JPS61225151A - アントラキノジメタン誘導体およびアントロン誘導体の製造方法 - Google Patents

アントラキノジメタン誘導体およびアントロン誘導体の製造方法

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JPS61225151A
JPS61225151A JP61050268A JP5026886A JPS61225151A JP S61225151 A JPS61225151 A JP S61225151A JP 61050268 A JP61050268 A JP 61050268A JP 5026886 A JP5026886 A JP 5026886A JP S61225151 A JPS61225151 A JP S61225151A
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JP
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item
compound
moles
electron transfer
anthraquinone
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JP61050268A
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English (en)
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ベング スーン オング
バーケブ ケオシユケリアン
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Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C50/00Quinones
    • C07C50/16Quinones the quinoid structure being part of a condensed ring system containing three rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に電子移動(electron tran
sport−ing)化合物の製造方法に関し、特に本
発明はアン1−ラキノジメタン誘導体および関連するア
ントロン誘導体を得るための特別な方法に関する。従っ
て本発明の一具体例としてアンl−ラキノジメタンと活
性メチレン化合物との適当な有機溶媒中でのマロノニト
リルを含めた反応によりアントラキノンおよびアントロ
ン誘導体が製造され、その反応は塩基およびルイス酸の
存在下で達成される。得られるアントラキノジメタン誘
導体および関連するアントロン誘導体は光発生(pho
to)(eneratiB)層を中に含む像形成部材中
にある電子移動化合物として有用である。これらの像形
成部材は電子移動層を有する光感応性像形成部材と題す
る同時出願の米国出願5erial  No     
(D/84260)が特許請求している主題であり、こ
の同時出願の記載は全く参考のためここに組入れである
静電的手段により光導電性材料の表面上に静電潜像を生
成さぜ、現像することはよく知られている。ひとつの静
電的方法は光感応性(photo−responsiv
e)板またはホ1−レセプター(pl+oto’−re
ceptor)の表面上に潜像を形成する事を含んで入
る。これらのホトレセプターは光導電性絶縁性材料の層
をその表面に含む導電性基体からなり、多くの場合基体
と光導電性層との間に薄い障壁層が中に組込まれており
、その表面を帯電させた時光導電性層に電荷が注入され
ないようにしである。
その注入は得られる像の品質に悪影響を与える。
多くの異なったゼログラフ用光導電性部材が知られてい
るか、それらには例えばガラス状セレンの如き単一の物
質からなる均質な層あるいは光導電性物質が他の器材中
に分散されている複合層状装置が含まれる。ゼログラフ
に用いられる複合光導電性層の一つの種類の例は、例え
ば 米国特許第3,121,006号に記載されており
、そこには微細な光導電性無機化合物の粒子が電気絶縁
性有機樹脂結合剤中に分散されたものからなる多くの層
が記載されている。商業的な形態として結合剤層は均一
に分散された酸化亜鉛の粒子を含み、紙裏打ち材上に被
覆されている。この特許に記載された結合剤は光導電性
粒子によって発生した注入電荷キャリアーをかなりの距
離移動させることはできない材料からなっている。その
結果光導電性粒子は繰り返される操作に対して必要な電
荷の消失を可能にするなめに、層全体にわたって実質的
に粒子から粒子へ連続的に接触していなければならない
。この特許に記載されている特定の結合剤材料の例には
、例えばポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂等が含まれる。
電荷キャリアー発生および電荷キャリアー移動の機能が
個々の連続した層によって達成される場合、他の無機ま
たは有機材料からなるポ1ヘレセプター材料も知られて
いる。さらに電気絶縁性重合体材料の外側被覆層を含む
ポトレセプターも従来技術として記載されており、この
外側被覆された種類のホトレセプターに関連して数多く
の像形成法が提案されてきている。しがしゼログラフの
技術は進歩し続けており、いっそう厳しい要求が性能の
改善の為に複写機によって満足される必要がある。さら
に正に帯電した層状光感応性像形成部材は許容できる解
像力をもつ像を形成し、実質的に望ましくない背景の1
・1着を示さないようにする為に必要である。
晟近像生成層およびポール移動層からなる層状光感応性
装置が記載されており (米国特許第4.265,99
0号参照)またホール移動層で被覆され、その上発光層
の外側被覆が施され、そして絶縁性有機樹脂の最も外側
の被覆が被覆された導電性層をもつ被覆光感応性材f:
lが記載されている(米国特許第4,251.612号
参照)。これらの特許に記載されている像形成層の例に
は三方晶系セレンおよびフタロシアニンが含まれるが、
用いることのできる活性移動層分子の例はここで述べる
ようなある種のジアミンからなっている。これらの特許
即ち米国特許第4,265,990号、および第4,2
51.612号の各々の記載は全く参考のためにここに
絹入れである。
発光顔料を有する層状光感応性装置を記載した他の多く
の特許が存在するが、例えば米国特許第3.041,1
67号には導電性基材、光導電性絶縁層。
および電気絶縁性重合体材料からなる外側被覆層を含む
