JPS61167589A - インクジエツトプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、多数の微小開口（孔、凹部、隙間等、以下同
じ。）を設けたシート状部材によって液状インクを記録
ヘッドに搬送し、該記録ヘッドの作用に基づいて前記開
口内のインクを記録紙面へ選択飛翔させ記録するインク
ジェットプリンタに関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］ 記録ヘッドに対向させて記録紙支持部材上に記録紙を支
持し【両者を相対移動させて記録走査を行うプリンタは
種々知られている。そのうち、インパクトプリンタやサ
ーマルランスファープリンタは、記録時に記録ヘッドと
記録紙とが接触した状態で記録が行なわれる為、記録ヘ
ッドと記録紙との位置決めは比較的容易である。

これに対し、インクジェットプリンタ、例えばノズル方
式のインクジェットプリンタは、微小口径のノズルから
液状インクを記録紙面へ噴出させ付着させる構成なので
、記録ヘッドと記録紙とが離間した状態で記録が行なわ
れる為、その相対離間距離が変化すると記録特性が変化
してしまうといった問題点がある。この問題点は、例え
ば特開昭５５−１６４１７５号公報、特開昭５７−２４
２５６号公報等に開示されている多数の微小開口を設け
たシート状部材の該開口内に液状インクを充填保持して
記録ヘッド部に搬送し、この記録ヘッド部の作用に基づ
いて前記開口内の液状インクを離間対向した記録紙面へ
飛翔させて記録を行う方式のインクシート型インクジェ
ットプリンタにおいても同様に発生する問題である。

例えば、前記特開昭５５−１６４１７５号公報に記載の
インクシート記録装置は第５図に示すよう構成されてい
る。即ち、エンドレス状のインクシート１に多数の開口
２・・・を設けて、この多数の開口２・・・にインク容
器３内に貯溜されたインク４を０−ラ５によって供給充
填し、前記インクシート１を移送することでインク４を
記録ヘッド部へ搬送する構成となっている。そして、前
記エンドレス状シート１は、電源６と記録信号スイッチ
６ａとに接続されている導電層７を介してＯ−ラ８ａ、
ｇｂにより支持移送され、対極電極ローラ９の位置にお
いて記録信号に基づくスイッチ６ａのオンにより印加さ
れる電圧によって前記開口２・・・内のインクが選択的
に吸引され記録紙１０に向って飛翔し記録を行うように
なっている。この装置の記録原理は、対極電極ローラ９
に対しインクシート１が最も接近する部位において最も
強い静電界が形成され、この部分の間口２内のインクが
飛翔して記録が行われる。したがって、インクシートと
対極電極ローラ９との距離が短い程強い静電界が形成さ
れるから、信号電圧を低めることができ好都合であるが
、それに伴ってインクシート１とローラ９との距離の変
化が静電界の強さに及ばず影響が大きくなり、これによ
る記録むらの発生が無視できなくなる。

このように、インクシートと記録紙１間の距離の変化が
画質を変化させることは、前記例に限らず、インクシー
トの開口からジェット気流で選択的にインクを飛翔させ
る構成の装置である前記特開昭５７−２４２５６号公報
に記載のもの、或は特願昭５８−１７８２０１号による
記録装置等インクシート型インクジェットプリンタ全般
にあてはまる問題点である。

［発明の目的］ 本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、記録
紙と記録ヘッドとの離間対向ギャップを常時一定に保持
して、即ち、記録紙保持部材の加工組立精度よる記録紙
保持面の変動、記録紙の厚さの変動による記録ヘッドと
記録紙面間のギャップの変動、記録の記録紙保持面から
の浮上り等を防止して常に安定した記録画像が得られる
ようにしたインクジェットプリンタを提供することを目
的としている。

［発明の概要］ 前記目的を達成するため本発明によるインクジェットプ
リンタは、シート状部材に多数の微小開口を設けて該開
口に液状インクを充填保持して記録ヘッド部に搬送し、
該記録ヘッド部において記録紙を支持した支持部材と対
向させる一方、インクシートと記録ヘッドで記録へラド
アッセンブルを構成し、該記録へラドアッセンブルと記
録紙とを相対移動させて記録走査を行うインクジェット
プリンタであって、記録ヘッドを記録紙支持部材側に常
時付勢する手段と、記録ヘッドと記録紙間の距離を規制
する位置決めローラとを設けて記録紙と記録ヘッド間の
距離を常時自動的に所定の値に設定保持するようになっ
ている。

