JPS6112702B2 - - Google Patents

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JPS6112702B2
JPS6112702B2 JP52008597A JP859777A JPS6112702B2 JP S6112702 B2 JPS6112702 B2 JP S6112702B2 JP 52008597 A JP52008597 A JP 52008597A JP 859777 A JP859777 A JP 859777A JP S6112702 B2 JPS6112702 B2 JP S6112702B2
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JP
Japan
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coil
insertable
biological tissue
stimulator
stimulation
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JP52008597A
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JPS52113084A (en
Inventor
Haaman Shuruman Josefu
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Pacesetter Systems Inc
Original Assignee
Pacesetter Systems Inc
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Publication date
Application filed by Pacesetter Systems Inc filed Critical Pacesetter Systems Inc
Publication of JPS52113084A publication Critical patent/JPS52113084A/ja
Publication of JPS6112702B2 publication Critical patent/JPS6112702B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/372Arrangements in connection with the implantation of stimulators
    • A61N1/378Electrical supply

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的には生体組織刺激装置に関
し、更に詳細には新規な改良された挿入可能な生
体組織刺激装置に関する。
選択された生体組織を刺激するために生体内に
挿入可能な種々の装置が現在存在している。最良
の周知の生体組織刺激装置のなかに心臓ペースメ
ーカーがある。これは、電極導線によつてペース
メーカに接続された1本またはそれより多くの電
極を経て患者の心臓に刺激パルスをあたえてい
る。いくつかの商業的に入手し得る挿入可能ペー
スメーカは、パルス発生回路および適正な電力源
で構成され、それらは例えばエポキシのような樹
脂材料からなるカプセルに封入され、この樹脂材
料は、電気絶縁体として、また体液不透過障壁と
して作用することを意図している。理解されるよ
うに、この体液は、電気的導電性のの食塩溶液で
ある。
かようなペースメーカについての経験から分つ
たことは、この包封材料は、体液に対して不透過
性の障壁として役立つように意図されていても、
それは非常に良好な障壁ではないということであ
る。体液は、包封材料に浸み込む傾向があり、特
にその小さい亀裂を通して浸み込む。かような浸
透は、患者に対して重大な危険をもたらす。この
危険は、次の事実によるものである。すなわち、
電力源および/またはパルス発生回路装置からの
電流は、浸透している体液を通り身体の他の部分
に向つてペースメーカから流れ出るかも知れない
ことである。かような電流は、生体組織を損傷
し、それにより患者を危険にさらすことになる。
ペースメーカから身体の他の部分へ流れる電流の
危険性は、外部磁界によつて再充電可能の電力源
を持つペースメーカにおいては、再充電中の相当
な電圧および電流の存在のために、特に著しい。
その上に、浸透しつつある体液を通つてペース
メーカ回路装置に流れ、それによりペースメーカ
回路装置の適正な動作に潜在的に影響する、外部
電源からのいかなる電流からもこのペースメーカ
の回路装置を保護することは、非常に望ましいこ
とである。従つて、挿入可能のペースメーカを使
用する装置に対して必要とされることは、ペース
メーカから傷体の残部に流れ、或は外部電源から
ペースメーカに流れる(導線を通つて電極に流れ
る以外)体液を通る電流の流れを抑止することで
ある。
また、いかなる挿入可能ペースメーカにおいて
も、外部の交番磁界による悪影響かから刺激装置
回路部分を保護することが非常に望ましいことで
あつて、このような交番磁界は刺激装置回路装置
の適正動作と干渉するのみでなく、その部品を加
熱する。かような保護は、例えば電池などの電力
源を再充電するために外部交番磁界により電流を
誘導するピツク・アツプ・コイルを有する挿入可
能の再充電可能ペースメーカにおいては特別に重
要なものでである。現在入手できる或る挿入可能
の再充電可能なペースメーカでは、すべての回路
部品は、気密の金属容器内に気密に密封されてい
る。かようなペースメーカでは、外部交番磁界に
よつて誘導された電力の大部分は、金属容器およ
び金属回路部品内に熱として消散される。全体の
誘導電力のうちの有用な電池充電電力に変換され
る部分は、小さい。従つて、改良された挿入可能
の再充電可能の気密に密封されたペースメーカに
対する要求が存在する。
本発明の主目的は、改良された挿入可能の生体
組織刺激装置を提供することである。
本発明の他の目的は、刺激装置から身体の他の
部分に希望しない電流の流れることを拒否するた
めの装置を持つた新規な挿入可能の生体組織刺激
装置を提供することである。
本発明の他の目的は、体液を通つて刺激装置回
路に導通する外部電源からの電流から刺激装置回
路を保護し、更にペースメーカ回路装置からの希
望しない電流の流れから生体組織を保護する装置
を持つた挿入可能の生体組織刺激装置を提供する
ことである。
本発明の更に他の目的は、改良された挿入可能
の再充電可能の生体組織刺激装置を提供すること
である。
本発明の更に別の目的は、外部交番磁気信号ま
たは刺激装置回路装置のいづれかによつて電流を
誘導されるコイルを含む形式の挿入可能の生体組
織刺激装置内の改良を提供することである。
本発明の更に別の目的は、改良された挿入可能
の再充電可能の気密に密封された生体組織刺激装
置を提供することである。
本発明のこれらおよびその他の目的は、下記の
挿入可能な生体組織刺激装置を提供することによ
つて達成される。すなわち体液と接触することの
あるすべての回路要素は、一つの導電性の保護遮