被覆像形成部材を用いた静電写真像形成が記載されてい
る。これらの部材は例えば最初第1の極性の正電荷を部
材に帯電させ、そして像状に露光し静電潜像を形成させ
、それを次ぎに可視像を形成するように現像することに
よる静電写真複写法に用いられている。続くそれぞれの
像形成工程の前に、その部材は第1の極性とは反対の極
性をもつ第2の極性の正電荷をもつように帯電させるこ
とができる。第2の極性の芯の電場がその部材中に生ず
るように充分な第2極性の付加的電荷が適用される。同
時に導電性基材に電場を適用するなどして、光導電性層
に第1の極性の移動性電荷を生成させる。可視像を形成
させるように現像される像形成用電位は、光導電性層お
よび外側被覆層を通って存在している。
層状光感応性装置を記載した他の代表的な従来技術には
、米国特許第4,115,116号、第4,047,9
49号、第4,081,274号および第4,315,
981号が含まれる。
米国特許第4,315,981号の記載によれは、記録
用部材は導電性支持体、芳香族または複素環多環キノン
環系の化合物の電荷キャリアー生成染料層を含む有機材
料の光導電性層および電荷移動層からなる。
さらに米国特許第4,135,928号には電荷移動物
質として7−ニトロ−2−アザ−9−フルオレニリデン
ーマロノニ1〜リルからなる静電子写真用光感応性部材
が記載されている。この特許の記載によれば、静電写真
用光感応性部材は光導電性支持体、その上の発光性物質
の層および7−二l〜ロー2−アザー9−フルオレニリ
デンーマロノニトリル、例えば第1欄に例示されている
ような式をもつものからなる。
米国特許第4,477.865号にはフルオレニリデン
誘導体の電子移動層をもつ像形成部材が記載されている
。これらの電荷移動化合物は、それらが5員の中心環を
もつフルオレノンt14造に基づいている点で本発明の
ものとは異なっている。一方、本発明の電子移動化合物
は6員の中心環を含むアントロンおよびアントラキノン
構造体に基づいている。さらにフルオレニリデン誘導体
は比較的構造が平坦であるが、本発明のアントラキノン
誘導体は曲がっており、蝶のような形状をとっている。
上記光感応性像形成部材はそれらの意図する目的に対し
て適しているが、許容できる像を発生するばかってなく
、それをとりまく条件や機械的な環境によるその劣化を
受けることなく何度も繰り返される像形成工程で繰り返
し用いることができる。さらに選択された材料がこれら
の部材の使用者に対し実質的に化学的な作用を与えない
改良された層状光導電性像形成部材に対する必要性が依
然として存在している。また電子移動性化合物を有する
正に帯電する像形成部材に対する必要性が依然として存
在している。さらに最低の数の処理工程で製造すること
ができ、しかも複数の層が像形成および印刷工程でそれ
らの部材の連続的使用ができるように互いに充分に接着
している改良された光感応性像形成部材に対する必要性
も存在している。
層状像形成部材の有用な寿命の間、電子移動化合物を分
散状態に維持することができるポリカーボネートおよび
ポリエステルを含めた一般的マトリックス重合体と相容
性のあるそれら電子移動化合物に対する需要も存在して
いる。更に、アントロン、およびアントラキノジメタン
電子移動化合物を製造するための簡単な方法に対する需
要も存在している。
従って本発明の目的は上記欠点を解決した改良されノご
光感応性部材を与、えることである。
本発明のさらに別の目的は電子移動化音物を製造する方
法を与えることである。
本発明のさらに1、ν別な目的は発光性層、とそれと接
触した、ここに例示する方法によって製造されたアント
ロン誘導体の電子移動層とを有する改良された光感応性
像形成部材をり−えることである。
本発明のさらに特別な目的は発光層と、それと接触した
、ここに例示する方法によって製造されたアントラキノ
ジメタン誘導体の電子移動層を有する改良された光感応
性像形成部材を与えることである。
本発明の第1の目的および他のそれに関連した目的は、
電子移動分子として有用なアントラキノジメタン誘導体
およびアントロン誘導体を製造する方法を与えることに
J:って達成され、それはアントラキノンと活性メチレ
ン化合物とのルイス酸および塩基の存在下ての縮合反応
からなる。本発明の方法に従って製造される前記電子移
動化合物は、電子移動層を有する光感応性像形成部材と
題する、」二で参照した同時出願の特許出願に記載され
ているような層状光感応性像形成部材へ配合されるのに
有用である。
本発明に従って製造することができる特定の電子移動分
子は、次の式のアントロン誘導体およびアントラキノジ
メタン誘導体からなる群から選択される: A          。
A 〔式中、AおよびBはCNとC0OR(ここでRはアル
キル基またはアリール基である)からなる群から独立に
選択され;XおよびYはアルキル、アリール、ハロゲン
、ヒドロキシ、およびCN、N O2、C0R1等(こ
こでRはここで定義した通りである)の如き電子吸引性
基からなる群から独立に選択され:1nおよびn1io
〜3までの数である〕。
アルキル基の例としては約1炭素原子〜約25炭素原子
までのもの、好ましくは1炭素原子〜約8炭素原子のも
のが含まれ、例えばメチル、エチル。
グロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノ
ニル、デジル、ベンタテシル、ステアリル、等で、メチ
ル、エチル、ピロピルおよびブチルが好ましい。アリー
ル置換基には6炭素原子〜約24炭素原子のものが含ま
れ、例えばフェニルおよびナフチルである。ハロゲンに
は塩素、臭素、よう素、およびふっ素が含まれる。
本発明の方法に従って製造される電子移動化合物の特定
の例には、次の式で表されるものか含まれる: =16− CCN 11.11,12.12−テトラシアノアントラキノジ
メタン1、3−ジメチル−10−(ジシアノメチレン)
アントロン■V      。
10−[ヒス(エトキシカルボニル)メチレン]アン1
ヘロンlj 、11,12.1?−テI・ラキス(工I
−キシカルボニル)アントラキノジメタン +1..11.−ジシアノ−12,12,−ビス(エト
キシカルボニル)アンI・ラキノシメタン II    C1 )−シアノ−10−〔ビス(工I・キシカルボニル)メ
チレン〕アントロY 〕アントロン ■ 1−シアノ−〔ビス(工1−キシ力ルホ′ニル)メチレ
ン〕アントロン本発明の方法についてさらに述べると、
マロノニトリル、(ジシアノメタン)、マロネート〔ビ
ス(メトキシカルボニル)メタン〕、ジニトロメタン、
βジケトン、等を含めた活性メチレン化合物とアントラ
