JPS6053795B2 - 内燃機関点火装置 - Google Patents

内燃機関点火装置

Info

Publication number
JPS6053795B2
JPS6053795B2 JP53029588A JP2958878A JPS6053795B2 JP S6053795 B2 JPS6053795 B2 JP S6053795B2 JP 53029588 A JP53029588 A JP 53029588A JP 2958878 A JP2958878 A JP 2958878A JP S6053795 B2 JPS6053795 B2 JP S6053795B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
ignition
circuit
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53029588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54121338A (en
Inventor
道雄 伊与田
繁家 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP53029588A priority Critical patent/JPS6053795B2/ja
Priority to US06/006,914 priority patent/US4290406A/en
Publication of JPS54121338A publication Critical patent/JPS54121338A/ja
Publication of JPS6053795B2 publication Critical patent/JPS6053795B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P9/00Electric spark ignition control, not otherwise provided for
    • F02P9/002Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/05Layout of circuits for control of the magnitude of the current in the ignition coil
    • F02P3/051Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/055Layout of circuits with protective means to prevent damage to the circuit, e.g. semiconductor devices or the ignition coil
    • F02P3/0552Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関点火装置に関するもので、点火コイ
ルの開閉素子として半導体、特にパワートランジスタを
用いた点火装置に関するものである。
従来の機械的接点(ポイント)の開閉による点火装置
においては、ポイントと並列に0.15μFから0.2
5μF程度のコンデンサが接続されている。
このコンデンサは、ポイントの開閉スピードに影響を与
えているものの、ポイントの閉じる時、すなわち点火コ
イルに電源電圧を印加するスピードは何ら制御されてお
らず、閉じると同時に電源電圧が印加される。点火コイ
ルの開閉素子として半導体(トランジスタ、サイリスタ
など)を用いた点火装置、特にトランジスタを用いたト
ランジスタ式点火装置、すなわち電源と点火コイルとト
ランジスタ(又は外付抵抗を含む)が直列に接続されて
いて、点火コイルの一次電流回路を構成しているものは
、トランジスタのベースには波形整形された点火信号が
接続され、開閉のスピードはほぼ構成したトランジスタ
の電気的な性能によつて決まつてしまいスピードは制御
されていない。ところで、一般的に点火装置に使用され
ている開閉素子としてのトランジスタのスイッチングス
ピードはトランジスタが閉じてから点火コイルに加わる
電圧のスピードは1〜5psec程度であり、又通常点
火時期においてトランジスタが開くスピードは5〜40
μSecくらいかかる。また、サイリスタ等を開閉素子
として用いたものにおいては現状にてはそのスイッチン
グスピードは制御されず、素子と並列に抵抗、コンデン
サの直列回路よりなるサージアブソーバを素子と並列に
接続しているものの、サージを減らすことが目的で、本
来そのスピードは制御されえない。ところが、上述した
従来のものでは、前記のように開閉素子としてのトラン
ジスタが閉じる時は、その閉じるスピードは制御されて
いないので、閉じると同じに、点火コイルの両端にはほ
ぼ電源電圧から素子の飽和電圧をさしひいた電圧に等し
い電圧が加えられ、点火コイルは一次回路を構成してい
るコイル、外付抵抗などによつて決定される時定数で一
