JPS61107069A - 冷凍装置の可溶栓 - Google Patents

冷凍装置の可溶栓

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JPS61107069A
JPS61107069A JP23078384A JP23078384A JPS61107069A JP S61107069 A JPS61107069 A JP S61107069A JP 23078384 A JP23078384 A JP 23078384A JP 23078384 A JP23078384 A JP 23078384A JP S61107069 A JPS61107069 A JP S61107069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting point
alloy
refrigerant
tin
fusible plug
Prior art date
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Pending
Application number
JP23078384A
Other languages
English (en)
Inventor
吉治 梶川
小川 紳二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPS61107069A publication Critical patent/JPS61107069A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低融点合金が装着された冷凍装置の可溶栓に
関する。
〔従来の技術〕
従来第3図に示す如く、自動車エンジンの駆動力を電磁
クラッチ3aを介して伝達され、冷媒を圧縮するを圧縮
機3、高温高圧に圧縮されたガス冷媒を空気冷却によっ
て凝縮させる凝縮器4、凝縮された冷媒を気液2相に分
離するレシーバ2、液冷IJ’/;を減圧膨張させて霧
状にする温度作動式膨張弁6および霧状冷媒を蒸発さセ
て周囲空気を冷ノ、lする蒸発器5か、冷媒配管7,9
.10,11にまって接続され、冷媒が矢印の如く循環
し、冷浦す−rクルを形成する自動車用の冷凍装置が知
られ°(いる。この冷凍装置は、例えば、周知のように
蒸発器5にて冷却された空気を車室内に送りごみ中室内
の冷房を行なうのに使用される。
、二の第3図に示す冷凍装置には、通常安全のため、低
M1点合金が装着された可蓄栓lが取(=t +JらJ
1゛(いイ)。すなわち可溶栓1は冷凍装置のレシーバ
2 (7)土部に、その一端を該冷凍装置中の冷媒回路
G、二面するように取付けられ、該冷凍装置内の冷聾の
t話度が異常に上昇した場合に、その熱により前記低融
点合金1aが溶融し冷媒回路内の冷媒が人気中に放出さ
れ、該冷媒回路内の圧力を低下さ一!邊、と+ 4’、
・vになっている。前記可溶栓1は前述のレシーバ2の
上部以り1、il’li圧倒冷媒回路す式s′わち凝縮
器4の出「−1部か、凝縮器4とレシーバ2の接続配管
7か、又klレシーバ2.!:膨張弁6とのI8続配管
9のいづれかにもlll7付けられて、冷媒回路内の異
常圧力上昇を防止している。
第2図に従来使用されている可溶栓1の構造を示す。可
溶栓1のボディ1aは黄銅製であり、冷媒回路2aと大
気とを連通ずる孔1Cが穿設されている。孔1C内には
低融点合金1bが鋳込まれている。このボディ1aはそ
の先端に形成したねじ部1dによって冷媒洩れ防iF用
のゴム製0リング8を介してレシーバ2に螺着されてい
る。
ところで現在、可溶栓は日本冷凍空調工業会の車両用空
調装置の運用基準で、溶融温度を110℃以下にするこ
とが規定されている。そこで従来使用されている溶融金
属としては融点が100〜110℃のものを使用してい
る。具体的には、低融点合、金は、錫−ビスマスー鉛の
3元合金を使用する場合、その成分比率は例えば、錫4
%(重量%以下同じ)、ビスマス51.5%、鉛44.
5%より構成されている。この場合、合金の融点を決定
するのに最も重要な比重を占めるものが錫であり、錫の
含有率が4%の合金を使用した場合、合金のb1橿N!
、[+ 06〜108°Cとなる。
−・般に冷凍装置が正常状態では、高圧冷媒回路 合、例えば凝縮器4を冷却する送風機が異常停止すると
い・)不具合が牛しると、冷媒の圧力(温度)が、合金
の融点(107℃)より異常に高くなり、合金ζ」熔融
し、ン名媒は大気に開放される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
U7かし7、冷凍装置が正常に作動している場合で7)
、i!’f+圧倒冷媒の温度が100℃近くまで−1−
昇する、二とがある。すなわち、自動車用の冷凍装置の
場合、冷媒を圧縮する圧縮機は、前述のとおり自動車エ
ンシンによって駆動される。したがって、自9J+車エ
ンジンが高速回転しているにもかかわらず自動車の速度
が小さい登板時などでは、圧縮機のfjLカが高lトリ
、冷媒の吐出量が増加し、高圧側の冷稈用力は上Wする
。(7かし、速度が小さいために、ラシ〕〜−タ近傍に
設υられた凝縮器4において冷媒が十分空気冷却されず
、したがって、高1[:側冷媒の温度4J: I O0
℃まで上昇してしまう。
よってこの状態が長く続けば、合金は軟化し、冷媒洩れ
が発生する。
このような不具合を防止するためには、錫の含有量を減
らし、合金の融点を高くすればよいが、前述のとおり、
合金の融点は110℃以下に規定されているという問題
がある。
そこで、本発明は、合金の融点を100℃〜110℃の
間に保ち、しかも融点近傍での耐久性(洩れにくさ)を
向上させることを、解決すべき技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は、上記技術的課題を達成するために、
冷凍装置の高圧冷媒回路と大気とを連通ずる孔の途中に
、錫−ビスマス−鉛系からなる3元低融点合金を密封状
態に装着した冷凍装置の可溶栓において、前記低融点合