キノンとの縮合反応は、適当な有機溶媒中で室温で塩基
およびルイス酸の存在下で行なわれる。反応剤の適当な
選択により、11,11,12.12−4置換アントラ
キノジメタンおよび1o置換メチレンアントロン誘導体
の両方を同様な合成方法で得ることができる。
特に電子移動アントロン誘導体はアントラキノン1モル
と活性メチレン化合物1〜1.5モルと反応させること
によって製造される。上記縮合は四塩化チタンの如きル
イス酸の過剰、一般に2〜5モルおよびピリジンを含め
た塩基の過剰、一般に4〜20モルの存在下で行なわれ
る。反応に適切な溶媒には塩化メチレン、クロロホルム
、および1゜2−ジクロロエタンのような塩素化化合物
および酢酸エチルが含まれる。またこの反応は通常最初
は水浴温度で行なわれ次に室温で達成される。
従ってアントロン誘導体の製造は、それは再結晶かまた
はクロマトグラフィーによって生成されまた元素分析、
分光分析および質量分析によって分析されることを特徴
とするが、次の反応式に従って例示することがてきる: O A 〔式中、X、Y、A、mおよびnは上記の通り〕同様に
電子移動アントラキノジメタン誘導体は、アンl〜ラキ
ノン1モルと、活性メチレン化合物、例えばマロノニト
リル、マロネートとの2〜3モルと反応させることによ
って合成される。」1記縮合はアントロン誘導体の製造
について述べたのと同しようなやり方で行なわれるが、
さらにルイス酸および塩基が追加されて用いられる点が
異なる。
一般にアントラキノン1モル毎に対し四塩化チタン3〜
5モルおよびピリジン6〜25モルが用いられた。
従って適当な溶媒からの簡単な再結晶かあるいはクロマ
トグラフィーによって生成することができ、また元素分
析、標準的な分光分析および質量分析法によって分析さ
れることを特徴とするアントラキノジメタン誘導体の製
造方法は、次の反応式によって例示することができる: IO A A 〔式中、X、Y、A、mおよびnは上記のとおり〕異な
った置換基、即ちA置換基が例えばCNで、B置換基が
C0ORて、炭素11および炭素12の位置にある場合
のアン1〜ラキノジメタン誘導体を合成することに関し
てさらに述べると、次の反応式(III)に従って10
−ビス2置換メチレンアントロンと1〜1.5モルの活
性メチレン化合物を反応させる。上記縮合は四塩化チタ
ンの如きルイス酸の過剰、一般に2〜5モルおよびピリ
ジンを含めた塩基の過剰、一般に4〜20モルの存在下
で行なわれる。この反応に3i11川な溶媒には塩化メ
チレン、クロロホルムおよび 1.2−ジクロロエチレ
ンのような塩素化化合物および酢酸エチルが含まれる。
またこの反応は通常最初は水浴温度で行なわれ、次に室
温で達成される。
A B 〔式中、A置換はC0OR,B置換基はCN、他の置換
基はここに定義のとおりである〕ここに例示したすべて
の反応に関して、反応温度は一般に約り℃〜約30℃の
範囲にある。
−24= 本発明に従って製造される電子移動化合物、例えば図に
詳細に示したような層状光感応性像形成部材に有用であ
る。
〔好ましい具体例〕
第1図には本発明の改良された光感応性像形成部材が例
示されており、全体的に(10)で示されている。それ
は基体(3)、任意の電子ブロック層(5)、接着剤層
(6)、電荷キャリアー発光層(7)、ここに例示した
アントラキノジメタン誘導体およびアントロン誘導体か
らなる電子移動層(11)からなる。
第2図には本発明の好ましい改良された光感応性像形成
部材が例示されており、全体的に(20)に示しである
。それは支持基体(21)、任意の電子ブッロク層(2
3)、接着剤層(25) 、任意に不活性樹脂結合剤(
29))に分散されていてもよい三方晶系セレンまたは
バナジールフタロシアニンからなる電荷キャリアー発光
層(27)および不活性樹脂結合剤(33)中に分散さ
れた本発明の電子移動アントロン化合物からなる電子移
動層(31)からなる。
第3図には本発明の好ましい改良された光感応性像形成
部材が例示されており全体的に(40)で示されている
。それは基体(41L任怠の電子ブロック層(43)、
接着剤層(45)、任意に不活性樹脂結き剤(49)に
分散されていてもよい、三方晶系セレンまたはバナジル
フタロシアニンの電荷キャリアー発光層(47)および
不活性樹脂結合剤(53)中に分散された本発明の電子
移動アンl−ラキノジメタン化合物からなる電子移動層
(51)からなる。
支持基体層は不透明でも透明でもよく、必要な機械的性
質を有するとんな適当な材料がらなっていてもよい。従
って基体は上に導電性表面層が配置された無機または有
機重合体材ゼ1の如き非導電性材料、または例えば金属
化有機重合体材料、アルミニューム、り四ノ1、ニッケ
ル、インジューム、酸化チタンおよび真ちゅうを含めた
導電性材料の層からなっていてもよい。また、基材は可
撓性ても堅くてもよく、例えは板、円筒」−1巻いたも
のおよび環状ヘルドの如き種々の異なった形状をもった
ものでもよい。
基材層の厚さは経済的な考慮を含めた多くの因子に依存
し、従ってこの層は実質的な厚さ、例えば100+ni
lを越えた厚さあるいは本発明の目的が達成される限り
、最小の厚さでもよい。一つの好ましい具体例として支
持基体の厚さは約1m1l〜約50 m目である。
任意の電子ブロック層として酸化アルミニュウム、ポリ
シラン等を含めた種々の適当な既知の材料を選択するこ
とがてきる。この層の第一の目的は電子ブロックをlj
−えること、即ち帯電させる間および帯電後幕材から電
子が注入されるのを防ぐことにある。一般にこの層は5
0人より少ない厚さを有する。接着剤層は、典型的には
デュポン社の49.000ポリエステル等の如きポリエ
ステルを含めた重合体材料である。一般にこの層は約0
.1μの厚さをもっている。
発光層はその中に無定形セレン、セレン合金、ハロゲン
をドープした無定形セレン、ハロゲンをドープした無定
形セレン合金、三方晶系セレン、三方晶系セレンといっ
しょにしたセレナイトおよびカーボネイト(米国特許第
4,232,102号および第4.233,283号を
参照。それらの記載は全く参考のためここにいれである
)、銅および塩素をドープした硫化カドミュウムおよび
セレン化カドミュウム、セレン化カドミウム硫黄の如き
既知の光導電性電荷キャリアー発生材料が含まれる。本
発明の範囲に含まれるセレンの合金はセレンテルル合金
、セレンひ素合金、好ましくはハロゲン例えば塩素を約
50〜200 (+ p 1nの量で含むそのような合
金である。
他の発光性層顔料には金属フタロシアニン、金属を含ま
ないフタロシアニン、バナジルフタロシアニン、その他
の既知のフタロシアニン(米国特許第3,816,1.