次電流が流れ始める。
一般的にいえば点火タイミングとしてのトランジスタが
開いて、その一次電流回路を遮断して二次高電圧を発生
させる場合にのみ注目されているが、点火コイルが閉じ
る時においても当然過渡現象が生じ、その結果点火コイ
ルの二次側には二次高電圧が発生する。この点火コイル
を閉じた時に発生する二次高電圧は開いた時に発生する
二次高電圧と極性は逆になり、出力電圧波形の振動周波
数等はほぼ等しい。この波形を第1回に示す。第1図に
おい.てA,cは点火タイミングにおける二次波形でa
は二次測オープ波形、cはブレーク時における波形、b
が点火コイルを閉じた時の波形である。このb点におけ
る二次高電圧(第1図のV2)の値は点火タイミングに
おける出力電圧のレベルの十分.の一程度になつている
ものの、電源が14V時においては点火コイルにより2
〜凄■程度生じる。この点火コイルを閉じた時の二次高
電圧の電源電圧特性を第2図に示す。この電圧は電源電
圧にほぼ比例して増大すると共に、各種点火コイルによ
つ−てA,b,cで示すごとく出力レベルがちがうこと
を示している。以上述べたように点火コイルを閉じた時
にも点火コイルの二次コイルには二次高電圧が発生する
が、この二次高電圧は通常デイストリビユータの回転式
配電器を通して、又デイストリビユータによる配電器を
使用しないものにおいては直接点火プラグに接続される
ので、点火プラグには二次高電圧が発生する。
このようにして正規の点火タイミングと異なるところで
この二次高電圧がブレークして着火すると機関にとつて
取りかえしのつかない不具合が起きる可能性がある。デ
イストリビユータによる回転式配電器においては通常閉
角度ノが一定のものが多く、各気筒の配電端子のほぼ中
間(閉角度相当角度)で点火コイルを0Nにするのでそ
の時ロータと配電端子間は割合にエアギャップがあり、
点火栓がブレークする可能性はないが、皆無とはいえな
い。また、閉角度制御された・点火装置においては第1
図に示すb点の位置はa点とc点との任意の位置におい
て発生することができ、エアギャップが十分にとれなく
点火プラグがブレークして機関に不具合を起こすので、
デイストリビユータの高圧配電部の直径を大きくする″
などの耐電圧対策の必要などが生じる。また、直接に点
火プラグに接続されているものにおいてはパワートラン
ジスタが閉じられてその時二次コイルに発生する二次高
電圧がもとになつて不具合を起こすことは勿論である。
また、この様な不具合は点火装置の高性能化によりニ次
電圧の増大、アーク電流の増大、アークエネルギーの増
大等にともない、点火コイルの電圧印加時の電圧は増大
し、更に機関にとつて不具合の可能性を大きくする。発
明者らがこの点火コイルに電圧を印加した時に、点火プ
ラグがブレークしてそのブレークの様子を確認した結果
では、正規の点火タイミングにおけるブレークと同じく
、ほぼ同じアーク時間、アーク電流、アークエネルギー
が共に確認され、ブレークされると機関に不具合が起き
る。上記、閉じた場合と開いて点火コイルー次電流を遮
断してブレークした場合との二次高電圧波形、アーク電
流波形を第3図に示す。機関の不具合の様子を第4図の
機関の指圧線図に示す。正常時の圧力ど比較して、正常
時には圧力ピーク点が実線で示すごとく上死点あと10
圧くらいに表われるのに対して点火コイルが電圧印加時
にブレークしたものの圧力波形は破線で示すごとく圧力
ピーク点がほぼ上死点にあられれ、その圧力値も正常時
と比較して2−3倍くらいになり、当然圧力上昇率は大
きい。そしてこの様な不具合波形時には機関トルクが急
激に減少するのみならず、ひいては機関を破壊させる重
大な欠点を有する。またノッキング、アフターバーン等
の現象が起こる可能性もあるという欠点がある。本発明
は上記欠点を解消するため、点火コイルに電圧を印加す
る場合、すなわち点火コイルに一次電流を流す場合の電
圧の加え方、電流の立ち上りを、徐々に行うことによつ
て、二次側に発生する二次高電圧の振動波形をおさえ、
ひいては二次−高電圧の出力電圧を減少させ、点火プラ
グのブレークを防ぐことにより、機関を安全に運転する
ことのできる点火装置を提供することを目的とするもの
である。
以下本発明を図に示す実施例について説明する。
ます第5図に示す第1実施例について説明する。第1実
施例は点火コイルに加えられる電源電圧を制御すること
により点火コイルの二次側に出る電圧を減少させんとす
るものである。第5図においては、1は内燃機関の回転
と同期した信号を発生する点火信号発生装置をなす交流
発電機、2はその交流信号を波形整形する波形整形回路
、3は電源をなすバッテリー、4はダブル点火コイルで
、一次コイル4aと二次コイル4bを有する。5は点火
コイル4の一次コイル4aの一次電流制限用の外付抵抗
、6は波形整形回路2よりの点火信号を増幅して点火コ
イル4の一次コイル4aの一次電流を断続するスイッチ
ング回路、7はコイル電圧を検出する電圧検出回路、8
は波形整形回路2の出力信号に同期してのこぎり波を発
生するのこぎり波発生回路、9は比較器より構成される
比較回路である。
