JPS61123199A - 電波遮蔽材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、成型材料に各種電波障害、干渉、漏洩など
を防止できる電波シールド効果を具備させて、新しい電
波遮蔽材を提供せんとするものである。

［従来の技術］及び ［発明が解決しようとする問題点］ 従来の電波遮断は、例えば、フェライトを用いて電波を
吸収させ遮蔽するようなことが行なわれるだけであった
。しかし、当該フェライトは、９１０℃以下では安定な
純鉄（α鉄）であり、やわらかい展延性に富んでいると
いっても、金属の中での特性であり１合成樹脂、合成ゴ
ム等の成型材料と比較すれば、その加工性や取扱い易さ
等は格段の相違があり、制約を受けていた。この発明は
、このような難点を解消し、成型材料に電波遮蔽特性を
付加して成型材料としての特性を保ちながら電波遮蔽効
果を挙げられる新しい素材を提供せんとするものである
。

［問題点を解決するための手段］ Ｌ記問題点を解決するため、この発明では１合成樹脂、
合成ゴム、石綿混合材等の成型材料にチタン含有砂鉄を
混入又は混練してなり、電波の吸収と乱反射及び拡散に
よって電波を遮蔽するようにしたことを特徴とするもの
である。

［実施例］ チタン含有砂鉄と成型材料との混合比は、その要求され
る性質に応じて適宜選定されるか、あまり少ないと遮蔽
効果が上がらないといったことがあるので注意が必要で
ある。

チタン含有砂鉄のチタン含有量は少なくとも３％以上で
あればよいが、実施例に用いたチタン含有砂鉄の成分は
酸化チタン（Ｔ　ｒ　Ｏａ　　）　　５５％（重量比）
の乾燥砂鉄と、酸化チタン（Ｔｉ　Ｏよ）８％（重量比
）の湿砂鉄の二種類である。

その成分分析表は次の通りである。

表−１チタン含有砂鉄の成分 上記分析表の通りチタン含有砂鉄は５５％物でＦ　ｅ　
Ｏ、Ｆ　ｅＪ　ｏ、　　の含有率が４０％、チタン含有
砂鉄８％物では実にＦ　ｅ　Ｏ、Ｆ　ｅｘ　０７　　の
含有率は７７％にも達している。これはフェライト（Ｍ
Ｏ，Ｆｅ、Ｏ，）と成分構造が似ており類似の電気特性
や電波吸収効果がある。

しかも、チタン含有砂鉄は地球生成状において地質的に
長時間かけて創造された物質で、酸化する部分は酸化消
失した後のこれ以上酸化腐食しないという非常に優れた
性能の安定した金属の微粉末である。そして、その形状
は、第１図の（イ）（ロ）の拡大写真に示すように多孔
質に近い表面凹凸があり、表面活性がある。しかも、そ
の構造は、第２図に示すように磁鉄鉱（Ｆｅ　Ｏ。

Ｆｅ５０．）１の表面が酸化チタン被膜２で覆われた状
態になっている。このため、このチタン含有砂鉄３を合
成樹脂等の成型材料４の中に混入、混練されたとき１表
面の多様な凹凸５によって混入物とのなじみが極めて良
くなり、その結合強度も強くなって成型材料４の特性を
補強する。それと同時に、このようにチタン含有砂鉄３
を合成樹脂に混入又は混練されて出来た混合成型素材６
に電波７．７′をあてると、微粉末状のチタン含有砂鉄
が多量に散在していることと、その−粒一粒のチタン含
有砂鉄５の表面凹凸５によって電波７．７′は吸収乱反
射、拡散（シャワー効果）といった現象を起し、その相
乗効果によって電波を遮蔽することが出来る。（第３図
） この発明で用いられ゛る合成樹脂は、例えば、二液合成
成型や粉末状でも、練成加熱成型するものでもよい。

［発明の効果］ 合成樹脂等は普通成型加工が容易でしかも原料の安価な
ことから各方面で利用され、極めて実用性の高い素材と
されているが、これは電波遮蔽効果がなく、そのため電
気製品への使用に制約ｍ＜あった。

この発明はこの成型加工の容易な合成樹脂等成型材料に
チタン含有砂鉄を混入混練して電波遮蔽効果を付加させ
ることが出来るようにしたちので、成型材料の特性を生
かし５た新規な電波遮蔽材とＬ２て極めて実用性の高い
ものといえる。

【図面の簡単な説明】

第１図はチタン含有砂鉄の拡大写真で、（イ）は同５０
０倍拡大写真、（ロ）は同１０００倍拡大写真であり、
第２図は同チタン含有砂鉄のＭｉ造をｊ）Ｑす拡大説明
図、第３図はこの発明に係る電波遮ｔｉ、相の電波遮蔽
作用を示す説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、合成樹脂、合成ゴム、石綿混合材等の成型材料にチ
   タン含有砂鉄を混入又は混練してなり、電波の吸収と乱
   反射及び拡散によって電波を遮蔽するようにしたことを
   特徴とする電波遮蔽材。