JPS6047048A - 複写機の紙分離ツメ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弗素系樹脂組成物及びそれからなる複写機の紙
分離ツメｅこ関するものである。

乾式複写様は、トナーが付着した紙を定着ロールと称さ
れる熱ロールと押えロールとの間に通し、トナーに付い
ているバインダを溶融させることにより像を定着させる
機構を内蔵、してい謁 る。この様子を添付の第１図（これは前記二つのロール
及びその付近の斜視図である）ｆこ添って説明すると次
のとおりである。

まス熱ロール１と押えロール２との間ｅこ像が転写され
た紙３が通される。二つのロール間を通った紙３がいず
れのロール１こも巻付かないようにするため紙６と熱ロ
ール１の表面との間及び紙３と押えロール２との間に、
先端がｎ＋１記表面に極めて近接した状態で紙分離ツメ
（以下単ｔこツメと称し記号４を付す）が取行けられて
いる。

ツメ４の形状は第２図の斜視図で示されるとおり全体と
して１本体５．その本体の周囲ｔこ取付けられたクチバ
シ状突起（以下突起と称する）６及び突起６の取付位置
の反対側位置の本体周囲１こ取付けられたバネ（図示な
し）の取付は片７から構成されている。

ツメは生産性、加工精度の面で問題があるので、金属ｅ
こ代わって最近は合成樹脂からつくられるようになった
。

ところが合成樹脂製ツメオこはトナーが付着し。

そのトナーが再び紙について紙を汚す問題があった。

そこで本発明者らはトナーの付着しない合成樹脂の探索
を試みたら弗素系樹脂が優れていることがわかったが、
弗素系樹脂単独物では突起乙の先端部６′が熱ロール１
の表面ンこ近接しているので１８０℃以上？こ加熱され
、変形しツメとしての機能を失なうという問題のあるこ
ともわかった。

そこで本発明者らはトナーが付着せず、かつ耐熱性があ
り、ひいてはツメとしての機能を永続的に光＋１＋１−
ａ−る合成樹脂組成物を見い出す目的で鋭意倹■・１シ
た結果、本発明Ｅこ到達した。

そして」二記目的は熱可塑性弗素系樹脂１００］工址部
に、チタン酸カリウムウィスカーを２０〜２００車量部
の害り合を昆合してなる弗素系例月旨組成物とすること
ｅこよって達成される。この組成物によりツメをつくる
とすぐれた効果を“発揮する。

以下、具体的に本発明の組成物ツメの構造及び効果を説
明する。

本発明の組成物は本質的ｔこは熱可塑性弗素系樹脂とチ
タン酸カリウムのウィスカーとからなる。熱可塑性弗素
系樹脂としては四弗化エチレン、三弗化塩化エチレン、
四弗化エチレン／エチレン、三弗化塩化エチレン／エチ
レン、弗化ビニリデン、四弗化エチレン／弗化ビニリデ
ン、四弗化エチレン／六弗化プロピレン、四弗化エチレ
ン／バーフロロアルキルビニルエーテルから得られた均
質重合体また共重合体等がある（　／　は共重合体を意
味する）。特に好ましい樹１指としては四弗化エチレン
／パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体（ＰＦ／
ｌ　、四弗化エチレン／エチレン共重合体（ＥＴＦＫＪ
があり、とりわけＰＦＡが好ましい樹脂である。

他方チタン酸カリウムウィスカーは公知のものであるが
、Ｋ’２０・ｎＴｌＯ２、（ｎは１以上）の麓強度単結
晶繊維をいう。ｍＪ記タウイスカー８Ｊ≦加量は熱可塑
性弗素系合成樹脂１００重量部に、２０〜２００重量部
、好ましくは３０〜１５０重量部の割合とする。２０重
量部未満であると耐熱性及び剛性が十分でなくツメとし
た場合、長期間の使用ｅこ耐えなくなり、逆に２００重
量部を越えるとツメとしての形状精度を有する成形物が
得られない。

組成物は曲記二つの主原料を予め混合して溶融混練する
ことｔこよって得られる。

ツメをつくる場合、前記溶融混線物を直接ツメの金堂に
射出成形法で流しこんでもよいし、−たん組成物のペレ
ットし、再溶簡抜射出成形してもよい。成形法としては
好ましくは射出成形法が採用される。ツメの先端部の成
形加工精度、特にンヤープな形状を得るため必須である
。

ツメの形状は第２図に示したものの他、その機能を発揮
すれば任意に変形したものとすることができる。

得られたツメは次の効果を発揮する。

（１）「耐熱性がすぐれている。

（２）トナーが付着しない。　゛ （３）　長期間使用していても先端部の変形がなｔ７為
　。

（４）　吸水による寸法灰化がない。

本発明のツメは乾式複写機に組みこんで、有効ｅこ使用
される。次に実施例をもって本発明の効果を実証する。

実施例１ 熱可塑性弗素系樹脂として四弗化エチレン／パーフロロ
アルキルビニルエーテル共重合体ニチタン酸カリウムウ
ィスカーを混合、２軸押出機でシリンダ一温度３４０℃
で加熱混練し、チタン酸カリウム含量の異なるペレット
を得た。

得られたペレットを用い乾式複写機の定着ロール分離ツ
メを成形した結果を表１に示す。

表　１ 実施例１に使用した熱可塑性弗素樹脂１００部にチタン
酸カリウムを２５部、６７ハ添加した２ｍのペレットを
実施例１ｅこ準じて作った。

得られたペレットを用い、同じ〈実施例１に示した条件
で分離ツメを成形乾式複写機ｅこ敢り付は実機テストを
行なった。結果を表２に示す。

表　２ 実施例３ 熱可塑性弗素系樹脂として４弗化工チレン／王チレン共
重合体（ＥＴＦＥＪと４弗化工チレン／６弗化プロピレ
ン共重合体（ＦＥＰ）　１０部部ｅこチタン酸カリウム
を６７郡を混合、実施例１に示したようｔこ２軸押出槻
でシリンダ一温度を樹脂の融点＋２０℃ｅこ設定加熱混
練しチタン酸カリウム入り熱可塑性弗素樹脂ペレットを
得た。

このペレットを用いて複写機用の分離ツメを成形実施例
２に示すように実機テストを行なった。結果を表３ｅこ
示す。

表　３

【図面の簡単な説明】

第１図は熱ロールと押えロール及びその附近の斜視図で
ある。 第２図は本発明の紙分離ツメの斜視図である。 １：熱ロール　２　押えロール ３：紙　４　紙分離ツメ ５、ツメ本体　６：クチバン状突起 ７：バネ取付は片 特許出願人　東　ン　株　式　会　社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　熱可塑性弗素系樹脂１００重量部に、チタン酸カリ
   ウムウィスカーを２０〜２００重量部の割合混合してな
   る弗素系樹脂組成物。 ２　熱可塑性弗素系樹脂１００重量部にチタン酸カリウ
   ムウィスカーを２０〜２００重金部の割合混合してなる
   弗素系樹脂組成物からなる複写機の紙分離ツメ。