18号参照。それらの記載は全く参照のためここに入れ
である)、スクアリリューム(squaryl ium
)顔料、電荷移動錯化合物材料、シアニン染料の如き種
々の増感剤等が含まれる。
典型的には、約0,05μ〜約10μまたはそれ以上の
厚さをもち、好ましくは、約0.4μ〜約3μの厚さを
もっている。しかし一般には発光層の厚さは発光性顔料
の含有量に依存し約5体積%〜約100体積%まで変わ
ることがあり、また前記厚さは、例えば可とう性の光感
応性像形成部材が望まれているかどうかの、機械的な考
慮を含めた他の因子によっても変わる。光感応性層顔料
のために選択することができる重合体結合剤樹脂材料の
例には、例えば米国特許第3,121,006号に記載
されているようなもの(その記載は全く参考のためここ
に入れである)、ポリエステル、ポリカーボネート樹脂
、ポリビニールカルバゾール、エポキシ樹脂、フェノキ
シ樹脂等が含まれる。
本発明の電子移動化合物は、樹脂状化合物中に約10重
重%〜約75重量%、好ましくは約35重量%〜約50
重量%の量で分散させることができる。移動結合剤とし
て有用な有機樹脂材料の例にはポリカーボネート、アク
リレート重合体、ビニール重合体、セルロース重合体、
ポリエステル、ポリシロキサン、ポリアミド、ポリウレ
タン、エポキシおよびそれらのブロック、ランタムまた
は交互共重合体が含まれる。好ましい電気的に不活性な
結合剤材料は約20,000〜約ioo、oooの分子
量を有するポリカーボネーl〜樹脂であるが、約50,
000〜約100.000の範囲の分子量が特に好まし
い。またこの層は、種々の適当な厚さのものでよく、一
般に約5μ〜約80μの幅のものである。
電子移動層にはエチルカルバゾール、1ヘリフエニルア
ミン、次の式のアリールアミンの如き電子供与分子を1
重量%〜約30重星%までの量で添加することがてきる
: あん これらの添加物部らドーパント電子移動層中の移動分子
を確実に均一に分散させるのに役立つように選択され、
その分散によって改良された移動性が与えられる。
」1記式によって含まれるアリールアミン化合物の例に
は例えばN、N′−ジフェニル−N、N′−ビス(アル
キルフェニル)−(1,1’−ジフェニル:] −4,
4′−ジアミン(ここてアルキルはメチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、ヘキシル等からなる群から選択される
)が含まれる。ハロゲン置換がある場合、その化合物は
N、N′−ジフェニル−N、N′−ビス(ハロフェニル
)−1:1.1′−ジフェニル) −4,4′−シアミ
ンである。
本発明をその特別に好ましい具体例に関して詳細に以下
に記述する。それらの実施例は単に例示のためのみであ
ると、考えられるへきである。又本発明はそこに記載さ
れた材料、条件、および方法条件に限定されるものでは
ない。すべての部および%はとくに指示しない限り重量
による。
実施例 1 11.11,12.12−テトラシアノアン1へラキノ
ジメタン(I)の合成 圧力を等しくする滴下ロー1−を備えた500m lの
丸底フラスコ中に、8.4gのアントラキノン、7.0
gのマロノニトリルおよび200+nlの塩化メチレン
を窒素雰囲気下で入れた。得られた混合物を機械的に撹
はんし、氷浴て冷却した。その次ぎに231111の四
塩化チタンを、圧力を等しくする滴下ロートによって2
0分の時間滴下して加えた。次にその反応混合物へ65
m1のピリジンを添加した。得られた反応混合物を室温
てさらに5時間撹はんし、次に希釈した塩酸水溶液て激
しく撹はんしながら処理した。生成した固体生成物をろ
過し、数回水で洗浄し、真空中て乾燥した。酢酸からの
再結晶により350℃より大きい+np(分解)をもつ
上記純粋な生成物6.0gが得られた。
IHNMR(CDCL)δニ ア、8−8.6(A A ’ B B ′)IR(KB
r  ペレット): 2235cm−’ MS、Ill/e(相対的強度): 304(100)、277(30)、250(20)、
223(8)、2]2(5)、198(6)、152(
7)、138(9)、125(19)、+11(14)
元素分析、計算値 C2o118N 4’ : C,78,94;H,1,65;N 、18.41実測
値; C,78,94;II 、1.83;N 、18.29
゜実施例 2 11.11,12.12−テI・サシアノ−2−t−ブ
チルアントラキノジメタン(If)の合成 化合物(TI)のき成は実施例1の方法に従って0゜0
5モルの規模で達成された。ただし反応の終わりに、混
合物を次のように処理した。反応混合物を希釈した塩酸
水溶液で処理し得られた有機相を分離ロートによって分
離した。その後で有機溶液を水で3回洗い硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。乾燥した溶液の減圧下での蒸発により
個体残さが得られ、それはシリカゲルによるカラムクロ
マトグラフィーにより生成され薄い黄色の個体生成物を
生じた(59%)、+np、313−314℃。溶離溶
剤は酢酸エチルとヘキサンとの1コ4混合物であった。
IHNMr((CDCI3)、δ 1.4(s、9H)ニア、6−8.4(+n、7H)。
IR(KBrペレット): 2235cm ’。
元素分析、計算値 C24H+6N 4: C,79,98;H,4,47;N 、15.54゜実