［発明の実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明す
る。

第１図は本発明の第１実施例に係る概略側面図である。

この図において、符号１１は走査ドラムであって表面に
記録紙１２を巻回保持し、軸１３を回転中心として矢印
方向に回転して走査を行うようになっている。又、符＠
１４は記録へラドアッセンブルでケーシング１５内に記
録ヘッド１６及び多数の微小開口を有するインクシート
１７をドラム１１に対向させるように配置して構成され
ている。

このケーシング１５は、液状インクの容器を兼ねており
、更に図示されていないインクシート搬送用０−ラ等を
内蔵している。１８はインクシ一ト搬送ローラに動力伝
達を行うギヤで、軸１９を介してインクシート搬送ロー
ラと結合されている。

前記インクシート１７は下から上方向に移動し、ケーシ
ング１５の下部で開口内に液状インクを充填保持させて
記録ヘッド１６部へインクを搬送するようになっている
。インクシート１７は循環移動して又は、往復移動して
開口内の消耗したインクは前記ケーシング１５の下部で
再補充されるようになっている。

前記アッセンブル１４のケーシング１５は、保持部材２
０ａにてアーム２０に支持され該アーム２０を介して移
動走査台２１に取付けられている。

この移動走査台２１は、プリンタ本体に架設されたガイ
ドレール２２及び送りねじ２３によりて前記ドラム１１
の軸方向と平行な方向へ移動し記録紙１２の全面にわた
って走査するようになっている。前記アーム２０は、そ
の基部側が軸２４によって回動自在に移動走査台２１に
支承されている。

一方このアーム２０の先端ドラム側には、軸２５によっ
て位置決めローラ２０が支承されており、このローラ２
６はその外周面を記録紙１２に当接させるようドラム１
１に対峙している。又、前記アーム２０と移動走査台２
１との間には、アーム２０を軸２４を支点にドラム１１
側に回動するよう付勢する引張コイルスプリング２７が
架設されている。このコイルスプリング２７は、夫々ピ
ン２８．２９に掛止されている。尚、アーム２０の側面
には、アッセンブル１４が必要以上ドラム１１側に近接
しないよう移動走査台２１に当接し規制するストッパ３
０が突設されている。

前記アーム２０の先端反ドラム側には、前記ヤ１８に噛
合するギヤ３１が軸３２にて支承されている。このギヤ
３１には、一体にスプロケット又はプーリ３２ａが組込
まれており、アーム２００基部側に支承したスプロケッ
ト又はプーリ３３とベルト、チェーン等の伝達部材３４
にて結合されている。この伝達部材３４は、前記アーム
２０が軸２４を支点に回動するのをさまたげない張力で
架設されている。又、前記アーム２０の基部側のスプロ
ケット又はプーリ３３を固定した中心軸３５は、プリン
タ本体に架設されている軸で、スプロケット又はプーリ
３３を軸方向にスライド可能とし且つ回転力を伝達でき
るよう例えばスプライン結合されている。

このような構成では、アッセンブル１４を支持するアー
ム２０は軸２４に支承されている一方、スプリング２７
によってドラム１１方向に付勢され、且つ位置決め０−
ラ２６によって位置決めされているから、ドラム１１の
加工１組立時の偏芯やドラム１１上に支持される記録紙
１２の厚さや、浮きがある場合でも、アーム２０がそれ
に応答して揺動し、あるいは記録紙１２を支持面に押圧
して、記録ヘッド１６とドラム１１又は記録ヘッド１６
と記録紙１２間のギャップを常に安定的に一定に維持で
き記録特性の安定化を図ることができる。

第２図及び第３図は本発明の第２実施例に係り、第２図
は概略平面図、第３図は概略側面図である。

この実施例は、１行分の記録を記録ヘッドの往復動で行
うシリアルプリンタに関する構成例である。

これらの図において、符号４１は記録紙４２を支持搬送
するＯ−ラ、４３は記録へラドアッセンブルで、ケーシ
ング４４内に記録ヘッド４５及び多数の微小開口を有す
るインクシート４６を配設していると共に、このケーシ
ング４４は液状インク容器を兼ね、且つ図示しないイン
クシート搬送用ローラを内設している。前記ケーシング
４４は、ホルダ４７を介して可動板４８に取付けへれて
いる。この可動板４８は、ガイドレール４９．５０に沿
って前記ローラ４１の軸方向に移動走査する移動走査台
５３に、その一端側をビン５４を支点に０−ラ４１方向
に回動自在に支承している。又、この可動板４８は、そ
の他端に位置決めローラ５５を軸５６にて軸支している
。そして前記可動板４８は、スプリング受け５７及び５
８間に介装された圧縮コイスルプリング５９により常時
記録紙４２面方向に付勢されている一方、前記位置決め
ローラ５５の外周面が常時記録紙４２面に当接して記録
ヘッド４５と記録紙４２間のギャップを−定に保持して
いる。尚、前記可動板４８の位置決めローラ側端部にス
トッパ６０が設けられており、該可動板４８が必要以上
に０−ラ４１側に接近するのを防止している。

