JPS61231483A - 原子炉 - Google Patents

原子炉

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JPS61231483A
JPS61231483A JP60073819A JP7381985A JPS61231483A JP S61231483 A JPS61231483 A JP S61231483A JP 60073819 A JP60073819 A JP 60073819A JP 7381985 A JP7381985 A JP 7381985A JP S61231483 A JPS61231483 A JP S61231483A
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加藤 監治
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博見 丸山
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、軽水減速型原子炉に係シ、特に炉心内の場所
によシ燃料棒密度を変えて高燃焼度を得、燃料の有効利
用を図る軽水減速型原子炉に関するつ〔発明の背景〕 軽水減速型原子炉(以下、軽水炉という)での燃料物質
の利用方式は、ワンススル一方式と再処理リサイクル方
式とに大別される。ワンススル一方式では、原子炉は濃
縮ウランを用い、原子炉から取シ出された使用済燃料棒
に含まれている燃料物質のどの成分も、軽水炉で再利用
しない(リサイクルされない)方式である。この方式は
、燃料再処理の費用がウラン濃縮の費用を上回っている
場合には、燃料サイクル費の点で有利な方法である。一
方、再処理リサイクル方式は、使用済燃料棒に含まれて
いる燃料物質を再処理して新たな燃料棒を作シ、その燃
料棒を軽水炉内に装荷して燃料物質を再利用するもので
ある。
ワンススル一方式で燃料物質の有効利用を図る1つの方
法は、燃料集合体からの取出し燃焼度を大きくする、す
なわち高燃焼度を実現することである。燃料集合体は、
多数の燃料棒によシ構成されている。高燃焼度を達成す
るには、濃縮ウランの濃縮度を高くする必要があるが、
濃縮度が高くなると、次のような問題が生じる。新燃料
集合体の濃縮度が高くしかも燃料集合体の取出燃焼度が
大きい九めに、軽水炉の炉心内には、中性子無限増倍率
の大きく異なる燃料集合体が混在し、各燃料集合体の出
力分担割合に差が生じて出力ミスマツチが大きくなり、
出力ビーキングが増大する。
また濃縮度の増加に伴ない燃焼初期で制御しなければな
らない余剰反応度が増失し、従来のガドリニア入シ燃料
棒を使った燃料集合体では、ガドリニア入シ燃料棒を多
くする必要がある。
一方、ウラン資源の有効利用の観点から、ウラン238
から核分裂物質(プルトニウム239)への転換を良く
シ次軽水炉が提案されている。
[原子核技術J (Nucl、 Technol、、 
59 、212(1982年))におけるQldekO
pらによる「改良された燃料利用方法を用いる改良加圧
水屋原子炉の概略的特徴J ”Qeneral fea
tures of advancedpressuri
zed water reactors with i
mprovedfuel utilization’と
題する文献では、軽水炉の炉心間での水対燃料体積比を
従来の20から0.5まで下げて、中性子の平均エネル
ギーを高め、プルトニウム転換率を0.9以上にした炉
心が示されている。この水対燃料比0.5を実現する構
造として、稠密格子構造を用いている。この例も含めて
、従来の高転換軽水炉では、炉心から取出された使用済
の燃料集合体を再処理して炉心にリサイクルし、燃料物
質の有効利用を図るもので1、燃料再処理や再加工等の
燃料サイクルが完結している必要がある。      
     ゛〔発明の目的〕 本発明の目的は、炉心が燃料棒密度の異なる複数の領域
に分割された原子炉において、炉心の線出力密度分布を
平坦化し省ウランと高燃焼度とを達成した効率的な軽水