蔽によつて包囲され、この保護遮蔽はペースメー
カ回路装置の共通基準電圧にある一点または一線
に接続されている。以後この点または線を装置共
通点と称する。その結果として、体液を経て刺激
装置回路から流出するいかなる電流も、遮蔽によ
つて装置共通点に戻つて導通され、かような電流
によつて損傷され得るどの身体組織にも流れるこ
とを防止する。同様に、体液を経て刺激装置に向
つて流れる、外部電源からのいかなる電流も、遮
蔽によつて回路装置の周りに側路(短絡)され
る。
また、下記の刺激装置が提供される。そのコイ
ルは、外部交番磁界によつて電流が誘導されるも
のであつて、刺激装置回路の周囲に巻回され、前
記コイルを通る磁界を増加し、また外部磁界によ
る回路装置の加熱を減少し、正常動作との干渉を
減少するために、フエライトなどの高い磁気的透
過材料の1個または多くの厚板(slab)を持つて
いる。このコイルはまた、刺激装置が挿入されて
いる身体の外側に信号を伝送するために刺激装置
回路によつて電流が誘導されるコイルであること
ができる。このコイルは、例えば電池などの刺激
装置の電源を再充電するために設計された再充電
回路の一部を形成するピツク・アツプ・コイルで
あつてもよい。刺激装置は、その回路装置の周囲
に巻かれたコイルと、高い透磁率の材料とを有
し、体液または気体に不透過性のガラスおよび/
またはセラミツクで形成された気密容器内に気密
に密封されることができる。
本発明の新規な特徴は、特許請求の範囲に詳細
に記載される。本発明は、添付図面を参照して下
記の説明を読むことによつても最もよく理解され
るであろう。
従来の生体組織刺激装置の欠点および本発明に
よつて得られる利点は、心臓のペースメーカにつ
いて説明されるであろう。下記の説明から、本発
明は、心臓ペースメーカだけに制限されることは
意図せず、任意の挿入可能の生体組織刺激装置と
ともに使用し、或はその一部分を形成するために
適用することができる。
第1図に注目すると、これは再充電可能形式の
ペースメーカ10の簡単化した線図であつて、心
臓13を刺激するために、ペースメーカ10は、
生体12内に挿入して示されている。ペースメー
カ10は、代表的には電池14などの電源を含
み、これはは電極導線18を経て心臓13に延び
る電極16および17を付勢するためにパルス発
生回路15に電力を供給する。ペースメーカ回路
装置は、線19のような電路を含み、第1図に接
地として示されるこの装置の共通基準電位または
電圧にある。代表的には電極のうちの一つ、例え
ば電極16は、装置共通点と称されるこの線に接
続される。パルス発生回路15によつて生じたパ
ルスは、電極16および17に跨つて加えられ
る。
第1図に示されたペースメーカ10は、電池1
4を再充電するために使用される再充電回路20
を含んでいる。この回路20は、ピツクアツプ・
コイル21を含み、そ中に、身体12の外部に加
えられた交番磁界によつて高い電流が誘導され
る。コイル21内に誘起された電流は、整流器に
よつて整流される。この整流器は説明目的のため
に単一のダイオード22で代表されている。そし
て、整流された電流は、電流調整器23によつて
調整されて、電池14を再充電するために使用さ
れる。
代表的には、ペースメーカ装置、すなわち再充
電回路20、電池14およびパルス発生回路装置
15(以後は、ペースメーカ装置部品または回路
装置という)は、電気的に絶縁性の挿入可能の包
封(カプセル)材料25内に包封される。この包
封材料25として使用できるエポキシを含む多く
の異なる材料は、よく知られている。以下の説明
を簡単にするために、この包封材料25は、エポ
キシ25であるとする。エポキシ25の機能は、
ペースメーカ回路装置に対する機械的支持と電気
的絶縁を提供するとともに、ペースメーカを身体
12に挿入したときにこれを包囲する導電性の体
液26に対する不透過性の障壁として作用するこ
とである。米国特許第3735766号明細書には、単
極式または二極式のいづれかで動作できるペース
メーカが開示されているが、米国特許第3867950
号明細書には再充電可能形式の一定速度の心臓ペ
ースメーカが開示されている。
エポキシ25は、体液26に対して不透過性の
障壁として作用することを意図されているけれど
も、実用においてはそうではない。時間の経過と
ともに、体液は、エポキシ25に浸透または含浸
する傾向がある。これは最も望ましくないことで
ある。体液は電気的に導電性であるので、体液
は、ペースメーカ内部部品からペースメーカの外
側への漏洩電流に対して電流の導通する通路を提
供することが可能である。このような漏洩電流
は、患者に重大な危険をあたえるかも知れない。
例えば、27で代表するように、コイル21の高
電圧端部から漏洩する任意の電流は、体液26を
経て、心臓13の外壁を通り、そこから電極16
を通つて装置共通点に至りコイル21の共通点側
に戻ることができる。その結果、コイル21内を
流れる高い電流が心臓を横切つて直接に加えら
れ、それは患者に損傷をあたえるであろう。ま
た、ペースメーカの他の部品から生体組織へ流れ
るどのような漏洩電流も、かような生体組織を損
傷または破壊するであろう。これはもちろん最も
望ましくないことである。
その上、しばしば起ることであるが、発電機2
8のような身体の外側にある発電機からの外部電
流は、ペースメーカの付近において29a,29
bに示す通路を経て体液を流れるかも知れない。
かような外部電流は、ペースメーカ回路装置に到
達することを阻止されないならば、ペースメーカ
自身の動作に著しく影響をあたえるであろう。従
つて、生体組織をペースメーカから流れ出る危険
な電流から保護し、かつペースメーカ回路装置を
それを通る外部電流による故障から保護するため
に、ペースメーカを体液からこれに出入する電流
の流れから保護することが必要であることが明ら
かである。
本発明は、ペースメーカを導電性の保護遮蔽で
包囲することによつて、ペースメーカを通る外部
電流の導通のみならず、体液26を経てペースメ
ーカ10から身体の他の部分に流れる希望しない
電流の導通の問題を解決するものである。この遮
蔽は、線19のような装置共通点に電気的に接続
される。遮蔽は、低磁性または非磁性の金属など
の低または非磁性の導電材料で形成される。この
遮蔽は、体液と接触状態となるので、十分に高い
生体適合特性を示す金属で形成されるべきであ
る。その電気的導電率は、体液の導電率よりも高
い。従つて、ペースメーカから流れ出すどのよう
な電流も、体液を通つて遮蔽に到達したときに、
この遮蔽によつてペースメーカ装置の共通点に戻
つて導通する。同様にペースメーカの付近に流れ
るどのような外部電流も、この遮蔽に到達する
と、この外部電流によつて悪影響を受けるペース
メーカ・パルス発生回路を通らずに、この遮蔽を
経てペースメーカの周囲に導通される。生体適合
性と一般に認められていて、この遮蔽を形成する
ために使用できる金属の数例は、不錆鋼、チタ
ン、チタン合金、コバルト・クロム合金、ニオ
ブ、タンタルおよびジルコニウムなどである。
次に、第2図を見ると、電流を導通する保護遮
蔽30の一実施例の簡単化した斜視図であつて、
ペースメーカ10などの通常のペースメーカの周
