入路（ハ）及び第３導入路（至）側へ傾
斜させ更に奥行方向に偏った位置に硬貨通過スリット（
５）を設けて構成しており、仕切板Ｉに穿設した孔部（
ハ）を駆動ソレノイドａＳの動作にて出没するものであ
る。通常硬貨ゲートα稀の硬貨通過スリブ）（２７）は
第４導入路弼の上方に位置して第２導入路（２）は硬貨
ゲートα急の板材で閉塞されており、この状態では第１
正貨通路（イ）への導入硬貨は横方向に転動して第１導
入路器へ導入され、第２正貨通路（２１）への導入硬貨
は硬貨通過スリット額をぬけて第４導入路（ハ）へ落下
導入される。しかるに駆動ソレノイド（１５が動作して
硬貨グー）（１８が退出すると、硬貨通過スリット（５
）は基板ａａ側に引込み第２導入路（２）は開放される
と共に、第４導入路（ハ）は硬貨ゲートａａの板材に閉
塞され、第１正貨通路■への導入硬貨はそのまま第２導
入路（２）へ導入され、第２正貨通路Ｑυへの導入硬貨
は横方向に転動して第３導入路（ハ）へ導入される。そ
して硬貨ポー）＜１８の上方には第１正貨通路■或いは
第２正貨通路Ｉ２１）を通過する硬貨を検知する通過セ
ンサー（至）を配置している。

また仕切板αυとで第１導入路（ハ）を画成する仕切板
α９には窓部（至）を形成しており、この窓部（至）Ｋ
対応して金庫への振分はゲートである硬貨ゲート０１）
を設けている。硬貨ポー）Ｃ１ｌ）の下流には仕切板（
１１）αｌにより画成された導入路（２３Ａ）と仕切板
α２αｌにより画成された導入部（２３Ｂ）とを配置し
ている。硬貨ポー）Ｃ（１）は下流側の端部が回動自在
に支持されて、通常第５図の実線で示す位置にあって窓
部（至）を開放している。そのためこの状態では導入路
（２３Ｂ）が窓部（至）を介して導入路（ハ）と連通し
ており、ソレノイドＣ３５の作用により硬貨ポー）Ｃ３
１］が点線で示すように窓部（至）を閉塞すると、導入
路（２３Ａ）が導入路（ハ）と連通ずるようになる。こ
のように正貨通路（８）へ導入された硬貨はその種類に
応じて５通りに振分けられるが、導入路（２３Ｂ）（財
）ｃ！！１９＠へ振分けられた硬貨は所定の硬貨パイプ
へ導入され、導入路（２３Ａ）へ導入された硬貨は金庫
へ導入される。

第６図において、制御装置（至）は硬貨の通過によるそ
の特性に応じた測定センサーＳ、・Ｓ、・Ｓ。

への影響度を発振器（ロ）（至）（至）の周波数変化に
て測定し、この測定データとメそり０′ＯＫ設定してい
る判定データとを比較して硬貨の適正及び種類を判別す
る。例えば人・Ｂ＠Ｃ・Ｄ−Ｅ＠Ｆの各種硬貨を選別す
る装置では、各硬貨種ごとにセンサーＳ、・Ｓ、・Ｓ３
についての許容最大データ（ＭＡＸ値）と許容最小デー
タ（ＭＩＮ値）を判定データとして設定している。更に
メモリＧ７）ＫはＡ−Ｂ＠Ｃ−Ｄ−Ｅ−Ｆの適正硬貨を
受入れるときの硬貨ゲート指定データ及び適正出力デー
タとを設定している。

上記構成により検査硬貨が投入されてセンサーＳ、を通
過し発振器（ロ）の周波数変化により測定データを検出
すると、この測定データをセンサーＳＩに関するＡ金種
のＭＡＸ値とＭＩＮ値と順次比較し、同様ＫＢ金穫から
Ｆ金種までの各ＭＡＸ値とＭＩＮ値と順次比較する。こ
のときＡ金種ＭＡＸ値≧測定データ≧Ａ金種ＭＩＮ値が
成立する場合に、センサーＳ１の検査に関して検査硬貨
は人金種と判定する。そして検査硬貨がセンサーＳ、を
通過し発振器（至）の周波数変化により測定データを検
出すると、この測定データをセンサーＳ、に関するＡ金
種からＦ金種までの各ＭＡＸ値とＭＩＮ値と順次比較す
る。更に検査硬貨がセンサーＳ３を通過し発振器（至）
の周波数変化により測定データを検出すると、この測定
データをセンサーＳ３に関する人金種からＦ金種までの
各ＭＡＸ値とＭＩＮ値と順次比較する。このセンサーＳ
１、Ｓ、についての各測定データも夫々人金種のＭＡＸ
値とＭＩＮ値の間にあると、検査硬貨は適正なＡ種硬貨
と判定する。

