JPS604212B2 - 高分子物質に線溶活性を付与する方法 - Google Patents

高分子物質に線溶活性を付与する方法

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JPS604212B2 JP51060286A JP6028676A JPS604212B2 JP S604212 B2 JPS604212 B2 JP S604212B2 JP 51060286 A JP51060286 A JP 51060286A JP 6028676 A JP6028676 A JP 6028676A JP S604212 B2 JPS604212 B2 JP S604212B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高分子物質に■合成線溶活性化合物あるいは
‘Bー合成線溶活性化合物と線溶活性酵素を結合するこ
とを特徴とする高分子物質に線溶活性を付与する方法に
関する。
近年、医療材料の分野において高分子材料が使われるよ
うになったが、高分子材料を人工血管、カテーテル、人
工腎臓、人工弁、人工肺など直接血液と接する部位に使
用した場合、血栓形成を引き起こすという問題がある。
血栓形成は多くの血液凝固系酵素の関与する一連の複雑
な反応により最終的には、血液中のフィブリノーゲンが
不溶性のフイブリンに変化することを意味している。従
来の抗血栓性材料の開発においては、血液凝固系酵素の
阻害剤として働くへパリンを材料表面に適用し、フィブ
リノーゲンのフィブリンへの変化を阻害することに重点
がおかれていた。本発明者は、一たん生成した不溶性フ
ィブリンを溶解せしめるような(つまり線溶活性を有す
る)高分子材料を関発すべ〈鋭意研究したところ、高分
子物質に特定の合成線溶活性化合物を結合することによ
り、高分子物質に線溶活性を付与できることを見し、出
し、本発明に到達したものである。
本発明における高分子物質とは、分子量の大きい有機あ
るいは無機物質を言い、たとえばポリアミド、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアクリル酸
ェステル、ポリメタクリル酸ェステル、ポリアクリロニ
トリル、ポリァクリルアミド、ボリアクリル酸、ボリメ
タクリル酸、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニ
ルアルコール、シリコン樹脂、ポリ無水マレィン酸、ポ
リエチレンィミンなどの合成有機物質、セルロース、で
んぷん、蛋白質、天然ゴム等の天然有機物質、ガラス、
アスベスト、雲母などの天然無機物質、ポリホスファゼ
ンなどの合成無機物質などがあげられる。
本発明における合成線熔活性化合物とは、N−フェニル
アントラニル酸、N−(3ーメチルフェニル)−アント
ラニル酸、N−(2−メチルフェニル)ーアントラニル
酸、フルフェナム酸、メフェナム酸、N−(2ートリフ
ルオルメチルフヱニル)ーアントラニル酸、N−(3・
5ージトリフルオルメチルフェニル)ーアントラニル酸
、N−フェニルェチルーアントラニル酸などのアントラ
ニル酸議導体、Q−メチル−pークロル桂皮酸、Q−エ
チル−m−クロル桂皮酸、Q−n−プロピルーモ毛皮酸
、Q−n−プロピル−mーニトロ桂皮酸、Q−n−プロ
ピル−p−クロルモ筆皮酸、Q−n−プロピルーm−ク
ロル桂皮酸、Q−n−プロピル−m−フロム桂皮酸、Q
−nープロピルーp−ブロムモ毛皮酸、Q−n−プロピ
ル−m−ョードキ車皮酸、Q−n−ブロピル−p−ヨー
ド桂皮酸などのを毛皮酸誘導体、フェニルブタゾン、オ
キシフェンブタゾン、ケブタゾン、トリメタゾンなどの
1・2−ジフエニルー3・5ージオキソーピラゾリジン
誘導体、3−(3−クロルベンジル)ーサリナル酸、3
・5−ジョードサリチル酸、3一(4−ィソプロピルベ
ンジル)−サリチル酸、3−(111・3・3−テトラ
メチルブチル)−サリチル酸、3−(1・1−ジメチル
プロピル)ーサリチル酸、3−tertーブチルサリチ
ル酸、チモチン酸などのサリチル酸誘導体、ニフルム酸
、インドメタシン、3−(3・5−ジトリフルオルメチ
ルアニリノ)−4−チオフェンカルボン酸及び3−(2
−クロム−5−メチルアニリノ)−4−チオフェソカル
ボン酸からなる群より選ばれたフィプリンの溶解に寄与
する合成化合物をいう。
これら合成線熔活・性化合物は、共有結合法、イオン結
合法、物理的吸着法などの方法により高分子物質に結合
される。共有結合法は、合成線溶活性化合物と反応性に
富む官能基を有する高分子物質の間に共有結合を形成せ
しめる方法であり、イオン結合法は、イオン交換基をも
つ高分子物質に合成線港活性化合物をイオン的に結合せ
しめる方法であり、物理的吸着法は高分子物質に物理的
に吸着せしめる方法である。合成線溶活性化合物に対す
る高分子物質側結合点である反応性官能基あるいはイオ
ン交換基は、反応性官能基あるいはイオン交換基を有す
るモノマーを単独重合あるいは共重合することにより導
入される。さらに反応性官能基あるいはイオン交換基は
、天然あるいは合成高分子物質を化学的に変性すること
によっても導入することができる。これら反応性官能基
としては、ジアゾニウム基、アジド基、イソシアネート
基、酸クロリド基、酸無水物基、ィミノ炭酸ェステル基
、アミノ基、カルボキシル基などがあげられる。イオン
交換基としてはスルホネート塩、カルボキシレート塩、