囲を完全に包囲するけれども気密には密封されて
いない。すなわち、ペースメーカの内部部品は、
エポキシ25の中に包封されているか、気密に密
封された金属容器または缶によつて包囲されてい
ない。全体のペースメーカ10を包囲している遮
蔽30は、ペースメーカ10の周りの金属囲を形
成し、箱形をしている。しかし、遮蔽30は、閉
鎖された金属缶でであるよりもむしろ切溝31を
切設して、遮蔽を複数個の分離した導電条片32
に有効に分割する。
遮蔽がその6辺について、ペースメーカ10を
包囲するように折りたたまれる前の平板状態を第
3図に示す。図のように、導電条片32は、互い
に離間している。しかし、それらの条片は、第2
図および第3図に32bで示す遮蔽30の一つの
狭い領域で全部が電気的に接続されている。この
領域は、第1図の共通線19のように、電流が保
護される装置共通点に電気的に接続されている領
域である。しかし、条片は、この領域以外は、互
いに電気的に離間しているので、任意の2本の条
片32の間には電気的導通通路は作られない。か
ような遮蔽構造によれば、外部の交番磁界が通過
する任意条片の表面の任意の実質的正方形区域に
生じる熱は、その最大正方形面積が小さくなるよ
うに条片の幅を小さくすることによつ小さく保つ
ことができる。従つて、条片表面の小さい正方形
区域を通過する交番磁界によつて生じる熱は、切
溝31のない場合に遮蔽30に生じる熱に比較し
て、最小値に保たれる。これらの切溝は、全体の
遮蔽の重量を減少するように十分に幅広く作るこ
とができる。しかし、これらの切溝は、ペースメ
ーカから流出または流入するいかなる希望しない
電流も、どの切溝も通過することなく、むしろ隣
接する条片32に側路されることを確実にするに
十分に狭くなければならない。
以上の説明で理解されるように、気密に密封さ
れていないペースメーカの周囲に遮蔽を設けるこ
とによつて、ペースメーカからの希望しない電流
は、遮蔽30より先に流れることを阻止され、か
ような電流により生体組織にあたえる潜在障害を
防止することができる。また、ペースメーカの内
部部品を通る希望しない外部電流の流れは、遮蔽
によつて側路され、これによつてかような外部電
流から保護される必要のある内部ペースメーカ回
路装置の周囲のかかる電流を有効に短絡する。
第2図および第3図に示すような遮蔽30の実
施例は、好ましいものと信じられるけれども、本
発明は、それに制限されることは意図していな
い。遮蔽は、互いに離間する導電性電線によつて
形成されることができるが、それらのすべての導
電線は、ただ一つの接合部で電気的に接続されて
いて、この接合部は、電流の流れが保護されなけ
ればならない装置共通点に接続されている。体液
と直接に接触されるべき電線は、比較的大きい閉
じた電線ループを作るように連結されてはならな
い。これは、大きい閉じたループ内に熱を発生す
ることを防止するために必要である。電線の間の
間隔は、電線間の間隔内においてペースメーカに
流入または流出して、体液を通る電流の流れを或
る差支ない希望レベル以下に減少させるために電
線への十分な電流短絡を行なうために十分に小さ
くすべきである。
一般的には、交番磁界が通過する条片表面の最
大正方形区域は、小さく、例えば1.29cm20.2in2
下として、遮蔽内の過剰の発熱を防止するように
導電性の保護遮蔽は形成されるべきである。遮蔽
の導電部分間の間隔は、ペースメーカ内で発生し
て体液を経て導通される任意の漏洩電流が、遮蔽
に短絡され、遮蔽が接続されている装置共通点へ
の電流導通路を作ることを確実にするために、十
分に小さく、例えば0.025mm(1ミル)であるべ
きである。例えば、米国特許第3867950号明細書
の第1図に示された回路装置においては、遮蔽3
0は、ピツクアツプ・コイル31の下端部に接続
されることができる。また、ペースメーカの外部
で生じて、体液を経てペースメーカに向つて導通
できる漏洩電流は、ペースメーカの周囲で遮蔽に
よつて短絡され、それによつてその回路装置をか
ような漏洩電流から保護する。
本発明による新規な電流導通性の保護遮蔽は、
上に説明した実施例に制限されることは意図して
いない。例えば、この遮蔽は、ペースメーカ10
から外方に延びる導電フインで構成し、それらの
フインの間に絶縁材料を持つことができる。各フ
インは、フイン間に帰路を持たずに、装置共通点
に接続されるべきである。もし、ペースメーカか
ら外方に延びるフイン寸法が、隣接フイン間の間
隔よりも相当に大きいならば、体液によつて浸透
された絶縁材料を通つてペースメーカに流入また
は流出しようとするどのような電流も、それらの
隣接フインによつてペースメーカの周囲またはフ
インが連結されている装置共通点のいづれかに短
絡されるであろう。
遮蔽30のこのような実施例の一例は、第4a
図および第4b図に示されている。これらの図面
において、ペースメーカ10は、6つの側面を持
つた箱の形にあつて、第4a図は、ペースメーカ
および遮蔽30の部分的斜視図であり、第4b図
は、遮蔽されたペースメーカの上面図である。第
4a図において、33は、間隔を置いた導電条片
を示し、各条片は、ペースメーカ10の4つの
(前、上、後および底)側面に外方に延びるフイ
ンを形成する。各条片33は、連続的な閉じた導
電条片を形成しないために間隙33aを持つべき
である。外方に延びる条片の寸法は、Lで示され
る。条片33の間隔は、Tであつて、実際には電
気絶縁材料33bで満たされている。実際には、
LはTより大きいけれども、第4a図には単に例
示目的のためにその反対が示されている。もし必
要ならば、交番磁界の通過するフイン表面の、実
質的に正方形区域の最大寸法を減少することによ
つて条片の加熱を減少するために、条片33は狭
い内方に向いた溝33cを切設してもよい。
ペースメーカ10の他の二面は、間隔導電性金
属条片34の1列または多くの列によつて保護さ
れ、同様の条片33は互いに間隔を置き、各間隔
は、絶縁材料33bで満たされる。これらの条片
34もまた、前述の理由のために溝33cを切設
されてよい。また、最良の遮蔽のために、ペース
メーカ10から延びる条片34の長さは、それら
の間隔よりもかなり大であるべきである。第4b
図においては、条片34の長さと、それらの間隔
は、またそれぞれLおよびTによつて表わされて
いる。このL/Tの比率は、2より少なくない程
度であるべきであつて、好ましくは、10またはそ
れ以上である。ここで強調すべきことは、条片3
3および34の各々は装置共通点に接続されるべ
きであつて、どの条片間にも連続の帰り導電通路
は存在しないことである。
現在において、再充電可能の気密に密封された
ペースメーカは、市販に入手できる。それは、生
体適合性金属、例えば約0.25mm(10ミル)程の厚
さの可鍛性のコバルト・クロム合金の容器または
缶を含む。この金属缶は、体液に不透過性であつ
て、ピツクアツプ・コイル21、電池14および
パルス発生回路装置15を含む再充電回路20を
気密に密封している。電極導線18は、気密に密
封するコネクタを経て金属缶の外へ延びている。
内部では、缶は、一般に装置共通点に接続されて
いる。従つて、金属缶は導電性の保護遮蔽として
動作でき、ペースメーカからの危険な電流の流れ