このようにして検査硬貨がＡ種硬貨と判定すると、メモ
リ０ηからＡ種硬貨についての硬貨ゲート指定データ１
１１０を読出す。硬貨ゲート指定データは硬貨ゲートα
ｅαηα８）Ｇυを駆動する各ソレノイドｕ３α４（１
５］Ｇ２の動作成いは非動作を１ビツトの１”或いはＯ
”で示している。したがって制御装置（至）がボートＰ
０の０から３までの出力端子に１１１０をセットすると
、硬貨ゲート（１６１（１７）Ｃ１ｌｌがＯＮして検査
硬貨はＡ種硬貨の導入路（２）に導かれる。Ｂ種硬貨に
関する硬貨ゲート指定データ１０１０をポー）Ｐａにセ
ットすると、硬貨ポー）（ｌＥ９（１８がＯＮして検査
硬貨はＢ種硬貨の導入路（至）に導かれる。

０種硬貨に関する硬貨ゲート指定データ１０００をボー
トＰ０にセットすると、硬貨ポー）（１１１９がＯＮし
て検査硬貨は０種硬貨の導入路（ハ）に導かれる。

またＤ種硬貨に関する硬貨ゲート指定データは１１０１
であるが、この場合は先ずボートＰ０に１１００をセッ
トして硬貨ゲート翰αηをＯＮｔ、導入路＠へ硬貨を導
く。そして硬貨が導入路のに移動する過程で硬貨ゲート
αｅを通過し通過センサー翰も通過終了して波形整形回
路田の出力がＬ”レベルから”Ｈ”レベルに切換わると
、ボートＰ。

ＫＯＩＯＩをセットして硬貨ゲートαｅをＯＦＦして硬
貨ポー）Ｃ３１１をＯＮＬ、、検査硬貨を導入路（ハ）
から導入路（２３Ａ）に導く。このように２回に分けて
硬貨ゲートの開閉を制御することで、長時間に亘って同
時にソレノイドα３（１４１ｃ１３が動作することがな
くなり電源部の小型化が図れる。こうして導入路（２３
Ａ）へ導かれるＤ種硬貨は最終的には金庫へ導入される
。そのため導入路（２３Ａ）に導く硬貨は釣銭に使用し
ない金種で且つ、投入硬貨の返却時にも他の硬貨種で代
用がきくものでなければならない。Ｅ種硬貨に関する硬
貨ゲート指定データ１１００をボートＰｏ　ｔｔｃセッ
トすると硬貨ゲーＨ６αηがＯＮＬ、検査硬貨は導入路
（ハ）へ導かれ更に窓部（至）を通って導入路（２３Ｂ
）へ導かれる。検査硬貨の振分は後、ＯＮしている硬貨
ゲートαηα８ＧυをＯＦＦするタイミングは、硬貨の
通過終了により通過センサー翰がＯＮからＯＦＦとなり
、波形整形回路（至）の出力が切換わってから所定時間
後に設定している。

制御装置（至）の出力ポートＰＩの０から５までの出力
端子は正貨の適正出力端子に設定しており、０から４ま
での各出力端子は人種硬貨からＥ種硬貨まで罠対応させ
ている。そしてメモリにはＡｌｌ硬貨の適正出力データ
として１ｏｏｏｏｏが設定されており、制御装置（至）
は検査硬貨を人種硬貨と判定するとこの適正出力データ
を出力ポートＰＩにセットすることで人種硬貨の適正出
力を行なう。

同様にＢ−ＣφＤ＠Ｈの各種硬貨についても、夫々の適
正出力データをメモリ（至）から読取って出力ポートＰ
、にセットすることで適正出力を行なう。

本発明は、硬貨種類に応じての硬貨ゲートの動作及び適
正出力をデータとしてメモリ（ロ）に設定するために、
使用条件に７レキシプルに対応可能な硬貨選別装置が提
供される。例えば我−においての選別硬貨種類は￥１０
・￥５０・￥１００・￥５００の４種類であるが、この
場合Ａ１１Ｂ１１Ｃ・Ｅに対応させてこれら硬貨を導入
路（財）＠（ハ）（２３Ｂ）へ導き所定の硬貨パイプへ
導入するものである。

そして将来新たな硬貨種類が出現したときにはＤ種硬貨
として、メモリｃ３７）にはセンサーＳ、・Ｓ。

・Ｓ、についての許容最大データ（ＭＡＸ値）と許容最
小データ（ＭＩＮ値）を判定データとして設定する。し
たがってこの新硬貨種が投入されて、センサーＳ１　　
・Ｓ！　・Ｓｌによる測定データがこれら判定データを
満足する場合、制御装置（至）は硬貨ゲート指定データ
１１０１により新硬貨種を金庫へ導くとともに、適正出
力データ０００１００によりボートＰ、の出力端子４か
ら適正出力する。

また振分は硬貨種類の多い外国にて使用する場合にも容
易に対応できる。即ち、本例では４種類の硬貨について
は選別後適正であれば夫々所定の硬貨パイプに導入可能
であるが、仕向地に応じて釣銭として払出さなければな
らない４通りの硬貨種を選定してＡ・Ｂ−Ｃ＠Ｈの各硬
貨種に対応させ、釣銭として払出す必要性の少い硬貨種
をＤ種硬貨とするものである。この場合、メモリ０７）
の各判定データは選別する硬貨の特性に応じて設定しな
ければならない。また本例はボートＰ１の６通りの出力
端子を適正出力端子に設定しているために、Ｄ種硬貨の
他にＦ種硬貨も金庫へ導入してボートＰ、の出力端子５
から適正出力することが可能である。この場合メモリ６
ηにはＦ種硬貨についてその判定データと共に、硬貨ゲ
ート指定データとしてＤ種硬貨と同様１１０１を設定し
、且つ適正出力データＫＯＯＯＯＯＩを設定する。

