JPS6116981A - 抗酸化剤 - Google Patents
抗酸化剤Info
- Publication number
- JPS6116981A JPS6116981A JP13674184A JP13674184A JPS6116981A JP S6116981 A JPS6116981 A JP S6116981A JP 13674184 A JP13674184 A JP 13674184A JP 13674184 A JP13674184 A JP 13674184A JP S6116981 A JPS6116981 A JP S6116981A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antioxidant
- acid
- dissolved
- water
- butanol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は抗酸化剤に関し、より詳しくは天然物中にも
含まれる極めて安全性が高く従って食品、化粧料等その
利用範囲が大きいゲニボシディソク アシッドを必須成
分とする抗酸化剤の提供にある。
含まれる極めて安全性が高く従って食品、化粧料等その
利用範囲が大きいゲニボシディソク アシッドを必須成
分とする抗酸化剤の提供にある。
(従来の技術及びその欠点)
従来から、食品や化粧料には保存性向−ヒの為に各種抗
酸化剤が添加されている。
酸化剤が添加されている。
これらの抗酸化剤は、通常化学合成品であるα−トコフ
ェロール、やBHA、、BHT等であったため、その安
全性に多いに問題があった。
ェロール、やBHA、、BHT等であったため、その安
全性に多いに問題があった。
(解決手段)
この発明者らは、長年に亘り、天然物及び漢方薬剤の研
究に従事し、その過程で天然物及漢方薬剤にも含まれて
いるゲニボシディ・7り アシ1.ド(次式(1))が
、 (但し、Ill及びl?2はII 、 CI+3 、
C2115を示す、)優れた抗酸化作用を有することを
解明しこの発明に到達した。
究に従事し、その過程で天然物及漢方薬剤にも含まれて
いるゲニボシディ・7り アシ1.ド(次式(1))が
、 (但し、Ill及びl?2はII 、 CI+3 、
C2115を示す、)優れた抗酸化作用を有することを
解明しこの発明に到達した。
即ちこの発明は、ゲニボシデイソク アシッド(上記式
(1))を必須成分とする抗酸化剤に係るものである。
(1))を必須成分とする抗酸化剤に係るものである。
この発明に於いて使用するゲニボシデイツクアシッドは
、合成、半合成されたものであっても良(、天然物から
抽出したものであっても良いが、以下天然物から抽出し
て得る場合の実施例について述べる。
、合成、半合成されたものであっても良(、天然物から
抽出したものであっても良いが、以下天然物から抽出し
て得る場合の実施例について述べる。
尚、抽出方法に次の例に限定されるものでは無い。
出発天然物としては、車前子(PLANTAGINTS
RADIX) (オオバコ利の植物オオバコ(Pla
tago majorL、var、asiatica
I’1ecaisne)の乾燥種子)等が好適に使用で
きる。
RADIX) (オオバコ利の植物オオバコ(Pla
tago majorL、var、asiatica
I’1ecaisne)の乾燥種子)等が好適に使用で
きる。
この乾燥種子を粉砕し、この粉砕物をまずメタノールを
用いて、還流させながら加温抽出する。
用いて、還流させながら加温抽出する。
その後、このメタノールを減圧留去して乾燥物を得る。
この乾燥物は純度が低いがこのまま抗酸化剤として使用
できる。
できる。
次いで、この乾燥物を水にとかし、濾別して濾液をn−
ヘキサン−水で分液精製し、更に水溶出層の水を減圧留
去して乾燥粉末を得る。
ヘキサン−水で分液精製し、更に水溶出層の水を減圧留
去して乾燥粉末を得る。
この乾燥粉末も純度が低いがこのまま抗酸化剤として使
用できる。
用できる。
次いで、この乾燥物を水にとかし、n−ブタノール−水
で更に分液精製し、このn−ブタノール溶出層のn−ブ
タノールを減圧留去して乾燥粉末を得る。
で更に分液精製し、このn−ブタノール溶出層のn−ブ
タノールを減圧留去して乾燥粉末を得る。
この乾燥粉末も純度が低いがこのまま抗酸化剤として使
用できる。
用できる。
この乾燥粉末をメタノールに熔解し、カラムクロマト手
法で分離すると、ゲニポシディック アシッドが99.
