JPS61190467A - 加圧散布用バルブ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 狐果上ｑ机里分野 この発明は加圧散布容器用バルブ、詳しくは薬剤等の一
定用量を散布する定量加圧散布用バルブおよび容器に関
する。

技術背景 既知の加圧散布容器用の計量バルブは当該バルブ内に計
量チャンバを有し、この計量チャンバは上および下端部
にシール材を有し、前回の一定用量の散布を行った後、
直ちに散布すべき新しい一定用量の散布剤で充満される
。バルブステムはシール材を貫通して摺動し、計量チャ
ンバが散布しようとする物質で充満される非作動位置と
バルブステムを介して計量された所定量の散布剤が散布
される作動位置間を移動可能とされる。このバルブステ
ムは非作動位置にばね付勢されている。従来、計量チャ
ンバは一般に当該バルブのハウジング内の要素によって
画定されかつ使用時に計量チャンバ内に該スプリングを
設置している。この構成は当該バルブから正確に所定量
の散布剤の散布を行い難くするとともに当該バルブ内の
計量チャンバに種々の定量を予め定め難いものにしてい
た。

解決しようとする課題 この発明は加圧散布容器から一定用量の散布剤を散布す
るバルブを提供しようとするものである。

このバルブはバルブハウジング、該バルブハウジング内
の計量チャンバ、該計量チャンバの対向する両端部を閉
鎖する第１および第２バルブシール材並びに該両シール
材の穴を介して摺動可能にされるとともにそこを貫通し
て伸延するバルブステムを備え、上記バルブステムが作
動位置に在る時に計量チャンバと連絡する出口および入
口を有するとともに非作動位置にばね付勢される一方、
上記バルブハウジング内で計量チャンバの外部にスプリ
ングを配置し、上記計量ヂャンバを内部および外部入れ
子要素から形成し、これらの入れ子要素間に上記バルブ
シール材の一方を取す付け、上記内部入れ子要素が上記
計量チャンバの容量を画定している。

好ましくは、バルブシール材が取り付けられている上記
入れ子要素の部分は伸延するバルブステムが貫通する穴
に隣接して切り欠き部を有し、各切り欠き部がバルブシ
ール材を湾曲させてそれを通してバルブハウジングに加
圧媒体を容易に侵入させるようにする。

上記切り欠き部は複数の狭間胸壁部を形成しており、上
記内部および外部入れ子要素内に相違した数の狭間胸壁
部を形成するようにすることができる。１つの実施例に
おいて、内部入れ子要素に６つの狭間胸壁部がかつ外部
入れ子要素に４つの狭間胸壁部が設けられる。

好ましくは、ハウジング内でバルブステムの内方端部を
嵌着するスズ１ルグ保持カップ糸設けられ、スプリング
は上記カップの一部分とバルブハウジングの端壁間に配
置される。

好ましい実施例において、第１および第２シール材以外
のバルブ構成部分は金属から形成される。

これは特に当該バルブか薬剤の散布を行うようにする場
合に重要なことであり、該薬剤により当該バルブ内のプ
ラスチック製構成部分の劣化により影響されるかもしれ
ないからである。

更に、好ましくは、バルブは容器に取り付けるためのバ
ルブカップを備える。このバルブカップの形状・寸法は
当該バルブを取り付けようとする容器に応じて定められ
る。

また、この発明は上述したようなバルブを含む加圧散布
容器を提供するものである。

以下、この発明の好適な実施例を添付図面を参照しなが
ら説明する。

実施例 第１図において、エアゾール容器用の定量散布用バルブ
ＩＯは、以下の主要部材、すなわちバルブハウジング１
１、バルブステム１２、バルブカップ１３、第１及び第
２シールＩ４及び１５並びに計量チャンバ１６から成る
。

上記バルブハウジング１１はほぼ円筒状とされ、一端部
１８が閉鎖されるとともに他方の開放端部が大径部１９
とされて計量チャンバＩ６に対する座部とされる。バル
ブハウジング１１はその端部Ｉ８及び１９間に互いに径
が異なる第１及び第２円筒状部２０．２１を備え、これ
らの円筒状部は円錐台部２２を介して結合されている。

円筒状部２１の端部１９近傍に穴２３が形成され、この
穴２３は使用時にバルブハウジング１１の内部と当該バ
ルブが取り付けられるエアゾール容器間を連絡する。上
記バルブ）Ｓウジングの開放端部１９はバルブカップ１
３の中央円筒状部２５と嵌合し、該バルブカップの環状
四部２６により所定位置に保持される。