炉を提供することであ石。゛〔発明の概要〕     
          □発明者らは、先に、上記従来技
術の欠点を解消し、ワンススル一方式で高燃焼度を達成
しなから省ウランを実現する炉心を開発し友。この先行
発明は、本発明の基礎となったものであるから、その概
略を次に述べて、本発明理解の助けとする。
この炉心は、径方向に燃料棒密度を変化させた領域を設
置し、燃料をその寿命中に燃料棒密度の高い領域から低
い領域にシャラフリングして、燃料の有効利用を図るも
のである。第7図にその炉心構成の概念を示した。図中
nは炉心で、121゜122.123.・・・、12N
は燃料棒密度の異なる径方向領域である。以下では、燃
料棒密度に対応するパラメータとして水素対ウラン原子
数比H/Uをとりあげることにする。二股に燃料棒密度
が高い領域ではH/Uは小さくなシ、低い領域では逆に
大きくなる。    − 第8図は、第7図に示した各領域における中性子増倍率
の変化を表わしている。さて、121領域における水素
対ウラン原子数比を31%同様に12N領域においてa
mとして、 al (Ht <as <・・・・・・・・・((l 
M   ・・・q)とする。ここでa’lは現行の軽水
炉の水素対ウラン原子数比(約5.0)よシも小さい値
で、aHは逆に大きな値となっている。新燃料は最初1
21領域に装荷され% ’ E 1まで燃焼する。ここ
で次の122領域に移し替えられE2まで燃焼する。さ
らに順々に領域を移し替えられて、燃焼度ENで炉外に
取9出される。
このように、燃料の寿命の前半には、転換比が高く水素
対ウラン原子数比の小さい領域に燃料を配置して、プル
トニウムの蓄積を図り、後半には、水素対ウラン原子数
比の大きい領域に配置すると、蓄積し九核分裂性物質を
効率よく燃焼させることが可能になる。言いかえると、
新燃料は、中性子スペクトルがハードで転換比は高いが
中性子増倍率が低くなる領域に配置し、燃焼の進んだ燃
料は、中性子スペクトルがソフトで転換比は低いが中性
子増倍率が高くなる領域に配置すると、余剰反応度を制
御し出力イスマツチを低減すると共に、中性子経済を向
上させなから省つランヲ央現できる。
第9図に、水素対ウラン原子数比をパラメータにし友場
会の燃焼度に対する転換比の変化を示す。
水素対ウラン原子数比を約1.0まで下げると、30G
wd/を燃焼し次後にも、新燃料の95%程度の核分装
性物質が残ることになシ、燃料の有効利用度が高いこと
がわかる。
第10図に燃料棒密度を2領域とした炉心に装荷された
燃料の中性子増倍率変化を、同一濃縮度で従来の1領域
炉心に装荷した場合と比較して示す。2領域炉心では、
前述し友ように燃焼初期におけるプルトニウム蓄積、燃
焼末期におけるスペクトルシフトの効果により、原理的
には、同一の臨界条件で取出燃焼度が1.5倍程度増太
しくE。
→Eb)、30%以上の省ウランが実現する。
第11図に燃料棒密度を2領域とした場合の炉心構成の
1例を示す。この例は、六角形の燃料集合体の場合を示
している。図中、集合体人を含む27領域は燃料棒密度
の高い領域、集合体Bを含む28領域は燃料棒密度の低
い領域になっている。
以上が先行発明の概要である。
さて、このような燃料棒密度の異なる領域を有する炉心
の出力分布(燃料の線出力密度分布)を平坦化すること
は従来技術及び先行発明では難しい。炉心の燃料健全性
上は、出力密度分布よシも線出力密度分布を平坦化する
ことが望ましい。従来は、出力密度分布を平坦化するこ
とがただちに線出力密度平坦化にりなかつ次が、燃料棒
密度が異なる領域が存在する場合にはそうはならない。
第12図に2領域炉心の出力分布を示す。従来の3領域
装荷(特許824747号)等の技術を使って、図のよ
うに出力fs度分布を平坦化しても、炉心の2つの領域
で燃料棒密度が異なる場合には、線出力密度分布は平坦
化されない。図の例では28領域の燃料棒密度が27領
域より低い几めに、同一の出力密度を実現しても、28
領域の線出力密度が不連続に増大してしまう。
このような2領域炉心で線出力密度分布を平坦化するに
は、第13図に示すように出力密度分布を階段状に変化