測値: C,80,09,H,4,40,N 、15.51゜実
施例 3 1.3−ジメチール−10−(ジシアノメチレン)アン
トロン(III)の合成 化合物(III)の製造が実施例にの方法に従って0゜
02モルの規模で行なわれた。しかし僅かに化学量論的
な量のマロノニトリルが必要であった。しがし9.01
olの四塩化チタンおよび17m1のピリジンが選択さ
れた。組成生成物は酢酸から再結晶によって生成され純
粋な化合物(III)を45g生した。す、215−2
16℃。
IHNMR(CDCI、)、デルタ・ 2.45(s、3N )、7.3−8.3(m、711
 >。
IR,(TぐBrペレッll: 1680.2230cm  ’ 元素分析、JI算値 C19ll 1 2  N  20  :C,80,2
6;)I 、4.25;N、9.85;0.5.63゜
実測値: C,80,35;N 、9.81;0,5.67゜実施
例 4 10−〔ビス(工トキシ力ルホニル)メチレンアントロ
ン(T V)および11 、]] 、]]12.12−
テトラキス工トキシ力ルホニル)アントラキノジメタン
(V)の合成 圧力を等しくする滴下ロー1〜のついた300m1丸底
フラスコに、10gのアントラキノン2 、9 +o 
Iのジメチールマロネート、および150m1の塩化メ
チレンを窒素雰囲気の中で添加した。得られた混合物を
次に機械的に撹はんし水浴で冷却した。そグ)次に、4
3m1四塩化チタンを滴下ロートにより20分間にわた
って滴下して添加し、次に100+nlのピリジンを添
加した。添加後、反応混合物を室温で5H間反応させた
。次に3001111の水を激しく添加しながら撹はん
し、有機相を分離した。次にこの層を希釈塩酸水溶液て
1度洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得られ
た有機溶液を蒸発させ油状残留物を生した。シリカゲル
によるカラムクロマ1〜クラフイ一分離(i’il:i
’i!2エチル/ヘキザン−1/9)により1置換生成
物(IV)、mp、400−102°Cを8.4gおよ
び2置換生成物(V)、ml+、137−138℃を3
.5g生した。
10−ビス(エトキシカルボニル)メチレンアントロン
(IVII: II−(NMR(CDCl2)δ。
1.15(L、611 );4.2(q、4H)、(7
,4−8,3)(m、8H) IR(KBr  ペレッli: 1680.1745cm ’ 元素分析、JI算値 C21■■1805: C,71,99,ll 、5.18;0.22.83゜
実測値; C,6B、08.H,5,72,0,25,84゜11
.1+、12.12−テトラキス(工1〜キシカルボニ
ル)アン1ヘラキノジメタン(V)・ IHNMR(CDCl2)δ: 1.15(L、1211 );4.2(m、811 )
、7.2−7.8(m、1N−1)。
IR(KBr  ペレット): 1745c+n−’ 元素分析、計算値 C2a82808: C,68,28,H,5,73,0,25,98゜実測
値: C,68,01;H,5,72;0.25.84゜実施
例 5 11.11−ジシアノ−12,12−ビス(エトキシカ
ルボニル)アントラキノジメタン(Vl)の合成化合物
(VT)の製造が実施例3に記載の方法に従って、出発
材料としてアントラキノンの代りに10−ビス(エトキ
シカルボニル)−メチレンアントロン(rv)を3.0
gを用いて達成された。粗製生成物をメタノールにより
再結晶させ2.1gの純粋な化合物(VT)、■p、1
55−156℃、をえた。
IHNMR(CDCl2)δ: 1.2(T、611);4.25(q、4H)、7.3
−7.8(+o、811)。
IR(KBr  ペレッ)): =36− 1750.2240cm−’ 。
元素分析、計算値 C24H18N 20 <: C,72,35;H,4,55;N 、7.03;0.
1B、06、実測値: C,72,18;H,4,66、N 、6.97,0,
16.03゜実施例 6 1.8−ジクロロ−10−〔ビス(工l−キシカルボニ
ル)メチレン〕−アン1〜ロン(V III)の合成圧
力を等しくする滴下ロートのついた250m1丸底フラ
スコ中に、10gの1,8−ジクロロアントラキノン、
16.5mlのジエチルマロネ−1〜、および150 
mlの塩化メチレンを窒素雰囲気中で入れた。得られた
混合物を次に機械的に撹はんし、水浴で冷却した。次に
24m lの四塩化チタンを滴下ロートにより20分間
にわたって滴下して添加し、つぎに45m1のピリジン
を添加した。次に反応混合物を室温で65時間撹はんし
た。つぎに150m1の希釈塩酸水溶を撹はんしながら
ゆっくり添加した。得られた有機相を分離し、水で1回
洗浄し、そして無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥
した有機溶液の蒸発により黄色の固体が得られ、それは
メタノールにより再結晶すると7.5Bの純粋な化合物
(VIII)、mp。
166−167℃、を生じた。
II−I  NMR(CDCl2)、δ:1.2(t、
6H);4.25(q、4H)、7.25−7.8(m
、6H)。
IR(KBr  ペレット): 1700.1745cm−’ 。
元素分析、計算値 C2、H+ −CI 20 s + C,60,16,H,3,85,CI 、16.91.
