JPS6071799A - 気化性防錆紙 - Google Patents
気化性防錆紙Info
- Publication number
- JPS6071799A JPS6071799A JP17672983A JP17672983A JPS6071799A JP S6071799 A JPS6071799 A JP S6071799A JP 17672983 A JP17672983 A JP 17672983A JP 17672983 A JP17672983 A JP 17672983A JP S6071799 A JPS6071799 A JP S6071799A
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- Japan
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- rust
- acid
- paper
- volatile
- vaporizable
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、気化性防錆紙に関し、特に鉄および亜鉛の双
方に対して極めて優れた防錆効果を発揮する防錆紙を提
供するものである。
方に対して極めて優れた防錆効果を発揮する防錆紙を提
供するものである。
従来、気化蒸気が金属に対して防錆効果を発揮する、所
謂気化性防錆剤を紙に塗布又は含浸した気化性防錆紙は
良く知られており、産業用紙として金属類の保管、輸送
等に際し巾広く実用されている。
謂気化性防錆剤を紙に塗布又は含浸した気化性防錆紙は
良く知られており、産業用紙として金属類の保管、輸送
等に際し巾広く実用されている。
一方、気化性防錆紙によって保護されるべき金属類の形
態も種々変化してきており、例えば自動車の車体の一部
に用いられる鋼板として、近年、耐錆性を改良するため
に片面にのみ亜鉛メッキをした特殊な鋼板が用いられる
ようになってきた。
態も種々変化してきており、例えば自動車の車体の一部
に用いられる鋼板として、近年、耐錆性を改良するため
に片面にのみ亜鉛メッキをした特殊な鋼板が用いられる
ようになってきた。
ところが、従来の気化性防錆紙には鉄および亜鉛の双方
に対して防錆効果を発揮するものがなく、斯かる特殊な
鋼板の保管、運搬に際しては、防錆紙で保護していても
、例えば９０％ＲＨといった苛酷な条件下に置かれると
亜鉛面の変色や白錆の発生、鉄面の赤錆の発生といった
問題が発生してしまう。そのため、鉄および亜鉛の双方
に対して優れた防錆効果を発揮する防錆紙の開発が強く
望まれている。
に対して防錆効果を発揮するものがなく、斯かる特殊な
鋼板の保管、運搬に際しては、防錆紙で保護していても
、例えば９０％ＲＨといった苛酷な条件下に置かれると
亜鉛面の変色や白錆の発生、鉄面の赤錆の発生といった
問題が発生してしまう。そのため、鉄および亜鉛の双方
に対して優れた防錆効果を発揮する防錆紙の開発が強く
望まれている。
斯かる現状に鑑み、本発明者等は上記の如き従来技術の
難点を改良するべく、特に気化性防錆剤について鋭意研
究を重ねた結果、特定の構造を有するフェニルアルキル
アミンが鉄および亜鉛の双方に対して極めて優れた防錆
効果を発揮することを見出し本発明を達成するに至った
。
難点を改良するべく、特に気化性防錆剤について鋭意研
究を重ねた結果、特定の構造を有するフェニルアルキル
アミンが鉄および亜鉛の双方に対して極めて優れた防錆
効果を発揮することを見出し本発明を達成するに至った
。
本発明の気化性防錆紙は、下記一般式（１）で表される
フェニルアルキルアミンを気化性防錆剤として含有する
ことを特徴とするものである。
フェニルアルキルアミンを気化性防錆剤として含有する
ことを特徴とするものである。
■
ＮＨλ
〔式中、Ｘは水素原子、ニトロ基、低級アルキル基又は
アルコキシル基を示し、ＹはＣｚ −Ｃｔｓのアルキレ
ン基を示す。〕 本発明において用いられる上記一般式（１）で表される
フェニルアルキルアミンの具体例としては、例えばベン
ジルアミン、２（または３または４）−ニトロベンジル
アミン、２ （または３または４）−メチルベンジルア
ミン、２ （または３または４）−メトキシヘンシルア
ミン、α−フェニルエチルアミン、β−フェニルエチル