させる必要が生じる。このような階段型の出力密度分布
が得られて初めて線出力密度分布の平坦化が実現する。
従来の出力分布平坦化法は燃料棒密度が1領域の炉心を
対象とし次もので、前述した複数領域を対象に階段型の
出力密度分布平坦化を実現する技術は開発されていなか
った。従って、先行発明の炉心においても炉心の線出力
密度分布の平坦化が実現せず、第12図のような分布に
なった場合には、熱的制限から出力密度を相対的に低減
せざるを得なくなシ、前述の高燃焼度化と省ウラン効果
とが損なわれる結果になる。
そこで本発明は、燃料棒密度が径方向多領域において異
なる炉心において、炉心の径方向線出力密度分布を平坦
化した炉心構成を実現し、省ウランと高燃焼度とを達成
した効率的な軽水炉を提供することを目的としてなされ
友ものである。
本発明では、燃料棒密度が径方向に異なる領域を有する
炉心において、水素対ウラン原子数比を(H/U ) 
t < (H/U ) 2<・・・<(H/U) +(
・・・< (H/U)n・・・・・・・・・(2) 1〜n:領域の番号 とした時に% i領域(i=2・・・・・・n)のj領
域(j=i−13に接する部分領域の平均中性子無限増
倍率K。o’t”を領域およびj領域平均のK。0よシ
も低くしである。または、i領域のj領域に接する部分
領域を、中性子を吸収する減速材領域とする。さらに、
部分領域を除く各領域内では径方向外側になるほど平均
的にK。0を高くする(ただし炉心最外周は中性子の漏
れを低減させる九め、Kooを低くする場合がある)n このような炉心構成にすると、前述した階段型の出力密
度分布が得られ、第13図の如く、炉心の線出力密度分
布が平坦化することになる。このXOOの高低は、燃料
の燃焼度によって決まるので、燃焼度に応じて燃料を適
切に配置することによシ、前述したKoa分布が実現さ
れる。
〔発明の実施例〕
次に、本発明の詳細な説明するが、それに先立ち、本発
明を適用すべき加圧水型原子炉の構造について述べる。
第14図において、加圧水型原子炉1は、炉心を内部す
る原子炉圧力容器2を備えている。原子炉容器2は、そ
の壁面に入口ノズル3及び出口ノズル4を有し、頂部に
密閉蓋5を設置しである。
実質的に円筒形の炉心シュラウド6は、密閉蓋5近くに
ある原子炉圧力容器2のたなに吊下げられている。炉心
シュラウド6の下方内部にはバッフル7が取付けられて
いる。燃料集合体A及びBの下端部を収容するための穴
を設けた下部炉心支持板8が、炉心シュラウド6の下端
に取付けられる。
燃料集合偉人及びBの上端部を収容するための穴を設け
た上部炉心支持板9が、複数の支柱10によって太い梁
のある上部支持板11に支持されている。複数の案内筒
26が、上部支持板11と上部炉心支持板9との間に配
置されている。案内筒26には開口33か設けられてい
る。
炉心12は、炉心シュラウド6内の下部に構成され、多
数の燃料集合偉人及びB1及び筒状の仕切シ部材13か
らなっている。仕切シ部材13は、ジルカロイ(ジルコ
ニウム合金)で作られている。
本実施例では、炉心12は、仕切シ部材13で、それよ
り内側の中央領域27とそれより外側の周辺領域28の
2領域に分割されている。燃料集合偉人は、仕切シ部材
13内の中央領域27にそれぞれ配置され、燃料集合体
Bは仕切9部材13外の周辺領域28にそれぞれ配置さ
れている。
燃料集合偉人は、第15図及び第16図に示すように、
複数の燃料棒15、下部タイプレート16、上部タイプ
レート、17及びスペーt18を備えている。21は、
ハンドルである。下部タイプレート16及び上部タイプ
レート17は、正六角形である。燃料棒15は、その両
端が下部タイプレート16及び上部タイブレー)17に
それぞれ保持されている。下部タイプレート16は、内
側に円筒部16Aを有し、その円筒部16Aが外側の円
筒部16Cに放射状に配置された複数の連結板16Bで
結合されている。燃料棒15は、第16図に示すように
正六角形になるように配置されている。燃料棒15のう
ちの何本かはタイロッド15Aとして機能している。タ
イロッド15Aの両端は、下部タイプレート16及び上
