JPS6044541A - ストレツチフイルム用塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩化ビニル系樹脂の食品用ケ主体とした包装
用自己粘着性に丁ぐれたストレッチフィルム粗塩化ビニ
ル系笹１脂絆放物に四１−る。

従来より、プラスチックフィルムの弾性および自己粘着
性？利用した、いわゆるストレッチ包装は、精肉、鮮魚
、青果等をトレイと呼ばれる容器に入れて包装する食品
の仮装に多用されている。

このストレッチ包装は、包装作業が簡単である手、食品
の目減りや鮮度似下を防ぎかつ衛生的である事、更にフ
ィルムを緊張状態で包装するため、包装外観が美しく商
品価値７高め、一方ω装コストが安い等の特Ｐ乞有する
。

ところでこのストレッチ包装に用いら４るフィルムには
、次の様な性質が要求される。

（１）　透明性、゛光沢等光学的性佃に酋・れている事
。

（２）防曇性、自己粘着性、ヒートシール性に併れてい
る沖。

（３）適度な柔軟性、弾性、およびタテ／ヨコの強度バ
ランス乞有し、また高い伸度７有する事。

（４）面Ｊ寒性に外れている萄１０ （５）適ノどの表面滑性を有し、自′＃Ｊ包装機械適性
に世れている事。

（６）酸素、炭酸ガスが適度に透過し、水蒸気透過性が
小さい渉。

上記の晶件備に俤・れ、従来から多用さねているフィル
ムは、軟ｐポリＪＩＡ化ビニル系フィルム（以下Ｐｖｃ
フィルムと略ｆ）であり、この佃では、ポリオレフィン
系フィルムやポリブタジェン系フィルムも上布されてい
るが、性能上Ｐ〜Ｃフィルムに匹敵するものは、得られ
ていない。

ところで、Ｐｖｃフィルムの１戊は、アジピン酸系の可
塑剤７主可塑剤として補助的に左ボキシ系可塑剤？加え
たものが一般的であるが、本来これらは塩化ビニル樹脂
用可塑剤としては、２次可塑剤といわれ塊化ビニル系樹
脂とは相溶性が十分でないものが多いたｄ）、可塑剤の
総量が３０〜５５重量部と多岸に入っているにもかかわ
らず、溶融粘度が低い割には粉粒体状のコンパランＶの
ゲル化速星がおぞく、いいかえ第１ば押出成型する場合
温度と圧力ケ高く等成形条件ン士分に考慮しないとブッ
と呼ばれる未溶融物が発生したり、また押出量の時間的
変動が起り製膜安定性が十分でないという欠膚があった
。一方用途的にも自己粘着性？必要とするフィルムであ
るため、この自己粘着性を可塑剤の総量ケ多くしてその
ブリードで付与したり、また肪計剤と称するめ゛２面活
性剤で一部コントロール乞しているが、可塑剤総量には
限度があり、また界面活性剤では調整範囲がそれ程広く
なく、野菜等の裸包装で水に濡れた状態では、特にフィ
ルム同志の粘着性が悪いという問題がある。

上記の杵な未ゲルの発生、押Ｗ量の変動、フィルムの粘
着性不足の問題を解決するため種々の検討を行った結果
、以下の結論に遼した。

本発明は、塩化ビニル系樹脂とアジピン酸系可塑剤、エ
ポキシ系可塑剤さらに粘着性付与可塑剤とを主成分とす
る糸１３成物とすることにより、押出安定性、製膜性に
１−ぐれ、プッの発生がなくしかも自己粘着性が向上す
るストレッチフィルム粗塩化ビニル糸樹脂却放物ン提供
するものである。１−なわち、本発明は、塊化ビニル系
４Ｑｙ脂１００重量部に対して、（Ａｌアジピン酸系可
塑剤とエポキシ系可塑剤とをあわせて２０〜４５重量部
、（Ｂｌ粘着性付与可塑剤２〜１５沖量部配合してなる
樹脂糾成９勿ｌで」）って、しかも（Ａｌ　＋　（Ｂ）
の食言Ｉが６０〜５５升旬部であることヶ特徴とする。