を防止し、またペースメーカ回路装置の周囲のの
外部電源からの電流の流れを側路する。
上に説明した再充電可能の気密に密封されたペ
ースメーカは、広く認めらていて、高度の信頼度
をもつて使用されている。このペースメーカの一
つの基本的な欠点は、ピツクアツプ・コイルが金
属缶の中にあるのでそのピツクアツプ効率が十分
に高くないという事実によるものである。外部磁
界は、コイルに再充電電流を誘導するようにコイ
ルを通過する前に、金属缶を通過しなければなら
ない。金属缶は、連続的の金属板でできているの
で、外部交番磁界によつてペースメーカ内に誘導
される電力の大部分は、金属缶の中に熱として消
散される。これは非常に望ましくないことであ
る。何となれば、加熱された缶は、患者を不快感
にし、および/または生体組織を障害するかも知
れないからである。また、誘導された電力の大部
分が熱として消散するので、その非常に小部分だ
けが、有用な電池再充電電力に変換するために利
用される。
ピツクアツプ・コイルのピツクアツプ効率は、
ピツクアツプ・コイルを金属缶の外側に、例えば
その周囲に巻回し、他方ではすべての他のペース
メーカ部品は、金属缶内に気密に密封されること
によつて著しく増加させることができると分つ
た。このような装置は第5図に示され、金属缶3
5は、ピツクアツプ・コイル以外のペースメーカ
部品の全部を気密に密封している。ピツクアツ
プ・コイルは、数回の巻線37で形成され、金属
缶35の周囲に巻かれている。コイル37の端部
38は、ガラスまたはセラミツク封止などの気密
封止39を通つて缶35内に延び、一方、コイル
37の反対端部41は、外側の缶表面の接合部4
2において缶35に電気的に接続される。
本発明の簡単化した断面を示す第6図におい
て、コイル37の端部38は、封止部39を通つ
て容器35内に延びて、充電回路20に接続され
充電回路装置はまた導電線43によつて缶35に
接続される。このように、コイル37は、金属缶
35の外側に巻回されているとはいえ、それは缶
35内に気密に密封された再充電回路装置20の
他の部分に電気的に接続されている。実際におい
て電極導線18は、気密に密封されたコネクタを
通つて缶35の外へ延びている。しかし、この特
徴は、本発明の一部を形成しないので、第6図に
はそれは示されていない。
実際において、コイル37は、電気的に絶縁す
る材料によつて被覆されている。しかし、絶縁材
料は、エポキシ25のように、体液に対して不透
過性ではない。従つて、ペースメーカ部品の大部
分が金属缶35内に気密に密封されているけれど
も、コイルは、缶内に密封されていない。使用中
には、コイルが保護されていない限り、第1図に
示された気密に密封されていないペースメーカ1
0について前に説明したように、電流は、体液を
経てコイルを流れることができる。
一つの可能な装置は、第5図に示すように、コ
イル37のみならず金属缶35を遮蔽30で包囲
することである。前述から明らかなように、遮蔽
30は、遮蔽30を超えてコイル37からの電流
が流れるのを防止し、また外部電流のコイルへの
流れを阻止することができる。コイル37を遮蔽
する他の装置は、第6図の断面図に代表される。
この図では、コイル37の両端部付近の部分だけ
を示している。
基本的には、コイル37は、円弧状の導体45
によつて包囲され、この円弧状導体はコイル37
を包囲する絶縁物46によつてコイル37から絶
縁されている。一端部、例えば導体45の端部4
5aは、缶35に接続され、またその反対端部4
5bは、自由浮動している。第6図において、導
体45の端部45aは、コイル端部41が缶に接
続されている接合部42のところで缶35に接続
されている一方、導体45の自由浮動端部45b
は、密封39を通つて缶35の中に入つているコ
イルの反対端部38の近くまで延びる。円弧状の
導体45を包囲する外側の円形導体50は、外側
絶縁体47によつて導体45から絶縁されてい
る。導体50は、その端部50aを金属缶35に
接続している。端部50aから延びる外側導体
は、内側導体45によつて遮蔽されていないコイ
ル部分を包囲し、更に内側導体45の周囲を延び
て反対端部50bに至り、導体45の端部45b
と同様に自由浮動している。すなわち、それはコ
イル、もう一つの導体或いは金属缶35のいづれ
にも接続されていない。
まづ第1に指摘されることは、導体45および
50の各々は、金属缶35に一端部のみで接続さ
れ、その他端部は自由浮動している。従つて、そ
れは連続した閉じた導電通路を形成せず、外部交
番磁界が導体中に熱を発生することを阻止するこ
とができる。端部41に近いコイル37の短かい
部分、導体50によつて包囲されていない部分を
除いて、体液を経てコイルに流れる任意の外部電
流は、外側導体50によつて缶に側路され、それ
によりコイルに達することを防止されるであろ
う。コイル37の端部41の近くでは、コイルに
流れる外部電流は、端部45aが金属缶に接続さ
れた内側導体45によつて防止されれる。従つ
て、コイル37は、それに対する外部電流の流れ
から保護される。同様に、コイルから任意の生体
組織へ流れる電流は、導体45および50によつ
て阻止される。端部38の近くを除き、コイル長
の大部分に対して、コイル37からのどのような
電流の流れも、内側導体45によつて金属缶に伝
導され、端部38付近では外側導体50によつて
金属缶に導通される。他方において、コイル端部
41付近のコイル37からの電流は、装置共通点
に接続されているべき金属缶に内側導体45によ
つて側路される。
第6図では、導体45および50の各々は、コ
イル長の大部分を包囲して示され、その各々は異
なるコイル端部からそのコイルの反対端部に延び
ている。しかし、実際では、これは絶対的に必要
ではない。もし希望ならば、内側導体45は、第
6a図に示すように外側導体の中にその自由浮動
端部50bから少しだけ延びている。また、外側
導体50は、コイル37の近い端部41まで全道
程を延びる必要はない。その端部50bは、第6
b図に示すように、内側導体45のかなりの部分
にその端部45aを超えて重なつた後に終端して
もよい。導体45および50の各々は、連続した
円筒状の導体である必要はないことが指摘される
べきである。各々は、一本または更に多くの条片
または電線で構成されてもよく、それらの条片ま
たは電線はコイル37の周囲に電流の導通する遮
蔽を形成するように螺旋状に巻回される。
2つの導体45および50は、コイル37の周
囲の2個の同軸的な導電遮蔽装置とて見ることが
でき、これら2個の導体の反対端部は、コイルの
一端部が接続されている金属缶に接続されてい
る。これらの2個の導体のもう一つの端部は、自
由浮動していて、コイル37の少くとも一部分は
両導体によつて包囲されている。最良の性能のた
めには、内側導体45の半径、すなわち、そ内側
表面とコイル37の間の距離は、導体45によつ
て包囲されたコイル部分から漏洩する電流がその
自由浮動端部45bを通過するのではなく導体4
5に到達することを確保するために導体45の長
さと比較して小さいことが望ましい。また、内側
と外側の導体の半径の差異は、これらの2個の導
体が重なつているコイルの長さと比較して小さく
あるべきである。これは、絶縁物47内を流れる
