JPS61107924A

JPS61107924A - 脱臭装置

Info

Publication number: JPS61107924A
Application number: JP59229817A
Authority: JP
Inventors: Minoru Tabata; 稔田畑; Masao Toyama; 遠山　昌夫
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-10-31
Filing date: 1984-10-31
Publication date: 1986-05-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は悪臭発生源（例えば、し尿処理場、下水処理場
、都市ごみ焼却場、魚畜等の廃棄物処理場）の周辺に人
家があって風向によっては悪臭による被害が発生する場
合に効果のあるものである。

（従来の技術）従来、悪臭を処理する方法としては、悪臭発生源に於い
て、薬液洗浄法、生化学的処理法、オゾン酸化処理法等
がよく知られた方法である。これらの方法の例としては
、特開昭５８−１１２０２７、同５８−１５０４１５、
同５８−１８６４１８の公報に見ることができる。

［発明の目的Ｊ（発明が解決しようとする問題点）本発明では、悪臭処理に係る脱臭装置の稼動を効率的に
し、装置の運転に係る費用を安くしようとするものであ
る。これは、従来の装置、処理法が常に稼動していた事
と比べ異なる点である。

また、従来法では脱臭装置自体に多大な費用が必要であ
った。

「発明の構成」（問題点を解決するための手段）本発明では、直接の脱臭原理として脱臭剤（消臭剤）に
よる中和脱臭であり、脱臭剤の噴霧を風向によって選択
できることにより、脱臭装置の運用を効率的なものとし
ている。

本発明の主たる構成は、悪臭発生源近傍に設けた風向風
速計と、風向風速計より得られる風向出力を数値化する
装置と、その風向、風速によって脱臭剤噴霧量、噴霧箇
所を制御する装置と、脱臭剤を噴霧する装置であり、風
向によっては悪臭による被害が出る場合、風向による応
じて噴霧装置を稼動するようにしていることである。

発明を構成する各要素について以下詳述する。

風向風速計としては、プロペラ型、矢羽根とビラムある
いは矢羽根と風体を組み合わせたものなどが利用される
。そして、この風向風速計からは風向、風速の出力の得
られるようになったものでないと利用できない。

次に、風向風速計よりの出力を数値化する装置では、風
向という連続変化量を、例えば百分の１分ごとの８分割
した風向を測定単位時間の風向として捉え、１分間の風
向別積算値を算出することができる。

風向、風速によって脱臭剤噴霧量、噴霧箇所を制御する
装置は、風向が悪臭被害を与える時もしくは悪臭被害を
与える可能性のある時に最低５分間を運転最小単位とし
て噴霧させるようにする。

悪臭被害を与える可能性の有無の判断は、例えば、前記
風向別積算値から悪臭を加害させる方向（例では８分の
１方位）に定ｆｆｉ　（１／６分間以上）の風がある場
合（もしくは、悪臭を加害させる方向にその両側方向へ
の風の時間量計が１／３分間以上の場合）を基準とする
。そして、１分間ごと判断で基準を越えると噴霧装置を
最低５分間作動さ仕、基準を越え続ける限りは噴霧装置
は作動し続ける。風向が変わり悪臭被害発生方向からず
れて、基準値以下になると最低５分間というタイマ一時
間は減少し、基準以下が５分以上続くと噴霧装置は一旦
停止することになる。

噴霧箇所が複数の場合はそのそれぞれの噴霧ノズルにつ
いての噴霧を制御することになる。仮に、悪臭にる被害
箇所が狭くて、噴霧ノズルが１箇所だけの時は制御装置
はＯＮ、ＯＦＦの作動のみとなる。また、風が微速で風
速計に出力されず、被害の実状のないような時は、噴霧
装置は休止してもよい。

脱臭剤を噴霧する装置は悪臭発生源を中心にして、その
周囲おおよそ３０ｍ以内に設置する。また、噴霧装置を
構成するノズルの数は脱臭剤のミストが拡散する角度を
計測し、余裕角を見込んで設置する。ノズルの設置位置
は悪臭発生源と悪臭の被害箇所を結んでその間の位置ら
しくは、悪臭発生源の風上側とする。

本発明に用いる脱臭剤の種類としてはフラバノノール類
化合物、フラボノール類化合物、アビエチン酸、グリオ
キサール等の何機化合物が使用できる。フラバノノール
類としては、ピノバンクシン、アロマプントリン、エン
ゲリチン、フスチン、タノキホリン、アスチルヒン、ア
ンベロブチンなとがあり、フラボノール類としては、ケ
ンフェロール、トリホリン、アストロガリン、ロビニン
、クエルセチン、クエルセチン、イソクエルセチン、ル
チン、ミリセチン、ミリノドリンなどがある。

