JPS6058863B2 - 歯科用装置スタンド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、取付コンポーネントを有する歯科用装置スタ
ンドに関する。

取付コンポーネント上には歯科治療具のためのホルダ・
キャリッジが水平に直線的に移動可能に支持されるとと
もに当該キャリッジはコンポーネントの側部から引出し
可能に支持されており、治療具が個別のホルダに取外し
自在に装着された構成のものを前提とする。

この種形式の装置スタンドにおいて、個別のホルダがホ
ルダ・キャリッジと一体に移動可能な一体構造をなしい
る。

このキャリッジは、たとえは 会社ＡＢＳＶＥＮＳＫＡ
ＤＥＮＴＡＬＩＮＳＴＲＵＭＥＮＴの説明書ＲＡＳＤＩ
ＥＲＧＯＮＯＭＩ−ＰｒＯｇｒａｍａｄｅｃＴＲＡＹ−
ＴＲＯＬョ又は西ドイツ実用新案登録５３２４１３号公
報に示すように、管状になつている。

又、会社ＧｕｅｓｔＭｅｄｉｃａｌ＆ＤｅｎｔａｌＰｒ
Ｏｄｕｃｔｓの説明書ＲＴｈｅＡｉｄｅ２ョ及び実開昭
第５２−１３３０（４）号公報には、キャリッジがブ的
ンク状に構成されたものが示されている。上記の従来構
造では、ホルダ・キャリッジの移動範囲が相当に制限さ
れる問題がある。

というのノは、ホルダ◆キャリッジが取付コンポーネン
トから外れたり、あるいは落下したりするのを防止する
ために、キャリッジの長さの一部分はコンポーネントの
スライド◆サポート部内に常にあるように、キャリッジ
の移動端位置が決められているか７らである。このため
、患者の側に向いているホルダ・キャリッジの前側にあ
る個別ホルダ内の歯科治療具が障害になる。従つて、取
付コンポーネントの前側部と、横たわつている患者の口
元部との間の距離をできるだけ小さく、殆んどゼロにな
るフまで小さくすることができない。この距離を小さく
することは、治療医や助手が、支持面として用いる取付
コンポーネントで伸ばす手の運動範囲を少なくするため
に望ましいのである。本発明の目的は、個別のホルダが
側方に動くことができ、取付コンポーネントの下方に自
由なスペースが形成され、従つて、個別のホルダに装着
された治療具が、患者の口元部のところでの取付コンポ
ーネントの前側部の近接した運動に対し、何等障害にな
らないように構成された歯科用装置スタンドを提供する
にある。

このような本発明のスタンドにおいては、ホルダ・キャ
リッジが終端の引出し位置に達した後に、互いに隣接し
ておかれたホルダを有する独特のキャリヤがホルダ・キ
ャリッジと相対的に移動し、取付コンポーネントから離
れることができ、従つて、個別ホルダ内の治療具がコン
ポーネントの前側部のところに位置せずに、側方に位置
するようになる。

このため、治療椅子を適宜動かすか、又は取付コンポー
ネントを適宜動かすことにより、取付コンポーネントの
前側部を患者の口元部と距離をおかす極力近接させるこ
とができる。これにより、取付コンポーネントが歯科用
支持テーブル、たとえば薬品や器具の載置皿の場合、治
療医や助手が伸ばす手の運動範囲を好適に短縮てきる利
点がある。上述の本発明の利点は、更に、キャリヤが延
出した位置において、ホルダ・キャリッジ又はキャリッ
ジ部に対して、縦方向の軸線のまわりに相対的に回動し
た位置をとることにより、一層大きくあられれる。

