JPS6088161A - 無機質繊維マツトの製造法 - Google Patents

無機質繊維マツトの製造法

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JPS6088161A
JPS6088161A JP58196136A JP19613683A JPS6088161A JP S6088161 A JPS6088161 A JP S6088161A JP 58196136 A JP58196136 A JP 58196136A JP 19613683 A JP19613683 A JP 19613683A JP S6088161 A JPS6088161 A JP S6088161A
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JP
Japan
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binder
inorganic fiber
mat
resin
fiber mat
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JP58196136A
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English (en)
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斎藤 恒雄
賢治 吉田
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガラス繊維、岩綿等の無機繊維を基材とする
無機質繊維マットの製造方法に関する。
無機質繊維マットは、壁材、床材、天井材など断熱作用
、吸音作用を有する建築用基材として賞用されている。
ガラス繊維、岩綿等を基材とする無機質繊維マットは、
主としてフェノール樹脂を結合剤として用いている。フ
ェノール樹脂を用いて製造したマットは、耐熱性、耐湿
性に優れているものの、硬化後、赤褐色又は暗褐色を呈
するという欠点がある。このような無機質&&維マット
を例えば天井材として用いた場合、色むらが生じ□るこ
と、照明の反射特性が低下すること等から以前より着色
しない結合剤の要望が強くなっている。
無機質繊維マットの製造方法は結合剤を水で希釈し、ス
プレーにより基材に結合剤を付着させるのが一般的であ
る。
従って、結合剤は水に対し溶解するか又は分散すること
が好ましい。又配合した結合剤は分離等を起さず、ある
一定時間以上の配合安定性を持たなければならない。
以上のような条件を踏まえ、従来より着色しない結合剤
の試みが種々なされている。例えば、酢酸ビニル樹脂エ
マルジョン、スチレン−ブタジェン共重合物ラテックス
などの合成ゴムラテックス、メラミン樹脂、メラミン変
性ユリア樹脂、ユリア樹脂などのアミノ系樹脂を結合剤
として用いた例がある。しかしこれらの方法はフェノー
ル樹脂に比べ耐湿性が劣り、著しい効果は挙げていない
本発明者等は、アミノ樹脂の無着色性に着目し、配合安
定性を向上させ、かつ強度を向−ヒさせるために種々検
討を重ねた結果、アミノ樹脂とアミン塩とからなる組成
物を結合剤として用いると、着色性が少なく、又耐湿性
の優れた無機質繊維マットが得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、無機質繊維マントの製造に於て、結
合剤としてアミノ樹脂とアミン塩とを含有してなる組成
物を用いることを特徴とする無機質繊維マットの製造法
を提供するものである。
本発明で用いるアミノ樹脂とは、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ユリア樹脂の一種あるいは二種以上の混合物を言い
、必要ならば耐湿性を低下させない範囲で更に水性エマ
ルジョン、例えば酢酸ビニルエマルジョン、合成ゴムラ
テフクス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニル−アクリ
ル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−エチレン共重合
体エマルジョン等を混合して使用することもできる。
アミノ樹脂としては、耐熱性、歩留りの点を考慮すると
メラミン樹脂、尿素変性メラミン樹脂が好ましく、また
用途の点を考慮すると水溶性のアミノ樹脂、例えばアル
キルエーテル化メチロールメラミン樹脂、尿素変性アル
キルエーテル化メヂロールメラミン樹Jlli、エーテ
ル化ユリア樹脂が好ましい。
本発明に使用するメラミン樹脂は、メラミンとホルムア
ルデヒドとの反応生成物であり、メラミンとホルムアル
デヒドとをモル比2以上、好ましくはモル比3〜7で反
応させたものである。アルキルエーテル化メチロールメ
ラミン樹脂は、予め水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化バリウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ物
質を加え、温度50〜80℃にてメラミンとホルムアル
