JPS61146403A - ドリルチヤツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、ドリルチャックに関し、特に、ドリルスピン
ドルに接続可能なチャック本体を備え、そのチャック本
体は、ドリル用工具受は入れ部とその工具費は入れ部に
つながる軸方向の連結路とを有し、その連結路を通り抜
けてドリルスピンドルの＊撃運動がドリルの端部に伝え
られ、そのドリルは工具費は入れ部内においてチャック
ジョーボルトの間に保持されており、そのチャックジョ
ーボルトは、チャック本体内において、チャック軸心に
対して傾斜した案内孔部内を動くとともに、チャックジ
ョーボルトとねじ山係合している調整リングを用いて調
整可能であり、その調整リングは、外側へ向かって開口
しかつ案内孔部に交差するチャック本体の環状切欠内に
回転可能に配設されている衝撃ドリル用のドリルチャッ
クに関する。

［従来の技術とその問題点］ 前記の種類のドリルチャックにおいては、組み立て上の
理由から調整リングが２つの部分より構成されている。

すなわち両方の調整リング半部をそれぞれ側部からチャ
ック本体の環状切欠内に嵌め込むことができるようにな
っている。

前記の両調整リング半部は、その両半部上に押し付けら
れているかまたは他の適当な方法でその両半部に取り付
けられている調整スリーブによって合わせて保持されて
いる。軸方向において、調整リングは環状切欠の両側壁
の間に案内されている。前方側、すなわち、ドリルへ向
いた側においては、調整リングが、チャック本体を外側
においてかつ前方へ覆うカラーを有する。

そのカラーには、締め付はスパナのビニオンが係合する
歯車リムが構成されている。その締め付はスパナは、ド
リルチャックを締め付は及び解除するために、案内はぞ
部によってチャック本体の案内孔部内に取り付けること
ができる。

半径方向におけるチャック本体上の調整リングの案内は
、歯車リムを形成する前記カラー内周面及びそのカラー
に向いたチャック本体の周面を介して行われる。環状切
欠の高さにおいて、チャック本体は構造上制限を付けら
れた弱い箇所がある。何故なら、前記の箇所においては
、チャック本体断面が、環状切欠による他に、チャック
ジョーボルトのための案内孔部、及び、工具費は入れ部
またはその工具費は入れ部につながる軸方向の連結路に
よっても特に弱められている。チャックの外径が予め与
えられていて、それを越えてはいけないので、前記の弱
化を補償するためにチャック本体の断面を拡大すること
は不可能である。衝撃ドリル作動の強い荷重を受けて、
前記の弱い箇所の領域においてチャック本体の損傷が生
じ得るということが不都合な結果である。このような損
傷が回避されるように冒頭に述べた種類のドリルチャッ
クを構成するということが本発明の根底を成す課題であ
る。

［問題点を解決するための手段］ 本発明によると、前記課題は、次のことによって解決さ
れる。すなわち、チャック本体の環状切欠の後方の縁部
、すなわち、ドリルスピンドルに向いた縁部に、環状溝
が構成されており、その環状溝内には調整リングに備え
られた環状肩部が係合する。また、調整リングが、半径
方向において、環状肩部と環状溝の互いに向き合う周面
を介してのみチャック本体に接して案内されている。さ
らに、調整リングは、軸方向において、環状切欠の前方
の軸面に接して案内され、後方側では、環状溝の軸面に
のみ接して案内されることができ、その軸面には調整リ
ングがその調整リングの環状肩部の軸面において当接す
る。

し作　用］ 本発明によって達成される成果、すなわち、環状切欠の
領域において損傷がもはや生じなくなる位に、その領域
内のチャック本体の最も弱い箇所の負担を軽減すること
は、たぶん次のことに帰する。すなわち、調整リングと
調整スリ　。

−ブの質量から生じる動力学上の力、及び、チャックジ
ョーボルトから生じる静力学の力のように、調整リング
において有効に発生するぜん断力が、環状切欠の後側、
すなわちその環状切欠のドリルスピンドルに向いた側に
おいて、チャック本体内に導入される。なお、前記動力
学上の力は、まさに衝撃ドリル作動中特に大きく、また
、前記静力学上の力は、たいてい完全に対称な円ではな
いチャックジョーの配設からチャック本体内に生じる。

したがって、前記のせん断力は、環状切欠の前方側でチ
ャック本体に接して案内される調整リングを備えたドリ
ルチャックの場合のように、断面において弱められた前
記チャック本体の領域にもはや荷重をかけることができ
ない。