図面から明らかなように、バルブカップ１３は部分２５
よりかなり大径の第２円筒状部２８を備え、これらの２
つの円筒状部は断面形状が略Ｓ字形の半径方向に延びる
部分２９を介して結合される。バルブカップにおける部
分２８．２９の正確な形状は当該バルブを取り付けよう
とする容器に応じて定められる。図示の形態は通常のエ
アゾール容器への取り付は用として典型的なものである
が、バルブをボトル又はロールネック容器に取り付ける
場合、これとは違った形態とすることができる。バルブ
カップ１３はエアゾール容器又はボトルに従来公知の方
法で取り付けられ、該バルブカップＩ３と容器間のシー
ルを行うためにガスケット２７が設けられる。

計量チャンバ１６はバルブハウジング１１内に該ハウジ
ングと同心状に配置される。計量チャンバ１６は２つの
要素、すなわち個別の内及び外部チャンバ要素３０．３
１から形成される。外部チャンバ要素３１は一端部に円
曲部分３３を有しかつ他端部に外方へ湾曲する環状フラ
ンジ３４を有する円筒状部材である。内部チャンバ要素
３０は外部チャンバ要素３１の円曲部分３３と隣接する
円曲端部３６を有し、他端部に外方かつ上方に湾曲する
部分３８を有する。

内部チャンバ要素３０の部分３８に第１シール材１４用
の座部が設けられ、該第１シール材１４は部分３８によ
り形成される環状肩部と当該バルブカップの上端部３９
間に固定される。第１図〜第３図に示すように、外部チ
ャンバ要素３１は内部チャンバ要素３０の外周部と嵌合
し、該チャンバ要素３０の部分の下面と当該バルブハウ
ジング１１の部分１９により画定される環状肩部門に保
持された部分３４を介して組み合わされ、入れ予成に保
持される。このバルブの第２シール材１５は各チャンバ
要素３０．３１の円曲端部３３．３６間に配置される。

第４図及び第５図に明瞭に示すように、各チャンバ要素
３１．３０の切り欠き部分３３．３６にそれぞれ複数の
狭間胸壁部が設けられる。図示の実施例において、部分
３３は４つの狭間胸壁部４１を有し、一方の部分３６は
６つの狭間胸壁部４２を有する。切り欠き部分３３．３
６に形成する狭間胸壁部の数は絶対的に必要なことでは
ないが、これらの２つの部分における狭間胸壁部の数を
相違するようにする。

これらの胸壁部は後述する目的に応じて設けられる。

社債チャンバの大きさは内部チャンバ要素３ｏにより定
められることが理解できる。従って、内部チャンバ要素
３０の形状を変えることに上り計量チャンバの大きさが
変えられる。外部チャンバ要素３１の形状を変更する場
合、内部及び外部チャンバ要素３０及び３■は依然とし
て入れ子関係に嵌合させられる。内部及び外部チャンバ
要素３０及び３１のサブアッセンブリの大きさと形状を
変更しても、必ずしも当該バルブにおける他の構成部分
または当該バルブの組み立てに影響を与えないことが理
解できる。異なった大きさの計量チャンバとするには、
内部チャンバ要素３ｏの中央部に小径部を設けたり又は
内部チャンバ要素３０の端部３６．３８の長さを変更せ
ずにその長さを変更してもよい。極端に大きさとする場
合、内部チャンバ要素３０の所要の変更は、当該バルブ
の他の構成部分を多少変更しなければならなくなること
がある。例えば、内部チャンバ要素３０の長さが極めて
短い場合、バルブステムを変更する必要があり、−力計
量チャンバが極めて大きい場合、バルブハウジング１１
をより大きい直径とする。

第１図〜第３図に示すように、組み立てられた計量チャ
ンバ要素及びシール材１５は中央穴４４を備え、該第１
シール材１４とバルブカップ１３の上方端部３９とに同
心状に穴４５．４６が設けられる。

バルブステム１２はこれらの穴と摺動可能に嵌合してい
る。バルブステム１２はほぼ円筒状の中空チューブであ
り、その上端部に出口穴４８を備えるとともに側壁部の
図示する位置に入口穴４９を備える。バルブステム１２
は大径部５０を備え、該大径部は第１図に示す位置にお
いて第１シール材１４上に着座してバルブステム１２の
最上限位置を規制する。このバルブステム１２の下端部
は閉鎖されるとともに反転壁部５２を備える。この反転
壁部５２は第１図に示すバルブの非作動位置においてバ
ルブステム１２の略１／３の長さ部分の下端部から第２
シール材１５まで伸延している。反転壁部５２はバルブ
ステム１２に沿って軸方向に伸びる通路を形成する。こ
の通路の長さは内部チャンバ要素３０の長さの変更に応
じて変更される。

バルブステム１２の下端部にカップ状部材５５が嵌合す
るととも（こ環状肩部を形成する外方湾曲部５６を有す
る。この湾曲部はスプリング６０の一端部に対する座部
とされる。スプリング６０はバルブステム１２を第１図
に示す非作動位置に付勢するとともにバルブハウジング
１１の下端壁部に着座している。

