JPS61230623A - 磁気記録媒体の製造方法およびカレンダ−装置 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法およびカレンダ−装置

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JPS61230623A
JPS61230623A JP7221585A JP7221585A JPS61230623A JP S61230623 A JPS61230623 A JP S61230623A JP 7221585 A JP7221585 A JP 7221585A JP 7221585 A JP7221585 A JP 7221585A JP S61230623 A JPS61230623 A JP S61230623A
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JP
Japan
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magnetic recording
recording medium
roll
calendering
rolls
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JP7221585A
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English (en)
Inventor
Takahito Miyoshi
孝仁 三好
Masaaki Fujiyama
正昭 藤山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/22Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
    • B29C43/24Calendering

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、磁気記録媒体のカレンダー処理方法およびカ
レンダー装置に関するものである。さらに詳しくは本発
明は、シート状磁気記録媒体を複数のカレンダーロール
を用いてカレンダー処理する方法の改良およびその方法
の実施に適したカレンダー装置に関するものである。
[発明の技術的背景コ オーディオテープ、ビデオテープなどシート状磁気記録
媒体は、支持体と該支持体上に付設された磁気記録層と
からなる基本構造を有するものである。この磁気記録層
は、一般に磁性体粒子とバインダーとを含む塗布液を支
持体上に塗布したのち、磁気配向処理と乾燥処理などを
行なうことにより形成される。このように形成された磁
気記録層の表面はかなり平滑度の高いものである。しか
しながら磁気記録層の表面の平滑度は、得られる磁気記
録媒体の電磁変換特性、たとえば再生出力などに大きな
影響を与えるため、形成された磁気記録層表面の平滑度
を更に向上させる目的で、一般にその磁気記録媒体はカ
レンダー処理されている。また、このカレンダー処理は
磁気記録層の磁性体粒子の充填度を高める目的も有して
いる。このカレンダー処理はスーパーカレンダー処理と
も呼ばれ、金属ロールと弾性ロールとからなるカレンダ
ー機構に磁気記録媒体を加圧下に通すことにより実施さ
れている。
上記の磁気記録媒体のカレンダー処理方法については各
種の改良が提案されている。たとえば、特開昭54−6
5764号公報に開示されている特定の表面硬度と表面
あらさを有する金属ロールのみを用いるカレンダー処理
方法、特開昭55−135629号公報に開示されてい
る、弾性ロールとして、作動時の表面硬度が特定の弾性
ロールを用いることからなる改良、特開昭57−126
11号に開示されている弾性ロールの表面層の改良など
が既に知られている。
これらのカレンダー処理の改良は上記各公報に記載され
ているようにシート状磁気記録媒体等のウェブのカレン
ダー処理に有効であるが、本発明者の検討によると最近
注目を浴びている8ミリビデオテープ、長時間記録用ビ
デオテープ、長時間記録用オーディオカセットテープな