9%以」二の純度で得られる。
法で分離すると、ゲニポシディック アシッドが99.
9%以」二の純度で得られる。
このゲニボシディック アシッドは無色の無定形粉末で
、その構造は次の方法で同定された。
、その構造は次の方法で同定された。
赤外線吸収スペクトルj KRr法
3300−3400 cm−1,168Or、+11
−1. 1630 cm−1。
−1. 1630 cm−1。
(以下余白)
核磁気共鳴法;旧−NMR及びC1C13−N旧−NM
R(020) 5.30(D、J= 7.0llz C−I It)。
R(020) 5.30(D、J= 7.0llz C−I It)。
5.96(m C−7H)
7.57(s C−3H)
(以下余白)
C13−NMR90Ml1z 標準物質TMS(13
20,6p卯) Carbon Chemic
al 5hift1
99.7(d)3 153
.0(d)4 112.8
(s)5 35.2(D
)6 38.9(t)7
129.6(d)8
142.4(s)9
46.6 (d)10
61.6(t)11
171.8(a)1’
97.9(d)2’
73.6(d)3’
76.5(d)4°
70.3(d)5’
76.9(d)6”
60.5(t)(s)はシングレット、
(d)はダブレット、(1)はトリプレットを示す。
20,6p卯) Carbon Chemic
al 5hift1
99.7(d)3 153
.0(d)4 112.8
(s)5 35.2(D
)6 38.9(t)7
129.6(d)8
142.4(s)9
46.6 (d)10
61.6(t)11
171.8(a)1’
97.9(d)2’
73.6(d)3’
76.5(d)4°
70.3(d)5’
76.9(d)6”
60.5(t)(s)はシングレット、
(d)はダブレット、(1)はトリプレットを示す。
以上の結果から、ゲニボシディソク アシッドを同定し
、クロロホルム−メタノール−水を展開剤として薄層ク
ロマトグラフで確認した。
、クロロホルム−メタノール−水を展開剤として薄層ク
ロマトグラフで確認した。
この様なゲニボシディソク アシッドを必須成分とする
この発明に係る抗酸化剤は、化粧料及び食品に対し適量
添加して使用すれば、次の実施例及び試験例で示す如く
、従来の合成抗酸化剤であるα−トコフェロールやBH
A、BHT等と同等の効果が得られる上、極めて安全性
の高い抗酸化剤となる効果を有する。
この発明に係る抗酸化剤は、化粧料及び食品に対し適量
添加して使用すれば、次の実施例及び試験例で示す如く
、従来の合成抗酸化剤であるα−トコフェロールやBH
A、BHT等と同等の効果が得られる上、極めて安全性
の高い抗酸化剤となる効果を有する。
実施例
出発天然物として日本薬局法の車前子(PLANTAG
INIS RA旧X)500 gを使用した。
INIS RA旧X)500 gを使用した。
この乾燥物を粉砕し、この粉砕物をまずメタノール3リ
ツトルを用いて6時間速流させながら加温抽出した。
ツトルを用いて6時間速流させながら加温抽出した。
この抽出は3回繰り返した。
その後、このメタノールを減圧留去し、80gの乾燥物
を得た。 抗酸化剤(1)。
を得た。 抗酸化剤(1)。
次いで、この抗酸化剤(1)を水にとかし、濾別して濾
液をn−ヘキサン−水で分液精製し、更に水溶出層の水
を減圧留去して乾燥粉末7g得た。
液をn−ヘキサン−水で分液精製し、更に水溶出層の水
を減圧留去して乾燥粉末7g得た。
抗酸化剤(2)。
この抗酸化剤(2)を水に点かし、n−ブタノール−水
で更に分液精製し、このn−ブタノール溶出層のn−ブ
タノールを減圧留去して乾燥粉末を2g得た。
で更に分液精製し、このn−ブタノール溶出層のn−ブ
タノールを減圧留去して乾燥粉末を2g得た。
抗酸化剤(3)。
この抗酸化剤(3)をメタノールに溶解し、カラムクロ
マト手法で分離して、ゲニボシディック アシッドを9
9.9%以上の純度で306mg得た。抗酸化剤(4)
。
マト手法で分離して、ゲニボシディック アシッドを9
9.9%以上の純度で306mg得た。抗酸化剤(4)
。
このケニボシディック アシッド(抗酸化剤(4))は
無色の無定形粉末であった。
無色の無定形粉末であった。
試験例I
上記実施例で得た抗酸化剤(1)乃至(4)を使用して
次の試験を行った。
次の試験を行った。
リノール酸(和光純薬■社製)10gにツイーン80(
米国アトラス社製界面活性剤)0.Flg及び前記実施
例で得た抗酸化剤(1)又は(4)若しくは比較例1(
FIIIA和光純薬■社製)、比較例2(BIIT和光
純薬■社製)、比較例3(α−トコフェロール 東京化
成−社m>を0゜1gずつ加えた試料を7個調製し、こ
の試料を60’ Cの恒温槽に入れ、エアポンプで3時
間通気した。
