JPS61221046A - プリンタ−用カセツトのインクリボンの分離巻取り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プリンターに使用するカセットのインクリボ
ンの分離巻取り方法に関するものである。

（従来の技術） 従来、プリンターに使用するカセットのインクリボンは
、カセットの未使用時、あるいはプリンターから取り外
しての不使用時において、インクリボンの巻きロールが
回転しないように回転の阻止手段が種々講じられている
が、いずれの場合にあっても、巻きロールの一端部には
、回転阻止のための環状鍔、あるいは本発明者が実願昭
６０−４０４４号の考案として出願したカセットにおい
ては、歯車状の保合突起が設けられ、また他端部には中
心に回転を支える突子が設けられている。

（発明が解決しようとする問題点） 巻きロールに巻かれたインクリボンを製造するに当たり
、このような環状鍔付、あるいは歯車状の保合突起材の
巻きロールに対し、インクリボンを新たに巻取るには、
広幅のインクリボン材をその移送中にスリッターにより
切断分離し、この分離したインクリボンをそれぞれの巻
きロールに巻取るのであるが、この巻きロールには、他
端部の中心部に回転を支えるための突子があって、ロー
ル本体は中空状になっていないため、これに回転軸を挿
通することができず、しかも装置の大きさにも制約があ
って、スリッターと巻きロールとの間を余り離すことが
できないため、各巻きロールの位置を互いに上下方向に
段差をつけて支架させ、各別に回転させることの必要か
ら、装置としても複雑になり、巻きロールの装着、取外
し等にも手数がかからざるを得なかった。

（問題を解決するための手段） 本発明は、上記のような点を解決すべく創出されたもの
で、従来の環状鍔付、あるいは本出願人がさきに出願し
た歯車状の保合突起付巻きロールについての発想の転換
を図り、巻きロールをストレートの中空状のものとする
ことにより、これを利用するインクリボンのカセットを
改良すると共に、広幅のインクリボン材の分離巻取りに
おける上下の段差による手段から、回転軸上に嵌挿して
巻取る手段にすることによってその装置の簡易化とその
操作の簡単化を図ったものである。

（実施例） 以下、本発明の方法を実施するための装置を説明する前
に、本出願人が出願した実願昭６０−４０４４号の考案
におけるプリンター用テープのカセットの概略（以下テ
ープはインクリボンとして説明する）と、このカセット
に使用するインクリボンの歯車状保合突起付巻きロール
に対しての新たなインクリボンの巻取りについて説明す
る。

第４図はプリンター用インクリボンカセットの縦断側面
図であって、ケース本体（Ａ）は身部（ａ）と蓋部（ｂ
）とからなり、ケース本体（Ａ）には、インクリボン巻
きロール（Ｂ”）が回転自在に支架されている。このイ
ンクリボンの巻きロール（Ｂｏ）は正面からみて左右２
本が配設されており、その間にインクリボン（Ｃ）が巻
回されているものである。インクリボンの　“巻きロー
ル（Ｂｏ）には、その一端近くに歯車状り係合突起（１
）があり、他端部中心には回転を支える突子（２）が設
けられている。また身部（ａ）には、その凹部（３）に
、巻きロール（Ｂｏ）の保合突起（１）に係合して、そ
の回転を阻止する可視性の突出片（４）があり、この突
出片（４）は、インクリボンカセットをプリンター（図
示されていない）にセットしたとき、それの突出部材（
５）にて押圧され係合突起（１）から外れるようになっ
ている。

このようなインクリボンカセットに使用する巻きロール
（Ｂ”）は、その一端近くに歯車状の保合突起（１）が
、また他端部に突子（２）があるから、これに広幅のイ
ンクリボン材（Ｃ）をスリッター（ｄ）によって切断分
離し、分離したインクリボン（ｃ）を巻取る場合、装置
の制約によりスリッター（ｄ）と巻きロール（Ｂｏ）と
の間を余り大きくとることができず、また回転軸を挿通
することができないから、第６図に示すように巻きロー
ル（Ｂｏ）は上下方向に配設され、その両側は支柱（ｅ
）、（ｆ）によって回転自在に支架されている。もっと
も、上段の巻きロール（Ｂｏ）は、支柱（ｆ）よりの突
出腕（ｆ゛）によって突子（２）側は支持されている。

