JPS61215157A

JPS61215157A - リザーバ

Info

Publication number: JPS61215157A
Application number: JP5706285A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Kubota; 仁久保田; Yukio Ono; 幸生大野; Tomoji Sato; 佐藤　知司
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd; Tokico Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd; Tokico Ltd
Priority date: 1985-03-20
Filing date: 1985-03-20
Publication date: 1986-09-24
Anticipated expiration: 2010-09-27
Also published as: JPH0788163B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はリザーバの液面低下警報装置のテスト機構の障
害を取り除いたマスクシリンダに関する。

〔従来技術〕

一般に、自動車のブレーキペダルを踏むことによって所
要の液圧を発生し、この液圧をホイールシリンダへ伝え
るマスクシリンダが知られている。

このマスクシリンダにはブレーキ液を貯溜するリザーバ
が設けられ、このリザーバには貯溜液の液面低下警報装
置が組み込まれている。（例えば、実開昭５８−１０８
９５３号公報参照）この液面低下警報装置は、リザーバ
内に設けられたフロートと、このフロートの下部に設け
られた磁石と、この磁石の下方に位置してリザーバの底
部に設けられたリードスイッチとからなり、リザーバ内
の液面が低下すると、フロートの磁石が下がり、この磁
石がリードスイッチに近づくと、このリードスイッチに
接続された警報ランプが点灯してリザーバ内の液面が低
下したことを運転者に警報するようになっている。また
、リザーバのキャップには、液面低下警報装置の作動を
確認するテスト機構がフロートの上方に位置して設けら
れている。

このテスト機構は、第６図に示すようにリザー／くのキ
ャップ１に設けられた嵌合孔２にピン３を上下槽動自在
に嵌入し、嵌合孔２に大径部４を形成して、この大径部
４とピン３との間にシール部材（０リング）５を嵌合し
、さらにこのシール部材５の上に止めリング６をピン３
、大径部４に嵌合正大してなり、ピン３を強制的に下降
させてこのピンによりフロートを下方へ押圧し、前記磁
石を前記リードスイッチに近づけて警報ランプが点灯す
るかどうかをテストするものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、このような従来の液面低下警報装置のテスト
機構においては、環境の温度変化に影響されてＯリング
５のピン３に対する締め代が変化し、この締め代が太き
いときＫは、一度下降させられたピン３が上方へ戻らな
（なり、これにより液面低下警報装置の警報ランプが点
灯したままで、液面低下警報装置を作用させることがで
きなくなるおそれがあった。また、前記温度変化によっ
て圧入した止めリング６がはずれ、やはり再度テストを
行なうことができな（なるおそれもあった。

本発明は、従来のものがもつ以上のような欠点を散り除
いたマスクシリンダを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明はその目的を達成するために次のような構成とし
ている。即ち、リザーバ内の液面の低下により作動して
警報を発する液面低下警報装置と、液面低下警報装置の
テスト機構とを備えたリザーバにおいて、該リザーバの
キャップに嵌合支持され、かつ移動可能とされたピンと
、該ピンに嵌合保持されたシール体と、前記キャップ内
側に設けられたシール体受止め部と、該シール体受止め
部に前記ピンを介して前記シール体を押し付けるように
設けられたスプリングとからなる液面低下警報装置テス
ト機構を具備した構成としている。

〔作　用〕

ピンを押圧すると、ピンが液面低下警報装置側へ移動し
てこの警報装置を作動させる。このとき、ピンに嵌合さ
れたシール体はキャップのシール体受止め部から離間し
、前記ピンの抑圧を解除すると、スプリングの力により
ピンが戻り、このピンを介してシール体受止め部にシー
ル体を押し付け、前記キャップとピンとの間をシールす
る。

〔発明の効果〕

既製品にシール体を追加するだけで、液面低下警報装置
のテスト機構の作動不良を防止することができ、従って
部品点数の増加を抑えることができ、しかも、従来のス
プリングによりシール体受止め部にシール体を押し付け
ることができるので、このシール体によるシール力を、
従来のテスト機構のシール力より大幅に高めることがで
きる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて
説明する。図中１１はマスクシリンダであり、このマス
クシリンダ１１のマスクシリンダ本体１２には、リザー
バ１３が設けられている。