前記移動走査台５３は、１行分の走査毎に往復動じロー
５４１は１行分の紙送りを行う。そして、インクシート
４６を移動させる例えばスプロケットがアッセンブルケ
ーシング４４内に配設され、軸６１に軸着されている。

この軸６１に軸着されたとニオン６２は、ラック６３と
噛合しており、前記移動走査台５３の往復動によって前
記インクシート４６が往復移動するようになっている。

この実施例では、位置決めローラ５５を可動板、４８の
先端部にとりつけているが、記録ヘッド４５の上又は下
の位置に取付ければ、より正確に記録ヘッド４５の位置
決めを行うことができ、更に記録紙４２の端部まで記録
を行う場合に位置決めローラ５５が記録紙４２から外れ
ることがなく、記録紙４２の端部まで良好な記録が得ら
れる様な位置決めを実施できる。

このような構成では、位置決めローラの作用によって記
録紙をＯ−ラに押しつけることによって記録紙の浮上り
を防止できる一方、ローラの偏芯や加工精度不良による
記録紙位置の変動がある場合でも、記録ヘッドと記録紙
の間のギャップが常に一定に維持されて安定した記録を
行うことができ、更に記録紙の厚さが異る場合にでもこ
の変動を吸収し記録紙と記録ヘッドのギャップを所定の
値に維持することが可能となる。

前記第１及び第２実施例に共通の変形例として複数個の
位置決めローラを設け、記録紙上にいずれかの位置決め
０−ラが対接しているように構成することによって、記
録紙全面に亘り正確な位置決めを行うことができる。

第４図は前記複数個の位置決めローラの配置例を示す説
明図で、記録ヘッド６１１位置決めローラ６２．６３が
一体に保持されてアッセンブルを構成し、図示面に対し
て垂直方向に移動して位置決めが行われると共に、記録
紙６４と前記アッセンブルとは矢印方向に相対移動し、
更に記録ヘッド６１の走査幅が紙面幅より小さい時には
矢印方向と直交する方向にも相対移動するものとする。

（Ａ）図は記録ヘッド６１０両わきに位置決めローラ６
２．６３を配置し、（Ｂ）図は記録ヘッド６１から離れ
た位置の対角線上に位置決めローラ６２．６３を配置し
た例を示している。この様に位置決めローラを複数個配
置すれば記録ヘッドが記録紙と対向している時は必ず位
は決めローラも必ず記録紙上にあるという条件を満すこ
とができ、従って記録紙全面に亘って常時正確な位置決
めがなされ、良好な記録を得ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、記録紙と記録ヘッ
ドとの離間対向ギャップを常時一定に保持でき、安定し
た記録ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の概略側面図、第２図及び
第３図は第２実施例に係り、第２図は概略平面図、第３
図は概略側面図、第４図（Ａ）（Ｂ）は変形例を示す説
明図、第５図は従来例を示す概略断面図である。 １１・・・走査ドラム　　１２．４２・・・記録紙１６
．４５．６１・・・記録ヘッド １７．４６・・・インクシート ２０・・・アーム　　　　２１．５３・・・移動走査台
２６．５５．６２．６３・・・位置決めローラ２７．５
９・・・スプリング ４１・・・記録紙ローラ　　　　４８・・・可動板代理
人　　弁理士　　伊　膝　　進　　　１第１図 ｔＱ　　　　　３り　　　　　　　α 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数の微小開口を有し、該開口部に液状インクを充填保
   持して記録ヘッド部に搬送するインクシートと、該記録
   ヘッド部分で記録ヘッドに離間対接した記録紙支持部材
   及び記録紙とを有し、記録ヘッドと記録紙とを相対移動
   させながら前記インクシート開口に保持されたインクを
   選択的に記録紙面へ飛翔させるインクジェットプリンタ
   において、記録ヘッドを担持する可動部材と、該可動部
   材を記録紙側へ付勢する手段と、可動部材に一体に保持
   され記録紙側に当接して記録ヘッドと記録紙との離間ギ
   ャップを一定に保持する位置決めローラとを具備したこ
   とを特徴とするインクジェットプリンタ。