JPS608148B2 - 補修溶接法 - Google Patents
補修溶接法Info
- Publication number
- JPS608148B2 JPS608148B2 JP6399180A JP6399180A JPS608148B2 JP S608148 B2 JPS608148 B2 JP S608148B2 JP 6399180 A JP6399180 A JP 6399180A JP 6399180 A JP6399180 A JP 6399180A JP S608148 B2 JPS608148 B2 JP S608148B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- repair welding
- weld
- repair
- welding method
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶接部の補修溶接において、補修溶接後のき裂
発生を防止するのに好適な補修溶接法に関するものであ
る。
発生を防止するのに好適な補修溶接法に関するものであ
る。
構造物の溶接継手部は組織が不均一あるいは残留応力が
高いなど治全的、力学的要因により母材部に比べて欠陥
、き裂が発生しやすく、運転中に進展して補修を余儀な
くされる場合がある。
高いなど治全的、力学的要因により母材部に比べて欠陥
、き裂が発生しやすく、運転中に進展して補修を余儀な
くされる場合がある。
従来、補修溶接は第１図に示すようにき裂１の存在する
部分をグラィンダ除去２し、その除去部分を補修する方
法で行なわれていたが、その補修溶接部４が本熔接継手
熔着金属３のどの部分に位置しているかは考慮されなか
った。ところが、最近第２図に示すように本溶接継手溶
着金属３上に形成される補修熔接部４による熱影響部分
でき裂５が多発し、母村６側の熱影響部では発生しない
という現象が明らかとなった。
部分をグラィンダ除去２し、その除去部分を補修する方
法で行なわれていたが、その補修溶接部４が本熔接継手
熔着金属３のどの部分に位置しているかは考慮されなか
った。ところが、最近第２図に示すように本溶接継手溶
着金属３上に形成される補修熔接部４による熱影響部分
でき裂５が多発し、母村６側の熱影響部では発生しない
という現象が明らかとなった。
これは溶着金属３上に生成する熱影響部では本溶接継手
溶着金属３や補修溶接部４に比べて大きく強度が低下し
ており、そこに歪集中が生じることからクリープや疲労
き裂が発生しやすくなったためであることが明らかとな
った。これに対して補修熔接の母材６側の熱影響部では
このような強度低下がなく、き裂発生に対する問題はな
い。この補修熔接によるき裂発生の防止対策としては、
本溶接継手溶着金属３を完全に除去し、溶接し直すとい
う方策がとられていたが、多大の時間、費用がかかると
いう問題があった。本発明の目的は、上記した従来技術
の欠点をなくし、補修溶接後のき裂の発生、進展を簡便
に防止できる補修溶接法を提供するにある。
溶着金属３や補修溶接部４に比べて大きく強度が低下し
ており、そこに歪集中が生じることからクリープや疲労
き裂が発生しやすくなったためであることが明らかとな
った。これに対して補修熔接の母材６側の熱影響部では
このような強度低下がなく、き裂発生に対する問題はな
い。この補修熔接によるき裂発生の防止対策としては、
本溶接継手溶着金属３を完全に除去し、溶接し直すとい
う方策がとられていたが、多大の時間、費用がかかると
いう問題があった。本発明の目的は、上記した従来技術
の欠点をなくし、補修溶接後のき裂の発生、進展を簡便
に防止できる補修溶接法を提供するにある。
要するに本発明は、補修溶接継手の両側の溶接止端熱影
響部をいずれも母材部に形成させるようにしたとを特徴
とする。
響部をいずれも母材部に形成させるようにしたとを特徴
とする。
本発明を実施例に塞き図面に従って説明する。
第３図は本発明の一実施例であって、本溶接継手溶着金
属３の熱影響部にき裂１が存在した場合の対処方法であ
る。このような場合にはき裂１と対向する母材６側まで
グラィンダ除去２し補修溶接を行なう。この方法によっ
てもやはり、本溶接継手溶着金属３上に補修溶接による
熱影響部７が生成するが、板厚内部であり、またグラィ
ンダ除去２時に当該部の勾配８をゆるやかにしておくこ
とにより、熱影響部７に作用する応力は４・さくなり、
この部分からき裂が発生することはない。
属３の熱影響部にき裂１が存在した場合の対処方法であ
る。このような場合にはき裂１と対向する母材６側まで
グラィンダ除去２し補修溶接を行なう。この方法によっ
てもやはり、本溶接継手溶着金属３上に補修溶接による
熱影響部７が生成するが、板厚内部であり、またグラィ
ンダ除去２時に当該部の勾配８をゆるやかにしておくこ
とにより、熱影響部７に作用する応力は４・さくなり、
この部分からき裂が発生することはない。
なお、勾配８は４５０以下が妥当である。第４図は他の
実施例を示すものであって、本熔接継手溶着金属３の中
央にき裂１が存在する場合の補修熔接法を示すものであ
る。
実施例を示すものであって、本熔接継手溶着金属３の中
央にき裂１が存在する場合の補修熔接法を示すものであ
る。
前実施例と同様に両側の溶接止端熱影響部が母材６部分
となるようにグラィンダ除去し、補修溶接する。このよ
うな構成をとる補修溶接法であるから「補修熔接部４の
両側の溶接止端熱影響部は必ず母材６内に生成され、あ
るいは板厚内部に生成されるためき裂発生の原因は解消
され、安定した補修溶接を行うことができ、効果の大な
るものがある。
となるようにグラィンダ除去し、補修溶接する。このよ
うな構成をとる補修溶接法であるから「補修熔接部４の
両側の溶接止端熱影響部は必ず母材６内に生成され、あ
るいは板厚内部に生成されるためき裂発生の原因は解消
され、安定した補修溶接を行うことができ、効果の大な
るものがある。
第１図は従来の補修溶接法を示す断面図、第２図は従来
法の問題点を示す断面図、第３図および第４図は本発明
の実施例を示す断面図である。 １・・・き裂、２・・・グラィンダ除去、３・・・本溶
接継手落着金属、４・・・補修溶接部、５・・・補修溶
接後に発生したき裂、６・・・母村、７・・・熱影響部
、８・・・グラインダ除去面の勾配。 グー図 オｚ図 才）図 オ４函
法の問題点を示す断面図、第３図および第４図は本発明
の実施例を示す断面図である。 １・・・き裂、２・・・グラィンダ除去、３・・・本溶
接継手落着金属、４・・・補修溶接部、５・・・補修溶
接後に発生したき裂、６・・・母村、７・・・熱影響部
、８・・・グラインダ除去面の勾配。 グー図 オｚ図 才）図 オ４函
Claims (1)
- １ 溶接部に存在するき裂を除去し補修する補修溶接に
おいて、前記補修溶接部の溶接止端部が母材部分となる
ように形成させることを特徴とする補修溶接法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6399180A JPS608148B2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 補修溶接法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6399180A JPS608148B2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 補修溶接法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56160872A JPS56160872A (en) | 1981-12-10 |
| JPS608148B2 true JPS608148B2 (ja) | 1985-03-01 |
Family
ID=13245248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6399180A Expired JPS608148B2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 補修溶接法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608148B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11872663B2 (en) | 2018-07-20 | 2024-01-16 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Repair welding method |
-
1980
- 1980-05-16 JP JP6399180A patent/JPS608148B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11872663B2 (en) | 2018-07-20 | 2024-01-16 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Repair welding method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56160872A (en) | 1981-12-10 |
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