そして、その詳細回路を説明すると、10は温度補償用
ダイオード、11はトランジスタ12の耐圧保護用ダイ
オード、13はトランジスタ12のバイアス用抵抗、1
4はトランジスタ12の負荷抵抗、15は定電圧ダイオ
ード、16はノイズ吸収用コンデンサ、17は定電圧回
路用ドロッパ抵抗である。18はトランジスタ19のベ
ース抵抗、20はトランジスタ19の負荷抵抗、21は
電流増幅トランジスタ、22はトランジスタ21の負荷
抵抗、23はコンデンサで発振防止用のもので、このコ
ンデンサ23の容量は100PF程度である。
24は開閉素子としてのトランジスタで、バッテリ3よ
り外付抵抗5と点火コイル4の一次コイル4aを介して
流れる一次電流をスイッチングする一次電流断続用のパ
ワートランジスタであり、ダーリントン接続により構成
されている。
25はトランジスタ24のベース●エミッタ間抵抗であ
り、26はトランジスタ24の耐圧保護用ツェナーダイ
オードである。
27はトランジスタ24の耐圧保護用ツェナーダイオー
ドである。
28,29は共に抵抗で、トランジスタ4のコレクタに
接続され、分圧回路を構成していて、30のツェナーダ
イオードによソー定電圧以上の電圧はクリップされる。
31はトランジスタで、32はトランジスタ31のベー
ス抵抗、33はトランジスタ31の負荷抵抗、34はト
ランジスタ、3はトランジスタ34の負荷抵抗、36は
コンデンサでのこぎり波発生回路の傾きを決定するもの
である。37,38は共に抵抗でトランジスタ34のコ
レクタに接続され、分圧回路を構成している。
39は比較器で、単電源で作動し、その入力側はPNP
型トランジスタで構成されその出力側はNPN型トラン
ジスタで構成されオープンコレクタ型となつている(通
常の市販品では33(代)、ナショナルセミコンダクタ
ー社製等のもの)。
その出力はトランジスタ21のベースに接続されている
。41,42は点火コイル4の2次側の各端子にそれぞ
れ接続した点火プラグで内燃機関の異なる気筒に配設し
てある。
次に、上記構成においてその作動を説明する。
交流信号発電機1により内燃機関の回転に同期して第6
図Aで示す交流信号が発生し、この信号にj基づき波形
整形回路2により第6図Bに示すごとき矩形波出力が得
られ、この矩形出力によつて一次電流断続用のパワート
ランジスタ24を導通し、遮断する。(以下導通を0N
1遮断を0FFという)。交流信号発電機1が第6図A
に示す波形7において、a−b間においては通常トラン
ジスタ12は0FF1トランジスタ19は0N1トラン
ジスタ21、パワートランジスタ24は共に0FFにな
り、b−c間においては上記の逆になり最終的にパワー
トランジスタ24は0Nになる。従つフて、第6図Aの
a点においてパワートランジスタ24は0FFになり、
点火コイル4の一次コイル4aは0FFになり、二次コ
イル4bには高電圧が発生して点火プラグ41,42が
点火する。b゛点においてはパワートランジスタは0N
し、一次コイル4aの両端に0Nの瞬間にはほぼバッテ
リー3に等しい電圧が印加され、一次回路を構成する抵
抗、インダクタンスによつて決まる時定数により点火コ
イル4の一次コイル4aに電流が流れ始め、一定時間後
には一次回路電流値は飽和する。通常点火用に使用され
ているパワートランジスタ24のスイッチングスピード
はパワートランジスタ24が0Nの時においては1〜5
μSec程度である。したがつて、ON時についてみれ
ばほぼ瞬時にスイッチングされると考えてもよい。この
ようにパワートランジスタ24を速いスピードにてスイ
ッチングすることにより、点火コイル4の二次コイル4
bには振動をともなつた高電圧が発生する。のこぎり波
発生回路8は公知のミラー積分回路を応用したものであ
つて、その動作は次のようである。第6図Aに示すa−
b間においては波形整形回路2の出力トランジスタ12
は0FFしており、その結果トランジスタ31は0N1
トランジスタ34は0FFしている。b点になり、トラ
ンジスタ12が0Nすると、トランジスタ19が0FF
すると共にトランジスタ31も0FFし、トランジスタ
34は0Nする。しかし、トランジスタ34はコンデン
サ36による負帰還がかかるために急激には0Nせず、
すなわちトランジスタ34のコレクタ電位は下降せす、
のこぎり波を発生する。こののこぎり波を第6図Cに示
す。こののこぎり波はほぼ電波電位からトランジスタ3
4のコレクターエミッタ間の飽和電圧レベルまで変化す
る。こののこぎり波を発生するタイミングは点火コイル
4を0Nするタイミングと同時に.発生する。こののこ
ぎり波のうち下り時間、すなわち第6図のCに示す図中
の時間Tは200μSecから400μSecに設定さ
れている。この波形cは抵抗37と抵抗38とによる回
路にて分圧されて比較器39に入力される。一方、波形
整形回路2から5の信号はパワートランジスタ24にも
トランジスタ19とトランジスタ21とを介して送られ
、第6図A波形のb点でパワートランジスタ24はON
になる。このパワートランジスタ24のコレクタの信号
は分圧回路7により分圧されて比較器′39に入れられ