どのような電流も、導体45および50のいづれ
かに導通して、外側導体50の自由浮動端部50
bを通過しないという見込みを最大にするために
望ましい。
一般的に、半径の差異T1と重なつている区間
L1との比、すなわちL1/T1は、2より小でない
ことが必要であつて、好ましくは10またはそれよ
り大であるべきである。もし、缶に接続されてい
る端部41に近いコイルに流入または流出する非
常に小さい電流の漏洩に関心を持たなかつなら
ば、内側の導体45は問題の外に置くことができ
る。この場合には、導体50の自由浮動端部50
bは缶35に接続されているコイル端部41にで
きるだけ接近しているべきである。
以上の説明から理解されるべきことは、2個の
同軸的の遮蔽装置は、この遮蔽装置を超えて体液
を経てコイルに流入または流出する電流がコイル
に導通しないようにコイルを保護る一方におい
て、金属缶35は、かような電流からペースメー
カ回路装置の他の部分を保護することである。コ
イル37は、電池再充電のためのピツクアツプ・
コイルとして作用するけれども、2個の同軸的の
遮蔽装置は、ペースメーカ内の他の目的に対して
使用するこができるコイルを、体液を経てペース
メーカに出入導通する電流から遮蔽するために使
用されることができる。例えば、体外に交番磁界
を伝送し、および/または、体外からの交番磁界
を受取るために使用されるコイルを持つたペース
メーカにおいては、これらの2個の同軸的の遮蔽
装置は、かような送信および/または受信コイル
を遮蔽するために使用することができる。
第5図および第6図に示したいままでの実施例
の説明では、金属缶35は、気密に密封された容
器であるとしていた。これは、単に例示目的に示
したものである。実際には、金属缶35は、ペー
スメーカ部品を気密に密封する必要はない。それ
は、ペースメーカ部品からまたはそれらに入る電
流の流れを防止する遮蔽として使用されることが
できる。しかし、第3図に示す溝を切つた遮蔽3
0は、前述した理由のために、かような遮蔽の好
ましい実施例であると信じられる。
第5図および第6図について以上に説明された
実施例では、コイル37の端部41は、金属缶3
5に接続されていると考えられ、缶は、電流を保
護するための装置共通点に内部的に接続されてい
る。この装置は、単に例示目的のために示されて
いる。明らかに、もし希望ならば、コイル37の
端部41は、密封部39と同様に、他の気密密封
部を通つて缶35の中に延びて、回路20に直接
に接続され、いづれのコイル端部も装置共通点に
結合されないようにすることもできる。また、も
し金属缶が装置共通点に内部的に接続されないな
らば、導体45および50の端部45aおよび5
0aは、金属缶に接続される代りに、それを貫通
して、金属缶35内の装置共通点に接続されるべ
きである。
外側に巻かれたコイル37による交番磁界のピ
ツクアツプ効率は、コイルを通り、フエライト・
コアまたは厚板を挿入することによつて更に著し
く増大されるであろう。本発明のこの重要な概念
は、第7図について最もよく説明されることがで
きる。この図において、55は金属缶を示し、こ
れは、外部の巻回コイル37以外の金属部品を含
むペースメーカの内部部品を気密に密封してい
る。例示の目的のために、コイル37は、電池再
充電回路の一部を形成するピツクアツプ・コイル
であるとする。第7図において、コイル37を通
るように設計された外部的に加えられる交番磁界
は、磁束線57で代表される。
本発明によれば、第7図に示すように、1対の
フエライトの厚板58,59は、コイル37によ
つて巻回されている。これらの厚板は、金属缶5
5の対向側(上下)に配置されて示されている。
これらのフエライト厚板は、2つの非常に重要な
機能を行なつている。フエライト厚板は、その高
い透磁率によつてコイル37のピツクアツプ効率
を最大に増加する。また、これらのフエライト厚
板は、金属缶55およびその内部の任意金属部品
を含むペースメーカの金属部分を、ペースメーカ
金属部分の周囲の磁界を側路することによつて、
磁界から有効に遮蔽する。磁界の大部分は、ペー
スメーカの金属部品を有効に側路するので、フエ
ライト厚板間にあるペースメーカ金属部品内に
は、もし生じたとしても僅かな加熱作用が誘導さ
れ、それは非常に有利なことである。
本発明においては、これらのフエライト厚板
は、磁界をペースメーカ金属部品をを通過しない
よにそらせるので、磁界57に反対方向の磁界が
これらの金属部品によつて生じることは起らな
い。従つて、金属が存在するがフエライト厚板は
持たない場合におけるよりも、強力な磁界がコイ
ル37を通過する。また、高い固有抵抗を示すフ
エライト厚板を使用することによつて、フエライ
ト厚板内には非常に僅かな加熱を生じ、少量の消
費電力となる。このようにして、厚板は、コイル
37内の誘導電流に交番磁界を変換することを最
良にする。
第7図には、ただ2個のフエライト厚板58お
よび59が示されているけれども、もし希望なら
ば、金属缶およびその金属の内容物に突き当る磁
界の相当部分をそらせて、それによる加熱を最小
にするために単一のフエライト厚板を使用するこ
ともできる。また、もし希望するならば、金属缶
のすべての6面をフエライト厚板によつて包囲し
てもよい。このような装置においては、金属缶5
5は、フエライトの箱の中に密閉されていると考
えることができる。フエライト厚板(または複
数)は、磁界を金属缶55の金属内容物すなわち
その中の回路装置からそらせることによつて、磁
界が回路装置の適正な動作に悪影響をおよぼさな
いように防止することに注意されるべきである。
このように、フエライト厚板(または複数)は、
また回路装置を磁界干渉から有効に遮蔽する。
コイル37は、第7図に示すように、金属缶5
5の外側に巻かれているので、コイルは、前に述
べたように導電電流から遮蔽される。これは第6
図に示すように2つの同軸的の遮蔽装置によつて
達成される。更に、もし希望ならば、かような遮
蔽装置を持つていても、金属缶は遮蔽されたコイ
ル37と一緒に、第2図に示すように、遮蔽30
内に更に包囲して、体液を経てペースメーカに任
意の電流が流入または流出するようなことを減少
することができる。
1個または多くのフエライト厚板58および5
9の使用は、気密に密封されたペースメーカに使
用することに制限されない。それは、非気密に密
閉された再充電可能の装置とともに使用すること
ができる。かような装置においては、缶55は、
エポキシ、ゴム配合物などの包封材料の缶を代表
するものであつて、その中にペースメーカの内部
部品が包封される。かような装置においては、フ
エライト厚板(または複数)は、コイルのピツク
アツプ効率を増大するほか、また磁界を缶55か
ら離しそらせて、それにより、缶内に包封された
任意の金属部品の加熱を最小にする作用をする。
これらのフエライト厚板が非気密に密封されたペ
ースメーカに使用されている場合には、完全に体
液に対して不透過性ではない包封材料の缶55内
の部品に出入する導電電流の流れを防止するため
に少なくとも遮蔽30が使用されるべきであるこ
とが指摘されるべきである。
以上においては、単一のコイル37は、金属缶
35の周りに巻かれ(第5図)、或は、第7図に