本発明で云う塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニルの単独
重合体および共沖合可能なモノマー丁なわチ酢酸ビニル
、エチレン、プロピレン等、α−オレフィンとの共重合
体等が上げられる。

次に、塩化ビニル糸樹脂に配合される可塑剤としては、 （１）　アジピンｍ系可塑剤として、アジピン酸ジイソ
ノニルアシ−！！　−ト（以下ＤｉＮＡと略ｊ）、炭素
数が６．８．１０の直釦アルキル基を有するアジピン酸
シ（ｎ−ヘキシル、ｎ−オクチル、ｎ−デシル）アジペ
ート（以下Ｄｎ　６−８−１ＯＡと略ｆ）、炭素数が７
または９の直欽及ヒ／又は仙１釘１のアルキル基を有す
るアジピン酸シ（ｊ−へブチル、１−ノニル）アジペー
ト（以下Ｄｉ　７−９　Ａと略′″ｆ）及びアジピン酸
ジインデシルアジベート（以下ＤｉＤＡと略ｊ）等から
なる群から選ば４た少なくとも１種（１１）　エポキシ
系可塑剤として、エポキシ化大豆油（以下ＥＳＢＯと略
す）、エポキシ化アマニ油（以下ＥＬＯと略″ｆ）等か
らなる群から選ばれた少ンｊ−・ぐとも１種 （ｉｉｉｌ　粘着性イ１力可塑剤として、エポキシアマ
ニ油ブチルエステル（以下ＥＬＯＢと略ｊ）、グリセリ
ルモノラウリルジアセテート、アジピン酸シー、ｎ　−
ヘキシル（以下Ｄｎ　６Ａと略す）、アシヒン酸シイソ
デチル（以下ＤｉＢＡと略す）等からなる群から選ばれ
た少なくとも１種 の（１）、（１１）及び（ｉｉｉｌから選択されたもの
である。

また選択された可塑剤を併用するに際しては、塩化ビニ
ル樹脂に対して、（１）群に属するＤｎｒＡ等と（ｉｉ
ｌ群に属するＦｊＳＢＯ等乞合わせて２０〜４５１量部
添加し、しかもｆｉｉｉ１群に属する粘着性付与可塑剤
を２〜１５那量部添加して、可塑剤総量な３０〜５５重
量部とす−る。

（ｉｔ　＋　（ｉｉｌの合計が２０重量部未満の場合に
は、ｆｉｉｉ１群乞最高１５ル量部使用しても、フィル
ムの柔軟性と自己粘着性が不足ｊる。−力、逆に（ｉｌ
　＋　（ｉｉｌの合計が４５重量部ケ越えた場合、（ｉ
ｉｉｌ群が少ないと自己粘着性が不足し、逆に多いと柔
軟性、自己粘着性共過剰となる。なおｍ群と（１１）群
の比率については特に却、定するものではないが、コス
ト、ｊＪＩ＋　工性、フィルム性口ｐ乞場餓すると少な
くともＬｉ１群の方が５００重量部上、好テしくけ６０
〜９０重量％が好適である。

次にｆｉｉｉ１群の粘着性付与可塑剤は、２〜１５聾量
部の範囲が好適で２１景部未満では、粘着性が不足し、
一方１５重量部を超えると粘着力箭刺によるフィルム繰
り出し不能と押ｕＩ機での目ヤニｆ）発生が著しい。

なお本発明においては、上記の可塑剤群の仙に必要に応
じて、安定剤、キレータ−１清剤、界面活性剤、着合剤
、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を添加する事もできる。

本発明の増化ビニル系樹脂組成物は、塩化ビニル系樹脂
に対して、上記特定の可塑剤と必要に応じたその仙の流
力１剤馨ヘンシェル、リボンブレンダー等の湛合機を用
いて従来公知の１法で混合して得られる。またこの樹脂
組成物は、公知の製膜手段すなわちＴダイ法、インフレ
ーション法により１０〜２０μ程度の周みな有するフィ
ルムに製膜さ４る。