米国アトラス社製界面活性剤)0.Flg及び前記実施
例で得た抗酸化剤(1)又は(4)若しくは比較例1(
FIIIA和光純薬■社製)、比較例2(BIIT和光
純薬■社製)、比較例3(α−トコフェロール 東京化
成−社m>を0゜1gずつ加えた試料を7個調製し、こ
の試料を60’ Cの恒温槽に入れ、エアポンプで3時
間通気した。
3時間後の酸化抑制率をpoν(過酸化物価)及びTB
AV(チオバルビッル酸価)で測定した。
AV(チオバルビッル酸価)で測定した。
結果を第1 表に示す。
又、リノール酸(和光純薬■社製)10gにツイーン8
0(米国アトラス社製界面活性剤)0.8gを加え、更
にこの試料を60°Cの恒温槽に入れ、エアポンプで3
時間通気した状態で、50χ酸化を防止できる濃度を抗
酸化剤(1)乃至(4)、比較例1 (Bl(A和光純
薬■社製)、比較例2 (BIT和光純薬■社製)、比
較例3(α−トコフェロール 東京化成−社製)に付い
て調べた。
0(米国アトラス社製界面活性剤)0.8gを加え、更
にこの試料を60°Cの恒温槽に入れ、エアポンプで3
時間通気した状態で、50χ酸化を防止できる濃度を抗
酸化剤(1)乃至(4)、比較例1 (Bl(A和光純
薬■社製)、比較例2 (BIT和光純薬■社製)、比
較例3(α−トコフェロール 東京化成−社製)に付い
て調べた。
結果を第2 表に示す。
(以下余白)
第 1 表
1 I TRAV
(X) l POV(X) I
I抗酸化剤(+l l 1o0 110o
11抗酸化剤+21 1 100 .11
00 1H← (抗酸化剤(31110011001 1抗酸化剤141 1 100 1100
1H← 1比較例 (11110011001 →← 1比較例 (2) l 100 1io01
1比較例 (311171201 第 2 表 1 I TBAV (
50χ) l pov(box)
11抗酸化剤fl) 14.02XO,ol 15
.93xO,0111抗酸化剤f21 11.25XO
,ol、 l 1.21XO,Ol lI抗酸化剤
(3111,23X0.01 + 1.21X0.0
1 11抗酸化剤+41 11.56xo、旧 l 1
.82x0.01 lヒ← 1比較例 fl) 13.37X0.001 +3
.75X0.001 11比較例 +2) 11.9
2xo、001 12.24xo、ool 11比較
例 (3111,95X0.1 12.48X0.1
1注)数字の単位はMol。
(X) l POV(X) I
I抗酸化剤(+l l 1o0 110o
11抗酸化剤+21 1 100 .11
00 1H← (抗酸化剤(31110011001 1抗酸化剤141 1 100 1100
1H← 1比較例 (11110011001 →← 1比較例 (2) l 100 1io01
1比較例 (311171201 第 2 表 1 I TBAV (
50χ) l pov(box)
11抗酸化剤fl) 14.02XO,ol 15
.93xO,0111抗酸化剤f21 11.25XO
,ol、 l 1.21XO,Ol lI抗酸化剤
(3111,23X0.01 + 1.21X0.0
1 11抗酸化剤+41 11.56xo、旧 l 1
.82x0.01 lヒ← 1比較例 fl) 13.37X0.001 +3
.75X0.001 11比較例 +2) 11.9
2xo、001 12.24xo、ool 11比較
例 (3111,95X0.1 12.48X0.1
1注)数字の単位はMol。
以上の試験例の結果から判る如く、この発明に係る抗酸
化剤は優れた効果をもっことが判る。
化剤は優れた効果をもっことが判る。
Claims (1)
- (1)ゲニポシディックアシッド(次式(1))を必須
成分とする抗酸化剤 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (但し、R1及びR2はH、CH3、C2H5を示す。 )(2)前記ゲニポシディックアシッド(式(1))が
車前子(Plantaginis Semen)の抽出
成分であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の抗酸化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13674184A JPS6116981A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 抗酸化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13674184A JPS6116981A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 抗酸化剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6116981A true JPS6116981A (ja) | 1986-01-24 |