示すようにフエライト厚板58,59とともに缶
55の周りに巻かれる。コイル37は、電池再充
電のためのピツクアツプ・コイルであると考えら
れる。実用においては、もしペースメーカが身体
の外部から交番磁気信号を受信または送信する形
式のものであるならば、送信および/または受信
コイルまたはアンテナとして作用する1個または
多くのコイルは、電池再充電用のピツクアツプ・
コイルのほかにフエライト厚板および缶55の周
りに巻回されてよい。この付加コイル(または複
数)は、コイル37と同一軸または任意他の軸の
周りに巻かれることができる。
第7図において、60はコイル37が巻かれて
いる中心軸を示し、61および62は軸60に直
角で互いに直交する軸を示し、63は、軸60〜
62のいづれにも直交しない第4番目の可能軸を
示す。明らかに、異る複数のコイルを巻くことの
できる多くの軸が可能である。軸60〜62は、
互いに直交しているので、そこに巻かれたコイル
は、特別の方向に向く磁界ピツクアツプを最大に
し、または最小にするために使用することができ
る。例えば、付加コイルは、軸61の周りに巻か
れることができる。従つて、外部の交番磁界が、
図示のように軸60の方向にペースメーカを通過
する方向に向いているならば、ピツクアツプはコ
イル37内において最大となる。他方において、
もし磁界57が軸61に沿う方向にペースメーカ
を通過するならば、ピツクアツプは軸61の周り
に巻かれたコイル内で最大となる。また、任意の
コイルは、1軸より多くの軸の周りに巻かれるこ
とができることは指摘されるべきである。このよ
うに、以上の説明において、単一の外部に巻かれ
たコイル37は、1個または多くの外部巻回コイ
ルを代表することを意図しており、それは1個ま
たは多くの軸の周りに巻かれている。
第7図について説明した本発明は、フエライト
の如き高透磁率の部材からなる厚板に限定される
ことは意図していない。フエライト厚板によつて
実現された利点は、缶55の上にフエライト被覆
をすることによつて実現することができる。この
フエライト被覆は、プラズマ・アーク溶射、真空
蒸着などただ2方法を述べるが、任意周知の技術
によつて適用されてよい。また、フエライト厚板
の代りに、一連の隣接したタイル状に付着された
フエライトのいくつかの小片を使用することもで
きる。また、フエライト粉末を膠、焼結または他
の周知方法によつて缶55に付着させてもよい。
これらのすべての装置において、その最終結果
は、ペースメーカの少なくとも一側面におて、外
部に巻かれた1個または多くのコイルを通過して
延びるフエライト層である。
フエライトの代りに、高い透磁率を持つ他の材
料、例えばニツケルと鉄の合金および酸化物など
を使用してもよい。これらの材料は、また種々の
方法で適用されることができ、その或るものは、
上に説明したが、また他の方法も当業者には明ら
かであろう。高い透磁率のために選択されたこれ
らの材料はまた高い抵抗をもつものを選択され、
或はその加熱を最小にするために切溝を設けられ
るべきであることが指摘される。一般的には、多
くの適用において、透磁率は、100より少ない程
度、好ましくは500またはそれ以上であるべきで
ある。しかし、或る利益は、10程度の低い透磁率
を持つ材料で実現されることもある。従つて、こ
こに使用しているように、用語「高い透磁率」
は、10以上の透磁率をいうことを意図している。
以上、第7図のの説明において、コイル37は
缶55と1個または多くのフエライト厚板の周り
に巻かれていると考えていた。缶55は、ペース
メーカ回路装置を気密に密封する金属容器か、或
は身体食塩溶液に不透過性の包封材料のブロツク
かであると考えていた。本発明は、これらに制限
されるものとは考えられていない。もし希望なら
ば、ペースメーカ回路装置は、適当な支持構体、
例えば集積回路板に装架されてもよく、フエライ
ト厚板(または複数)は、その1側面または多く
の側面に配置し、コイル37は、回路装置および
フエライト厚板(または複数)の周りに巻きつけ
られている。しかる後に、全体の組立体、すなわ
ち非包封回路装置とフエライト厚板(または複
数)の周囲に巻かれたコイルは、外側の気密容器
内に気密に密封されることができる。
かような実施例は、第8図に示されている。こ
の図において、70は、ペースメーカ回路装置を
示し、それは例えば電池14、パルス発生回路1
5および再充電回路20(再充電可能ペースメー
カの場合)を有し、コイル37は、回路装置70
およびフエライト厚板58,59の周囲に巻回さ
れて示されている。この全体組立体72は、気密
容器74内に密閉されて示され、組立体72は、
身体食塩溶液または任意ガスから気密に密封され
る。もし希望ならば、容器74は、非腐食性ガス
例えばヘリウムまたは窒素、或は包封物質で満た
されてよい。また、容器は、適当に空気を排除し
てもよい。
容器74は、生体適合性の金属で形成される。
しかし、金属で形成されたときには、その金属
は、外部磁界によつて誘導される電力の大部分を
吸収し、それを金属内で熱として消散して温度を
上昇する。これは望ましくないことである。ま
た、誘導電力の大部分は、金属容器内に熱として
消散されるので、全誘導電力の小部分だけが、有
用な電池充電電力に変換される。好ましくは、気
密な容器74は、生体食塩溶液およびガスの両方
に不透過性のガラスおよび/またはセラミツクで
形成され、生体食塩溶液による腐食に対して比較
的高い抵抗を示す。金属製のものよりもガラスお
よび/またはセラミツク製の気密な容器74の利
点は、外部磁界によつて容器74に生じる熱があ
つたとしても非常に少ないことである。このよう
に、磁界によつて誘導される事実上のすべての電
力が、容器74内に入る。そしてこの場合は、フ
エライト厚板58および59によつて磁界は回路
装置70からそらされて、厚板58,59を通つ
てコイル37の中を通過する。従つて、コイル3
7内の最大ピツクアツプ効率が達成される。
挿入可能装置内にガラスおよび/またはセラミ
ツク材料を使用することは、先行技術において研
究されている。これらの研究の或る物の成果は、
ジヨン・ウイリー・アンド・ソンズ・インコーポ
レーテツド発行の生体医学材料研究雑誌
(Journal of Biomedical Materials Research)
を含む種々の刊行物に公開されている。前記雑誌
第6巻(1972年)第425〜449頁に記載された「軟
組織内のセラミツク挿入物の生体適合性」
(“Biocompatibility of Ceramic Implants in
Soft Tissues”)と題するエス・デイ・デビス
(S.D.Dairs)氏他の章において、装置を挿入する
ときに非常に有用ないくつかのガラスおよび/ま
たはセラミツク材料が提示されている。容器74
は、上記の材料で作られるのみならず、比較的良
好な生体適合性のために当業者に知られているそ
の他のガラスおよび/またはセラミツク材料によ
つて作ることができる。
ガラスおよび/またはセラミツク材料は、代表
的には非常に高い電気固有抵抗、例えば1012Ωcm
以上を示す。従つて、それらは非常に良好な電気
絶縁物として作用する。ガラスおよび/またはセ
ラミツク材料から容器74を製造するときに、例