デヒ1′とを反応サセた後、メチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、イソプ1コピル
アルコール等の如き脂肪族アルコール、又はこれらの混
合物を加え、次いで必要に応じて有機酸、無機酸又はこ
れらの混合物を加え、加熱反応させてアルキルエーテル
化を行って得られる。尚、かくして得られたアルキルエ
ーテル化メチロールメラミン樹脂は必要に応じて、濃縮
を行うことができる。
本発明に使用する尿素変性メラミン樹脂は、子連のメラ
ミン樹脂に尿素を後添加するか又は初めからメラミンの
一部に尿素を使用し、ホルムアルデヒドと反応させて得
られる。
本発明に使用するユリア樹脂は、尿素とホルムアルデヒ
ドとの反応生成物であり、尿素とホルムアルデヒドとを
モル比1〜4、好ましくはモル比1.5〜3.0で反応
させて得られたものを使用するのが適当である。
また、アミン塩としては、例えばモノエタノールアミン
、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、2−ア
ミノ−2−メチル−1−プロパツール、2−アミノ−1
−ブタノール等のアルカノールアミン、ジエチルアミン
、トリエチルアミン等のアルキルアミンあるいはアニリ
ン、N−メチルモルホリンと有機酸、無機酸とを組合せ
たものが挙げられ、なかでもアルカノールアミン塩が好
ましい。又、酸としては硫酸、塩酸、燐酸、硝酸、硼酸
、酢酸、ギ酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸などが使用される。
これらのアミン塩はすぐれた潜在性硬化触媒であって、
アミノ樹脂に混合しても配合安定性が極めて良く、加熱
することにより硬化の効力を発揮するものである。
アミノ樹脂の硬化剤としては、アミン塩の他に無機酸、
有機酸などの酸、塩化物あるいは硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウムなどのアンモニウム塩等が使用できるが
、酸をアミノ樹脂に組合せた組成物は、配合安定性が著
しく低下し、不適当であり、又、塩化物あるいはアンモ
ニウム塩をアミノ樹脂に組合せた組成物は、酸を組合せ
た組成物に比べ配合安定性は良くなるものの、アミン塩
を組合せた組成物よりは劣っており、しかも加熱硬化時
にプレキュア−現象を起し、充分な流動性が得られず、
硬化後の無機質繊維マットの強度も極めて悪い。これに
対してアミノ樹脂にアミン塩を組合せた組成物は、上述
のような欠点がなく、耐湿強度の優れた無機質繊維マン
トを得ることができる。
アミノ樹脂に対するアミン塩の添加量は、樹脂の固型分
(ここでいう樹脂固型分とはJTS K−6839,1
976中のアミノ系樹脂接着剤の項にある測定法によっ
て測定したもの)100重量部に対し1〜10重p部が
好ましい。アミン塩は単独又は2種以上を混合して使用
してもかまわない。
使用する結合剤には、更にシリコーンを添加し、耐湿強
度の向上剤として使用することもできる。望ましいシリ
コーンはアミノシランであり、例えばガンマ−アミノプ
ロピ5− ルトリエトキシシラン、ガンマ−メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、ガンマ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシランなどが代表的なものである。
本発明で用いる結合剤は、アミノ樹脂とアミン塩と、更
に必要に応じて酢酸ビニルエマルジョン、合成ゴムラテ
ックス等の如き水性エマルジョン、水、シリコーン等と
を混合するだけで得られる。
本発明の無機質繊維マットの製造法に於ては、上記の如
くして得られた結合剤をガラス繊維、岩綿等の従来公知
の無機質繊維上にスプレーして付着させ、15.0〜2
50 ”Cの温度で成形して無機質繊維マットを得ると
いう方法が通常採用されるが、その他にも含浸法などの
公知の方法によって得ることも可能である。この時無機
質&III維に付着させる結合剤の量は、無機質繊維1
00重量部に対して、固化した後の結合剤の付着量が通
常1〜30重量部、好ましくは1〜20重量部となる範
囲である。付着量が1重量部未満では無機質繊維マット
の強度が充分に得られず、一方30重量部を越えると無
機質繊維マットの密度が高くなり、吸音、断熱等の本来
の性能が劣ることになり、それぞれ好ましくない。
次に本発明をさらに実施例により説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。尚、例中の%はすべ
て6− 重量%である。
実施例1 ガラス短tiIll維7gを5QcuX90(2)の金
網上に均一に拡げた。プライアミンFK−4232(大
日本インキ化学工業側製メチルエーテル化メチロールメ
ラミン樹脂、固型分75%〕18.7 gヲ682.3
 gの水で希釈し、これにジェタノールアミン塩酸塩0
.56 gを加え、混合して結合剤を得た。この結合剤
を拡げたガラス短繊維の両面に35gづつスプレーした
後、30分間室温で乾燥し、10cInX10r、mの
シートに切断し、重ね合せて、180℃で10分間硬化