このリザーバ１３はその上部に螺合して敗り付けられた
キャップ１４を有している。

リザーバ１３内には内筒１５が設けられ、この内筒１５
は底部１６を有している。内筒１５内にはフロート１７
が上下動自在に設けられている。

フロート１７の下端ｆは磁石１８が嵌め込まれて設けら
れている。内筒１５の底部１６の下面には、磁石１８の
下方に位置してレベルインジケータスイッチ１９が設け
られている。このレベルインジケータスイッチ１９は、
警報ランプ（図示せず）が接続されたリードスイッチ２
０を有している。

内筒１５の上にはストレーナ２１がリザーバ１３の内壁
面に嵌合されて設けられている。このストレーナ２１の
中央部には、貫通孔２１１Ｌが形成されている。

一方、キャップ１４はその中央上部に設けられたゴムキ
ャップ２２を有している。このゴムキャップ２２の中央
部には外側支持部２３が設けられている。また、キャッ
プ１４はゴムキャップ２２の下側に位置する弁座板２４
を有している。この弁座板２４の中央には内側支持部２
５が形成され、この内側支持部２５の外側にはゴムキャ
ップ２２側に位置して環状の弁座２６が形成されている
。

また、弁座板２４のストレーナ２１側にはバッフル板２
７が設げられている。

内側支持部２５の外側支持部２３と反対側にはピン孔２
８が形成され、このピン孔２８にはテーパ状のシール体
受止め部２９が形成されている。

また、ゴムキャップ２２、弁座２６間には環状の弁体３
０が設けられている。この弁体３０は内側リップ３１、
外側リップ３２を有し、上面をゴムキャップ２２に接触
させられ、かつ内側リップ３１を内側支持部２５の外周
に圧接させられ、外側リップ３２を弁座２６の外周に圧
接させられている。また、弁座板２４には、内側支持部
２５、弁座２６間に位置する連通孔３３が設けられてい
る。そして、弁座板２４、内側支持部２５、弁座２６、
弁体３０により、リリーフ弁が構成されている。

また、ゴムキャップ２２の外側支持部２３及び弁座板２
４の内側支持部２５には、ピン３４＆が支持されている
。ピン３４ａは上端を外側支持部２３に嵌着されかつ中
間部を内側支持部２５のピン孔２８に摺動自在に嵌入さ
れている。ピン３４＆の下端部には、鍔３５と、この鍔
３５のゴムキャップ２２側の小径部３６とが形成されて
いる。小径部３６にはシール体（０リング）３８が嵌合
されている。また、ストレーナ２１の貫通孔２１ａには
ピン３４ｂが摺動自在に嵌入されている。ピン３４の上
端にはばね座部３７が設けられ、下端にはフランジ４０
が設けられている。ばね座部３７は後記するスプリング
３９の力忙より鉤３５に当接させられている。また、ば
ね座部３７、ストレーナ２１間には、ピン３４ａ、３４
ｂをゴムキャップ２２の上方側へ付勢するようにスプリ
ング３９が設けられている。即ち、シール体受止め部２
９にシール体３８を押し付けるようにスプリング３９が
設けられている。そして、シール体受止め部２９にシー
ル体３８が押し付けられたときに７ランジ４０とストレ
ーナ２１との間に第１図に示す間隙Ｓが生じるようにな
されている。なお、外側支持部２３、内側支持部２５、
シール体受止め部２９、シール体３８、スプリング３９
により液面低下警報装置のテスト機構が構成されている
。

しかして、ブレーキ液が洩れ、蒸発等により減少すると
、リザーバ１３内のブレーキ液面が下がり、これに伴い
フロート１７が下降する。フロート１７の磁石１８がリ
ードスイッチ２０に近づくと、このリードスイッチに接
続された液面低下警報ランプが点灯し、液面が低下した
ことを知らせる。また、このとき、キャップ１４のねじ
部より外気がキャップ１４内に入り、さらにゴムキャッ
プ２２と弁体３０との間を通り、内側リップ３１を押し
てこの内（ｇｔｌ　Ｕツブ３１と内側支持部２５との間
を通り、連通孔３３を経てキャップ１４の下側に入る。