以下実施例により本発明の詳細な説明する。

実施例 塩化ビニル樹脂（電気化学工業■製、商品名デンカビニ
ル５ｓ−１１０−ｓ）１００重量部と第１表に示す可塑
剤の夫々の添力［量及びカルシウム−亜鉛系安定剤１．
Ｏ，ｉｔ部、ソルビタン系界面活性剤１．０重量部、グ
リセリン系界面活性剤０．５重量部、高級アルコールＥ
Ｄ付加物系界面性剤０．５重量部Ｙジャケット付ヘンシ
ェルミキサーで加熱、混合し、夫々のコンパウンドン作
成した。

次にこのコンパウンド乞６５％押出根で２００〜２０５
°Ｃで押出し、輻５００％肉厚約１７μのフィルムＸ’
　４’Ｊた。押出性、フィルム内のプツ、自己粘着力共
丁ぐれていた。結果を第１表に示す。

比較例 可塑剤の添加量７第２表に示す通りとした以外は、実が
０例と同様の操作７行った。押出性、フィルム内プツ、
自己粘着力のいずｉｔかが劣った。結果を表に示す。

物件測定方法は、次の通りであった。

１）、押出量＝１分間ごとの押出量を１０回測定し、押
出量の平均値（Ｘ）及び範囲（Ｒ）をめた。

２）、プッ：２０龜×２００１＋、０１枚のフィルム中
に０．３Ｒルφ以上の未溶融物がイロ」個存在するか、
１０枚のフィルムの平均値とした。

６）、自己粘やカニ巻ロールカ１ら胛さ約１ｙｔｎ４、
約２０ＣＢ×２０嬬のシートを切りＬｉ２丁。次にこの
シートから正確に１Ｑｏｎ、ｘｉ５ｃ尻ン切りＷし、フ
ィルム間に空気が入らないように２枚１紹とする。この
２枚のフィルムの１０珈幅の一方の端部ン一部剥がし、
１０Ｇ＝、幅の端部に幅１偲×長さ１２Ｃ１１ムの鈑紙
ンセロノ・ンテープで止めろ。

次のこの飯紙の部分乞引張り試験機のチャックでつかみ
引張りスピード２０Ｄｍｎ１分でフィルム７剥がし、剥
離抗カケ測定し、サンプル１０回の平均値が、５５〜８
０グア０ノ、を実用的自己粘着力の範囲とした。

なお第１表及び第２表の可塑剤は次の通りである。

１）、　ＤｉＮＡ　：アジピン酸ジインノニルアジペー
ト、「土建化工■製、商品名ＤｉＮＡ」 ２）、ＤＩＤＡ：アシピン酸ジイソデシルアジベート、
「大日本インキ化学■製、商品名ＤｉＤＡ’Ｊ３）、　
Ｄｎ　６−８−１［１Ａ：アシピン酸ジ（１’ｌ−ヘキ
シル、ｎ−オクチル、ｎ−デシル）アジに一ト、［大日
本インキ化学ＩＩ！４ψ製、商品名Ｄｎ６１０Ｊ４）、
　Ｄｉ７−９Ａ：アジピン酸ジ（ｉ−ペプチル、１−ノ
ニル）アジペート、「大日本インキ化学■製、商品名Ｄ
１７９Ａ」 ５）、　ＥＳＢＯ：エポキシ化大豆油、「アデカアーガ
スゆり製、商品名０１３０Ｐ」 ６）、　ＢＬＯ：　：ｒｆ：キシ化アマニ油［アデカア
ーガス■製、商品名ｏ１８ｏＡＪ ７）、　ＥＬ’ＯＢ　：エポ゛キシ化アマニ油ブチルエ
ステル、［アデカアーガス■梨、出・１品名Ｄ−１７８
Ｊ８）、グリセリルモノラウリルジアセテート：理研ビ
タミン物製、商品名ＰＬ−０１２」 ９）、　Ｄｎ　６Ａ　：アジピン酸ジーｎ−へキシルア
ジペート、［大日本インキ化学体り製、曲品１．　ａ　
−ＡＪ 釦）、　ＤｉＢＡ　：アジぎン酸ジイソブチルアジペー
ト、「大人イヒ学工秦所、商品名ＤｉＢＡ　Ｊ特許１）
１　Ｎ１１人　市気化学工業株式会社手続補正書 昭和５８年９月２４日 １、事件の表示 昭和５８年特許願第１５２８９３号 ２、発明の名称 ストレッチフィルム用塩化ビニル系樹脂組成物 ６　補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所　東京都千代田区有楽町１丁目４番１号４、補正の
対象 明細書の特許請求の範囲の欄および発明の詳細な説明の
欄 １）明細書第６頁第６行、第６行、第９行及び第１１行
、第１３頁第６行、第５行、第８行及び第１１行、第１
４頁第４行目の「アジペート」を夫々削除する。