更に本発明に依ると、硬貨だけに限らず成る限定された
範囲の下で所定の価値を持つように設定されたメタル等
の乱造硬貨にも対処できる。この場合乱造硬貨をＤ種硬
貨にして硬貨ゲート指定データを１１０１に設定するこ
とで、乱造硬貨は金庫へ導くものである。適正出力デー
タについてはその価値に応じて設定するものであるが、
例えば価値が１０円であれば１０円設定の人種硬貨と同
様１０００００に設定すれば１０円投入時と同じ適正出
力を生じる。また乱造硬貨の価値が６０円であれば適正
出力データを１１００００に設定して、１０円硬貨及び
５０円硬貨に対応して夫々適正出力を生じるボートＰ、
の出力端子０．１から同時に適正出力を発生するように
すれば、（１０円＋５０円）で６０円が示される。しか
して乱造硬貨の価値が１０円未満であったり、または１
０円硬貨から５００円硬貨までの各適正出力の組合わせ
で対処できない場合は、この乱造硬貨をＤ種或いはＦ種
硬貨に対応させて適正出力データを設定すればよい。

またある種の偽貨が出回った場合、従来このような偽貨
は返却するのが一般的であるが、これでは不正を行って
いるものにとっては実損がないし、返却された偽貨を他
の硬貨選別装置に投入して不正を成功させるかもしれな
い。本発明の硬貨選別装置に依ると、このような場合、
偽貨を返却しないで受入れるが適正出力は発生しないよ
うにすることができる。即ち、このある種の偽貨に対し
てＤ種硬貨或いはＦ種硬貨として判定データを設定し、
硬貨ゲート指定データを１１０１に設定することで、制
御装置は検査硬貨がある種の偽貨であることを判定する
と、この偽貨を金庫に没収するものである。そして適正
出力データをｏｏｏｏ。

Ｏに設定すればこの偽貨を取込んでも適正出力は発生し
ない。

上記した如く本発明に依れば、硬貨種類に応じてメモＩ
ＪｃＩηの硬貨ゲート指定データ及び適正出力データを
変更することで、使用条件に応じてフレキシブルに対応
可能な硬貨選別装置を提供するものである。したがって
メモリｔ３ηをＲＡＭのように書換え可能なメモリで構
成する場合は所定の入力装置にてこれらデータを設定す
るが、ＲＯＭのよ５に書込みができないメモリで構成す
る場合は、変更すべきこれらデータを予め設定している
メモリと交換するものである。

（ト）発明の効果 本発明に依ると、硬貨種類に応じての硬貨ゲートの動作
及び適正出力をデータとしてメモリに設定しておき、硬
貨の判定結果によりこれらデータに基づく硬貨の振分は
処理及び適正出力を行うものである。そのため選別硬貨
種に応じて硬貨ゲートデータ及び適正出力データを設定
することで、任意の選別条件とすることができる。した
がって選別硬貨種の変更及び増加に容易に対処できるば
かりか、乱造硬貨も受入れ可能な硬貨選別装置が提供さ
れる。そして硬貨ゲートデータを所定の受入モードに設
定し、且つ適正出力データをＯ”設定にすれば効果的な
偽貨対策となる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明による硬貨選別装置の正面図、第２図は
要部の側断面図、第３図は外カバーと仕切板を取外した
状態の要部正面図、第４図は更にもう１枚の仕切板を取
外した状態の要部正面図、第５図は硬貨ゲー）Ｃ３１）
付近を示す平断面図、第６図は本発明の構成を概略的に
示して動作を説明する図である。 （２）・・・硬貨通路、　ａｅａηα帽・・硬貨ゲート
、　（ハ）・・・制御装置、　（１７）・・・メモリ、
　Ｓ、・Ｓ、・Ｓ、・・・測定センサー。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　　佐　野　静　夫 第１図 第２図 第５図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、硬貨が転動する硬貨通路と、該硬貨通路に配置する
   測定センサーと、硬貨の通過による前記測定センサーへ
   の影響度を調べてその適正及び種類を判別する制御装置
   と、硬貨通路の転動を終了した硬貨をその適正及び種類
   に応じて振分けるための複数の硬貨ゲートと、その種類
   に応じて振分けられた硬貨をそれぞれ所定の硬貨パイプ
   へ導く導入路と、硬貨種類に応じて前記各硬貨ゲートの
   オン・オフを示す硬貨ゲートデータと硬貨種類に応じた
   適正出力データとが予め設定されるメモリとを備え、前
   記制御装置は判定した硬貨種類に応じた硬貨ゲートデー
   タを読取つて前記各硬貨ゲートのオン・オフを制御する
   とともに、適正出力データを読取つて出力するようにし
   た硬貨選別装置。