どのような特に薄手のシート状磁気記録媒体のカレンダ
ー処理には必ずしも充分といえないことが判明した。
すなわち、金属ロールと弾性ロールの組合せからなるカ
レンダー装置は高温高圧のカレンダー処理に適しておら
ず、特に上記のような薄手のシート状磁気記録媒体を有
効にカレンダー処理する目的には満足できるものという
ことはできない。
一方、金属ロールのみからなるカレンダー装置は高温高
圧のカレンダー処理に適しているが、本発明者の研究に
よると、上記のような薄手のシート状磁気記録媒体のカ
レンダー処理にこれを用いた場合には、処理後のシート
状磁気記録媒体の走行性に難があることが判明した。
[発明の目的] 本発明は、シート状磁気記録媒体を複数のカレンダーロ
ールを用いてカレンダー処理する方法の改良、及びその
方法の実施に適したカレンダー装置を提供することを主
な目的とするものである。
また本発明は、8ミリビデオテープ、長時間記録用ビデ
オテープ、長時間記録用オーディオカセットテープなど
のような薄手のシート状磁気記録媒体のカレンダー処理
に特に適したカレンダー処理方法およびカレンダー装置
を提供することを目的とするものである。
[発明の要旨] 本発明は、支持体と該支持体上に付設された磁気記録層
とからなるシート状磁気記録媒体をカレンダー処理する
方法であって、磁気記録媒体を一対の金属ロールの間を
通過させるカレンダー工程と金属ロールと弾性ロールと
の間を磁気記録層が金属ロール側となるようにして磁気
記録媒体を通過させる最終カレンダー工程とを含むこと
を特徴とする磁気記録媒体のカレンダー処理方法からな
るものである。
」二記のカレンダー処理は、一対の金属ロールからなる
カレンダー機構および金属ロールと弾性ロールからなる
最終カレンダー機構を含むカレンダー装置を利用するこ
とにより効率良〈実施することができる。
[発明の効果] 本発明のカレンダー処理方法を利用することにより、磁
気記録媒体の磁気記録層の磁性体粒子の充填度の顕著な
向上と表面平滑性の顕著な向上、そして支持体層の表面
の粗面化が効果的に達成される。従って電磁変換特性と
走行性の両者において優れたシート状磁気記録媒体を得
ることができる。特に本発明のカレンダー処理方法を利
用することによって、8ミリビデオテープ、長時間記録
用ビデオテープ、長時間記録用オーディオカセットテー
プなどのような薄手のシート状磁気記録媒体の電磁変換
特性を、走行性を悪化させることなく向上させることが
できる。
[発明の詳細な記載] 本発明のカレンダー処理方法は、上記のように磁気記録
媒体を一対の金属ロールの間を通過させるカレンダー工
程と金属ロールと弾性ロールとの間を通過させるカレン
ダー工程の二つの工程を少なくとも含み、かつ後者の金
属ロールと弾性ロールとの間を通過させるカレンダー工
程が最終カレンダー工程として実施され、該最終カレン
ダー工程は磁気記録媒体の磁気記録層が金属ロールに接
するようにして行なわれることを特徴とする。
以下に本発明のカレンダー処理方法を添付図面を参照し
ながら詳しく説明する。
第1図は、本発明のカレンダー処理方法の実施に適した
カレンダー装置のロール配置を側面図の形式で示す模式
図である。第1図においてMは金属ロールを示し、Eは
弾性ロールを示す。
本発明のカレンダー処理方法の実施に適したカレンダー
装置のロール配置は、たとえば、第1図に模式的に示す
ように、三個の金属ロール(M−1、M−2、M−3)
、−個の弾性ロール(E−4)、−個の金属ロール(M
−5)、−個の弾性ロール(E−6)、そして−個の金
属ロール(M−7)の合計七個のカレンダーロールが平
行にかつこの順に相接するようにしてなる配置である。
第1図のように各カレンダーロールが配置されたカレン
ダー装置に、シートあるいはテープ状の磁気記録媒体l
Oを、支持体層11が上側に、そして磁気記録層12が
下側になるようにして上部より矢印の方向に進め各カレ
ンダーロール間をS字型に順次通過させてゆくと、まず
、磁気記録媒体10は金属ロールM−1,!−M−2と
の間を通過し、次いで同じく金属ロールM−2とM−3
との間を通過し、この金属ロール間を通過することによ
