JPS608492Y2 - 縮少形開閉装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油絶縁縮少形開閉装置に関する。

従来の縮少形開閉装置を構成する電気機器、たとえば断
路器は断路器本体を油タンク内にて組立、調整を行なっ
ているため、作業スペースの限られている所で作業する
ことになり、組立工数がかかり、さらに高度の熟練技能
を要し、−少量違うと性能の維持が困難であった。

本考案は、このような従来の問題点に鑑み、縮少形開閉
装置を構成する電気機器の中枢部であり、断路部、操作
機構部、接地機構部から構成された断路装置を油タンク
内で組立、調整をせずに、油タンク外で前記断路器部分
を油タンクの一側を形成する取付板に取付け、夫々と組
立、調整し、前記断路装置が油タンク内に収容できるよ
う前記取付板を油タンクに着脱自在にしかも油密に取付
けるようにしたことにより、前記電気機器の中枢部であ
る断路器装置の組立、調整作業を容易にし、その時間を
短縮すると共に簡単に信頼性の向上をはかることができ
るようにした縮少形開閉装置を提供しようとするもので
以下図面を用いて本考案を説明する。

本考案では、縮少形開閉装置用断路装置を構成する各部
、・たとえば断路部１、接地機構部２、操作機構部３な
どの部組みされたものを、たとえば矩形の取付板４に第
１図ａ、 ｂに示す如く取付け、夫々を組立、調整し、
動作の確認後第２図の如く断路器を構成する各部たとえ
ば断路装置１、接地機構部２、操作機構部３など部組み
されたものが、第２図の如く油タンク５内に収容できる
よう第１図の取付板４を油タンク５の側壁に取付ける。

この場合、取付板４の取付孔６の位置にボルトを通し、
取付板４のフランジ部と油タンク５の側壁とをパツキン
７を介在させてボルト締めすることにより、第１図の如
く断路装置を構成する各部を取付けた取付板４を油タン
ク５に第２図の如く取付ける。

なお第１図ａ、 ｂにおいて、１１は固定接地コンタク
ト、１２は抵抗接地棒、１３はリンク、１４は接地ブレ
ード、１５はヒンジ、１６はベース、１７は軸受、１８
は固定コンタクト、１９は可動コンタクト、２０は碍子
、２１は操作軸、２２は碍子、２３は放電用真空スイッ
チ、２４は抵抗である。

また第２図において、２５はケーブルヘッドである。

なお本実施例においては、縮少形開閉装置を構成する電
気機器として断路装置を用いた場合について言及したけ
れども、本考案は本実施例に限定されることなく縮少形
開閉装置を構成する、たとえば避雷器や検電装置などに
ついても同様に適用できることはもちろんである。

上述したことかられかるように本考案による縮少形開閉
装置を用いれば次のような種々の効果を奏する。

（１） 油タンクの外で縮少形開閉装置を構成する電
気機器の中枢部である断路器装置を組立てるため、その
組立作業および調整作業が容易である。

（２）油タンク内に収容する前に前記断路器装置を、取
付板に取付けた状態で動作などの確認を行なうので、動
作などの確認が目視でき、不都合部のチェックが容易で
る。

（３） 上記（１）、 （２）の記載より、組立時間
が短かくなり、工数が短縮されるので安価で信頼性の高
いものが製作可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図ａおよびｂは夫々本考案による縮少形開閉装置用
断路装置の各部を油タンク外で取付板に取付配置してな
る正面図および側面図、第２図は第１図のものを油タン
クに取付けた状態を示す一部破断側断面図であって、図
中１は断路部、２は接地機構部、３は操作機構部、４は
取付板、５は油タンク、６は取付孔、７はパツキンを示
す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 油タンク５の一側を形成する取付板４に縮少形開閉装置
   の断路部１、操作機構部３、接地機構部２から構成され
   た断路装置を取付け、該断路装置が油タンク５内に収容
   できるよう前記取付板４を油タンク５に着脱自在にしか
   も油密に取付けてなる縮少形開閉装置。