［実施例］ 以下において、図示された実施例を附いて本発明の詳細
な説明する。

図面においては、ドリルスピンドルが１で、そのドリル
スピンドル１によって駆動されるドリルチャックが２で
記されている。ドリルチャック２が受は入れ部６１にお
いて回転接続してドリルスピンドル１上に配設されてお
り、そのためには、ドリルスピンドル１上でドリルチャ
ック２の制限された軸方向の移動を可能にするほぞ部３
が働く。ドリルチャックのチャック本体４内には、図示
されていないドリル用の工具費は入れ部５と、その工具
費は入れ部５につながる軸方向の連結路６０とがあり、
その連結路を通り抜けてドリルスピンドル１の衝撃運動
が、アンビルとして働くドリルスピンドルの端部１ａを
介して、工具費は入れ部５内でチャックジョーボルト６
の間に保持されているドリルシャフトに伝えられる。チ
ャック４は弾性リング７を介してドリルスピンドル１の
７ランジ８に支持されており、その結果、ドリルチャッ
ク２はドリルスピンドル１の衝撃運動から実際には切り
離されている。チャックジョーボルト６はチャック軸心
に対して傾けられたチャック本体４の案内孔部９内を動
くとともに、チャックジョーボルト６とねじ山係合して
いる調整リング１０を用いて調整可能であり、その調整
リング１０は、外側へ開口しかつ案内孔部９に交差する
チャック本体４の環状切欠１１内に回転可能に配設され
ている。調整リング１０は、前方の側、すなわち、ドリ
ル（図示せず）に向いた側に、チャック本体４を外側で
前方へ覆うカラー１２を形成する。

そのカラー１２は、締め付はスパナ１６のピニオン１５
が係合する歯車リム１３を備えている。その締め付はス
パナ１６は、ドリルチャックを締め付は及び緩めるため
に、案内はぞ部１７によってチャック本体４の案内孔部
１８内に取り付は可能である。調整リング１０は２つの
半部より成り、それらの半部は調整スリーブ１９によっ
て合わせて保持されている。環状切欠１１の後方の縁部
、すなわち、ドリルスピンドル１に向いた縁部には、チ
ャック本体４内に環状溝２０が構成されている。

この環状溝２０には調整リング１０に備えられた環状肩
部２１が係合する。調整リング１０は、半径方向におい
て、前記環状溝２０と環状肩部２１の互いに対向する周
面２０．１，２１．１を介してのみ、チャック本体４に
接して案内されている。歯車リム１３を有するカラー１
２の対応する周面２２とチャック本体４の対応する周面
２２との間に環状隙間２３がある。環状切欠１１の底部
１１．１と、調整リング１０の内周面上のねじ山２４の
背部との間にも、自由な遊び２５が備えられており、そ
の結果、調整リング１０上に施される全てのせん断力は
環状肩部２１と環状溝２０の前述の周面２０．１，２１
．１を介してのみチャック本体４に伝えられる。したが
って、このせん断力は、チャック本体４に、ドリルスピ
ンドル１の側にあるその後方部分において導かれ、それ
で、環状切欠１１によって取り囲まれているチャック本
体４の領域に荷重をかけない。この領域は、環状切欠１
１、案内孔部９、及び、工具費は入れ部５またはこの工
具費は入れ部につながる連結路６０によって特に弱めら
れている。軸方向においては、調整リング１０が、一方
では環状切欠１１の前方の軸面２６に接して案内され、
他方では後方側で環状溝２０の軸面２１にのみ接して案
内されていてもよく、その軸面２７には調整リング１０
が、その調整リングの環状肩部２１の軸面２８において
当接している。

さらに、チャック本体４と調整リング１０との間には、
ドリルチャックの自動的な緩みを阻止する固定装置が備
えられている。実施例においては、その固定装置は、ス
プリング３０の力を受けて移動可能にかつチャック本体
４において回転不能に案内される係止スリーブ３１より
成っている。その係止スリーブ３１は、歯部３２を介し
て調整リング１０をロックする。ロックを解くために、
係止スリーブ３１がスプリング３０の力に抗して軸方向
に戻され、その結果、歯部３２が係合を外される。しか
しながら、固定装置は本発明の対象ではなく、したがっ
てここにおいてさらに記述する必要がない。

