JPS61175288A

JPS61175288A - 圧縮機

Info

Publication number: JPS61175288A
Application number: JP60014681A
Authority: JP
Inventors: Satoru Oikawa; 及川　覚; Eiji Kuwabara; 永治桑原
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-01-29
Filing date: 1985-01-29
Publication date: 1986-08-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、空調機器や冷凍機器等に使用される圧縮機に
係わり、その能力を可変し得るようにした圧縮機に関す
る。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、空調機等の能力の可変方法の１つに、圧縮機の吸
込管と連通ずる配管を開閉するものがある。たとえば、
第９図に示すように圧縮機１、室内側熱交換器２、可逆
膨張弁３、室外側熱交換器４、および四方弁５等を接続
して冷凍サイクルを構成したものにあっては、圧縮機１
の吸込管と四方弁５とを連通する配管１ａの中途部に電
磁弁６を設け、この電磁弁６を第１０図のように１〜２
秒の周期（ＯＮ−ＯＦＦの影響が冷凍サイクル上、大き
な変動とならない程度の周期）で０ｌｌ−ＯＦＦ動作さ
せて圧縮機の被圧縮媒体の吸込みを断続的に遮断し、こ
れにより冷媒循環量を断続的に低下させ、その能力を可
変するものがある。

しかしながら、この方式では、次のような欠点があった
。

（ａ）電磁弁の０Ｎ−ＯＦＦ動作を早い周期で行なう必
要があり、電磁弁の耐久性に問題がある。

（ｂ）　　圧縮機から離れた位置にある電磁弁をＯＮ−
〇ＦＦＬ、ているため、ＯＦＦしてから圧縮機で作用す
るまでに時間遅れがあり、十分な真空運転状態が得られ
ず、能力低下時の効率が悪くなる。

〔発明の目的〕

本発明は、前記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、能力の可変が効率良く行なえ、しか
も耐久性に優れた圧縮機を提供しＪ：うとするものであ
る。

〔発明の概要〕

本発明は、前記目的を達成するために、圧縮機の被圧縮
媒体の吸込通路に、その回転位置により前記吸込通路を
開閉し得るように弁体を設（プるとともに、この弁体を
回転制御する弁体作動手段を設け、圧縮機の吸込み動作
を制御することにより圧縮機の能力を調整する構成とし
たものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図を参照して説
明する。

第１図および第２図において、図中１０は、ケーシング
１１内に収納された回転式圧縮機構部を示し、この圧縮
機構部１０は、シリンダ１２と、このシリンダ１２の上
面側に設けられた主軸受１３と、シリンダ１２の下面側
に設けられた軸受１４と、この軸受１４および前記主軸
受１３により回転自在に保持されたシャフト１５、この
シャフト１５の偏心部１５ａに外嵌され、シリンダ１２
の内壁面との間にシリンダ室１６を形成するローラ１７
を有した構成となっている。　前記シャフト１５は、圧
縮機構部１０の上方に設けられた図示しない電動機構部
によって駆動される構成となっている。

また、前記シリンダ１２には、前記シリンダ室１６と外
部吸込管１８とを連通する吸込口としての吸込通路１９
が形成された状態となっているとともに、図示しない吐
出口が形成された状態となっており、吸込管１８を介し
てシリンダ室１６内に導入された被圧縮媒体としての冷
媒は圧縮された後、ケーシング１１内を経て外部吐出管
に導出される構成となっている。

しかして、図示しない電動機構部によってシャフト１５
が駆動されることにより、この偏心部１５ａに外嵌され
たローラ１７が偏心回転し、圧縮動作が行われることに
なる。

また、上記吸込通路１９が能力可変装置２０によって開
閉制御される構成となっており、圧縮能力が可変できる
ようになっている。すなわち、シリンダ１２に形成され
た吸込通路１９に、その位置により前記吸込通路１つを
開閉する弁体２５が設けられている。この弁体２５は第
３図に示すように吸込通路１９を含む円板状の弁収納用
溝２６内に配置された切欠き部２５ａを有する半円状の
板体からなり、ケーシング１１外に他端部を延出させた
駆動軸２７の一端部に取付けられた状態となっている。

また、この駆動軸２７の他端部は、ケーシング１１外に
配置された弁体作動手段としてのモニタ２８と連結され
た状態となっており、モータ２８が通電状態になると、
弁体２５が所定の速度で所定方向に駆動される構成とな
っている。

そして、前記弁体２５を回動させて前記吸込通路１つを
開閉させることにより、吸込み動作を制御させ圧縮機の
能力を調節することになる。

つぎに、このような構成からなる能力可変装置２０の能
力可変動作を第３図および第４図を参照して説明する。

圧縮機の能力を全部用したいときには、吸込通路１９が
全開になる位置、すなわち、第３図に示す（ｄ）〜（ａ
）状態までの位置に弁体２５を停止させた状態とする。

また、能力を低下させたい場合には、モータ２８に通電
して弁体２５を回転させ、（ａ）〜（ｄ’）状態が繰返
されるようにして、吸込通路１９を連続的に開閉させる
ことになる。

このとき、半円状の弁体２５の回転速度が一定の場合、
吸込通路１９の開いている時間と閉じている時間が等し
くなり、圧縮機の能力を２分の１に低下させることがで
きる。

また、その他の能力変化を行なう場合には、第４図に示
すように、モータ２８の通電時間をコントロールして行
なう。

たとえば、能力を４分の１にする場合には、第３図の（
ａ）〜（Ｃ）状態の時間Ｔ１と第３図の（Ｃ）〜（ａ）
状態の時間Ｔ２の比を３対２にする。

すなわち、時間Ｔ２のカウント開始時にモータ２８にＴ
ＯＮ時間通電し、弁体２５の位置を吸込通路１９が全閉
になる位置に移動させる。この後、モータ２８の通電を
Ｔ１時間経過するまで停止する。