、先に述べたのこぎり波電圧と比較される。ツェナーダ
イオード30はパワートランジスタ24が0FFしてそ
のコレクタに300〜400Vの電圧が発生した時に、
比較器39の入力に電源バッテリー3の電圧以上の電圧
が加わらないように設定されている。また、抵抗37と
抵抗38による分圧比は抵抗28と抵抗29による分圧
比に等しく設定されている。したがつて、パワートラン
ジスタ24のコレクタ電位はのこぎり波発生回路8の電
位と比較器39により比較されて、パワートランジスタ
24のコレクタ電位がのこぎり波発生回路8の出力電圧
よりも低い時は比較器39の出力レベルは01なわち出
力段のINPNオープンタイプのトランジスタは0Nに
なり、抵抗20によりバイアスされているトランジスタ
21のベース電位を引き下げ、トランジスタ21を0F
Fにする。その結果パワートランジスタ24も0FFに
なり、パワートランジスタ24のコレクタ電位が上がる
。また、パワートランジスタ24のコレクタ電位がのこ
ぎり波電圧より高ければ比較器39の出力段NPNトラ
ンジスタは1、すなわち0FFであり、この時トランジ
スタ19は0FFであるので当然パワートランジスタ2
4は0N状態であり、そのコレクタ電位が下がつてくる
。この様に比較器39を用いてパワートランジスタ24
のコレクタ電位とのこぎり波電位とを比較し、フィード
バック制御することによつて、のこぎり波の立ち下がり
時にパワートランジスタ24のコレクタ電位を、のこぎ
り波発生回路8の立ち下がりと同じに立ち下がらせて、
結果的にパワートランジスタ24の完全QN(コレクタ
ーエミッタ間飽和)になるまでの時間をTにすることが
できる。第6図Cのd−eの間においてはトランジスタ
34は飽和しており、その飽和電圧は0.2〜0.5V
となつているのに対し、パワートランジスタ24はダー
リントントランジスタとして構成されていて、一次電流
によつてコレクタ・エミッタ間電圧も1.0V−1.5
Vとなる。その結果、比較器39の出力段トランジスタ
は0FFの状態になり、パワートランジスタ24は当然
飽和している。また、第6図Aのa−b間、すなわち波
形整形回路2の出力が0FFの時はトランジスタ19は
0Nであり、比較器39の出力がONであつても0FF
であつてもトランジスタ21は0FFになり、すなわち
パワートランジスタ24は0FFになる。このことは、
パワートランジスタ24の点火時におけるコレクタ電位
の振動によつて比較器39が0N−OFFの信号を出す
にもかかわらずフイードバツクループによる誤動作が起
きないことを示している。また、トランジスタ19がO
Nになればパワートランジスタ24は0FFし、点火時
期はのこぎり波の立ち上り時にはこの立ち上がり波形に
追述せず、パワートランジスタ24は速やかにOFFさ
れ、正確な点火タイミングと点火コイル4の二次コイル
4bに十分な高電圧を発生させる。第6図Dにパワート
ランジスタ24のコレクタ電圧波形を示しEに点火コイ
ル4の一次コイル4aに加わる電圧を示す。以上に述べ
た説明から解かるように、検出回路7、のこぎり波発生
回路8、比較回路9より構成される印加電圧制御回路に
よつてパワートランジスタ24のベース電流を制御する
ことによつて、パワートランジスタ24の0N時におけ
る電圧の立ち下がりのみを制御出来ると共に、その立ち
下りはのこぎり波の立ち下りによつて制御され、かつそ
の立ち下りはコンデンサ36によつて容易に可変でき、
さらに点火タイミングやパワートランジスタ24の飽和
後にはその動作に影響を与えない。
実際に上記の構成にて構成した点火装置で0N時におけ
る二次出力電圧を測定すると、制御しない時と比較して
60〜70%の出力電圧に減少し、ON時にブレークす
る可能性がなく、安全に機関を運転することができる。
また、立ち下り時間Tは200psecから400ps
ecと通常の点火コイルの通電時間に対して時間は充分
短く、閉角度特性に対して電流が充分立ち上がらない時
間ということもなく、またこの時間における電流値は小
さいのでパワートランジスタ24の発熱もほとんど変わ
らない。第7図は本発明の第2実施例を示すものである
第6図に示す第1実施例に対し、点火コイル4の一次電
流の立ち上りを制御することよつて一次電流が流れる時
に発生する二次高電圧を減少させようとするものである
。第7図において第5図と同一符号を付したものはそれ
と同一もしくは均等部分を示すもので、7Aは一次電流
の開閉を行うパワートランジスタ24のエミッタと接地
間に挿入した電流検出回路、8Aは一次電流の立ち上が
りの傾きを決める三角波発生回路、9Aは比較器より構
成される比較回路である。その詳細回路を説明すると、
40は一次電流を検出する抵抗で電流値に比例して両側
に発生する電圧は大きくなる。抵抗40の抵抗値は50
〜100TrL,Ω程度に選ばれている。三角波発生回
路8Aは波形整形回路2の出力信号と同期して三角波を
発生するもので、43はトランジスタ、44はトランジ
スタ43のベース抵抗、45は抵抗、46はコンデンサ
、47は定電圧ダイオードである。比較回路9Aは抵抗