このときには、ピン３４ｔ）のフランジ４０とストレー
ナ２１との間に間隙Ｓがあるため、シール体３８がスプ
リング３９の力によりシール体受止め部２９に押し付け
られているので、内側支持部２５とピン３４ａとの間の
シールは確実に行なわれ、弁体３０の機能を妨げること
はない。

また、ブレーキ液の充填等により、リザーバ１３内のブ
レーキ液面が上昇すると、これに伴いフロート１７が上
昇し、フロート１７の磁石１８がリードスイッチ２０か
ら遠ざかり、液面低下警報ランプが消える。このときに
は、リザーバ１３内の空気が連通孔３３を通りさらに弁
座２６の上を通り、外側リップ３２を押圧して弁座２６
の外周と外側リップ３２との間を通りキャップ１４のね
じ部より外部に排出される。このときにも、シール体３
８はスゲ−リング３９の力によりシール体受止め部２９
に押し付けられているので、内側支持部２５とピン３４
ａとの間のシールは確実に行なわれ、弁体３０の機能を
損なうことはない。

また、液面低下警報装置の機能をテストする場合には、
ゴムキャップ２２を第１図に示す矢印入方向（下方）へ
押圧する。すると、ピン３４＆。

３４ｂが、スプリング３９の力に抗して下降してフロー
ト１７を下圧し、このフロート１７を強制的に下降させ
る。そこで、磁石１８がリードスイッチ２０に近づき、
異常がなければ液面低下警報ランプが点灯するので、こ
のようにして液面低下警報装置のテストを行なうことが
できる。このときには、シール体受止め部２９からシー
ル体３８が離間して下がる。ゴムキャップ２２の第１図
における矢印入方向への押圧力を解放すると、スプリン
グ３９の力によりピン３４ａ、３４ｂはゴムキャップ２
２の上方側へ上昇させられ、元のようにシール体受止め
部２９にシール体３８が押し付けられ内側支持部２５と
ピン３４ａとの間が確実にシールされる。

従って、この実施例の液面低下警報装置のテスト機構に
よれば、シール体３８がピン３４ａ。

３４ｂの上下動を妨げることはなく、第１図に示す矢印
入方向への押圧力を解放した場合、ピン３４ａ、３４ｂ
はスプリング３９の力により確実に元の位置へ戻り、し
かもスプリング３９の力によりピン３４ａ、３４ｂｉ介
してシール体受止め部２９にシール体３８を押し付ける
ので、内側支持部２５とピン３４ａとの間を確実にシー
ルすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部切欠縦断鈎面図、
第２図はその液面低下警報装置のテスト機構のピンの側
面図、第６図は従来のマスタシリンダにおける液面低下
警報装置のテスト機構の要部を示す断面図である。１３・・・・・・リザーバ、１４・・・・・・キャップ
、１７・・・・・・フロート、１８・・・・・・磁石、
２０・・・・・・リードスイッチ、２３・・・・・・外
側支持部、２５・・・・・・内側支持部、２６・・・・
・・弁座、２９・・・・・・シール体受止め部、３０・
・・・・・弁体、３４ａ、３４ｂ・・・・・・ピン、３
８・・・・・・シール体（Ｏリング）、３９・・・・・
・スプリング。第〕［図月第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

リザーバ内の液面の低下により作動して警報を発する液
面低下警報装置と、液面低下警報装置のテスト機構とを
備えたリザーバにおいて、該リザーバのキャップに嵌合
支持されかつ移動可能とされたピンと、該ピンに嵌合保
持されたシール体と、前記キャップ内側に設けられたシ
ール体受止め部と、該シール体受止め部に前記ピンを介
して前記シール体を押し付けるように設けられたスプリ
ングとからなる液面低下警報装置テスト機構を具備した
ことを特徴とするマスタシリンダ。