り高圧のカレンダー処理が達成される。この高圧下の硬
質な金属面によるカレンダー処理によって、磁気記録層
中の磁性体粒子の充填度の顕著な向上と磁気記録層の表
面平滑性の顕著な向上が達成される。
次に、磁気記録媒体10は金属ロールM−3と弾性ロー
ルE−4との間を、支持体層11が弾性ロールE−4に
接し、磁気記録層12が金属ロールM−3に接するよう
に通過する。この工程に°おいて磁気記録層は、硬質表
面の金属ロールにより高圧下にカレンダー処理され、そ
の表面は高い平滑性を有するようになる。これに対して
、支持体層が接触する弾性ロール表面は支持体層の変形
を容易に受は入れるため、金属ロールを用いたカレンダ
ー処理によって達成される磁気記録層の表面の平滑性の
向上に呼応して発生する磁気記録層の裏面(支持体層に
接する側の面)の変形(たとえば、磁性体粒子、研磨材
などの突出による凹凸の発生)が、はぼ相似した形で支
持体層の表面(磁気記録層に接していない露出面)に現
われることになる。すなわち、金属ロールと弾性ロール
とを磁気記録媒体に対して特定の位置関係にて用いるこ
のカレンダー工程によって、磁気記録層の表面平滑性が
高く5、かつ支持体層表面には微小な凹凸が形成された
磁気記録媒体が得られる。
金・属ロールM−3と弾性ロールE−4との間を通過し
て上記のような形態とされた磁気記録媒体10は、次に
弾性ロールE−4と金属ロールM−5との間、そして更
に金属ロールM−5と弾性ロールE−6との間を同様な
位置関係(すなわち磁気記録層12が金属ロール表面に
接し、支持体層11が弾性ロールに接する関係)にて通
過する。
このため、前記の金属ロールM−3と弾性ロールE−4
とによるカレンダー処理工程によって形成された磁気記
録層表面の高い平滑性、および支持体層表面の微小な凹
凸は、これらの工程によって更に顕著となる。
第1図の態様では、磁気記録媒体12が弾性ロールE−
6と金属ロールM−7との間を通過する工程が最終工程
となる。この最終工程でも磁気記録媒体10は、弾性ロ
ールと金属ロールとの間を前記と同様な位置関係(すな
わち磁気記録層12が金属ロール表面に接し、支持体層
11が弾性ロールに接する関係)にて通過する。このた
め、前記の金属のカレンダー処理工程によって形成され
た磁気記録層表面の高い平滑性、および支持体層表面の
微小な凹凸は、この最終工程によっても更に顕著となる
。金属ロールM−7は通常は冷却用ロールとしても機能
するようにされている。
上記の各工程を経てカレンダー処理された磁気記録媒体
の磁気記録層は、その表面平滑性と磁性体粒子の充填度
が顕著に向上しており、また支持体層表面には微小な凹
凸が形成される。このような特徴を有する磁気記録媒体
は、その高い表面平滑性と磁性体粒子充填密度によって
高い電磁変換特性(特に再生出力)を示すとともに、ド
ロップアウトの発生も減少し、また支持体表面に形成さ
れだ微小の凹凸が磁気記録媒体の走行性の向上に寄与す
る。
本発明のカレンダー処理方法によって得られる磁気記録
媒体の磁気記録層の高い表面平滑性と磁性体粒子充填度
は、上記のような金属ロール間のカレンダー処理と金属
ロールと弾性ロールとの間のカレンダー処理とを、磁気
記録媒体に要求される特性を考慮して組合せたカレンダ
ー処理系を利用する5とにより達成されるものであって
、単に金属ロールと弾性ロールとの組合せのカレンダー
処理を繰り返し実施しても、所ψの特性を付与すること
はできない。
一方、金属ロールのみを用いるカレンダー処理を実施し
た場合には、磁気記録層の磁性体粒子の充填度と表面平
滑性が向上し、これにより電磁変換特性の向上は達成さ
れるが、一方では、支持体表面の平滑性もまた高くなる
ため、かえって走行性が低下する結果゛となる。
なお、第1図の例では第4番目と第6番目のロールを弾
性ロールとして、他のロールを全て金属0−ルとしたカ
レンダー処理系を例示したが、本発明のカレンダー処理
方法の特徴的要件である、磁気記録媒体を一対の金属ロ
ールの間を通過させるカレンダー工程、そして金属ロー
ルと弾性ロールとの間を磁気記録層が金属ロール側′と
なるようにして磁気記録媒体を通過させる最終カレンダ
ー工程の双方が達成できるようなカレンダー処理系であ