48,47と入力はPNPタイプのトランジスタ、出力
はNPNタイプのトランジスタよりなるオープンコレク
タ型の比較器50とより構成され、比較器50の出力は
トランジスタ21のベースに接続されている。上記に示
す第2実施例の構成においてその作動を説明すると、交
流発電機1には第8図Aに示す交流信号が発生し、この
交流信号は波形整形回路2により波形整形されて第8図
Bに示す波形となり、第1実施例に示すものと作動は同
じである。
a−b間においてはトランジスタ12は0FF1b−c
間においては0Nとなり、トランジスタ19はa−b問
は0N,.b−c間は0FFとなり、パワートランジス
タ24はa−b間は0FF,.b一c間は0Nとなり、
点火時期はA,.c点であり、b点においてパワートラ
ンジスタ24は0Nになり、点火コイル4には一次電流
が流れ始める。一方、三角波発生回路8Aはトランジス
タ12と同期して作動し、トランジスタ43はトランジ
スタ12が0FFの時は0N1トランジスタ12がON
の時は0FFとなる。トランジスタ12が0Nになると
トランジスタ43は0FFになるので、コンデンサ4b
にはほぼ抵抗45とコンデンサ46とによつて決定され
る時定数でもつて充電を始める。コンデンサ46の電位
は、定電圧ダイオード47のツェナー電圧が定電圧ダイ
オード15のツェナー電圧より低く設定してあるので、
第8図Cに示すようにツェナーダイオード47によつて
■1にクリップされる。そして、立ち上がり部分の波形
はほぼ三角波となり、この電圧は抵抗48と抵抗49と
によつて分圧して比較器50に目標電流設定値として入
力される。したがつて、トラ”ンジスタ12の0Nと同
期してパワートランジスタ24が0Nすると共にトラン
ジスタ43は0FFし、コンデンサ46には三角波が生
じる。パワートランジスタ24は0Nすると共に、一次
電流が流れ始めるが、この一次電流は検出抵抗40によ
つて比較器50にフィードバックされ、三角波による電
流設定値ど比較され、点火コイル4の一次電流が大なる
時、すなわち検出抵抗40の電位が目標値よりも大なる
時は比較器50にNPNトランジスタは0Nとなり、ト
ランジスタ21のベース電位を下げるので、一次電流を
流さないように作動し、一次電流の立ち上がり時におけ
る振動波を減少し、ひいては点火コイル4の二次コイル
4bに発生する二次高電圧を減少することができる。ま
た、第7図に示す実施例においては、抵抗48と抵抗4
9との分圧比により、抵抗49の電位、すなわち電流設
定値は、一定電流飽和時における検出抵抗40の電位よ
り大きく設定されていて、一次電流の飽和に影響を与え
ないが、一次電流の定電流制御を行なう点火装置におい
ては、一次電流の立ち上がりは抵抗45とコンデンサ4
6とにより、また飽和値は定電圧ダイオード47と抵抗
48,49の分圧により、制御できるので更に有用とな
る。
第9図は本発明の第3実施例の要部を示すもので、第7
図図示の第2実施例に対し、三角波発生回路41を、抵
抗45を通してコンデンサ46を充電するのに対して公
知の定電流回路を用いて更に立ち上がり時を改良したも
のである。
第9図において、51はトランジスタ、52は抵抗、5
3は抵抗、54はトランジスタである。この第3実施例
の作動は第2実施例と同じであるが、コンデンサ46の
充電が改良されていて、トランジスタ51は抵抗53で
バイアスされていてトランジスタ51、抵抗52を通し
て充電電流が流れるが、設定電流値より大きい電流では
抵抗52の電位差、すなわちトランジスタ54のベース
●エミッタ間電位が大きいので、トランジスタ54は0
Nとなり、トランジスタ51のベース電位を下げ、充電
電流を減少させ、定電流回路として働き、三角波を発生
する。第10図は本発明の第4実施例の要部を示すもの
で、第5図図示の第1実施例に対して、第1実施例では
電圧を制御することによつて、点火コイル4の二次コイ
ル4bに発生する二次高電圧を減少させているのに対し
て、検出回路7cの電圧検出を、外付抵抗5に接続する
ことによつて、外付抵抗5の電圧降下すなわち、外付抵
抗5の電流値を検出し制御することによつて、点火コイ
ル4の一次コイル4aを流れる電流を制御しようとする
もので、電流検出用抵抗を新しく設けるかわりに外付抵
抗5の代用している。
また一次電流はコンデンサ36によるのこぎり波発生回
路8によつて制御される。以上に述べたように本発明装
置においては、点火コイルの一次電流回路の点火コイル
に加える電圧の加え方、ひいては電流の立ち上りを徐々
におこなうことによつて点火コイルの二次コイルに発生
する二次高電圧を減少させることができるから、点火コ
イルに瞬時に電圧を加えた時と比べて点火プラグにおけ
るブレークを防ぐことができ、このブレークにより発生
する内燃機関に対する不具合を防ぎ、機関を安全に運転
することができるという優れた効果がある。
さらに、検出されたパワートランジスタの閉じる速さと
その設定された目標閉成速度とを比較して、検出された
パワートランジスタの閉じる速さを設定された目標閉成
速度に近ずけるべくパワートランジスタのベース電流を