部タイプレート17を貫通している。タイロッド15人
の下端にはナツト19が取付けられ、タイロッド15A
の上端には締付ナツト20が取付けられている。これら
のタイロッド15Aによって下部タイプレート16と上
部タイプレート17が連結されている。燃料棒15(タ
イロッド15Aも含む)は、密封されたジルカロイ製の
被覆管内に燃料ベレットを充填し次ものである。燃料ペ
レット内には、濃縮されたウラン235が核分裂性物質
としてAている。燃料棒15の束の軸方向には、複数の
スペーt18が配置されている。スペーサ18は、隣接
している燃料棒15相互の接触を防止し、それらの燃料
棒15相互間に冷却水が流れる通路を確保するものでる
る。
燃料果合体Bは、第17図及び第18図に示すように、
複数の燃料棒15及び可燃性毒物棒15B1下部タイプ
レート23、上部タイプレート24及びスペーサ25を
備えている。燃料集合体Bにおいても、燃料集合偉人と
同様に、複数の燃料棒15の一、部分であるタイロッド
15Aによって下部タイプレート23及び上部タイプレ
ート24が連結されている。下部タイプレート23は、
内側に円筒部23Aを有しておシ、その円筒部23Aが
外側の円筒部23Cに放射状に配置された複数の連結板
23Bで結合されている。燃料棒15及び可燃性毒物棒
15Bの両端は、下部タイプレート23及び上部タイプ
レート24に保持されている。燃料棒15(タイロッド
15Aを含む)は、燃料集合体Aのそれと同一構成であ
る。可燃性毒物棒15Bは、密封され次被覆管内に、減
速材である水素化ジルコニウムと可燃性毒物であるガド
IJ ニアの混合物を充填し友ものである。可燃性毒物
棒15Bの水素化ジルコニウム及びガドリニアの濃度分
布は、その軸方向に一様である。スペーサ25は正六角
形であって、各々のタイプレートに保持されている燃料
棒を正六角形状に束ねている。スペーサ25は、軸方向
に複数個配置され、燃料棒相互間の接触を防止している
。可燃性毒物棒15Bの代シに、燃料棒15のU O2
ペレツト内にガドリニアを混入し次ものを、燃料集合体
B内に配置してもよい。
燃料集合体Bにおける隣接している燃料棒相互間の距離
(ピッチ)は、燃料集合偉人におけるそのピッチよりも
大きい。すなわち、燃料集合体Bを構成している燃料棒
の本数は、燃料集合偉人におけるその本数よりも少ない
。下部タイプレート16及び23と上部タイプレート1
7及び24の水平断面(燃料集合体の軸に垂直な方向の
断面)の断面積は、すべて等しい。
燃料集合体Aの円筒部16人及び燃料集合体Bの円筒部
23Aが、下部炉心支持板8の前述し九人内に挿入され
る。そして、燃料集合偉人の円筒部16c及び燃料集合
体Bの円筒部23Cが、下部炉心支持板8上に設置され
る。燃料集合偉人の上部タイプレート17の上部17A
及び燃料集合体Bの上部タイプレート24の上部24A
が、上部炉心支持板9の前述し九人内に挿入される。こ
のようにして燃料集合体A及びBが、下部炉心支持板8
及び上部炉心支持板9に保持される。中央領域27内に
おいて、隣接している燃料集合偉人の下部タイプレート
16及び上部タイプレート17は、それぞれ接触してい
る。中央領域27の最外周に位置している燃料集合偉人
の下部タイプレート16及び上部タイプレート17は、
仕切シ部材13の内面に接している。周辺領域28にお
いても、隣接している燃料集合体B同士は、下部タイプ
レート23及び上部タイプレート24が接している。周
辺領域28の最も内側に位置している燃料集合体Bは、
下部タイプレート23及び上部タイプレート24が仕切
り部材13の外面に接している。
加圧水型原子炉は、流体圧力で作動する制御棒駆動機構
29を備えている。制御棒駆動機構29の構成は、米国
特許第3607629号明細書に示されているものと同
じである。制御棒駆動機構29は、アダプタ管31の上
部フランジ32に取付けられる。アダプタ管31は、密
閉蓋5を貫通するとともに密閉蓋5に溶接で取付けられ
ている。制御棒駆動機構29の下端に、第19図に示す
制御棒34が着脱可能に取付けられる。制御棒34は、