れば、カレンダーロールの数とそれらの配置に特別な制
限はない。たとえば第1図に例示した以外の好ましいカ
レンダーロールの配置の例としては、下記第1表に挙げ
るような配置がある。
第1表 ロール配置  1 2345 6 7 7本ロール  MEMMMEM 7本ロール  M・MMMM  E  M5木ロール 
 M M M E M ただし、Mは金属ロールを、モしてEは弾性口−ルを示
す。
なお、各ロールの配置は、第1図に示すような各ロール
が平行にかつ順次相接するような配置に限られるわけで
はなく、それぞれのカレンダー処理工程が、たとえば独
立した二個−組のカレンダーロールにより実施されても
よい。第2図は、そのようなカレンダーロール系の配置
例を示す。
第2図のM−1とM−2とは共に金属ロールであって、
磁気記録媒体を一対の金属ロールの間を通過させるカレ
ンダー工程の実施に利用され、またE−3とM−4はそ
れぞれ弾性ロールと金属ロールであって、金属ロールと
弾性ロールとの間を磁気記録層が金属ロール側となるよ
うにして磁気記録媒体を通過させる最終カレンダー工程
の実施に利用される。すなわち、第2図において、磁気
記録媒体20は、支持体層21を上側に、そして磁気記
録層22を下側にして、矢印の方向に移動してカレンダ
ー処理される。
本発明のカレンダー処理の実施に際しては、金属ロール
と金属ロールとの組合せ系を用いるカレンダー処理工程
、および金属ロール)弾性ロールとの組合せ系を用いる
カレンダー処理工程は、いずれについても二回以上繰返
し実施することが好ましい。
本発明のカレンダー処理方法の実施に際してカレンダー
処理工程は、線圧250kg/Cm以上で行なうことが
好ましく、また線圧300kg/Cm以上で行なうこと
が特に好ましい。そして金属ロールは80℃以上の温度
(特に好ましくは、100 ’0以上)に維持しておく
ことが望ましい。
ただし、最終カレンダー工程の実施に関与する金属ロー
ルは冷却ロールとしても機能させるため、通常は加熱下
におかない。
上記のような高圧かつ加熱条件下にてカレンダー処理を
行なうことによって、磁気記録層の表面平滑度の向上と
磁性体粒子の充填度の向上が更に顕著になる。
本発明で利用される金属ロールと弾性ロールの材質およ
び表面状態などに特に制限はなく、たとえば、磁気記録
媒体のカレンダー処理を目的として開発、利用されてい
る公知の金属ロールと弾性ロールを用いることができる
。たとえば、金属ロールとしては、ステンレススチール
製ロール、表面をクロム、亜鉛、スズ、銅、ニッケルな
どでメッキした金属ロールを使用することができる。ま
た弾性ロールとしては、金属ロールの表面にゴム材料、
プラスチック材料などの弾性材料層で被覆した弾性ロー
ルを用いること゛ができる。なお、この弾性材料層には
所望によりフィラーなどを充填してもよい。
次に本発明の実施例と比較例を示す。各個における「部
」は特に記載がない場合には「重量部」を示す。カレン
ダー処理の対象とした磁気記録媒体シートは下記のよう
にして製造した。
以下余白 1  °“・ ゛の 強磁性合金粉末           100部(Fe
−Ni合金、Ni含有量:約5重量%BET比表面積:
55ば/g) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体    11部ウレタ
ン樹脂             11部カーボンブラ
ック            1部アルミナ粉末   
           5部ステアリン酸      
        1部オレインg          
      i部ステアリン酸ブチル        
   1部メチルエチルケトン         50
0部上記の組成物にポリイソシアネート(硬化剤)8部
とメチルエチルケトン100部とを加え、混合分散して
目的の塗布液を調製した。
厚さ9.0#Lmのポリエチレンテトラ、フタレートベ
ースの上に、上記の磁性体粒子含有塗布液を乾燥後の厚
さが3 、0 gmになるように塗布し、この塗布層を
配向処理したのち、乾燥して磁気記録層を形成した。
次いで、支゛持体の他の表面には下記組成のバック層形