第１及び第２シール材１４．１５は合成ゴムから形成さ
れかつガスケット２９が通常ゴムから形成されることを
除き、当該バルブ１０のその他の全ての構成部分が金属
から形成される。ある実施例において、バルブにおける
バルブカップ１３及びスプリング保持用カップ状部材５
５はアルミニウムから形成され、残りの部材がステンレ
ス鋼から形成される。

当該計量バルブはいかなるプラスチック要素を含まない
ようにしたから、当該バルブを取り付けたエアゾール容
器から散布される物質によりバルブにおけるプラスチッ
ク要素が劣化する可能性のある場合において有利になる
。このことは特にある種の薬剤を適用する場合に重要な
ことである。

バルブＩＯの作動は以下の通りである。

上記バルブＩＯは倒置姿勢で使用するように設計されて
いる。このバルブＩＯの各構成部分に関する記述におい
て、各構成部分の上端部と下端部を参照したが、その場
合の上端部及び下端部は第１図〜第３図に示す状態にお
けるものである。即ち、第１図〜第３図の状態は缶また
はボトルに取り付けられる際の通常直立位置であり、即
ち缶またはボトルが起立状態にある。これが通常の休止
位置である。一方、使用時にバルブが倒置、即ち第１図
〜第３図に示す位置から１８０°回転される。

非作動位置にあるバルブを示す第１図において、該バル
ブｌＯが倒置されたとする。バルブ１０が取り付けられ
た容器の内容物、すなわち散布剤は穴２３を通して流れ
てバルブハウジング１１を充満する。上記散布剤はバル
ブハウジング１１から通路５２を介して計量チャンバ１
６内にも流入して該計量チャンバを充満する。第１図に
示す位置において、第１シール材１４が）ぐルブステム
１２の外周部と接触しかつ大径部５０と接触して封止し
ているから上記散布剤が放出されない。

バルブＩＯを通して所定量の散布剤を散布する際、当該
バルブの他の部材に対しバルブステム１２を第２図に示
す位置まで押し下げる（これによりバルブステムは第１
図中において下方向に移動する）。

バルブステム１２が第２図に示す位置に到達した時には
、通路５２は計量チャンバ１６の内部とバルブハウジン
グ１１内部間の流路を形成しなくなる。第２図に示すよ
うに通路５２はバルブステムＩ２と気密的に封止する第
２バルブシール材１５の下方に位置し、これにより計量
チャンバはバルブハウジング１１から絶縁される。一方
、第２図の位置において、バルブステム１２への入口穴
４９は当該バルブステム１２の外周部と気密的に封止し
ている第１バルブシール材１４の上方に存在し、よって
散布は開始されず、所定量の散布剤が計量チャンバ内に
存在したままである。このようにして、第２図に示す位
置において、所定量の散布剤が計量チャンバ内に分離状
態で存在する。

バルブステム１２を更に押し下げると、このバルブステ
ム１２は当該バルブにおける他の構成部分に対し第３図
に示す位置に移動する。この位置において、バルブステ
ム１２は下方の第２バルブシール材１５と気密的に接触
しており、よって散布剤が計量チャンバ１６内に入るこ
とがない。一方、入口穴４９が上方の第１バルブシール
材１４を通過すると、この計量チャンバ１６はバルブス
テム１２の内部、従ってバルブステム１２の出口穴４８
と連絡する。これにより計量チャンバ１６内の所定量の
散布剤がバルブステム１２を通して散布される。

バルブステム１２に加える力を弱めると、スプリング６
０がこのバルブステム１２を第３図に示す位置から入口
穴４９が再び閉鎖される第２図の位置を経て第１図の位
置に復帰させる。この位置で計量チャンバＩ６はバルブ
ハウジングｔｔの内部と再び連絡して散布剤が再び充填
される。　　−上述したバルブの作動は圧力下に散布剤
を充填したエアゾール容器にバルブが取り付けられてい
る際の通常の手順である。通常バルブを空の容器に取り
付け、その後、散布剤及び圧力媒体を充填する。本発明
に係るバルブは上記のような充填作業を容易化するよう
に設計されている。かかる充填作業は通常バルブ上に充
填ヘッドを配置して行う。この充填ヘッドはバルブステ
ムを押し下げ、かつバルブステム及びその周囲を介して
散布剤及び圧力媒体を圧入する。この充填作業時、計量
チャンバ１６における各チャンバ要素３０．３１に形成
された狭間胸壁部４１．４２は第２バルブシール材１５
を偏向させ、よって散布剤及び圧力媒体が該シール材１
５及びバルブハウジング１１を通過し、当該バルブが取
り付けられた容器内に流入しつるようにされている。２
つのチャンバ要素３０．３１における狭間胸壁部の数は
相違するようにしたから、両チャンバ要素における各狭
間胸壁部力略完全に同一軸線上に位置することがない。

