JPS61158708A - 人工胚の製造法 - Google Patents

人工胚の製造法

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JPS61158708A
JPS61158708A JP59278972A JP27897284A JPS61158708A JP S61158708 A JPS61158708 A JP S61158708A JP 59278972 A JP59278972 A JP 59278972A JP 27897284 A JP27897284 A JP 27897284A JP S61158708 A JPS61158708 A JP S61158708A
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JP
Japan
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artificial
seawater
solution
metal salt
calcium
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JP59278972A
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English (en)
Inventor
中西 純子
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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は寒天培地のかわりに植物の成育に必要な元素を
自由に膜を通して出入シ出来る人工胚に植物組織片を閉
じ込めた人工胚の製造に関するもので本発明の人工胚は
海水中の有用微量元素を植物のカルス、成長点、未熟胚
その他の組織培養に利用することが出来た。また人工胚
を適当な培地溶液に侵すことにより胚の外部より必要成
分を供給することが出来る。詳しくいえばアルギン酸−
価金属塩を植物の組織培養液に溶解してからアルギン酸
の二価または三価金属塩の皮膜をつくるに適した金属イ
オン濃度に調整した水溶液または海水に滴下することに
より人工胚を製造することに関するものである。海水中
には地球上のほとんどすべての元素が存在しており、組
織培養には塩類の濃度が大き過ぎて組織培養の有用な資
源でありながら現在まだ使用されていない。塩類のうち
塩化ナトリウムは特に含有量が多いため植物の成育を阻
害する。しかしアルギン酸の一価金属塩の水溶液を海水
中に滴下するとアルギン酸カルシウムを主成分とする皮
膜が出来る0その時アルギン酸の一価金属塩の濃度と粘
度と反応する金属イオン濃度により圧伏または球状の物
体が出来る。この場合海水を使用した時は塩化す) I
Jウム及び−価陽イオンは短時間の浸漬では圧伏物の表
層部分にだけ混入し、カルシウム以外の他の二価陽イオ
ンは人工胚の表層部分に混入するが海水中にはもともと
微量しか含まれていないので全体としては植物の成育に
適した程度の元素が胚秋物の中に含まれる。しかも塩化
ナトリウムは純水又は水道水に人工筋を侵しておくとl
lりの外に溶出する。その他の元素及び陰イオンも淡水
中に浸すと圧伏膜を通して外に流出する。アルギン酸−
価金属塩の水溶液からアルギン酸カルシウムを主成分と
する人工筋は標準的な海水中のカルシウムイオンが0.
01mat/lであるから胚秋物を形成するのに適した
濃度である0アルギン酸カルシウムの膜の出来るカルシ
ウムイオン濃度は下限が0.005 mol/l附近で
ある。人工筋の膜のかたさは二価または三価の金属イオ
ン濃度を調整することにより調節することが出来る。ア
ルギン酸金属塩の膜はマクネシウムを除くほとんどの二
価と三価の金属イオンと不溶性の俟をつくる。しかし腋
が物理的に脆いとか、植物の成育に悪い影響のある金属
イオンは使用に適さない。その点ではカルシウムが最も
適当であった。次に人工筋状物の中に植物の培養液を閉
込める場合はアルギン酸−価金属塩が胚をつくる以前に
ゲル化しないように培養液中の二価三価の金属イオン総
量を0.005 mol/l以下に調整しておくことが
必要である。次に実施例を述べる。
実施例1 アルギン酸カリウムを80℃乃至100℃の温湯に0.
2〜2.5%濃度になるよう溶解する。)この溶液中に
ユリの成長点を混合し、スポイトで吸い上げ、0.05