成用塗布液を塗布乾燥して乾燥後の厚さが0 、8 p
Lmのバック層を形成した。
バ・・り ?°・′ カーボンブラック          100部ニトロ
セルロース           60部ポリウレタン
樹脂           60部ポリイソシアネート
          40部ステアリン酸      
        1部酸化第ニクロム        
     1部メチルエチルケトン         
600部次いで、上記において製造した磁気記録媒体シ
ートに下記のカレンダー処理を施したのち1/2インチ
幅にスリットしてVH5型のビデオテープを作成した。
[実施例1〜4] 第1図に示した順に配置された7本のカレンダーロール
(第4番目と第6番目のロールが弾性ロールで、他のロ
ールは全て金属ロール)を用い、第1図に示したように
磁気記録層が下になるようにして磁気記録媒体をカレン
ダーロール間をS字型に速度60m/分にて通過させて
カレンダー処理した。カレンダー処理において磁気記録
媒体に付与される縁厚および金属ロールの加熱条件(た
だし、最後の金属ロールは加熱しない)は第2表に示す
金属ロール(M)としては、ステンレススチール50の
丸棒を外径498mmとなるように切削したのち、硬質
クロムメッキを約3mmの厚さに施し、次いでパフによ
ってメッキ面を深さ1mm落として表面粗さを0.03
JLm(Hmax)としたものを用いた。ビッカース硬
度(HV)は約1300度であった。
弾性ロール(E)としては、ステンレススチール50の
丸棒を外径460mmとなるように切削した後、その表
面にウレタンゴムを厚さ23mmとなるように溶着し、
その後に切削と研磨を行なって外径が500mmとした
ものを用いた。表面粗さは0.081Lm(Hmax)
で、ビッカース硬度(HV)はioo度以下であった。
[実施例5] ・カレンダーロールの配置をM−M−M−M−M−E−
Mとした(すなわち、第6・番目のロールのみを弾性ロ
ールとし、他のロールは全て金属ロールとした)以外は
実施例1〜4と同様にしてカレンダー処理を行なった。
[比較例1] カレンダーロールの配置をM−E−M−E−M−E−M
とした(すなわち、金属ロール間のカレンダー処理を実
施しない系を採用した)以外は実施例1〜4と同様にし
てカレンダー処理を行なった。
[比較例2] カレンダーロールの配置をM−M−M−M−M−M−M
とした(すなわち、金属ロール間のカレンダー処理のみ
を実施する系を採用した)以外は実′施例1〜4と同様
にしてカレンダー処理を行なった。
[ビデオテープの評価] 各側にてカレンダー処理を施し、スリットして調製した
ビデオテープを下記の各項目により評価を行なった。
(1)光沢度:JIS−Z−8741に準じて入射角4
5度にて測定した。測定値は屈折率1.5.67のガラ
ス表面の鏡面光沢度を100%とする相対値で得た。
(2)再生出カニ記録波長l#Lmの再生出力を、フェ
ライトヘッドを装着した東芝■製VTR(V−500−
D)を用い、半速にて測定した。基準テープとしてはC
o含含有−酸化鉄系1/2インチレギュラーテープ(富
士写真フィルム■製)を用いた。
(3)摩擦係数:ビデオテープをステンレスポール表面
に負荷荷重50g(T*)にてバック層が該表面に接す
るような配置して3.3cm/秒の速度で摩擦してT2
を求めた。
上記の測定は未使用のビデオテープとVH5型VTRで
100回の走行試験後のビデオテープの両者について実
施した。
摩擦係数(IL)は下記の式により算出した。
th   =   1/w ・ Jljn(Tt/T2
)(4)ドロップアウト数:ビクター輛製ドロップアウ
トカウンターVD−3Dを用いて1分間当りの5us−
16dBのドロップアウト数を調べた。
得られた結果を第2表に示す。
以下余白 第2表 カレンダー条件 線圧(kg/am)     400 300 280
 300 400  400’  300MローAy温
度℃110  80 110  70 110  11
0  80評価項目 光沢度      290 285 285 280 
295  280 280再生出力(dB)    7
.0  B、8 8.8  B、5 7.2   E!