アミン、フェニルプロピルアミン等が挙げられる。
アルコキシル基を示し、ＹはＣｚ −Ｃｔｓのアルキレ
ン基を示す。〕 本発明において用いられる上記一般式（１）で表される
フェニルアルキルアミンの具体例としては、例えばベン
ジルアミン、２（または３または４）−ニトロベンジル
アミン、２ （または３または４）−メチルベンジルア
ミン、２ （または３または４）−メトキシヘンシルア
ミン、α−フェニルエチルアミン、β−フェニルエチル
アミン、フェニルプロピルアミン等が挙げられる。
これらの中でも特にベンジルアミンは、本発明の所望の
効果において取分は優れているため、本発明において最
も好ましく用いられる気化性防錆剤である。
効果において取分は優れているため、本発明において最
も好ましく用いられる気化性防錆剤である。
かかる特定の気化性防錆剤を紙に塗布又は含浸せしめた
本発明の防錆紙は、苛酷な温湿度条件下においても前述
の如き片面亜鉛メッキ鋼板の発錆を十分に防止し得ると
いう極めて優れた効果を発揮し得るものであるが、本発
明者等の研究結果によれば、かかる特定の気化性防錆剤
に更に有機酸又はその塩を併用すると、その優れた効果
がさらに長期間にわたって持続するこ色も明らかとなっ
た。
本発明の防錆紙は、苛酷な温湿度条件下においても前述
の如き片面亜鉛メッキ鋼板の発錆を十分に防止し得ると
いう極めて優れた効果を発揮し得るものであるが、本発
明者等の研究結果によれば、かかる特定の気化性防錆剤
に更に有機酸又はその塩を併用すると、その優れた効果
がさらに長期間にわたって持続するこ色も明らかとなっ
た。
本発明において、特定の気化性防錆剤に併用される。有
機酸又はその塩としては、０３〜Ｃｌ５−のカルボン酸
、スルフォン酸、ホスホン酸およびこれらの塩等が挙げ
られる。具体的には、安息香酸、トルエン酸、ケイ皮酸
、フタル酸、アミノ安息香酸、リトロ安息香酸等の如き
芳香族カルボン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン
酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、アンゲリカ酸、リンデ
ル酸、ツヅ酸等の脂肪族飽和不飽和カルボン酸、ナフテ
ン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキシルプロ
ピオン酸および７ラニン、ヴアリン、ロイシン、ノルロ
イシン、フェニルアラニン等のアミノ酸、プロパンスル
フォン酸、ペンタンスルフォン酸、ヘプタンスルフォン
酸、デカンスルフォン酸、ヘキサンカルボン酸等のスル
フォン酸及びこれらの例えばアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩等が挙げられる。
機酸又はその塩としては、０３〜Ｃｌ５−のカルボン酸
、スルフォン酸、ホスホン酸およびこれらの塩等が挙げ
られる。具体的には、安息香酸、トルエン酸、ケイ皮酸
、フタル酸、アミノ安息香酸、リトロ安息香酸等の如き
芳香族カルボン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン
酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、アンゲリカ酸、リンデ
ル酸、ツヅ酸等の脂肪族飽和不飽和カルボン酸、ナフテ
ン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキシルプロ
ピオン酸および７ラニン、ヴアリン、ロイシン、ノルロ
イシン、フェニルアラニン等のアミノ酸、プロパンスル
フォン酸、ペンタンスルフォン酸、ヘプタンスルフォン
酸、デカンスルフォン酸、ヘキサンカルボン酸等のスル
フォン酸及びこれらの例えばアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩等が挙げられる。
これらの有機酸又はその塩の上記特定の気化性防錆剤へ
の併用割合は、用いられるフェニルアルキルアミンおよ
び有機酸又はその塩の種類等におうして適宜選択される
ものであるが、一般にフェニルアルキルアミン１００重
量部に対して５〜１５０重量部、より好ましくは５０〜
１２０重量部の範囲で調節される。なお、併用割合が５