制御するから、目標閉成速度に基づいて1次電圧の立上
りを正確に制御することができると共に、1次電圧の立
上り速度も目標閉成速度の調整によつて最適値に容易に
設定することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は点火コイルの二次側に発生する二次高電圧波形
図、第2図は点火コイルと電源電圧による二次高電圧発
生特性図、第3図は点火プラグがブレークした時におけ
る正規点火時と0N時の二次電圧とアーク電流波形図、
第4図は正常時、不具合時における指圧線図、第5図は
本発明装置の第1実施例を示す電気回路図、第6図は第
5図図示装置の作動説明に供する各部波形図、第7図は
本発明装置の第2実施例を示す電気回路図、第8図は第
7図図示装置の作動説明に供する各部波形図、第9図は
本発明装置の第3実施例の要部を示す電気回路図、第1
0図は本発明装置の第4実施例の要部を示す電気回路図
。 1・・・・・点火信号発生装置をなす交流信号発電機、
4・・・・・・ダブル点火コイル、4a・・・・・一次
コイル、4b・・・・・二次コイル、7,8,9・・・
・・・印加電圧制御回路を構成する検出回路(電圧検出
回路)、のこぎり波発生回路(閉成速度設定回路)、比
較回路、7A,8A,9A・・・・・・印加電圧制御回
路を構成する検出回路(電流検出回路)、三角波発生回
路(閉成速度設定回路)、比較回路、7c・・・・電流
検出回路、24・・・・・・開閉素子としてのパワート
ランジスタ、41,42・・・・・・点火プラグ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の回転に応じて点火信号を発生する点火信
    号発生装置と、この点火信号発生装置よりの点火信号に
    応じて点火コイルの一次電流を断続するパワートランジ
    スタとを備える内機関点火装置において、前記パワート
    ランジスタが閉じるときに前記点火コイルの一次コイル
    に印加さる電圧の立上りをゆるやかにするための印加電
    圧制御回路を備え、前記印加電圧制御回路は、前記パワ
    ートランジスタの閉じる速さを検出する検出回路と、前
    記パワートランジスタの目標閉成速度を設定する閉成速
    度設定回路と、この閉成設定回路と前記検出回路との出
    力を比較して前記検出回路の検出出力を前記閉成速度設
    定回路の出力に近ずけるべく前記パワートランジスタの
    ベース電流を制御する比較回路とを含んでなる内燃機関
    点火装置。 2 前記検出回路は前記点火コイルに印加される一次電
    圧を検出する電圧検出回路よりなる特許請求の範囲第1
    項記載の内燃料機関点火装置。 3 前記検出回路は前記点火コイルに流れる一次電流を
    検出する電流検出回路よりなる特許請求の範囲第1項記
    載の内燃機関点火装置。 4 前記点火コイルはその二次側の各端子にそれぞれ点
    火プラグを接続したダブル点火コイルよりなる特許請求
    の範囲第1項乃至第3項のうちいずれかに記載の内燃機
    関点火装置。 5 前記印加電圧制御回路により電圧の立上りをゆるや
    かに制御する時間を200μsecから400μsec
    の間に設定してなる特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    うちいずれかに記載の内燃機関点火装置。
JP53029588A 1978-03-14 1978-03-14 内燃機関点火装置 Expired JPS6053795B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53029588A JPS6053795B2 (ja) 1978-03-14 1978-03-14 内燃機関点火装置
US06/006,914 US4290406A (en) 1978-03-14 1979-01-26 Ignition system for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53029588A JPS6053795B2 (ja) 1978-03-14 1978-03-14 内燃機関点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54121338A JPS54121338A (en) 1979-09-20
JPS6053795B2 true JPS6053795B2 (ja) 1985-11-27

Family

ID=12280226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53029588A Expired JPS6053795B2 (ja) 1978-03-14 1978-03-14 内燃機関点火装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4290406A (ja)