0,19.08゜実測値: C,60,29,H,3,75,CI、16.89,0
.19.05゜実施例 7 1.8−ジヒドロキシ−10−〔ビス(エトキシカルボ
ニル)メチレン〕アントロン(IX)の合成化合物(I
X)の合成が実施例6に記載の方法に従って達成された
。ただし1,8−ジヒドロキシアントラキノンが1.8
−ジクロロアントラキノンの代わりに出発材料として選
択された。純粋な生成物(TX)の収率は24%であっ
た。mp、147.5449℃。
IHNMR(CDCh)、δ: 1.15(T、6H);4.2(q、4H);7.0−
7.5(m、6H);11.85(s、2H)。
IR(KBr  ペレッI〜): 1640.1780.3100cm−’元素分析、計算
値 C21H1e O7: C,65,96;  トI  、4.74.0 .29
.29゜実測値: C,66、+8.H,4,86,0,29,10゜実施
例 8 電子移動層としてポリカーボネート樹脂結合剤中に実施
例7で合成した化合物(IX)を含み、発光体として三
方晶系セレンを含む層状光感応性像形成部材を次のよう
にして製造した。
三方晶系セレンおよびポリ(N−ビニールカルバゾール
)の分散物を1..6gの三方晶系セレンと1.6gの
ポリ(N−ビニルカルバソール)をテトラヒI・ロンラ
ンとトルエンの各々14+ol中でボールミルにかける
ことにより製造しな。得られたスラリー10gを次に0
.24gのN、N′−ジフェニル−N、N′−ビス(3
−メチルフェニル)−CI、1′−ジフェニル)−4,
4′−ジアミンをテトうしドロフランおよびトルエンの
各々5+nl中に入れた溶液で希釈した。上記分散物を
2m1lの厚さのマイラー基体状にバードフィルム(B
ird  Fil+n)適用機で被覆し、次に通風炉で
135℃で5分間乾燥することにより1゜5ミクロン厚
の発光体層製造しな。次に電子移動層のための溶液を、
1.0gの電子移動化合物(IX)、0 、33gのN
、N’−ジフェニル−N、N′−ビス(3−メチルフェ
ニル)−CI、1′−ジフェニル〕−4゜4′−ジアミ
ンと15gのマクロロン(Makrolon)ポリカー
ボネートを塩化メチ1フフ14m1中に溶解することに
より製造した。次にこの溶液をハードフィルム適用機に
よって発光体層状へ被覆した。得られた部材を次に通風
炉で130℃で30分間乾燥し、188ミクロン厚移動
層わ得た。
製造した像形成部材を次にそれをコロナで正に帯電さぜ
、そして400−700nmの波長の白色光に当てて放
電させることにより電気的に試験した。帯電は単一のワ
イヤーコロ)ヘロンで達成され、その場合ワイヤーは接
地したアルミニューム渦中に入れられ、二つの絶縁ブロ
ックの間に通されていた。
この像形成部材σ)帯電の保持電位と、露光後の残留電
位を記録した。この方法を75ワット ゼノン(Xen
on)アークランプを照射することによって供−4〇− 給された種々の露出エネルギーに対して繰り返し、その
部材の表面電位をその最初の値の半分まで放電させるの
に必要な露光エネルギーを決定した。
この表面電位は、シールドされた円筒の中に入れられ、
ホトレセプタ一部材の真」二に置かれたワイヤー環状検
出器により測定された。このワイヤー環状検出器はその
電圧が表面電位に相当するようにホ1へレセプター表面
に容量的に結合された。またそのワイヤー環状検出器を
取り巻く円筒は接地した。
この像形成部材について、帯電電位は800Vで、残留
電位は1.OOV、そして半減800Vで、残留電位は
100Vで半減露光感度は40エルグ/can2てあっ
た。
さらにこのホトレセプターの電気的性質は帯電と放電を
1000回繰り返しても本質的に変わらなかった。
実施例 9 電子移動層としてメルロン ボリカーポネ−1・中の化
合物(TI>および三方晶系セレン発光体層からなる層
状光感応性像形成部材を次のようにして製造した。
2ミクロン厚の三方晶系セレン発光体層実施例8に記載
の方法をくりかえしてアルミ被覆マイラー」二に形成し
た。次に移動層グ)ための溶液を、58の化合物(II
L2gの実施例8のシアミンおよび13gのメルロン 
ボリカーポネ−1・を150+111の塩化メチレンお
、1ひ100+nlの1.1..2−トリクロロエタン
中に溶解することにより製造した。次にその溶液を20
 ’Cお、l:ひ35%の相対湿度(R,T1.)の噴
霧箱中て市販の噴霧銃に」:って発光体層の−にに噴霧
被覆した。次に得られた部材を通風炉て130℃て30
分間、乾燥し、移動層のための乾燥厚さ10ミクI′7
ンを得た。次に像形成部材を室温へ冷却し、次に実施例
8に記載の方法に従って電気的に試験した。特にこの1
象形酸部材は65V/’μ電場まて正に帯電され、40
0〜700 n mの波長の白色光に露出づ−ると放電
した。この装置の半減露出感度は40エルク/ClO2
であった。
実施例 10 電子移動層としてハイチル(V 1Lel)P E −
100ポリエステル(フッドイヤー社製)中にいれた化
合物(III)、および、発光体として三方晶系セレン
からなる層状光感応性像形成部材を次の用にして製造し
た。
2μの三方晶系セレン発光体層を、実施例8に記載の方
法に1菫ってアルミ被覆マイラー基材上に製造した。移
動層のための溶液を0 、35.の化合物(III) 
、0.13gのN、N′−ジフェニル−N、N′−ビス
(3−メヂルフェニル)−CI、1′−ジフェニル)−
4,4’−シアミンおよび°0.31gのハイチル I
)E−100ポリエステルを塩化メチレン5101中に
溶解することによって製造した。次にこの溶液を発光体
層状にバートフィルム適用器によって被覆した。つきに
得られた部材を通風炉で135°Cで30分間乾燥し、
厚さ12μの移動層をえた。電気的試験を実施例8に記
載の方法に従って行なった。
この像形成部材については、帯電電位は800V、半減