重量部に未たないと防錆能の持続性改良効果あく不充分
となり、また、１５０重量部を越えて配合してもそれ以
上の持続性改良効果は期待できない。
の併用割合は、用いられるフェニルアルキルアミンおよ
び有機酸又はその塩の種類等におうして適宜選択される
ものであるが、一般にフェニルアルキルアミン１００重
量部に対して５〜１５０重量部、より好ましくは５０〜
１２０重量部の範囲で調節される。なお、併用割合が５
重量部に未たないと防錆能の持続性改良効果あく不充分
となり、また、１５０重量部を越えて配合してもそれ以
上の持続性改良効果は期待できない。
本発明において、上記特定の気化性防錆剤および有ｔａ
ｔｅ又はその塩は、一般に水に溶解乃至は分散して塗液
化され、紙に塗布又は含浸して乾燥される。その場合の
塗布又は含浸量は特に限定するものではないが、通常５
〜３０ｇ／ｒｄ、より好ましくは１０〜２０ｇ／ｒｒｌ
の範囲で開部される。
ｔｅ又はその塩は、一般に水に溶解乃至は分散して塗液
化され、紙に塗布又は含浸して乾燥される。その場合の
塗布又は含浸量は特に限定するものではないが、通常５
〜３０ｇ／ｒｄ、より好ましくは１０〜２０ｇ／ｒｒｌ
の範囲で開部される。
なお、上記塗液中には、さらに少量のバインダー、ベン
ゾトリアゾール類、亜硝酸す１−リウム、モリブデン酸
アンモニウム、タングステン酸アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム、ヘキサメチレンテトラミン、尿素、チオ尿
素等の他の気化性防錆剤、さらには各種助剤を必要に応
じて適宜配合できるものである。
ゾトリアゾール類、亜硝酸す１−リウム、モリブデン酸
アンモニウム、タングステン酸アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム、ヘキサメチレンテトラミン、尿素、チオ尿
素等の他の気化性防錆剤、さらには各種助剤を必要に応
じて適宜配合できるものである。
斯くして得られる本発明の気化性防錆紙は、鉄および亜
鉛の双方に対して極めて優れた防錆効果を発揮するため
、苛酷な温湿度条件下においても例えば片面亜鉛メッキ
鋼板の発錆を十分に防止し得るものである。しかも有機
酸又はその塩の併用によって、その効果が長期間にわた
って持続するため、斯かる鋼板の保管、輸送等に際して
極めて優れた効果を発揮するものである。
鉛の双方に対して極めて優れた防錆効果を発揮するため
、苛酷な温湿度条件下においても例えば片面亜鉛メッキ
鋼板の発錆を十分に防止し得るものである。しかも有機
酸又はその塩の併用によって、その効果が長期間にわた
って持続するため、斯かる鋼板の保管、輸送等に際して
極めて優れた効果を発揮するものである。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
、勿論これらに限定されるものではない。
実施例１
水１５０ｇにベンジルアミン６０ ｇｔｌ−熔解し、充
分攪拌して透明な防錆剤塗液を調製した。この塗液を６
０ｇ／ｒｔｒのクラフト紙にコーチインブロンドで乾燥
重量が１５ｇ／ｒｒｒとなるように塗布し、１００℃の
乾燥機で３０秒乾燥して気化性防錆紙を得た。
分攪拌して透明な防錆剤塗液を調製した。この塗液を６
０ｇ／ｒｔｒのクラフト紙にコーチインブロンドで乾燥
重量が１５ｇ／ｒｒｒとなるように塗布し、１００℃の
乾燥機で３０秒乾燥して気化性防錆紙を得た。
実施例２
水１５０ｇにベンジルアミン６０ｇを熔解し、さらに４
０ｇの安息香酸を添加して充分攪拌し透明な防錆剤塗液
を調製した。この塗液を用いた以外は実施例１と同様に
して気化性防錆紙を得た。
０ｇの安息香酸を添加して充分攪拌し透明な防錆剤塗液
を調製した。この塗液を用いた以外は実施例１と同様に
して気化性防錆紙を得た。
実施例３〜９、比較例１〜６
第１表に示すような防錆剤を用いた以外は実施例１と同
様にして気化性防錆紙を得た。
様にして気化性防錆紙を得た。
斯くして得られた１５種類の気化性防錆紙について、以
下の如き防錆テストを実施し、その結果を第１表に併記
した。第１表の結果から明らかなように、本発明の各実
施例で得られた気化性防錆紙はいずれも片面亜鉛メッキ
鋼板に対して極めて安定した防錆効果を呈していた。
下の如き防錆テストを実施し、その結果を第１表に併記