JP (1) JPS6053795B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS631891U (ja) * 1986-06-23 1988-01-08

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2940070A1 (de) * 1979-10-03 1981-04-16 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Zuendanlage fuer eine brennkraftmaschine
JPS57163156A (en) * 1981-03-31 1982-10-07 Nippon Soken Inc Ignition device for internal-combustion engine
DE3615548A1 (de) * 1986-05-09 1987-11-12 Bosch Gmbh Robert Zuendanlage fuer brennkraftmaschinen
FR2607278B1 (fr) * 1986-11-26 1989-06-23 Bendix Electronics Sa Circuit integrable de regulation de courant dans une charge inductive et son application a la commande de bobine d'allumage d'un moteur a combustion interne
IT1212156B (it) * 1987-12-29 1989-11-08 Marelli Autronica Sistema di accensione per un motore a combustione interna per autoveicoli in particolare del tipo a distribuzione statica
IT1223927B (it) * 1988-11-22 1990-09-29 Fiat Auto Spa Dispositivo di accensione a scarica induttiva per un motore a combustione interna
JP2760141B2 (ja) * 1989-09-19 1998-05-28 株式会社デンソー 内燃機関用無接点点火装置
DE4030418A1 (de) * 1990-09-26 1992-04-02 Bosch Gmbh Robert Leistungsendstufe mit einer darlington-schaltung zum schalten einer induktiven last, insbesondere der zuendspule einer brennkraftmaschine
JPH08270534A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用点火装置
JP3216966B2 (ja) * 1995-04-04 2001-10-09 三菱電機株式会社 内燃機関用点火装置
DE19741439A1 (de) * 1997-09-19 1999-03-25 Bayerische Motoren Werke Ag Vorrichtung und Verfahren zum Einschalten des Primärstroms einer Zündspule
FR2853941B1 (fr) * 2003-04-17 2007-02-09 Siemens Vdo Automotive Procede de controle du courant primaire d'allumage d'un moteur a combustion interne a allumage commande
DE102004013561B4 (de) * 2004-03-19 2007-02-22 Audi Ag Verfahren und Schaltvorrichtung zum Betreiben einer Zündspule eines Kraftfahrzeugs

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3206613A (en) * 1958-08-07 1965-09-14 Bendix Corp Transistor switching device utilizing transient voltage reduction means
US3100479A (en) * 1960-08-09 1963-08-13 Henry J Kaiser Company Ignition system for internal combustion engine
US3682150A (en) * 1970-09-03 1972-08-08 Lumenition Ltd Ignition systems for internal combustion engines