２）同上第６頁第１１行及び第１５行、第７頁第１行目
の１等」を夫々削除する。

６）同上第９頁第４行目の［高級アルコールＥＤＪを［
高級アルコールＥＯ，Ｊと訂正する。

４）同上第１６頁第９行目の「商品名Ｄｎ６１０」を「
商品名Ｄｎ６１０Ａ」と訂正する。

特許請求の範囲 １）塩化ビニル系樹脂１００重量部に対して、（Ａ）ア
ジピン酸系可塑剤とエポキシ系可塑剤とをあわせて２０
〜４５重量部、（Ｂ）粘着性付与可塑剤２〜１５重量部
配合してなる樹脂組成物であって、しかも＜Ａ）　＋　
（Ｂ）の合計が６０〜５５重量部であることを特徴とす
るストレッチフィルム用塩化ビニル系樹脂組成物。

２）アジピン酸系可塑剤が、アジピン酸ジイソノニル、
アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジ（ｎ−ヘキシル
、ｎ−オクチル、ｎ−デシル）、アジピン酸ジ（１−ヘ
プチル、ｌ−ノニル）から選ばれた少なくとも１種であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のストレ
ッチフィルム用塩化ビニル系樹脂組成物。

６）エポキシ系可塑剤が、エポキシ化大豆油、エポキシ
化アマニ油から選ばれた少なくとも１種であることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載のストレッチフィル
ム用塩化ビニル系樹脂組成物。

４）粘着性付与可塑剤が、エポキシ化アマニ油ブチルエ
ステル、アジピン酸ジイソブチル、グリセリルモノラウ
リルジアセテート、アジピン酸ジｎ−ヘキシルから選ば
れた少なくとも１種であることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載のストレッチフィルム用塩化ビニル系樹
脂組成物。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）塩化ビニル系樹脂１００重量部に対して、銖）アジ
   ピン酸系可塑剤とエポキシ糸可塑剤とをあわせて２０〜
   ４５戸量部、（Ｂｌ粘着性伺与可塑剤２〜１５重重量配
   合してなる樹脂即成物であって、しかもＣＡｌ　＋（Ｂ
   ｌの合計が３θ〜５５重景部であることを特徴とするス
   トレッチフィルム用ｍ化ビニル系樹脂組成物。 ２）アジピン酸系可塑剤が、アジピン酸ジインノニルア
   ジに一ト、アジピン酸ジインデシルアジペート、アジピ
   ン酸ジ（ｎ−ヘキシル、ｎ−オクチル、ｎ−デシルンア
   ジベート、アジピン酸シ（ｉ−ヘプチル、１−ノニル）
   アジペートから選ばれた少なくともＩＫ！であること乞
   ％徴とする特許請求の範囲第１項記載のストレッチフィ
   ルム用塩化ビニル系樹脂組成物。 ６）エポキシ化大豆油が、エポキシ化大豆油、エポキシ
   化アマニ油から選ばれた少な（とも１種であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のストレッチフィル
   ム粗塩化ビニル系樹脂組成物。 ４）粘着性付与可塑剤が、エポキシ化アマニ油ブチルエ
   ステル、アジピン酸ジインブチル、グリセリルモノラウ
   リルジアセテート、アジピン酸ジｎ−ヘキシルから選ば
   わた少なくとも１種であることを特徴とする特許請求の
   ｊｌｉｌλ囲第１項記載のストレッチフィルム用塩化ビ
   ニル系樹脂絹放物。