Family
ID=15182416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13674184A Pending JPS6116981A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 抗酸化剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6116981A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62293273A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-19 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1984
- 1984-07-02 JP JP13674184A patent/JPS6116981A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62293273A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-19 | Canon Inc | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000503627A (ja) | コミフォーラ属の植物、特にコミフォーラ・ムーカルから抽出される化合物、同化合物を含有する抽出物、及び、これらの化粧品等における使用 | |
EP1156995B1 (en) | Process for extraction of an organic salt from plants, the salt, and other similar salts | |
KR101737556B1 (ko) | 법제 하수오 추출물을 유효성분으로 포함하는 산화적 스트레스 개선용 조성물 | |
CA2334656C (en) | Method for preparing aloin by extraction | |
Leong et al. | Research on the glucoside fraction of the vanilla bean | |
JPS6116981A (ja) | 抗酸化剤 | |
EP1144561B1 (en) | A process of obtaining natural antioxidants from plants | |
KR100363111B1 (ko) | 감태로부터 분리된 신규 물질, 이의 추출 및 정제방법, 및항산화제로 사용하는 용도 | |
JPH07196640A (ja) | 4−ヒドロキシ−5−メチル−3[2h]−フラノンの製造方法及びその用途 | |
KR20010098012A (ko) | 감태로부터 분리된 신규 물질, 이의 추출 및 정제방법, 및항산화제로 사용하는 용도 | |
JP3444936B2 (ja) | 抗酸化剤 | |
JP2002020306A (ja) | ラジカル消去物質およびそれを用いたラジカル消去剤 | |
JP3976890B2 (ja) | 新規化合物又はその薬理上許容される塩並びにそれらを有効成分とする抗酸化剤 | |
JP3476870B2 (ja) | 天然抗酸化剤 | |
CN107235893A (zh) | 3,5‑二(3,4‑二羟基苯基)吡啶及其提取方法和应用 | |
JPH04182480A (ja) | 茶カテキン類の精製方法 | |
JPH03106811A (ja) | 美白外用剤 | |
JPH0149152B2 (ja) | ||
KR20230170371A (ko) | 마그놀올의 정제 방법 | |
SU1039502A1 (ru) | Способ получени природного антиоксиданта | |
JPH0625663A (ja) | 抗酸化剤 | |
JPH04353592A (ja) | 酸化防止剤 | |
JPH05156247A (ja) | 新規ベンゾピラン誘導体 | |
JP2003518160A (ja) | ハイドロフルオロエーテル少なくとも1種を使用する溶剤による脂肪質の抽出・分別法 | |
JPH03109343A (ja) | 2,3′,4,5′―テトラヒドロキシスチルベンの製造法 |