ここで、更に次のような問題がある。

すなわち、個々のホルダをできる限り前方に引出すよう
にすることによつてホルダ内の治療具を医者が把持する
場合、治療具はホルダ内で直線的に順次医，者より離れ
た位置状態にあるので、困難性はないかということであ
る。しかし、本発明では、前述したようにキャリヤが回
動するので、個別のホルダを有するキャリヤは取付コン
ポーネントの前側部に対して鈍角をなし、従つて、医者
は単に直線Ｊ状でなく円弧状を呈する範囲を手でさぐる
ことにより、所望の治療具を該当の個別ホルダより取出
すことができる。又、本発明においては、ホルダ・キャ
リッジが取付コンポーネントの両側から引出し可能とな
つくており、又、個別のホルダを有するキャリヤも両側
に移動できるようにホルダ・キャリッジに保持されてい
るので、本発明のスタンドは右手ききの人にも左手きき
の人にも同様に使用し得る利点がある。以下、図面に従
つて本発明の実施例を説明する。

本発明の歯科用装置スタンド１は歯科治療椅子４７と組
合わされている。

当該椅子は装置サポート５１を有し、そのサポートは治
療椅子４７のためのシート●サポート５０に水平方向に
沿つて回動可能にヒンジ結合されている。サポート５１
の自由端にはリンク・ジョイント５２が結合され、ノそ
のジヨイン５２は縦方向の軸線のまわりに回動可能であ
る。このジョイント５２には、水平な軸線のまわりに回
動可能な第１の揺動アーム５３がヒンジ結合されている
。そのアー５３の上方の自由端はジョイント５４を介し
て縦方向の軸線のま・わに回動可能な第２の揺動アーム
５５にヒンジ結合されている。第２図かられかるように
、第２の揺動アーム５５の自由端には、ジョイント５６
を介して歯科用装置スタンド１の取付コンポーネント２
が接続されている。当該コンポーネント２は縦方向の軸
線のまわりに回動可能である。第２の揺動アームの回動
運動の間、歯科用支持テーブルとして構成された取付コ
ンポーネント２の表面は常に水平状態を維持する。歯科
治療椅子４７は、椅子基台４８と高さ調節のできる椅子
サポート４９及び前述のシート●サポート５０よりなる
。

シート・サポート５０上には、バツクレストを有するシ
ートが適宜の方法で設置される。取付コンポーネント２
上には、歯科治療具５のためのホルダ・キャリッジ３が
、水平方向に沿つて直線的に移動可能に設けられている
。

各治療具５は個別のホルダ４に、それぞれ取外し可能に
装着されている。ホルダ・キャリッジ３は取付コンポー
ネント２の側部から引出し可能に動くように支持されて
いる。個別の複数のホルダ４は、取付コンポーネント２
と面する側とは反対の側においてホルダ・キャリッジ３
に設けられており、その設けられている側は、第１図に
おいて治療椅子４７に向かう側、すなわち、患者に向か
う側になつている。ホルダ●キャリッジ３上にはキャリ
ヤ６が設けられ、そのキャリヤ６が個々のホルダ４が収
容されている。

キャリヤ６は、ホルダ・キャリッジの移動方向において
、そのキャリッジとは相対的にスライド移動可能となつ
ている。ホルダ・キャリッジ３は、第５図に示すように
、ユニット構造とし得る。しかし、他の図面、たとえば
、第２図及び第４図かられかるように、キャリッジ３を
、たとえば、互いに相対的にスライドして引出し可能に
重ね合わされた２つのキャリッジ部７，８より構成し、
その下側のキャリッジ部８に、個別のホルダ４を備えた
キャリヤ６を支持させるようにも構成し得る。後者の構
成とすることにより、ホルダ４に装着された治療具５を
、より長く取付コンポーネント２より引出すことができ
、従つて、取付コンポーネントの前部を患者の治療部位
の口元へ、より容易に近づけることができる。個別のホ
ルダ４を有するキャリヤ６は、引出された状態において
、キャリッジ３又は下側のキャリッジ部８に対し、縦方
向の軸線のまわりに相対的に回動した位置をとる。