［発明の効果］ 本発明のドリルチャックによると、衝撃ドリル作動の強
い荷重を受けて前記の弱い箇所の領域において生じるチ
ャック本体の損傷が回避される。

［′ｆＸ　　約］ このドリルチャックのチャック本体（４）は、工具費は
入れ部（５）と、その工具費は入れ部につながる軸方向
の連結路（６０）とを有しており、その連結路（６０）
を通り抜けてドリルスピンドル（１）の衝撃運動がドリ
ルの端部に伝えられ、そのドリルはチャックジョーボル
ト（６）の間に保持されており、そのチャックジョーボ
ルト（６）は、チャック本体（４）内において案内孔部
（９）内を動くとともに、調整リング（１０）を用いて
調整可能であり、その調整リング（１０）は、外側へ開
口しかつ案内孔部（９）に交差するチャック本体（４）
の環状切欠（１１）内に回転可能に配設されている。環
状（１１）の後方の縁部には、チャック本体（４）内に
おいて環状溝（２０）が構成されており、その環状溝（
２０）内には、調整リング（１０）に備えられた環状肩
部（２１）が係合する。調整リング（１０）が、半径方
向において、環状肩部（２１）と環状溝（２０）の互い
に対向する周面を介してのみチャック本体（４）に接し
て案内されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一部を側面図で示した本発明のドリルチャッ
クの軸方向の断面図、 第２図は、第１図のドリルチャックのチャック本体及び
調整リングの拡大図である。 符号の説明 １・・・・・・ドリルスピンドル １ａ・・・ドリルスピンドルの端部 ２・・・・・・ドリルチャック ３・・・・・・はぞ部 ４・−・・・・チャック本体 ５・・・・・・工具費は入れ部 ６・・・・・・チャックジョーボルト ７・・・・・・弾性リング ８・・・・・・７ランジ ９・・・・・・案内孔部 １０・・・・・・調整リング １１・・・・・・環状切欠 １１．１・・・環状切欠の底部 １２・・・・・・カラー １３・・・・・・歯車リム １５・・・・・・ビニオン １６・・・・・・締め付はスパナ １７・・・・・・案内はぞ部 １８・・・・・・案内孔部 １９・・・・・・調整スリーブ ２０・・・・・・環状溝 ２１・・・・・・環状肩部 ２０．１・・・環状溝の周面 ２１．１・・・環状肩部の周面 ２２・・・・・・カラーの局面、 チャック本体の周面 ２３・・・・・・環状隙間 ２４・・・・・・ねじ山 ２５・・・・・・自由な遊び ２６・・・・・・前方の軸面 ２７・・・・・・環状溝の軸面 ２８・・・・・・環状肩部の軸面 ３０・・・・・・スプリング ３１・・・・・・係止スリーブ ３２・・・・・・歯部 ６０・・・・・・連結路 ６１・・・・・・受は入れ部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ドリルスピンドルに接続可能なチャック本体（４）
   を備え、そのチャック本体（４）がドリル用工具受け入
   れ部（５）とその工具受け入れ部につながる軸方向の連
   結路（６０）とを有し、その連結路（６０）を通り抜け
   てドリルスピンドル（１）の衝撃運動がドリルの端部に
   伝えられ、そのドリルは工具受け入れ部（５）内におい
   てチャックジョーボルト（６）の間に保持されており、
   そのチャックジョーボルト（６）は、チャック本体（４
   ）内においてチャック軸心に対して傾斜した案内孔部（
   ９）内を動くとともに、チャックジョーボルト（６）に
   ねじ山係合している調整リング（１０）を用いて調整可
   能であり、その調整リング（１０）は、外側へ開口しか
   つ案内孔部（９）に交差するチャック本体（４）の環状
   切欠（１１）内に回転可能に配設されている衝撃ドリル
   用のドリルチャックにおいて、 チャック本体（４）の環状切欠（１１）の後方の縁部、
   すなわちドリルスピンドル（１）に向いた縁部に、環状
   溝（２０）が構成されており、その環状溝（２０）内に
   は調整リング（１０）に備えられた環状肩部（２１）が
   係合し、また、調整リング（１０）が、半径方向におい
   て、環状肩部（２１）と環状溝（２０）の互いに対向す
   る周面（２０．１、２１．１）を介してのみチャック本
   体（４）に接して案内されていることを特徴とするドリ
   ルチャック。 ２、調整リング（１０）が、軸方向において環状切欠（
   １１）の前方の軸面（２６）に接しかつ後方側では環状
   溝（２０）の軸面（２７）にのみ接して案内されており
   、その軸面（２７）には、調整リング（１０）が環状肩
   部（２１）の軸面（２８）において当接していることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のドリルチャッ
   ク。