金は6.5〜9%の錫を含有するという技術手段を採用
する。
〔作 用〕
一般に、錫−ビスマス−鉛系からなる3元合金において
、合金の融点を解決するのに最も大きな要因となるのが
3.易の含有率であり、錫の比率を太き(すれば融点が
低くなり、逆に錫のIt率を小さくすれぽM・11点が
+l’li くなることが知られている。この、Vうな
低融点合金を冷凍装置の可溶栓に装着した場合、冷媒の
洩れに対する耐久性は合金の融点に依存すると嵩えられ
る。すなわち、融点が低下すれば、ある温度状況にお&
Jる冷媒の洩れに対する耐久性しI低下すると考えられ
る。
しかし、本発明者等の研究によれば、上記合金の爾欠性
ム11、必ずしも融点に依存しないことが判明し六二。
つまり、ある温度(100℃)のもとで、錫の含有率を
変化させて、合金の耐久性を調べたところ、錫の含有率
が0〜5%の間では、錫の含有率を増加させると融点は
低下し、耐久性も低下するが、錫の含有率が5%を越え
ると、錫の含有率が増加するに従い、融点は低下するも
のの、耐久性は逆に急激に向上することがわかった。
そこで本発明者等は、錫の含有率が5%以上において、
合金の融点および耐久性を詳しく調べたところ、本発明
者等は、錫の含有率か6.5〜9%の間では、合金の耐
久性が従来に比べ飛躍的に向上することを知見した。
この理由闘゛、本発明者等によれば、錫の含有率の増加
に伴い、融点は低下するものの、その成分は錫、ビスマ
ス−鉛系の3元合金の共晶成分(錫17%)に近つくた
め、合金の金属組織の緻密化が進み、3成分の金属の移
動が防止されるためであると推察される。
そこで、錫の含有率を6.5〜9%に選定することによ
り、合金の融点を103〜105℃に保ちつつ、冷媒温
度を100℃に保ち、冷媒の圧力が30気圧に保った状
態で、冷媒が洩れるまでの耐久時間を150〜300時
間以上にすることができる。
〔発明の効果〕
したがって本発明によれば、可溶栓に装着された合金の
融点温度を適切な値に保ちつつ、融点温度近傍での冷媒
洩れまでの耐久性を飛躍的に向」二することができ、時
品の安全性を確保しつつ、不必要な冷凍装置の停止1−
を招く恐れが非常に小さくノ、1幻、冷凍装置の信頼性
を向上させるという効果が大きい。
r実施例〕 1;ノ+、本発明を図に示す実施例を用いて詳細に説1
リヒづるか、iiJ溶栓1の構造および取付は場所Ll
第2図および第3図に示す従来例と間しであるため説明
を省111!!L、低融点合金の組成について第3図を
用い−(具体的に説明する。第3図は錫の含有率に列−
1−るiIi+/、I!高圧状態での可溶栓から冷媒洩
れを牛し7るまでの時間と低融点合金の融点の変化を示
し、曲線イおよびrIItそれぞれ融点と洩れまでの時
間を小才。なお、洩れまでの時間6才、す体的にし、1
第21ツ1乙こ示すT−IJ溶栓] :rt、 ] c
にそれぞれ錫の含有率ノW i(る合金を鋳込Il、ボ
ディ1aを100℃加熱し、冷媒回路2alIIIIか
ら30気圧の圧力を加えた場合、冷媒の洩れが発生ずる
までの時間である。なお、実際に洩れまでの時間及び融
点の測定を行−4−のは、錫の含有率が3.4.5.5
゜6.7. 8.9.10%の場合である。この場合ビ
スマスの含有率は、合金製造の際に、溶融1−7た状態
から凝固させる際に体積収縮を防くためにごきるだけ多
い方が望ましいが、ヒスマスのバ■が多すぎると、合金
がもろくなり合金を可溶栓H7’)4’l。
ICに鋳込む際に細線状に加Tするごとが困娼tになる
ため、通富52%程度とする。なお本実施例では、ビス
マスの比率を51.5%に固定しまた状態で、錫の比率
を3〜10%に変化させた。従って、残りの含有率が鉛
の含有率となる。たとえば錫8%の場合、ヒスマスは5
1.5%であるから、残りの鉛の比率は40.5%とな
る。
従来の合金の組成は、例えば鉛4%、ビスマス51.5
%、鉛44.5%であり、第1図を参照すると従来合金
の融点は107〜108℃であり、洩れまでの時間は1
00時間であるが、本発明によれば、錫の含有率を6.
5〜9%に選定しているため、融点は105〜103℃
であり、従来に比べわずか1〜5℃低下しているだけで
あり、実質−1二可溶栓の性能に影響はない。しかし、
洩れまでの時間は、本発明によれば160〜300時間
に達し、従来の100時間に比べ飛躍的に向上し7てい
る。特に錫の含有率が8%の場合、洩れまでの時間は、
300時間となり従来の3倍近く増大している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の低融点合金の錫の含有率を変化させ
た時の融点、及び高温高圧状態での可溶栓から冷媒の洩
れが生しるまでの時間の変化を示す特性図、第2図は、
可溶栓のITIt付構造全構造断面図、第3図は、冷凍
4トイクル図である。 1・・・可溶栓、1C・・・孔、1b・・・低融点合金
、2・・・レシーバ、3・・・圧縮機、4・・凝縮器、
5・・・蒸発器、6・・・温度作動式膨張弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 冷凍装置の高圧冷媒回路と大気とを連通する孔の途中に
    、錫−ビスマス−鉛系からなる3元低融点合金を密封状
    態に装着した冷凍装置の可溶栓において、 前記低融点合金は、6.5〜9%の錫を含有することを
    特徴とする冷凍装置の可溶栓。
JP23078384A 1984-10-31 1984-10-31 冷凍装置の可溶栓 Pending JPS61107069A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012193867A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Showa Denko Kk 蓄冷機能付きエバポレータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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