この位置において、キャリヤ６はスライド方向に対し回
動している。このことは、第２図から明らかであり、又
、第４図及び第５図に破線で示した態様より理解できる
であろう。更に、第４図及び第５図に示すように、キャ
リッジ３又はキャリッジ部７，８は、取付コンポーネン
ト２の両側より突出するように移動可能である。又、キ
ャリヤ６も、同様に、キャリッジ３又は下側のキャリッ
ジ部８上で、その両側に沿つて移動可能となつている。
第２図及び第６図の実施例において、キャリッジ６又は
下側のキャリッジ部８は、下方に向つて開口したスロッ
ト９を有し、そのスロットには、キャリヤ６の上側に設
けられた２つのピン１０が係合している。

各ピン１０は、このガイド・スロット９の上端縁に係合
する拡大部１１を有し、このピン１０によつて、キャリ
ヤ６とキャリッジ３又はキャリッジ部８とが連結されて
いる。第６図には、上述の連結部の具体的な構成の実施
例が示されている。ここにおいては、ホルダ・キャリッ
ジ３又は下側のキャリッジ部８の下側には、ガイド・ス
ロット９が形成されたカバー・プレート１２が取付けら
れている。この構成において、ガイド・スロット９に係
合したピン１０の拡大部１１はキャリッジ３又はキャリ
ッジ部８の下側のところと空間をおいている。第５図の
実施例において、個々のホルダ４を有するキャリヤ６に
は、上方に向つて開口したガイド・スロット１３が設け
られている。

このスロット１３には、キャリッジ３又は下側のキャリ
ッジ部８の下側に設けられた２つのピン１４が係合して
いる。又、この場合も、各ピン１４は、ガイドスロット
１３の下端縁に係合する拡大部１５を有する。ガイド・
スロット９，１３は、ホルダ・キャリッジ３のスライド
移動方向に沿つて延出しており、スロットの両端部分は
、若干の角度をつけて曲げられている。

すなわち、直線状のスロットに続いて両端部に折曲延長
スロット１６が形成されている。このスロット１６の部
分があるために、キャリヤ６が引出された位置で移動方
向に対して回動した状態をとることができる。第５図の
実施例において、ピン１４には、それと共働する係止部
材１７及び１８が対応する。

一方の係止部材１７は、個別のホルダ４を有するキャリ
ヤ６がスライドして入り込んだ引込み位置にあるときに
、そのキャリヤをクランプするためにある。又、他方の
係止部材１８はキャリヤ６が延出してスライド移動の方
向に対して回動した位置、すなわち、引出し位置にある
とき、そのキャリヤをクランプするためにある。これと
同様に、ピン１０についても、これと共働する係止部材
が対応するように設けられる。係止部材１７，１８は、
ゴム又は合成樹脂などの弾性材料よりなるブロック形状
のものからできている。

そして、これら係止部材は、ガイド・スロット９，１３
の側方に沿つて延出するように、キャリヤ６上に設けら
れている。ホルダ・キャリッジ３又は下側のキャリッジ
部８は、それと共働する解離可能な係止手段を備え、そ
れを、図中、番号１９で全体的に示してある。

当該係止手段１９は係止ストップ部材２０及び２３を有
する。係止ストップ部材２０はホルダ・キャリッジ３又
は下側のキャリッジ部８上に設けられている。係止スト
ップ部材２３は、スプリング２１の作用により、係止ス
トップ部材２０と係合可能であるとともに、そのスプリ
ング２１”の作用に抗して、握り部２２の操作により、
取付コンポーネント２上で、前述の係合状態より脱する
ように動き得る。引込み位置のための係止ストップ部材
２０は、キャリッジ３又は上方ないし下方のキャリッジ
部７，８の２つの端面２４により形成されている。引出
し位置のための係止ストップ部材２３は係止くぼみ２５
を有する。第６図に特に示されているように、係止スト
ップ部材２３は係止ピン２６により構成され、当該ピン
は係止フック２７の鼻部を有する。そのフック２７は、
スプリング２１より軸方向に付勢された加圧ロッド２８
により取付コンポーネント２に支持されている。加圧ロ
ッド２８はコンポーネント２から突出した加圧ノブ状端
部を有し、その端部が前述の操作部２２として構成され
ている。係止ピン２６の作動方法としては、ここには図
示していないが、空気動作でも、あるいは電気的作動の
方法でも採用できる。加圧ロッド２８の一端部に係止フ
ック２７が、又、他端部に操作部２２がある。そして、
このロッド２８はホルダ●キャリッジ３の上方において
、スライド移動方向に対し横方向に沿つている。操作部
２２は、個別のホルダ４がおかれたコンポーネント２の
側にある。ホルダ・キャリッジ３又は上側のキャリッジ
部７がコンポーネント２から外れないように、及び過度
に移動しないようにするために、コンポーネント２上に
は端部停止部材２９が設けられている。