これにより第２バルブシール材１５に充分な保持力が与
えられるとともに充填作業時に第２バルブシール材１５
が充分に偏向することが可能である。

本発明は上述の実施例に限定されず、種々の変形が可能
である。上記バルブは倒置して使用するようにしたもの
であるが、例えば同様にして直立姿勢で作動するバルブ
とすることができる。その場合、バルブハウジング１１
に穴２３を設けず、その代わりにその下端部に入口が設
けられ、バルブを取り付けた容器の底部に近い位置まで
伸びる吸い上げチューブが上記人口と接続される。

また、上述したように各チャンバ要素３０．３１の代わ
りに他の適当な形状を有する要素を用いることにより計
量チャンバの大きさを予め定めることができる。

更には、各チャンバ要素３０．３１に形成される複数の
狭間胸壁部の代わりに、それらの部材の中央開口の周囲
に種々の形状の切欠き部を設けるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のバルブステムが第１の非
作動位置にある計量バルブの断面図、第２図はバルブス
テムが第２位置まで部分的に押し下げられた状態におけ
る第１図と同様の断面図、 第３図はバルブステムが作動位置まで完全に押し下げら
れた状態における第１図及び第２図と同様の断面図、 第４図は第１図のバルブにおける計量チャンバにおける
一方の入れ子要素の平面図、 第５図は第１図のバルブの計量チャンバにおける他方の
入れ子要素の平面図である。 １１・・・バルブハウジング、１２・・・バルブステム
、１４．１５・・・シール材、１６・・・計量チャンバ
、３０．３１・・・入れ子要素（チャンバ部材）、４１
．４２・・・狭間胸壁部、４４・・・穴、４８・・・出
口穴、４９・・・人口穴、５５・・・スプリング保持用
カップ部材、５６・・・部分、６０・・・スプリング。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）バルブハウジング、該バルブハウジング内の計量
   チャンバ、該計量チャンバの対向する両端部を閉鎖する
   第１および第２バルブシール材並びに該両シール材の穴
   を介して摺動可能にされるとともにそこを貫通して伸延
   するバルブステムを備え、上記バルブステムが作動位置
   に在る時に計量チャンバと連絡する出口および入口を有
   するとともに非作動位置にばね付勢されるようにした加
   圧散布容器から一定用量を散布するためのバルブにおい
   て、 上記バルブハウジング内で計量チャンバの外部にスプリ
   ングを配置し、上記計量チャンバを内および外入れ子要
   素から形成し、これらの入れ子要素間に上記バルブシー
   ル材の一方を取り付け、該内入れ子要素が上記計量チャ
   ンバの容量を画定していることを特徴とする加圧散布用
   バルブ。
2. （２）バルブシール材が取り付けられている各入れ子要
   素の部分にバルブステムが貫通して伸延する穴と隣接し
   て切り欠き部を設け、該各切り欠き部がバルブシール材
   を湾曲容易として該バルブシール材を介してバルブハウ
   ジング内に加圧媒体を侵入させるようにした特許請求の
   範囲第１項に記載のバルブ。
3. （３）各切り欠き部が複数の狭間胸壁部を備え、内部お
   よび外部入れ子要素に相違した数の狭間胸壁部を設けた
   特許請求の範囲第２項に記載のバルブ。
4. （４）内入れ子要素に６つの狭間胸壁部を設ける一方、
   外入れ子要素に４つの狭間胸壁部を設けた特許請求の範
   囲第３項に記載のバルブ。
5. （５）バルブハウジング内でバルブステムの内方端部に
   スプリング保持カップを嵌合させ、該スプリングを上記
   カップの一部分とバルブハウジングの端壁間に配置した
   特許請求の範囲第１項〜第４項のいずれかに記載のバル
   ブ。
6. （６）当該バルブにおける第１および第２シール材を除
   く全ての構成部分が金属から形成される特許請求の範囲
   第１項〜第５項のいずれかに記載のバルブ。
7. （７）当該バルブを容器に取り付けるためのバルブカッ
   プを備える特許請求の範囲第１項〜第６項のいずれかに
   記載のバルブ。
8. （８）バルブハウジングに形成した座部に内部および外
   部入れ子要素を配置するとともに該バルブハウジングを
   バルブカップと接触させて当該各バルブ構成部分の組み
   立て関係を保持する特許請求の範囲第７項に記載のバル
   ブ。
9. （９）内部入れ子要素に形成された座部とバルブカップ
   の壁部間にもう１つのバルブシール材を設けた特許請求
   の範囲第８項に記載のバルブ。
10. （１０）前記第１項〜第９項のいずれかに記載のバルブ
    を含むことを特徴とする加圧散布用容器。