 mat/lの塩化カルシウム溶液に滴下すると数分後
には成長点のはいっだアルギン酸カルシウムを主成分と
した人工筋が出来た05分間放置してから人工筋をナイ
ロンストッキングで濾過し無菌の水道水に約20分浸し
て余剰イオンを人工筋の嘆外に溶出させる。次に通常の
成長点用の16養液、例えばN1tsehの培養液に5
チスクローズ添加培地に人工筋が乾燥しないよう無菌下
に浸しておくと1チ月後には発芽し、つづいて発根した
これを寒天培地に移し、5c!1を位の葉と根が成長し
てから土壌に移植した。塩化カルシウムのかわりに海水
中に滴下した場合も同様な結果が得られた。
実施例2 スクーグの培養液にアルギン酸ナトリウムの濃度が2.
0チになるように加温溶解してから放冷後ニンジンのカ
ルスをピンセットでアルギン酸ナトリウム溶液につけて
から0.01 mat/l塩化カルシウム溶液または加
熱殺菌してから放冷した海水中に滴下すると人工筋が出
来た0次にこの人工筋を分化用ホルモン剤を含む培地に
浸した状態で無菌下に25℃で培養すると3週間後に発
芽発根したO寒天培地と比較して人工筋を浸した培養液
を新しい溶液と入替えるのに便利であった0 ユリの鱗茎の2ミリ角位の切片で同様な操作で人工筋を
つくり培養すると1チ月後に小球状の新しいユリが出来
た更に1チ月後には5の位の葉と根が出来た。
実施例3 アルギン酸カリウムをランの成長点培養液用培地に2.
0チ濃度になるように溶解し、成長点をこの中につけ、
加熱殺菌後常温に冷やした0、05m06/7Iの塩化
力lレシウム溶液に滴下すると人工筋が出来たのこれを
三角フラスコで無菌下に25℃で培養すると3チ月で発
芽発根した。5チ月後には水苔に移植出来るような苗が
出来た。
手続補正書(方式) %式% 3、補正音する者 事件との関係 特許呂願人 5、補正の対象  発明の名称を正確に記載したもの−
、、’)−’r AJi 明   細   書 アルギン酸の一価金属塩を純水又は組織培養液に加温溶
解し、この溶液中に植物の未熟胚、カルス、成長点その
他の植物組織片を混合し、この混合物を海水または二価
もしくは三価の金属イオンを含有する水溶液中に滴下し
て人工肺全製造する方法。
3、発明の詳細な説明 本発明は寒天培地のかわりに植物の成育に必要な元素を
自由に膜を通して出入フ出来る人工肺に植物組織片を閉
じ込めた人工肺の製造に関するもので本発明の人工肺は
海水中の有用微量元素を植物の力pス、成長点、未熟胚
その他の組織培養に利用することが出来た。また人工肺
を適当な培地溶液に浸すことにより胚の外部よシ必要成
分を供給することが出来る。詳しくいえばアルギン酸−
価金属塩を植物の組織培養液に溶解してからアルギン酸
の二価または三価金属塩の皮膜をつくるに適した金属イ
オン濃度に調整した水溶液または海水に滴下することに
より人工肺全製造することに関するものである。海水中
には地球上のほとんどすべての元素が存在しており、組
織培養には塩類の濃度が大き過ぎて組織培養の有用な資
源でろυながら現在まだ使用されていない。塩類のうち
塩化ナトリウムは特に含有量が多いため植物の成育を阻
害する。しかしアルギン酸の一価金属塩の水溶液を海水
中に滴下するとアルギン酸力ルンウム全生成分とする皮
膜が出来る。その時アルギン酸の一価金属塩の濃度と粘
度と反応する金属イオン濃度によシ圧伏または球状の物
体が出来る。この場合海水を使用した時は塩化す) I
Jウム及び−価陽イオンは短時間の浸漬では圧伏物の表
層部分にだけ混入し、カルシウム以外の他の二価陽イオ
ンは人工肺の表層部分に混入するが海水中にはもともと
微量しか含まれていないので全体としては植物の成育に
適した程度の元素が圧伏物、の中に含まれる。しかも塩
化ナトリウムは純水又は水道水に人工肺を浸しておくと
膜の外に溶出する。その他の元素及び陰イオンも淡水中
に浸すと圧伏膜を通して外に流出する。アルギン酸−価
金属塩の水溶液からアルギン酸カルシウムを主成分とす
る人工肺は標準的な海水中のカルシウムイオンが0,0
1mol/lであるから圧伏物を形成するのに適した濃
度でおる。アルギン酸カルシウムの膜の出来ルカルシウ
ムイオン濃度は下限が0.005 mob/l附近であ
る。人工肺の膜のかたさは二価または三価の金属イオン
濃度を調整することにより調節することが出来る。アル
ギン酸金属塩の膜はマグネシウムを除くほとんどの二価
と三価の金属イオンと不溶性の膜をつくる。しかし膜が