（作　用）本発明では、風向、風速によっては悪臭被害が発生する
時を選択的に感知して噴霧装置を運転させる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面と共に説明する。

悪臭発生源１０として下水処理場を選び、その東側に道
路を隔てて住宅が建て込んでいる。そして、おおよそ南
側、北側には公園となっているし、西側は雑木林の丘に
なっているため、東側以外は悪臭による被害はほとんど
ない。

図面では本発明の実施例に於ける系統を説明している。

風向風速計１は処理場の敷地内に設け、風向、風速の値
を得るようにしている。この風向風速計には先進電機工
業（抹）製のプロペラ型風向風速計、型式ＫＥ−５００
を用いた。

この風向風速計よりの出力は両者共電流として連続的に
出力されるので、これをパソコンによりそれぞれ処理す
る。ここではパソコンが、数値化装置３と制御装置５を
受は持つこととなる。風速について検出不能の場合（０
、２ｍ／　５ｅｅ）については噴霧装置７は休止するよ
うにした。風向出力については、発明の構成の所で説明
したように、ｌ／６０分ごとの風向値を８方位に分割し
て、それぞれ方角側に１分間ごとに求めるようにした。

そして、南東、東、北東方向の１方向にでも１／６分以
上、または、南東、東、北東を方角の中心として、その
両側の方向への風を合計して（例えば、南東を中心とし
た場合、南、南東、東のことであり、東を中心にした場
合、南東、東、北東のことである。）１７３分以上あっ
た場合に噴霧装置を作動させるようにした。この作動最
低時間は５分間であり、タイマーが働くようになってい
る。タイマーは１分間ごとの噴霧装置作動判断に基づい
て、結続的にＯＮの場合はタイマーはそのつど残り５分
の状態に戻るようになっている。従って、５分以上に亘
り、指定した方向以外に風が吹くと噴霧装置は作動を休
止する。

この噴霧装置作動の為の基準である１分間中に１／６分
とか１／３分という数値やタイマーの５分間という値は
実状により設定可能とした。

噴霧装置のノズルは８方位中の３方位（南東、東、北東
）に対して３方位（中心方位と！６方位の隣の方位）に
ノズルを持ち、隣合った南東と東の間の東南東位置のノ
ズルは互いに共有するので計７カ所設けた。例えば、噴
霧装置を作動させる基準を東と北東方向で越えたとする
と、５カ所のノズルから脱臭剤が噴霧されることになる
。

脱臭剤を噴霧する直接の装置７ａにはエアースプレー装
置を用い噴霧方向は悪臭発生源より放射状に向けられ、
それぞれのスプレーガンは３０゜の拡散角度を持って、
同心円状のノズルチップを持つものを用いた。

脱臭剤には植物性精油成分であるフラボノール類化合物
等を成分とした第一クリーンケミカル社製の脱臭剤（商
品名　；エアーケム）を用いた。脱臭剤の噴霧量はｌノ
ズル当たり１０〜５０ｃｃ／分にて調節して使用した。

実施例の構成にて使用したところ、従来は東方へ風が吹
いた時に、処理場の東側住宅ては悪臭に困っていたが、
設置後はそのような問題が解消された。

「発明の効果」本発明によれば、脱臭剤噴霧を悪臭被害の発生する時を
選んで効率的に作動できるものである。

従って、地形によっては海、山が悪臭発生源の近くにあ
って、悪臭による被害が常時発生しないような所で効果
的に脱臭処理を行なえる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を示す系統説明図である。ｌ・・・風向風速計、３・・・数値化装置、５・・・制御装置、７・・・噴霧装置、７ａ・・・エアースプレー装置、１０・・・悪臭発生源特許出願人　　　　　　　　遠山昌夫田畑　稔！９　　句・−ト

Claims

【特許請求の範囲】

悪臭発生源近傍に設けた風向風速計と、風向風速計より
得られる風向出力を数値化する装置と、その風向、風速
によって脱臭剤噴霧量、噴霧箇所を制御する装置と、脱
臭剤を噴霧する装置を主たる構成要素として、風向によ
っては悪臭による被害の出る時、場所に応じて噴霧装置
を稼動し効率的に悪臭公害を解消することを特徴とする
脱臭装置。