案内筒26内を上下動する。制御棒駆動機構29は、制
御棒34を燃料集合偉人及びBの中に挿入しまたは引抜
く操作を行う。なお、35は本体、36は支持部材、3
7は中性子吸収棒でちる。
さて、第1図に示した本発明の一実施例は、燃料棒密度
を2領域で変化させた炉心の例であシ、内側27領域の
燃料棒密度は外側28領域よシ高くなっている。ここで
は六角格子型の燃料集合体を用いている。第2図は、同
様な2領域炉心で正方格子型の燃料集合体を用いた例で
ある。図中、27領域に接する28領域の中の円環状の
領域の燃料集合体(L、)の平均にカは、27領域およ
び28領域の燃料集合体の平均に■よυも低くなってい
る。また最外周の燃料集合体(○印)は、中性子の漏れ
を低減させるために、平均KQoがやはり27.28領
域の平均Kooよりも低くなっている。第3図に、この
2領域炉心の半径方向のKo。
分布及び出力密度、線出力密度分布を示す。図中、Lで
示した領域は、第1,2図に示しfcKoaの低い燃料
集合体に対応している。27領域に接する28領域の最
内側の円環状の部分領域のK。0を他より低くシ、その
他の領域では、最外周を除いて炉の径方向外側にいくほ
どK。0が平均的に高くなるよう燃料集合体を配置する
。その結果、第3図に示すような階段型の出力密度分布
が実現し、燃料棒密度が異なる領域が存在しても線出力
密度分布を平坦化できる。具体的な燃料配置は、燃料の
燃焼度に応じて目標のK。0分布を実現するように行な
えばよい。例えば第3図の例では、Lと示した領域及び
最外周には、28領域の中で最も燃焼の進んだ燃料集合
体を配置すればよい。
多領域炉心においてもまったく同様な方法で線出力密度
分布を平坦化できる。第4図は、径方向を3領域に分割
し、内側から外側にいくほど燃料棒密度を低くした炉心
である。図中、27領域に接する28領域の最内側の燃
料集合体(L) 、28領域に接する28A領域の最内
側の燃料集合体(L)の平均K。oは、それぞれ27,
28.28&領域の燃料集合体の平均K。0よシも低く
なっている。第5図に、この3領域炉心の半径方向のK
分布及び出力密度、線出力密度分布を示した。第3図の
場合と同様に階段型の出力密度分布が実現しておシ、燃
料棒密度の異なる領域が多数存在1ても炉心内の線出力
密度分布゛を平坦化できる。
基本的には、燃料棒密度の大きい領域の最外周の燃料の
Kooを高く、となシ合う燃料棒密度の小さい領域の最
内周の燃料のKooを低くすることによシ、境界での中
性子フラックスの変化を非常に大きくして出力密度をデ
ィスクリートに近く変化させることが可能である。この
Kooの低い燃料を装荷する領域は、原理的には、減速
材または構造材等で置き換えることも可能である。しか
し、その場合には、Kooの低い燃料をよυ高燃焼度ま
で燃やせるという経済的なメリットは失うことになる。
第6図に、いわゆるアイランド屋と呼ばれる多領域炉心
に本発明を適用した例を示す。ここでは炉心内に7ケ所
設けたアイランド領域27の燃料棒密度が他の領域28
よシも高くなっている。このような炉心に対しては、ア
イランド領域を取シ囲む燃料集合体(L)の平均K。0
を他の領域に比べて低くすることによシ、第3図、第5
図に示したような階段型の出力密度分布が局所的に実現
し、炉心内の燃料の線出力密度分布を平坦化できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、炉心が多領域に分割され、それぞれの
領域で燃料棒密度が、異なる場合にも、従来の1領域炉
心の場合と同様に、炉心の線出力密度分布を平坦化する
ことが可能となる。その結果、一定の熱的制約条件下で
高い出力密度が得られ、高燃焼度で省ウランの原子炉が
実現する。
2領域炉心の場合、取出燃焼度は約1.5倍程度になり
、30%以上の省ウランが達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による線出力密度分布の平坦化法を採用
した六角格子型2領域炉心の水平方向断面図、第2図は
同じく正方格子型2領域炉心の水平方向断面図、第3図