させて、白色のガラス短繊維マットを得た。このマット
の比重は0.031、結合剤の付着量はガラス18m1
00部に対して9.3部の割合(以下、車に付着量9.
3部の如く記す)であった。
次いで、このマット剥離強度(常態強度、耐湿強度)を
下記の如き方法で測定したところ、常態強度は140g
/36d1耐湿強度は108g/36cJであった。
マット剥離強度試験:マットを6cIn×6CI11に
切断し、両面にゴム系接着剤を塗布し、2枚の金属板の
間にはさみ込み、十分に接着させた後、金属面に対して
垂直方向に荷重をかけてマットの剥離強度(マツ1−白
の結合剤の剥離強度)を測定する。尚、常態強度はデシ
ケータ−中に放置した試料のマット剥離強度であり、耐
湿強度は相対湿度90%の雰囲気中で室温で1週間放置
した試料のマント剥離強度である。
実施例2 ガラス短繊維7gを60cmX90cmの金網上に均一
に拡げた。プライアミンFK−423216,8gにラ
ックスター1087 (大日本インキ化学工業側製スチ
レン−ブタジェン系合成ゴムラテックス、固型分45%
)3.1gを加え、680gの水で希釈し、これにモノ
エタノールアミン塩酸塩0.63gを加え、混合して結
合剤を得た。この結合剤を用いた以外は実施例1と同様
にして白色のガラス短繊維マットを得た。このマットの
比重ば0.032、結合剤の付着量9.4部であった。
又、マットの常態強度は138g/36d、耐湿強度は
105g/36cJであった。
実施例3 ガラス短繊維7gを60cmX90cmの金網上に均一
に拡げた。プライアミンJ−402(大日本インキ化学
工業@製メチロールユリア樹脂、固型分61%〕 23
gを677.9 gの水で希釈し、これにジェタノール
アミン塩酸fA0.63gを加え、混合して結合剤を得
た。この結合剤を用いた以外は実施例1と同様にして白
色のガラス短繊維マントを得た。
このマントの比重は0.030、結合剤の付着量9.1
部であった。又、マットの常態強度は141 g/36
cll、耐湿強度は103g/36cjであった。
比較例1 ガラス短繊維7gを60c+oX90cImの金網上に
均一に拡げた。プライオーフェンTO−2350−60
(大日本インキ化学工業■製水溶性フェノール樹脂、固
型分62.5%)22.4gを677.6 gの水で希
釈して結合剤を得た。この結合剤を用いた以外は実施例
1と同様にしてガラス短繊維を得た。
このマットの比重は0.033、結合剤の付着量9.2
部であり、色は赤褐色であった。又、マットの常態強度
は143g/36cj、耐湿強度は111g/36cd
であった。
比較例2 ガラス短繊維7gを5Qcn+X9Qcmの金網上に均
一に拡げた。プライアミンJ〜40223gを678.
5 gの水で希釈して結合剤を得た。この結合剤を用い
た以外は実施例1と同様にしてガラス短繊維マットを得
た。このマットの比重は0.032、結合剤の付着量9
.3部、色は白色であった。
又、マットの常態強度は139g/36cd、耐湿強度
は50g/36−であった。
代理人 弁理士 高 橋 勝 利 9−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 無機質繊維マットの製造に於て、結合剤としてアミノ樹
    脂とアミン塩とを含有してなる組成物を用いることを特
    徴とする無機質繊維マットの製造法。
JP58196136A 1983-10-21 1983-10-21 無機質繊維マツトの製造法 Pending JPS6088161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58196136A JPS6088161A (ja) 1983-10-21 1983-10-21 無機質繊維マツトの製造法

Applications Claiming Priority (1)

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JP58196136A JPS6088161A (ja) 1983-10-21 1983-10-21 無機質繊維マツトの製造法

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JPS6088161A true JPS6088161A (ja) 1985-05-17

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ID=16352831

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JP58196136A Pending JPS6088161A (ja) 1983-10-21 1983-10-21 無機質繊維マツトの製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305146A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Kubota Ltd 繊維強化フェノール樹脂発泡体の製造方法

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