キャリッジ３又はキャリッジ部７が引出し位置の終端に
来たときに、当該部材２９はキャリッジ３又はキャリッ
ジ部７上に設けられた共働する端部停止部材３０と係合
する。第８図及び第１０図かられかるように、ねじによ
り構成された端部停止部材２９は、キャリッジ３又はキ
ャリッジ部７に形成されたガイド溝３１に進入するよう
に外側から延出している。その部材２９はコンポーネ，
ント２に設けられている。同様に、ピンにより構成され
た共働する端部停止部材３０は内側から水平に溝３１に
進入している。以上のような構成のため、取付コンポー
ネント２の高さは全体的に低くてきる。第８図ないし第
１０図かられかるように、下方のキャリッジ部８が上方
のキャリッジ部７から外れないように止める手段が設け
られている。

すなわち、上方のキャリッジ部７には端部停止部材３２
が設けられ、下方のキャリッジ部８には、これ・と共働
する端部停止部材３３が設けられている。下方のキャリ
ッジ部８が終端まで引出された状態において、両部材３
２，３３は係合し、キャリッジ部８の抜出しが阻止され
る。この場合においても、両キャリッジ部７，８の間に
形成されたガイド溝３４内へ、一方の部材３２は外側か
ら、又、他方の部材３３は内側から進入している。特に
、第１１図に示すように、ホルダ・キャリッジ３が引出
し位置において、取付コンポーネント２からたれ下るの
を避けるために、キャリッジ３又は上方のキャリッジ７
上に作用するレベル調整手段３５が設けられている。

この手段３５は、取付コンポーネント２に設けられると
ともにキヤロノツジ３又はキャリッジ部７の上面５９に
上方から係合する加圧部材３６を有する。キャリッジ３
又はキャリッジ部７は下方に向けて傾斜した面３９を有
し、その傾斜面はコンポーネント２上の接触レール３８
の上側の水平面３７と共働する。第１１図に示すように
、この傾斜面３９は、引出し位置において、加圧部材３
６との接触位置４０から、移動方向に沿つて、取付コン
ポーネント２の端面４１まで形成されている。そして、
この面が接触レール３８に接している。第１１図かられ
かるように、レール３８の水平面３７は、上方に向けら
れており、一方、傾斜面３９の面は下方に向いている。

加圧部材３６の下端部には弾性スライド要素４２が設け
られている。この要素４２は、たとえば、ばねで付勢さ
れたボールよりなる。加圧部材３６は、その加圧力をキ
ャリッジ３にかる負荷の違いに対応させるように、縦方
向に調整し得る。この加圧による調整は、電気的、磁気
的又は空気作動式に行なえるが、第９図ないし第１１に
示した加圧部材３６は、コンポーネント２にねじ込まれ
た調整ねじによつて構成されている。この部材３６の上
端部にはヘッド状の操作部４３が設けらている。この操
作部４３を操作する際には、第２図に示す支持皿６０の
みを取外せばよい。たれ下がりの防止及び引出されたキ
ャリッジ３の水平状態の維持は、実際上、キャリッジ３
又はキャリッジ部７がコンポーネント２の端面４１のと
ころで支持されることによりなされる。特に第２図で示
すように、取付コンポーネント２は歯科用支持テーブル
により構成されている。又、取付コンポーネント２は、
ここには図示されていないが、たとえば、キャビネット
やライテイング・デスクなどの仕事上の家具の一部をな
すものであつてもよい。取付コンポーネント２の側部に
は、把持用枠４４が設けられている。