US3882840A (en) * 1972-04-06 1975-05-13 Fairchild Camera Instr Co Automotive ignition control
CH565944A5 (ja) * 1973-07-25 1975-08-29 Hartig Gunter
DE2339896B2 (de) * 1973-08-07 1977-12-08 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Zuendeinrichtung fuer brennkraftmaschinen
US3913549A (en) * 1973-09-20 1975-10-21 V 8 Electronic Ignition Co Inductor current relay switch
US3937193A (en) * 1973-11-19 1976-02-10 Ford Motor Company Electronic ignition system
JPS51114534A (en) * 1975-04-02 1976-10-08 Hitachi Ltd Contactless ignition device
DE2527725C3 (de) * 1975-06-21 1979-10-18 Volkswagenwerk Ag, 3180 Wolfsburg Schaltungsanordnung für Brennkraftmaschinen-Zündeinrichtungen
DE2533046C3 (de) * 1975-07-24 1978-11-30 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Zündeinrichtung für Brennkraftmaschinen
JPS5840029B2 (ja) * 1975-12-26 1983-09-02 株式会社日立製作所 ムセツテンテンカソウチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS631891U (ja) * 1986-06-23 1988-01-08

Also Published As

Publication number Publication date
US4290406A (en) 1981-09-22
JPS54121338A (en) 1979-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6053795B2 (ja) 内燃機関点火装置
US6814066B2 (en) Internal combustion engine ignition device and igniter for same
US6684867B2 (en) Ignition apparatus for internal combustion engine and one-chip semiconductor for internal combustion engine igniting
JPS62107272A (ja) 内燃機関用点火装置
JPH01500683A (ja) 内燃機関の点火火花を発生する方法および装置
JPH08277769A (ja) 内燃機関用点火装置
US4138977A (en) Ignition system for internal combustion engine
US4064415A (en) Inductive spark ignition for combustion engine
JPS5938430B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS5840029B2 (ja) ムセツテンテンカソウチ
JP2014037778A (ja) 内燃機関の点火装置
US6684866B2 (en) Ignition system for an internal combustion engine
JP3528296B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS61138880A (ja) ニユートラル位置における点火遅れを持つたcd点火装置
JP6902632B2 (ja) 内燃機関の点火装置
JP3302438B2 (ja) 回転数検出装置、過回転防止装置および点火装置
JPH037580Y2 (ja)
JPS5827093Y2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS63306278A (ja) 内燃機関用点火装置
JP2002106450A (ja) 内燃機関用点火装置
JPS6140943Y2 (ja)
KR20020030347A (ko) 차량의 이그나이터 과열 방지 제어장치 및 방법
JPS6141987Y2 (ja)
JPH025743A (ja) 内燃機関の補助装置駆動方法と駆動装置
JPS6088872A (ja) 内燃機関用点火装置