物理的に脆いとか、植物の成育に悪い影響のある金属イ
オンは使用に適さない。その点ではカルシウムが最も適
当でめった。次に人工肺状物の中に植物の培養液を閉込
める場合はアルギン酸−価金属塩が胚をっくる以前にゲ
ル化しないように培養液中の二価三価の金属イオンa 
fI ’k O,005mo l/l以下ニ調整ジテオ
くことが必要である。次に実施例を述べる。
実施例1 アルギン酸カリウムを80℃乃至100℃の温湯に0.
2〜2.5チ濃度になるよう溶解する。この溶液中にユ
リの成長点を混合し、スポイトで吸いヒげ、0.05 
mo l/lの塩化力〜ンウム溶液に滴下すると数分後
には成長点のはいったアルギン酸カルシウムを主成分と
した人工肺が出来た。5分間放;lしてから人工肺をナ
イロンストッキングで濾過し無菌の水道水に約20分浸
して余剰イオンを人工肺の膜外に溶出させる。次に通常
の成長点用の培養液、例えばN1tschの培養液に5
%スクローズ添加培地に人工肺が乾燥しないよう無菌下
に浸しておくと1ケ月後には発芽し、つづいて発根した
これを寒天培地に移し、5α位の葉と根が成長してから
土壌に移植した。塩化カルシウムのかわりに海水中に滴
下した場合も同様な結果が得られた。
実施例2 スクーグの培養液にアルギン酸ナトリウムの濃度が2.
0%になるように加温溶解してから放冷後ニンジンの力
A/ヌをビンセントでアルギン酸ナトリウム溶液につけ
てから0. O] mol/l塩化カルシウ塩化カルシ
ウム熱殺菌してから放冷した海水中に滴下すると人工圧
が出来た。次にこの人工圧を分化用ホ/レモン剤を含む
培地に浸した状態で無菌下に25℃で培養すると3週間
後に発芽発根した。
寒天培地と比較して人工圧を浸した培養液を新しい溶液
と入替えるのに便利であった。
ユリの鱗茎の2ミリ角位の切片で同様な操作で人工圧を
つくり培養すると1ケ月後に小球状の新しいユリが出来
た更に1ケ月後には5c1n位の葉と根が出来た。
実施例3 アルギン酸カリウムをランの成長点培養液用培地に2.
0%濃度になるように溶解し、成長点をこの中につけ、
加熱殺菌後常温に冷やした0、05mol/lの塩化カ
ルシウム溶液に滴下すると人工圧が出来た。これを三角
フラスコで無菌下に25℃で培養すると3ケ月で発芽発
根した。5ケ月後には水苔に移植出来るような苗が出来
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルギン酸の一価金属塩を純水又は組織培養液に加温溶
    解し、この溶液中に植物の未熟胚、カルス、成長点その
    他の植物組織片を混合し、この混合物を海水または二価
    もしくは三価の金属イオンを含有する水溶液中に滴下し
    て人工胚を製造する方法。
JP59278972A 1984-12-29 1984-12-29 人工胚の製造法 Pending JPS61158708A (ja)

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JP59278972A JPS61158708A (ja) 1984-12-29 1984-12-29 人工胚の製造法

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JP59278972A JPS61158708A (ja) 1984-12-29 1984-12-29 人工胚の製造法

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JP59278972A Pending JPS61158708A (ja) 1984-12-29 1984-12-29 人工胚の製造法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5334229A (en) * 1989-09-26 1994-08-02 Kirin Beer Kabushiki Kaisha Alginate gel bead
WO1996011230A1 (en) * 1994-10-05 1996-04-18 Monsanto Company Alginate gels
CN111165116A (zh) * 2020-01-09 2020-05-19 浙江农林大学 一种提高种子活力的海藻酸处理方法

Cited By (4)

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