露出感度は120エルグ/ CIII 2てあった。
実施例 11 移動層として実施例7て得られた化音物(IX)、発光
体として無定形セレンからなる層状光感応性装置を次の
ようにして製造した。
7m1lの厚さのホールグレイン(ball 8rai
n)にかけたアルミ板」二に無定形セレンの1μ厚の層
を従来の真空蒸着法により形成した。真空蒸着は基材を
や<50’Cに保ちながら、10−61〜−ルの真空て
達成された。無定形セレン層の上の電子移動層は、化、
物(IX)およびポリ(N−ビニールカルバゾ−ル)の
各々を50重量%塩1ヒメチレン中にいれた溶液を、ハ
ートフィルム適用器を用いて被覆することにJ:すfl
lられた。この溶液は化合物(IX)5gとポリ(N−
ビニールカルバゾール)5FIを塩化メチレン70g中
に溶解することにより製造された。次に得られた装置を
通風炉で50℃て2時間乾燥し10)1厚の移動層を形
成した。
電気的試験を実施例8に記載の方法を繰り返すことによ
り行ない実質的に同じ結果を得た。
実施例 12 移動分子として化音物(IV)および発光体としてスク
ワリリューム顔料からなる光感応性装置を次のようにし
て製造した。
ポールグレインにか(すたアルシミニウム基f本を、1
1111の3−アミノプロピル1〜リメトキシジランを
100m1のエタノール中に入れた溶液で被覆した。
被覆を110℃て10分間加熱し、0.1μ厚のポリシ
ロキサン層を形成させた。0.075gのビス(N、N
′−ジエチルアミノフェニル)−スフワレインおよび0
.13.のバイチル P E −200ポリエステル(
グツドイヤー社製)を12m1の塩化メチレン中で24
時間ボールミルにかけることにより製造した発光体の分
散物を、次にポリシラン層」二に被覆した。その被覆を
通風炉中で135℃て6分間乾燥した後0.5μスクア
リリューム発光体層かえられた。
移動層のための溶液を次に実施例4に従って製造した化
合物(I V )1.0g、N−イソプロピルカルバゾ
ール0.3gおよびマクロロン ボリカーポネ−1〜1
.0gを塩化メチレン20g中に溶解することにより製
造した。次にこの溶液をバードフィルム適用器を用いて
上記発光体層上に被覆した。得られた装置を通風炉で1
35℃で30分間乾燥し20μ厚の電子移動層を得た。
実施例8に記載の方法に従って電気的試験を行なった。
特にこの装置は50V/μ電場て正に帯電され、830
nmの単色光で放電した。この像形成装置については、
半減露光感度は150工ルグ/cm2てあった。
実施例 13 化合物(II)および三方晶系セレン発光体からなる噴
霧被覆した移動層を有する光感応性像形成装置を次ぎの
ようにして製造した。
アルミ被覆マイラー−ヒに2μ厚の三方晶系セレン発光
体層を実施例8に記載の方法に従って製造した。移動層
のだぬり)溶液を次に化合物(1102g、N、N′−
ジフェニル−N、N′−ヒス(メチルフェニル)−rl
、1′−ジフェニル:]−]4.4′−シアミン・1g
およびマルロン ボリカーホネー1− 25Hを塩化メ
チレン200m1および1,1.2−1−リクロロエタ
ン300m1中に溶解することにJ:り製造した。この
溶液を実施例9に記載の方法に従って市販の噴霧銃をも
ちいて発光体層−11に噴霧被覆した。被覆をつぎに通
風炉で135℃で30分間乾燥し、6μ厚の移動層を得
た。
実施例8に記載の方法を繰り返し電気的試験を行ない、
実質的に同様な結果を得た。
実施r!A+4 電子移動層としてポリカーポネ−1へ結合剤中に入れた
実施例6て合成した化合物(vllI)および発光体と
して三方晶系セレンを含む層状光感応性像形成部材を次
ぎのようにして製造した。
2μ厚の三方晶系セレン発光体層を実施例8に記載の方
法をくりかえしてアルミ被覆マイラー上に形成した。移
動層のための溶液は14gの化合物(V III)およ
び26gのマルロンボリカーボネーI・を、300+n
19+塩fヒメチレンおよび200m1の1.1..2
−トリクロロエタン中にン容解することにより製3貴し
た。次きにその溶液を22°C145%相対湿度の噴霧
箱中で市販nDti銃を用いて発光体層の噴霧被覆した
。つきに得られた部材を通風炉て130℃て30分間乾
燥し18μの移動層の乾燥厚さを得た。
実施例8に記載の方法に従って電気的試験を行なった。
特に個の像形成部材は40■/μの電場まて正に帯電さ
れ、そして400〜700nmの波長の白色光に露出さ
れた。この装置の半減露出感度は50エルグ/ c +
n 2てあり、その電気的性質は帯電および放電を10
00回繰り返した後でも実質的に同しままてあった。
本発明の他の変更は本記載を読むことにより当業者には
わかるてあろう。これらの変形は本発明の範囲にはいる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の改良された光感応性像形成部材の部分
的概略的断面図である。 第2図は本発明の好ましい光感応性部材の部分的概略的
断面図である。 第3図は本発明の他の好ましい光感応性像形成部材の断
面図である。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アントラキノンと活性メチレン化合物との有機溶
    媒、ルイス酸及び塩基の存在下での縮合反応からなるア
    ントラキノジメタン誘導体とアントロン誘導体の製造方
    法。
  2. (2)置換アントラキノンが選択される前記第1項に記
    載の方法。
  3. (3)活性メチレン化合物がマロノニトリル及びマロネ
    ートからなる群から選択される前記第1項に記載の方法
  4. (4)ルイス酸が四塩化チタンである前記第1項に記載
    の方法。
  5. (5)塩基がピリジンである前記第1項に記載の方法。
  6. (6)反応が約0℃〜約30℃の温度で行なわれる前記
    第1項に記載の方法。