その枠４４土には係止ストップ部材２３の操作部２２が
おかれている。第４図に示す実施例において示すように
、個別のホルダ４を有するキャリヤ６の端面４５に、引
出し用把持部４６が設けられている。この把持部４６は
、たとえば、くぼみ状に形成され、その部分を把持して
キャリヤを引出し方向に移動させることができる。取付
コンポーネント２を平坦な構造とするために、ホルダ・
キャリッジ３又はキャリッジ部７，８を平坦なプレート
状に構成するのが望ましい。

第６図及び第７図において、キャリヤ６とリンク部５６
の間には、エネルギ取入可撓ホース５８がおかれている
。このホース５８は番号４９から５６の部分にあり、キ
ャリヤの後側にはコンポーネント２に間隙６１が形成さ
れているため、キャリヤ６の移動は何等、支障をうけな
い。キャリヤ６から個々の治療具５へは、ぞれぞれ可撓
性の供給ホース５７が導かれ、それらホース５７はエネ
ルギ取入可撓ホース５８から延出している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る歯科用装置スタンドを組込んだ歯
科用治療椅子の斜視図、第２図は第１図に示すスタンド
のみを拡大して示す斜視図、第３図は当該スタンドの取
付コンポーネントの正面図、第４図は第３図の平面図、
第５図は第３図及び第４図に示す取付コンポーネントと
は異なる実施例の平面図、第６図は第３図及び第４図に
示す取付コンポーネントの部分破断拡大図、第７図は第
６図の平面図、第８図は第６図の部分■の拡大図、第９
図は取付コンポーネントの右側の半分部分の拡大正面図
、第１０図は第９図の平面図、第１１図は第９図の部分
破断図である。 １・・・・・・歯科用装置スタンド、２・・・・・・取
付コンポーネント、３・・・・・・ホルダ・キャリッジ
、４・・・・・・ホルダ、５・・・・・・歯科治療具、
６・・・・・・キャリヤ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 鉛直軸まわりに回転自在な取付コンポーネントを備
   えた歯科用装置スタンド１であつて、個別ホルダ４に保
   持された歯科治療具５のためのホルダ・キャリッジ３が
   直線的に水平に移動可能でかつ上記取付コンポーネント
   から側方に突出するように取付けられ、上記ホルダキャ
   リッジには上下に重ねて配置され相互に移動して引出さ
   れるテレスコピック形の少なくとも２個のキャリッジ部
   ７、８が設けられ、上記個別ホルダ４を有するキャリヤ
   ６が上記最下部のキャリッジ部８に鉛直軸まわりに回転
   自在に取付けられ、このキャリヤが上記ホルダキャリッ
   ジの移動方向に沿つてホルダキャリッジとは相対的に移
   動自在であることを特徴とする歯科用装置スタンド。 ２ 前記ホルダ・キャリッジは、互いに相対的に引出し
   得るように重ねられた少なくとも２つのキャリッジ部よ
   りなり、前記キャリヤは前記キャリッジ部の下側のキャ
   リッジ部に配置されてなる特許請求の範囲第１項に記載
   の歯科用装置スタンド。 ３ 前記キャリヤは、引出し位置において、前記ホルダ
   ・キャリッジとは相対的に縦方向の軸線のまわりに回動
   してホルダ・キャリッジの移動方向より外れてなる特許
   請求の範囲第１項又は第２項に記載の歯科用装置スタン
   ド。 ４ 前記ホルダ・キャリッジは、取付コンポーネントの
   両側から引出し可能に移動してなる特許請求の範囲第１
   項に記載の歯科用装置スタンド。 ５ 前記ホルダ・キャリッジは下方向に開口したガイド
   溝を有し、そのガイド溝に前記キャリヤの上面に設けら
   れた少なくとも１つのピンが係合し、そのピンには前記
   ガイド溝の上端縁に係合する拡大部が設けられてなる特