えば炭素または鉛などの物質を含ませることによ
つてその溶融温度を下げ、またその機械的強度を
増加することは望ましいが、それは容器形成材料
の固有抵抗を低下するかも知れない。好ましく
は、固有抵抗は、1000Ωcmより小さくあるべきで
はない。以下の説明では、用語「挿入可能形式の
セラミツク様材料」は、ガラスおよび/またはセ
ラミツク材料を含むことを意図しており、それら
の材料の溶融点を低下するため、および/または
それらの機械的強度を増加するために加えられ、
かつ体液に対して比較的に高い腐食を示す物質を
加える場合と加えない場合とがある。
挿入可能形式のセラミツク様材料で形成された
容器74の厚さは、その容器が自己支持する場合
には、0.51mm(20ミル)以上の程度でよい。他方
において、支持基体として作用する支持体の上面
に形成される場合にはただ01mm(数ミル)で差支
えない。もし希望ならば、前述の導電性の保護遮
蔽は、挿入可能形式セラミツク様材料で形成され
た気密な容器74の内部に含ませてよいことは指
摘されるべきである。かような遮蔽は、容器の遇
然の亀裂を貫通するかも知れない体液を経て流れ
る任意電流から刺激装置の回路を保護するであろ
う。
本発明の特殊の実施例を説明し図示したけれど
も、当業者には直ちに多くの変形および変化が可
能であり、特許請求の範囲はかような変形および
等価物を包含すると解釈されることを意図するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、先行技術の刺激装置の簡単化した断
面およびブロツク線図、第2図および第3図は、
本発明による導電保護遮蔽の一実施例のそれぞれ
斜視図および展開図、第4a図および第4b図
は、保護遮蔽の他の実施例のそれぞれ斜視図およ
び上面図、第5図は、刺激装置部品の他の部分に
巻きつけたコイルを有する刺激装置の略図、第6
図、第6a図および第6b図は、外部巻回コイル
に対する2個の同軸遮蔽を説明するときに使用す
る略図、第7図は、本発明の他の実施例の斜視
図、第8図は本発明の更に他の実施例の略図であ
る。 10……ペースメーカ、12……生体、13…
…心臓、14……電池、15……パルス発生回
路、20……再充電回路、21……ピツクアツ
プ・コイル、25……包封材料(エポキシ)、2
8……発電機、30……保護遮蔽、35……金属
缶、37……ピツクアツプ・コイル、55……金
属缶、57……磁束線、58,59……フエライ
ト厚板、70……ペースメーカ回路装置、74…
…気密容器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一個の電力源14と、刺激される
    べき組織13に加えられるパルスを作るために前
    記電力源によつて電力を供給されるパルス発生装
    置15と、コイル37,21と、前記コイルに接
    続され、生体の外部の交番磁界57,28により
    前記コイル内に誘導される電流に応答する充電回
    路22,23とを有する刺激回路からなる挿入可
    能な生体組織刺激装置10において、 前記コイル37の少なくとも一巻きは、前記刺
    激回路の周囲に巻回され、 前記コイル37を通る磁界のほとんどの部分
    を、コイルが巻かれている刺激回路から少くとも
    そらせるためにコイルを貫通して延びる高透磁率
    の部材58,59を有する挿入可能な生体組織刺
    激装置。 2 特許請求の範囲第1項の挿入可能な生体組織
    刺激装置において、前記コイルが接続されている
    前記充電回路は、外部交番磁界により前記コイル
    内に誘導された電流により前記電力源を再充電す
    るための回路である挿入可能な生体組織刺激装
    置。 3 特許請求の範囲第2項の挿入可能な生体組織
    刺激装置において、前記刺激回路は、その周囲に
    巻回された前記コイルとともにカプセル材料内に
    封入され、前記高透磁率の部材は、前記カプセル
    材料の少なくとも2つの対向側面に露出している
    挿入可能な生体組織刺激装置。 4 特許請求の範囲第1項の挿入可能な生体組織
    刺激装置であつて、前記刺激回路は、前記コイル
    を除く前記電力源14、パルス発生装置15、及
    び充電回路22,23を包囲する気密な金属容器
    を含み、該金属容器の少なくとも2つの対向側面
    に沿つて延びる前記高透磁率の部材及び該金属容
    器の周囲に前記コイルが巻回されている挿入可能
    な生体組織刺激装置。 5 特許請求の範囲第4項に記載の挿入可能な生
    体組織刺激装置において、前記コイルが接続され
    ている前記充電回路は、外部交番磁界により前記
    コイル内に誘導される電流によつて前記電力源を
    再充電するための回路である挿入可能な生体組織
    刺激装置。 6 特許請求の範囲第1項に記載の挿入可能な生
    体組織刺激装置であつて、前記刺激回路は、前記
    コイルおよび前記高透磁率の部材を気密に密封す
    るための気密な容器を含み、前記気密な容器は、
    身体食塩容液およびガスに非透過性の挿入可能の
    セラミツク様材料で形成されている挿入可能な生
    体組織刺激装置。 7 特許請求の範囲第6項に記載の挿入可能な生
    体組織刺激装置において、前記コイルが接続され
    ている前記充電回路は、外部交番磁界により前記
    コイル内に誘導される電流で前記電力源を再充電
    するための回路である挿入可能な生体組織刺激装
    置。 8 特許請求の範囲第7項に記載の挿入可能な生
    体組織刺激装置において、前記高透磁率の部材
    は、前記コイルが巻かれている刺激回路の少なく
    とも2つの対向側面に前記コイルを貫通して延び
    ている挿入可能な生体組織刺激装置。 9 特許請求の範囲第1項に記載の挿入可能な生
    体組織刺激装置において、前記高透磁率の部材
    は、前記コイルが巻かれている刺激回路の少なく
    とも2つの対向側面に前記コイルを貫通する挿入
    可能な生体組織刺激装置。 10 特許請求の範囲第9項に記載の挿入可能な
    生体組織刺激装置において、前記刺激回路の全体
    は、前記高透磁率の部材によつて包囲され、前記
    コイルは、前記高透磁率の部材の周囲に巻かれて
    いる挿入可能な生体組織刺激装置。 11 特許請求の範囲第10項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記コイルが接続
    される前記充電回路は、外部交番磁界により前記
    コイル内に誘導される電流で前記電力源を再充電
    するための回路である挿入可能な生体組織刺激装
    置。 12 少くとも1個の電力源と、前記電力源によ
    り電力を供給され、刺激されるべき身体組織に加
    えられるパルスを作るパルス発生装置とを含む刺
    激回路を有し、前記刺激回路の少くともある部分
    は、刺激装置が身体内に挿入されたときに生体食
    塩溶液に露出される形式の挿入可能な生体組織刺
    激装置において、 少なくとも前記刺激回路を包囲する導電性遮蔽