  7. (7)電子移動化合物、11,11,12,12−テト
    ラシアノ−2−アルキルアントラキノジメタンが得られ
    る前記第1項に記載の方法。
  8. (8)電子移動化合物、11,11,12,12−テト
    ラシアノ−2−t−ブチルアントラキノジメタンが得ら
    れる前記第1項に記載の方法。
  9. (9)電子移動化合物、11,11,12,12−テト
    ラシアノアントラキノジメタンが得られる前記第1項に
    記載の方法。
  10. (10)電子移動化合物、11,11−ジシアノ−12
    ,12−ビス(エトキシカルボニル)−アントラキノジ
    メタンが得られる前記第1項に記載の方法。
  11. (11)電子移動化合物、1−クロロ−10−〔ビス(
    エトキシカルボニル)メチレン〕−アントロンが得られ
    る前記第1項に記載の方法。
  12. (12)電子移動化合物、1,8−ジクロロ−10−〔
    ビス(エトキシカルボニル)−メチレン〕アントロンが
    得られる前記第1項に記載の方法。
  13. (13)電子移動化合物、1,8−ジヒドロキシ−10
    −〔ビス(エトキシカルボニル)−メチレン〕アントロ
    ンが得られる前記第1項に記載の方法。
  14. (14)電子移動化合物、1−シアノ−10−〔ビス(
    エトキシカニボニル)−メチレン〕アントロンが得られ
    る前記第1項に記載の方法。
  15. (15)有機溶媒が塩化メチレンである前記第1項に記
    載の方法。
  16. (16)アントラキノン反応物1モル当たり約1モル〜
    1.5モルの活性メチレン化合物、約2〜5モルのルイ
    ス酸および約4〜約20モルの塩基が選択される前記第
    1項に記載の方法。
  17. (17)アントラキノンの1モル当たり2〜3モルの活
    性メチレン化合物、3〜5モルのルイス酸および6〜2
    5モルの塩基が選択される前記第1項に記載の方法。
  18. (18)反応が約0℃〜約30℃で達成される前記第1
    項に記載の方法。
  19. (19)有機溶媒の存在下でアントラキノン、活性メチ
    レン化合物、塩基およびルイス酸を次の反応式: II ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、AはCNおよびCOOR(ここでRはアルキル
    基またはアリール基である)からなる群から選択され;
    XおよびYはアリール、アルキル、ハロゲン、ヒドロキ
    シ、CN、NO_2、CORおよびCOOR(ここでR
    はアルキル基である)からなる群から独立に選択され;
    mは0〜3の数であり;nは0〜3の数である〕 に従って反応させることからなるアントラキノジメタン
    誘導体の製造方法。
  20. (20)有機溶媒の存在下でアントラキノン、活性メチ
    レン化合物、ルイス酸および塩基を次の反応式: I ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、AはCNおよびCOOR(ここでRはアルキル
    基またはアリール基である )からなる群から独立に選
    択され;xおよびyはアリール、アルキル、ハロゲン、
    ヒドロキシ、CN、NO_2、CORおよびCOOR(
    ここでRはアルキル基である)からなる群から独立に選
    択され;mは0〜3の数であり、nは0〜3の数である
    〕 に従って反応させることからなるアントロン誘導体の製
    造方法。
  21. (21)反応が約0℃〜約30℃の温度で達成される前
    記第19項または第20項のいずれか第1項に記載の方
    法。
  22. (22)活性メチレン化合物がジニトロメタン、アルコ
    キシカニボニル、マロノニトリル、マロネート、および
    1,3−ジケトンからなる群から選択される前記第19
    項または第20項のいずれか1項に記載の方法。
  23. (23)1モルからのアントラキノンに対し約1〜約1
    .5モルの活性メチレン化合物が選択され、約2〜約5
    モルのルイス酸および約4〜約20モルの塩基が選択さ
    れる前記第19項に記載の方法。
  24. (24)約1モルからのアントラキノンに対し約2〜約
    3モルの活性メチレン化合物が選択され約3〜約5モル
    のルイス酸および約6〜約25モルの塩基が選択される
    前記第20項に記載の方法。
  25. (25)反応が塩素化された溶媒の存在下でおこなわれ
    る前記第19項または前記第20項のいずれか1項に記
    載の方法。
  26. (26)塩素化された溶媒が塩素化メチレンである前記
    第25項に記載の方法。
  27. (27)活性メチレン化合物がマロノニトリルである第
    19項または第20項のいずれか1項に記載の方法。
  28. (28)有機溶媒の存在下でアントラキノンと、活性メ
    チレン化合物、ルイス酸および塩基とを、次の反応式 III ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、A置換基はCOORであり、B置換基はCNで
    あり、XとYはアリール、アルキル、ハロゲン、ヒドロ
    キシ、CN、NO_2、CORおよびCOORからなる
    群から独立に選択され、mは0〜3の数であり、nは0
    〜3の数である〕
JP61050268A 1985-03-08 1986-03-07 アントラキノジメタン誘導体およびアントロン誘導体の製造方法 Pending JPS61225151A (ja)

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