   許請求の範囲第１項又は第２項に記載の歯科用装置スタ
   ンド。 ６ 前記ホルダ・キャリッジの下側には、前記ガイド溝
   を有するカバー・プレートが設けられ、当該プレートは
   前記ピンの拡大部との間にスペースをおいてなる特許請
   求の範囲第５項に記載の歯科用装置スタンド。 ７ 前記キャリヤは上方向に開口したガイド溝を有し、
   そのガイド溝に前記ホルダ・キャリッジの下側に設けら
   れた少なくとも１つのピンが係合し、当該ピンは前記ガ
   イド溝の下端縁と係合する拡大部を有する特許請求の範
   囲第１項又は第２項に記載の歯科用装置スタンド。 ８ 前記ガイド溝は、ホルダ・キャリッジの移動方向に
   沿つて延出するとともに、溝の端部にわん曲した延出溝
   を有し、それによつて、キャリヤが引出し位置において
   移動方向に相対的に回動した位置を容易にとり得るよう
   にしてなる特許請求の範囲第５項又は第７項に記載の歯
   科用装置スタンド。 ９ 前記ピンと共働し、前記キャリヤが引込み位置にあ
   るときに、その位置にキャリヤをクランプするための第
   １の係止部材と、前記キャリヤが引出し位置にあつて前
   記ピンが前記延長溝にあり、キャリヤが移動方向と相対
   的に回動した状態において当該キャリヤをクランプする
   ための第２の係止部材とを備えてなる特許請求の範囲第
   ８項に記載の歯科用装置スタンド。 １０ 前記第１及び第２の係止部材は、前記ガイド溝の
   側部に沿つてキャリヤ上におかれた弾性材料よりなるブ
   ロックにより構成されてなる特許請求の範囲第９項に記
   載の歯科用装置スタンド。 １１ 前記ホルダ・キャリッジ上に、引込み位置及び引
   出し位置のための解離可能な係止手段が設けられてなる
   特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の歯科用装置ス
   タンド。 １２ 前記係止手段は、ホルダ・キャリッジ上に設けら
   れた係止ストップ部材と、その部材とスプリングの作用
   の下に係合可能な共働係止ストップ部材と、前記両スト
   ップ部材の係合を解除するために前記のスプリングに抗
   して取付コンポーネント上で作用する操作部とよりなる
   特許請求の範囲第１１項に記載の歯科用装置スタンド。 １３ 前記引込み位置のための係止ストップ部材は、ホ
   ルダ・キャリッジの少なくとも１つの端面で構成され、
   他方、引出し位置のための係止ストップ部材は、くぼみ
   により構成されてなる特許請求の範囲第１２項に記載の
   歯科用装置スタンド。１４ 前記共働係止ストップ部材
   は係止ピンを有してなる特許請求の範囲第１２項又は第
   １３項に記載の歯科用装置スタンド。 １５ 前記係止ピンは係止フックの鼻部により構成され
   、取付コンポーネント内において、前記係止フックはス
   プリングにより軸方向に付勢された加圧ロッドにより保
   持され、当該加圧ロッドは、取付コンポーネントより突
   出するとともに前記操作部を構成するノブ状の端部を有
   する特許請求の範囲第１４項に記載の歯科用装置スタン
   ド。 １６ 前記加圧ロッドは、その一端において前記係止フ
   ックを有するとともに他端において前記操作部を有し、
   ホルダ・キャリッジの上方を移動方向に対し横方向に延
   出し、前記操作部は個別ホルダが配置された取付コンポ
   ーネントの側におかれてなる特許請求の範囲第１５項に
   記載の歯科用装置スタンド。 １７ ホルダ・キャリッジが取付コンポーネントから外
   れるのを防止するために取付コンポーネント上に端部停
   止部材が設けられ、その部材はホルダ・キャリッジが最
   終の引出し位置にあるときに当該端部停止部材と係合す