そして、Ｔ１時間が経過すると再度モータ２８にＴＯＮ
時間通電し、弁体２５の位置を第３図の（Ｃ）〜（ａ）
状態の位置に移動させて吸込通路１９を全開にする。こ
の後、モータ２８の通電をＴ２時間経過するまで停止す
る。このようにして、Ｔ１時間だり弁体２５を全開の位
置に停止させ、Ｔ２時間だけ弁体２５を全開の位置に停
止させることにより、Ｔ１時間の間の能力をゼロ、Ｔ２
時間の間の能力を最大にして運転させ、これをＴＩ＋Ｔ
２７１〜２秒の周期で繰返すことにより、能力を４分の
１に低下させることになる。

なお、前記一実施例において、半円状の板体からなる弁
体２５を用い、一方向に回転させることにより吸込通路
１９を開閉するものについて説明したが、弁体２５を逆
交互に回転させて開閉するようにしてもよい。

また、半円状の板体からなる弁体２５に限らず、吸込通
路１９を開閉できれば他の構成としてもよい。たとえば
、第５図〜第７図に示すように、連通孔３ｏを有するシ
リンダ部材からなる弁体３１を吸込通路３２の屈曲部に
設け、この弁体３１の連通孔３０の他端開口部３０ｂが
シリンダ１２に形成された吸込口３３に連通した状態、
かつ弁体３１の回転に伴って弁体３１の周面部に形成さ
れた連通孔３０の一端開口部３０ｂが吸込管１８に連通
し得る状態とする。

そして、この弁体３１を、永久磁石３４と、この永久磁
石３４を囲繞する状態に設けられたステッピングモータ
コイル３５とからなる弁体作動手段３６により駆動し、
第５図で示すように吸込通路３２を開放したり、第７図
に示すように閉成する構成としてもよい。

さらには、第８図に示すように吸込通路３２の屈曲部に
傾斜状態に設けられた板体からなる弁体４０を設け、こ
の弁体４０を弁体作動手段３６を介して実線状態にする
ことにより吸込通路３２を閉成し、二点鎖線状態にする
ことにより吸込通路３２を開放する構成としてもよい。

また、回転式圧縮（幾構部をもって圧縮機について説明
したが、これに限るものでないことは勿論である。

その他、本発明は本発明の要旨を変えない範囲で種々変
形実施可能なことは勿論である。

なお、第５図に示す４１は吸込管に接続されたアキュム
レータであり、４２はバルブカバーである。

また、上述の実施例において、前述の一実施例と同一構
成部分は同一の符号を付して説明を省略する。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、圧縮機の被圧縮媒体の
吸込通路に、その回転位置により前記吸込通路を開閉し
得るように弁体を設けるとともに、この弁体を回転制御
する弁体作動手段を設け、圧縮機の吸込み動作を制御す
ることにより圧縮機の能力を調整する構成としたもので
ある。したかって、能力の可変が効率良く行なえ、しか
も耐久性に優れた圧縮機を提供できるといった効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は主
要部の概略的縦断側面図、第２図は同じく概略的斜視図
、第３図は弁体の回転に伴う吸込通路の開閉状態を示す
説明図、Ｍ４図は弁体を回転させるモータの駆動制御と
弁体の開閉状態の関係を示す説明図、第５図〜第７図は
本発明の第１の他の実施例を示し、第５図は主要部の概
略的縦断側面図、第６図は弁体の概略的斜視図、第７図
は吸込通路の閉成状態を示す概略的断面図、第８図は本
発明の第２の他の実施例を示す要部の概略的縦断図、第
９図〜第１０図は従来例を示すもので、第９図は電磁弁
による吸込管の開閉制御による能力可変方式を採用した
冷凍サイクルの構成図、第１０図は電磁弁の０Ｎ−ＯＦ
Ｆ制御状態を示す説明図である。１９・・・吸込通路、２０・・・弁体作動手段、２５・
・・弁体、２５ａ・・・切欠き部、２６・・・溝、２８
・・・モータ、３０・・・連通孔、３０ａ、３０ｂ・・
・開口部、３１・・・弁体、３２・・・吸込通路、３４
・・・永久磁石、３５・・・ステッピングモータコイル
、３６・・・弁体作動手段。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）圧縮機の被圧縮媒体の吸込通路に、その回転位置
により前記吸込通路を開閉し得るように設けられた弁体
と、この弁体を回転制御することにより圧縮能力を調整
する弁体作動手段とを具備してなることを特徴とする圧
縮機。
（２）弁体が、吸込通路を含む円板状の溝内に配置され
た切欠き部を有する板体からなり、回転に伴って前記切
欠き部の前記吸込通路に対する位置を変えることにより
吸込通路を開閉する構成であることを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載の圧縮機。
（３）弁体が、吸込通路の屈曲部に設けられた連通孔を
有するシリンダ部材からなり、その回転に伴って前記連
通孔の一端開口部の吸込通路に対する位置を変えること
により吸込通路を開閉する構成であることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の圧縮機。
（４）弁体が、吸込通路の屈曲部に傾斜状態に設けられ
た板体からなり、回転に伴って揺動変位させることによ
り吸込通路を開閉する構成であることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の圧縮機。
（５）弁体作動手段が、モータであることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の圧縮機。
（６）弁体作動手段が、弁体側に取着された永久磁石と
、この磁石を囲繞する状態に設けられたステッピングモ
ータコイルとを有してなることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の圧縮機。