    装置を有し、前記刺激回路は、生体食塩溶液に露
    出されることができ、前記遮蔽装置は、生体食塩
    溶液に露出される前記刺激回路に流出入する、生
    体食塩溶液を通る電流の流れを実質的に抑止する
    ために前記刺激回路内の基準電位に接続されてい
    る挿入可能な生体組織刺激装置。 13 特許請求の範囲第12項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記身体食塩溶液
    に露出可能の刺激回路は、身体に外部から加えら
    れる交番磁界により電流を誘導されるようにした
    コイルである挿入可能な生体組織刺激装置。 14 特許請求の範囲第12項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記遮蔽装置は、
    生体食塩溶液に露出可能の実質的に全体のコイル
    を包囲する少なくとも第1の電流導体装置を含
    み、前記コイルと前記第1電流導体装置との間に
    電気的絶縁物質を有し、後者は、前記基準電位に
    接続された前記コイルの第1端部を包囲し、かつ
    前記コイルの第2端部付近の自由浮動第2端部に
    延びる第1端部を持つている挿入可能な生体組織
    刺激装置。 15 特許請求の範囲第14項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記遮蔽装置は、
    前記第1導体装置から離隔された代2電流導体装
    置を含み、両者の間に電気絶縁物質を有し、前記
    第2導体装置は、前記コイルの第2端部から前記
    コイルの一部分を包囲し、前記第2導体装置は、
    前記基準電位に接続され、前記コイルの第2端部
    を包囲する第1端部を持ち、前記第2導体装置
    は、その第1端部から第2自由浮動端部に向つて
    延び、前記コイルの少なくとも一部分は、前記第
    1および第2導体装置の両者によつて包囲されて
    いる挿入可能な生体組織刺激装置。 16 特許請求の範囲第1項に記載の挿入可能な
    生体組織刺激装置において、前記刺激回路の全体
    が、生体食塩溶液に露出可能であつて、前記導電
    遮蔽装置は前記刺激回路の全体を包囲して、刺激
    回路のいづれかに生体食塩溶液を経て流出入する
    電流の流れを実質的に抑止する挿入可能な生体組
    織刺激装置。 17 特許請求の範囲第16項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記刺激回路は、
    前記身体の外部の交番磁界によつて電流が誘導さ
    れる少なくとも1個のコイルを含む挿入可能な生
    体組織刺激装置。 18 特許請求の範囲第17項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記刺激回路は、
    再充電装置と、外部交番磁界により前記ピツクア
    ツプ・コイルに誘導される電流によつて前記電力
    源を再充電するために前記再充電装置に接続され
    たピツクアツプ・コイルとを含む挿入可能な生体
    組織刺激装置。 19 特許請求の範囲第18項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記電力源、前記
    再充電装置および前記パルス発生装置は、生体食
    塩溶液に非透過性のカプセル材料内に封入され、
    前記ピツクアツプ・コイルはその周囲に巻かれ、
    前記遮蔽装置は、前記ピツクアツプ・コイルおよ
    び前記カプセル材料を包囲している挿入可能な生
    体組織刺激装置。 20 特許請求の範囲第19項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置であつて、前記コイルを通過
    する磁界の大部分を、前記コイルが巻かれている
    前記カプセル材料内に位置する前記電力源、前記
    再充電装置および前記パルス発生装置からそらせ
    るために、前記ピツアツプ・コイルを貫通して延
    びる高透磁率の部材を含む挿入可能な生体組織刺
    激装置。 21 特許請求の範囲第12項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記刺激回路は、
    再充電装置と、前記再充電装置を作動して前記電
    力源を再充電するために外部交番磁界によつて電
    流を誘導するピツクアツプ・コイルとを有し、前
    記再充電装置、前記電力源および前記パルス発生
    装置を生体食塩溶液から気密に密封するための気
    密な容器を含み、前記ピツクアツプ・コイルは、
    前記気密な容器に対して外部にあつて、前記再充
    電装置にこの容器を貫通して接続可能であり、前
    記ピツクアツプ・コイルは前記遮蔽装置によつて
    包囲されている挿入可能な生体組織刺激装置。 22 特許請求の範囲第21項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記ピツクアツ
    プ・コイルは、前記気密な容器の周囲に巻かれて
    いる挿入可能な生体組織刺激装置。 23 特許請求の範囲第21項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置において、前記気密な容器
    は、生体適合性金属であつて、前記ピツクアツ
    プ・コイルは、その周囲に巻かれている挿入可能
    な生体組織刺激装置。 24 特許請求の範囲第23項に記載の挿入可能
    な生体組織刺激装置であつて、前記ピツクアツ
    プ・コイルを通過する磁界の大部分を、コイルが
    巻かれている気密な金属容器からそらせるため
    に、前記気密な金属容器に隣接して前記ピツクア
    ツプ・コイルを貫通して延びる高透磁率の部材を
    含む挿入可能な生体組織刺激装置。 25 電力源と、外部磁界に応答することによつ
    て前記電力源を再充電するための再充電装置と、
    刺激されるべき身体組織に加えられるパルスを作
    るために前記電力源によつて電力を供給されるパ
    ルス発生装置とを含む挿入可能な生体組織刺激装
    置において、前記刺激装置が挿入されたときに、
    前記刺激装置から或は体液を経て刺激装置に流れ
    る電流を抑止するために前記刺激装置を包囲する
    導電性の遮蔽装置を有し、前記遮蔽装置は、前記
    電力源の基準電位に電気的にそれぞれ接続された
    複数個の導電部材からなり、前記導電部材は、互
    いに離隔され、それにより、体液を経て前記刺激
    装置に流入または流出する電流は、前記導電部材
    の少なくとも一つによつて前記基準電位に導通さ
    れ、前記部材のうちの任意部材の表面上の任意の
    実質正方形区域は、100より小でない係数nによ
    り、前記部材の全導電面積よりも小である挿入可
    能な生体組織刺激装置。
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