、5 4.0ドtff−7プアウト数  011522
040摩擦係数 (未使用)     0.19 0.19 0.1!3
 0.20 0.19  0.22 0.111(走行
後)0.20 0.20 0.20 0.21 0.2
0  0.35 0.20第2表の結果から、本発明の
カレンダー処理方法に従ってビデオテープのカレンダー
処理を行なった場合には、光沢度と再生出力は高いレベ
ルとなり、ドロップアウト数が少ないことがわかる。
またバック層の摩擦係数は未使用時においても、また1
00回走行後においても比較的低いレベルで安定してい
ることから、このビデオテープは優れた走行性を示すこ
とがわかる。
一方、金属ロールのみを用いたカレンダー処理により得
られビデオテープ(比較例1)は光沢度と再生出力につ
いては高いレベルにあるが、ドロップアウト数が非常に
多くなることがわかる。また、バック層の摩擦係数は特
に100回走行後においては非常に高くなり、また未使
用時においても比較的高いことがわかる。すなわち、使
用をり返すと走行性がかなり悪化することがわかる。
金属ロール間のカレンダー処理を行なわないで得られた
ビデオテープ(比較例2)は、バック層の摩擦係数は未
使用時においても、また100回走行後においても比較
的低いレベルで安定していることから、このビデオテー
プは優れた走行性を示すことがわかる。しかしながら、
光沢度と再生出力は明らかに低く、またドロップアウト
数が顕著に高くなるため、実用において好ましいビデオ
テープということはできない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカレンダー処理方法の実施に適した
カレンダーロール構成の例を模式的に示した図である。 第2図は、本発明のカレンダー処理方法の実施に適用可
能なカレンダーロール構成の他の例を模式的に示した図
である。 M:金属ロール、E:弾性ロール 1O120:シート状磁気記録媒体 11.21:支持体層 12.22:磁気記録層 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代  理  人
  弁理士   柳 川  泰  男第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体と該支持体上に付設された磁気記録層とから
    なるシート状磁気記録媒体をカレンダー処理する方法で
    あって、磁気記録媒体を一対の金属ロールの間を通過さ
    せるカレンダー工程と金属ロールと弾性ロールとの間を
    磁気記録層が金属ロール側となるようにして磁気記録媒
    体を通過させる最終カレンダー工程とを含むことを特徴
    とする磁気記録媒体のカレンダー処理方法。 2、上記の磁気記録媒体を一対の金属ロールの間を通過
    させるカレンダー工程が加熱下に行なわれることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体のカレ
    ンダー処理方法。 3、上記の加熱下のカレンダー工程が80℃以上に加熱
    された金属ロールを用いて行なわれることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の磁気記録媒体のカレンダー
    処理方法。 4、上記の一対の金属ロールを用いるカレンダー工程に
    おける加圧が250kg/cm以上の線圧にて行なわれ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の磁気記
    録媒体のカレンダー処理方法。 5、上記の磁気記録媒体を一対の金属ロールの間を通過
    させるカレンダー工程が少なくとも二回行なわれること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれ
    かの項記載の磁気記録媒体のカレンダー処理方法。 6、上記の金属ロールと弾性ロールとの間を磁気記録媒
    体を通過させる最終工程の直前に、金属ロールと弾性ロ
    ールとの間を磁気記録層が金属ロール側となるようにし
    て磁気記録媒体を通過させる中間カレンダー工程を行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    いずれかの項記載の磁気記録媒体のカレンダー処理方法
    。 7、一対の金属ロールからなるカレンダー機構および金
    属ロールと弾性ロールからなる最終カレンダー機構を含
    むことを特徴とするカレンダー装置。 8、一対の金属ロールからなるカレンダー機構が加熱カ
    レンダー処理が可能なカレンダー機構であることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項記載のカレンダー装置。 9、金属ロールと弾性ロールからなる最終カレンダー機
    構の直前に、金属ロールと弾性ロールからなる中間カレ
    ンダー機構が配置されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第7項記載のカレンダー装置。 10、各ロールが平行にかつ順次相接するように配置さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第7項乃至9
    項のいずれかの項記載のカレンダー装置。
JP7221585A 1985-04-04 1985-04-04 磁気記録媒体の製造方法およびカレンダ−装置 Pending JPS61230623A (ja)

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JP7221585A Pending JPS61230623A (ja) 1985-04-04 1985-04-04 磁気記録媒体の製造方法およびカレンダ−装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017105127A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社日本製鋼所 多段ロール式のシート成形装置

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JP2017105127A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社日本製鋼所 多段ロール式のシート成形装置
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