   るようにホルダ・キャリッジ上に第２の端部停止部材が
   設けられてなる特許請求の範囲第１項又は第２項に記載
   の歯科用装置スタンド。 １８ 前記一方の端部停止部材は、ホルダ・キャリッジ
   のために取付コンポーネントに設けられたガイド溝に外
   側から進入し、第２の端部停止部材は当該ガイド溝に内
   側から進入してなる特許請求の範囲第１７項に記載の歯
   科用装置スタンド。 １９ 下方のキャリッジ部が上方のキャリッジ部から外
   れるのを防止するために上方のキャリッジ部に第３の端
   部停止部材が設けられ、下方のキャリッジ部が引出し位
   置の終端に到来した際に前記第３の端部停止部材と係合
   する第４の端部停止部材が下方のキャリッジ部に設けら
   れてなる特許請求の範囲第１８項に記載の歯科用装置ス
   タンド。 ２０ 前記第３の端部停止部材は、上方のキャリッジ部
   に設けられた第２のガイド溝に外側から進入し、前記第
   ４の端部停止部材は当該第２のガイド溝に内側から進入
   してなる特許請求の範囲第１９項に記載の歯科用装置ス
   タンド。 ２１ ホルダ・キャリッジが引出し位置にあるときに、
   取付コンポーネント上でホルダ・キャリッジのたれ下が
   りを防止するためにキャリッジ上に設けられたレベル調
   整手段を有してなる特許請求の範囲第１項又は第２項に
   記載の歯科用装置スタンド。 ２２ 前記レベル調整手段は、ホルダ・キャリッジの上
   面に上方から接触するように取付コンポーネントに設け
   られた加圧部材を有し、前記キャリッジは取付コンポー
   ネント上の接触レールの水平面と共働する傾斜面を有し
   、当該傾斜面は、移動方向において、前記加圧部材の接
   触位置から取付コンポーネントの端面のところまで形成
   され、ホルダ・キャリッジの水平位置のところで前記接
   触レール上に接してなる特許請求の範囲第２１項に記載
   の歯科用装置スタンド。 ２３ 前記接触レールの水平面は上方に向けられている
   とともに前記傾斜面は下方に向けられている特許請求の
   範囲第２２項に記載の歯科用装置スタンド。 ２４ 前記加圧部材は、前記ホルダ・キャリッジの表面
   に接する、ばね付勢されたボール等よりなるスライド要
   素を有してなる特許請求の範囲第２２項又は第２３項に
   記載の歯科用装置スタンド。 ２５ 前記加圧部材は縦方向に沿つて調整可能である特
   許請求の範囲第２２項に記載の歯科用装置スタンド。 ２６ 前記加圧部材は、取付コンポーネントを通して上
   方から延出している調整ねじを有し、前記ねじは取付コ
   ンポーネント上で操作部を構成するヘッドを有する特許
   請求の範囲第２５項に記載の歯科用装置スタンド。 ２７ 前記取付コンポーネントは歯科用支持テーブルで
   ある特許請求の範囲第１項に記載の歯科用装置スタンド
   。 ２８ 前記取付コンポーネントは、個別ホルダを有する
   側に、把持用枠を有する特許請求の範囲第１２項に記載
   の歯科用装置スタンド。 ２９ 前記共働係止ストップ部材の操作部は、前記把持
   用枠上に設けられてなる特許請求の範囲第２８項に記載
   の歯科用装置スタンド。 ３０ 前記キャリヤが引出し位置に引出すために、キャ
   リヤの端面に引出し用把持部がおかれてなる特許請求の
   範囲第１項に記載の歯科用装置スタンド。 ３１ 前記ホルダ・キャリッジは平坦なプレート状に構
   成されてなる特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の
   歯科用装置スタンド。 ３２ 前記キャリヤは、ホルダ・キャリッジの両側に移
   動可能に当該キャリッジに支持されてなる特許請求の範
   囲第１項に記載の歯科用装置スタンド。