は本発明の2領域炉心半径方向の中性子無限増倍率、出
力密度、線出力密度分布を示す図、第4図は本発明の3
領域炉心を示す炉心水平方向断面図、第5図は第4図実
施例の3領域炉心半径方向の中性子無限増倍率、出力密
度、線出力密度分布を示す図、第6図は本発明のアイラ
ンド型炉心を示す水平方向断面図、第7図は本発明の対
象となる炉心構成の概念を示す炉心水平方向断面図、第
8図は燃料の燃焼度に対する中性子無限増倍率の変化を
示す図、第9図は水素対ウラン原子数比をノ〒ラメータ
にしキ燃焼度に対する転換比の変化を示す図、第10図
は2領域炉心と1領域炉心の中性子無限増倍率の変化を
比較し九図、第11図は2領域炉心の具体例を示す炉心
水平方向断面図、第12図及び第13図は2領域炉心の
半径方向出力密度分布、燃料の線出力密度分布について
それぞれ出力密度を平坦化した場合と線出力密度を平坦
化した場合を現わす図、第14図は本発明の好適な一実
施例で第1図の炉心を有する加圧水型原子炉の縦断面図
、第15図は第1図の中央領域に装荷される燃料集合体
の側面図、第16図は第15図のx−x断面図、第17
図は第1図の周辺領域に装荷される燃料集合体の側面図
、第18図は第1.7図のY−Y断面図、第19図は制
御棒の斜視図である。 1・・・加圧水型原子炉、2・・・原子炉容器、3・・
・入口ノズル、4・・・出口ノズル、5・・・密閉蓋、
6・・・炉心シェラウド、7・・・バッフル、8・・・
下部炉心支持板、9・・・上部炉心支持板、10・・・
支柱、11・・・上部支持板、12・・・炉心、13・
・・仕切シ部材、15・・・燃料棒、16・・・下部タ
イプレート、17・・・上部タイプレート、18・・・
スペーサ、19・・・ナツト、20・・・締付ナツト、
23・・・下部タイプレート、24・・・上部タイプレ
ート、25・・・スペーサ、26・・・案内筒、27・
・・中央領域、28・・・周辺領域、29・・・制御棒
駆動機構、31・・・アダプタ管、32・・・上部7ラ
ンジ、33・・・開口、34・・・制御棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炉心が複数の領域に分割され、各領域の水素対ウラ
    ン原子数比(H/U)_1が (H/U)_1<(H/U)_2<・・・<(H/U)
    _1<・・・<(H/U)_nの如く異なる原子炉にお
    いて、第i領域の第j(j=i−1)領域に接する部分
    領域にある燃料の平均中性子無限増倍率を第i領域及び
    第j領域にある燃料の平均中性子無限増倍率よりも低く
    したことを特徴とする原子炉。 2、特許請求の範囲第1項において、炉心各領域を半径
    方向に円環状領域とし、前記部分領域を除いた各領域内
    で燃料の中性子無限増倍率を半径方向外側ほど高くした
    ことを特徴とする原子炉。 3、特許請求の範囲第2項において、炉心最外周領域の
    燃料の中性子無限増倍率を各領域平均の燃料の中性子無
    限増倍率よりも低くしたことを特徴とする原子炉。 4、上記特許請求の範囲のいずれか一項において、第1
    領域の第j領域に接する部分領域を減速材または構造材
    または減速材と構造材で置き換えたことを特徴とする原
    子炉。 5、炉心を複数のアイランド領域とそれを取囲む周囲領
    域とに分割し、各アイランド領域の水素対ウラン原子数
    比(H/U)_1を (H/U)_1≦(H/U)_2≦・・・≦(H/U)
    _1≦・・・≦(H/U)_nの如くした原子炉におい
    て、周辺領域の各アイランド領域に接する部分領域にあ
    る燃料の平均中性子無限増倍率をそのアイランド領域及
    び周辺領域にある燃料の平均中性子無限増倍率よりも低
    くしたことを特徴とする原子炉。 6、特許請求の範囲第5項において、前記部分領域を減
    速材または構造材または減速材と構造材で置き換えたこ
    とを特徴とする原子炉。
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