した。第１表の結果から明らかなように、本発明の各実
施例で得られた気化性防錆紙はいずれも片面亜鉛メッキ
鋼板に対して極めて安定した防錆効果を呈していた。
（防錆テスト）
３０００ ｃｃの内容積を有するデシケータ−の底部に
１００ｃｃの蒸溜水を入れ、５ｃｍＸ２５ｃｍに切った
気化性防錆紙をデシケータ−の側面に塗布面を内側に向
けて貼り、テストピースとして片面亜鉛メッキ鋼板（７
０鶴Ｘ７０ｍｍｘｌ鶴）を架台に立ててデシケータ−の
中央に収納した。
１００ｃｃの蒸溜水を入れ、５ｃｍＸ２５ｃｍに切った
気化性防錆紙をデシケータ−の側面に塗布面を内側に向
けて貼り、テストピースとして片面亜鉛メッキ鋼板（７
０鶴Ｘ７０ｍｍｘｌ鶴）を架台に立ててデシケータ−の
中央に収納した。
上記デシケーク−を恒温恒湿槽内に静置して、４０℃−
９０％ＲＨ−３時間−０℃−２時間→４０℃−９０％Ｒ
Ｈ−２時間二〇℃−２時間→４０℃−９０％ＲＨ−１５
時間を１サイクルとしてサイクルテストを実施した。４
サイクル後及び８サイクル後にテストピースをデシケー
ク−から取り出し、亜鉛面については変色度合と白錆発
生度合を、また鉄面については赤錆発生度合をそれぞれ
目視判定した。
９０％ＲＨ−３時間−０℃−２時間→４０℃−９０％Ｒ
Ｈ−２時間二〇℃−２時間→４０℃−９０％ＲＨ−１５
時間を１サイクルとしてサイクルテストを実施した。４
サイクル後及び８サイクル後にテストピースをデシケー
ク−から取り出し、亜鉛面については変色度合と白錆発
生度合を、また鉄面については赤錆発生度合をそれぞれ
目視判定した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ！１） 下記一般式（１）で表さｈるフェニルアルキル
アミンを気化性防錆剤として含有することを特徴とする
気化性防錆紙。 「 Ｈ２ 〔式中、Ｘは水素原子、ニトロ基、低級アルキル基又は
アルコキシル基を示し、ＹはＣ１〜Ｃ３のアルキレン基
を示す。〕 （２） フェニルアルキルアミンに加えて更に有機酸又
はその塩を含有する請求の範囲第（１１項記載の気化性
防錆紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17672983A JPS6071799A (ja) | 1983-09-24 | 1983-09-24 | 気化性防錆紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17672983A JPS6071799A (ja) | 1983-09-24 | 1983-09-24 | 気化性防錆紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6071799A true JPS6071799A (ja) | 1985-04-23 |
Family
ID=16018759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17672983A Pending JPS6071799A (ja) | 1983-09-24 | 1983-09-24 | 気化性防錆紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6071799A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0639657A1 (en) * | 1988-08-23 | 1995-02-22 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor material |
-
1983
- 1983-09-24 JP JP17672983A patent/JPS6071799A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0639657A1 (en) * | 1988-08-23 | 1995-02-22 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor material |
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