これらの巻きロール（Ｂ”）への回転は、それぞれの回
転軸（ｇ）によって行われる。

以上のように、巻きロール（Ｂｏ）が歯車状の保合突起
（１）及び端部に突子（２）のあるものにあっては、広
幅のインクリボン材（Ｃ）から、これを切断分離して巻
取るときは、回転軸上に挿通して行うことができないか
ら、巻きロール（Ｂｏ）を上下方向に段差をつけて配設
せざるを得ず、時によってはチャッキング等によって回
転を伝えなければならないので、装置が複雑になり、そ
れだけ操作が簡単でなくなる。

本発明は、以上のような複雑な装置と、それにセットす
るための手数のかかることを考慮の上に創出されたもの
で、プリンターに使用するインクリボンカセットにおい
て、ケース本体（Ａ）の身部（ａ）及び蓋部（ｂ）は、
そのままにしておき、例えばこれにセットされるインク
リボンの巻きロール（Ｂｏ）を、一端部の歯車状の保合
突起（１）側と、他端部の回転を支える（２）側とを切
断して３部材とし、保合突起（１）側及び突子（２）側
にそれぞれ納を設け、これで３部材を結合することによ
り、あるいは歯車状の保合突起側と回転を支える突子側
とを一体にした嵌合軸にストレート中空巻きロールを嵌
挿する２部材とにより、本発明の方法に用いるストレー
ト中空巻きロールの解決を図ったものである。

本発明の方法は、上記の３部材のうちの中間のストレー
トの中空巻きロール（Ｂｏ）に、新しいインクリボン（
Ｃ）を巻取るようにしたものである。

第１図乃至第３図は、本発明の方法を実施するための装
置であって、中空巻きロール（Ｂ）は、その中空内部に
、軸方向の条溝（６）が例えば対象に４本設けられてお
り、この中空巻きロール（Ｂ）の複数（図面では２本で
あるが、これに限らない）を挿通して、これに回転を与
える回転軸（ｈ）には、中空巻きロール（Ｂ）の条溝（
６）に嵌合する突条（７）が設けられており、この回転
軸（ｈ）は、その両側において支柱（ｉ）、（ｉ）によ
って支架されている。

広幅のインクリボン（Ｃ）は、その移送中にスリッター
（ｄ）によって切断分離され、分離されたインクリボン
（Ｃ）は、回転軸（ｈ）上に嵌挿されたストレート中空
巻きロール（Ｂ）、（Ｂ）上に回転軸（ｈ）の回転によ
って巻取られる。ストレート中空巻きロール（Ｂ）は必
ずしも同一回転軸上でなくてもよい。

（発明の効果） 本発明の方法は、プリンター用のインクリボンカセット
のインクリボンの製造に当たり、インクリボンの巻きロ
ールにストレートの中空状のものを用い、広幅のインク
リボン材をその移動中にスリッターし、その分離したイ
ンクリボンを回転軸上に嵌挿されたストレート中空巻き
ロール上に巻取るようにしたから、その巻取り装置は簡
易化されると共に、これの操作が簡便化されて、生産能
率の向上と共に、生産コストの低下を図ることができる
。しかもストレート中空巻きロール上に巻かれたインク
リボンは簡単に交換してカセット内にセットすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の方法を実施するための装置
であって、第１図はその平面図、第２図は巻取り部の断
面図、第３図は第２図Ｘ−Ｘ線の断面図、第４図は本出
願人がさきに出願した考案のカセットの縦断側面図、第
５図はこのカセットに使用するインクリボンの巻きロー
ルへの新たなインクリボンの巻取り装置の平面図、第６
図はその１部を切欠して示す正面図、第７図は第６図の
’ｙ’−ｙ＊の断面図である。 符号Ａ・・・・ケース本体 Ｂ・・・・ストレート中空巻きロール Ｂ゛　・・・係合突起付巻きロール Ｃ・・・・広幅のインクリボン材 ａ・・・・身部 ｂ・・・・蓋部 Ｃ・・・・インクリボン ｄ・・・・スリッター ６、ｆ、ｉ・・支柱 ｆ゛　・・・突出腕 ｇ、ｈ・・回転軸 １・・・・係合突起 ２・・・・突子 ３・・・・凹所 ４・・・・可撓性突出片 ５・・・・突出部材 ６・・・・条溝 ７・・・・突条

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 広幅のインクリボン材をその移送中にスリッターすると
   共に、この分離されたインクリボンを、回転する軸上に
   嵌装された複数のストレートの中空巻きロール上に巻取
   ることを特徴とするプリンター用カセットのインクリボ
   ンの分離巻取り方法