アンモニウム塩などの基があげられる。高分子物質と合
成線溶活性化合物の結合に際しては、合成線港活性化合
物において線溶活性に直接関与する反応基以外のところ
で高分子物質に結合することが必要である。
共有結合法により高分子物質と合成線溶活性化合物を結
合する場合には必要に応じて、両者の間に鎖状構造を挿
入して立体障害による活性消失あるいは活性低下を除く
ことができる。高分子物質に線熔活性を付与する方法と
しては、たとえば高分子物質を目的に応じて粉末、ビー
ズ、フィラメント、布、フィルム、チューフ・透過性膜
など種々の形状に加工した後、その表面に合成線溶活性
化合物を結合する方法、高分子物質に合成線溶活性化合
物を結合させた後、種々の形状に加工する方法等があげ
られる。
本発明における線溶活性酵素とは、フィブリンの溶解に
寄与する酵素を言い、たとえばプラスミン、ブリノラー
ゼ、ウロキナーゼ、ストレプトキナーゼなどがあげられ
る。
これら線溶活性酵素は、前記のごとき共有結合法、イオ
ン結合法、物理的吸着法などの方法により高分子物質に
結合される。
たとえば、高分子物質に合成線溶活性化合物を結合する
際に、合成線溶活性化合物とともに線溶活性酵素を高分
子物質に結合することもできる。また、高分子物質を目
的に応じて種々の形状に加工した後、その表面に線溶活
性酵素を結合することもできるし、あるいは高分子物質
に線溶活性酵素を結合させた後、種々の形状に加工する
こともできる。以上のように、高分子物質に合成線澄清
性化合物を結合させるか、あるいは高分子物質に合成線
溶活性化合物と線溶活性酵素を結合させることにより線
溶活性の付与された高分子物質を得ることができる。
本発明の方法によって線溶活性を付与された高分子物質
は特に抗血栓材料として有用である。
次に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。
なお、線溶活性は金井、金井編著「臨床検査法提要」改
訂増補25版(金原出版)の−105を参照し、人フィ
ブリノーゲン水溶液にトロンビン生理食塩水溶液を添加
して作成したフィブリン平板にて測定した。
すなわち、試料片をフィブリン平板上におき、37q0
で2独特間放置した後、試料片のまわりのフィブリン膜
の溶解の程度により線溶活性を判定した。実施例 1 1−フエニルー2−(pーヒドロキシフヱニル)一3・
5ージオキソー4−n一ブチルーピラゾリジン(オキシ
フェンブタゾン)323の9、無水マレィン酸−ブタン
ジオールジビニルェーテル共重合体169の9およびジ
メチルホルムアミド10の‘を試験管に入れ50qoで
5時間振とうした。
反応物を炉別後、ジメチルホルムアミド、引き続き水で
洗練した。少量の粉末状反応物をフィブリン平板上にお
き、370で2独特間放置したところ、試料と接する部
分が溶解しているのが認められた。
比較のため、1−フェニルー2一(p−ヒドロキシフエ
ニル)一3・5−ジオキソー4−n−フチルーピラゾリ
ンを除いて同様な処理を行ったものはフィブリン膜を溶
解しなかった。
実施例 2 アクリル酸−アクリルアミドーメチレンビスアクリルァ
ミド共重合体を塩化チオニル中で処理して得られたアク
リル酸クロリド共重合体100の9、フルフェナム酸5
00雌およびトルェン10の【からなる混合物を5時間
還流した。
反応物をトルェン、アセトン、水、pH7.5のホスフ
ェートバッフア一、水の順に洗練した。少量の粉末状反
応物をフィブリン平板の上におき、370で2独時間放
置したところ、試料と接するフィブリン膜の部分が溶解
しているのが認められた。
比較のため、フルフェナム酸を除いて同様な処理を行っ
たものはフィブリン平板を溶解しなかった。
実施例 3 外径5側、内径3側のナイロン6チューブを厚さ2肋に
輪切し、輪切片を洲‐HCI水溶液中で30℃で30分
間振とうした。
輪切片をよく水洗した後、lowt%ポリエチレンイミ
ン水溶液とその5倍容量のメタノールとからなる混合溶
液中で3030で2時間振とうしてから、ポリエチレン
ィミン水溶液の2倍容量のジシクロヘキシルカーポジイ
ミドのメタノール溶液(メタノール100の‘に対しジ
シクロヘキシカーボジィミド5夕を溶解したもの)を添
加して30℃で5時間振とうした。輪切片を含水メタノ
ール、引き続き水で洗練後、乾燥した。次に5wt%の
無水マレィン酸−メチルビニルェーテル共重合体を含む
アセトン溶液に輪切片を入れ、30℃で5時間振とうし
た後、輪切片をアセトンで洗膝し、乾燥した。次に輪切
片1コを、ウロキナーゼのホスフェート・バッファー溶
液(pH6.8ふ 60■単位/泌)0.2泌とフルフ
ェナム酸のホスフェートバッフア一落液(pH7.5
5の9/凧【)0.2私とからなる混合液中に入れ、4
℃で4虫時間放置した後、pH7.5のホスフヱートバ
ッフアー、引き続き生理食塩水で洗液した。
この試料片をフィブリン平板上に置き、370で2岬時
間放置したところ、試料片のまわりのフィブリン膜を直
径2比奴の円形に溶解しているのが認められた。
また、上記操作におけるウロキナーゼのホスフェート・
バッファー溶液0.2泌とフルフェナム酸のホスフェー
ト・バッファー溶液0.2の‘とからなる混合液のかわ
りにフルフェナム酸のホスフェート・バッファー溶液(
pH7.5 5の9′の【)0.4の‘を用いて同機な
処理を行いフルフヱナム酸を固定化した試料(No.2
)を得た。
さらに、比較のため上記混合液のかわりにウロキナーゼ
のホスフェート・バッファー溶液(pH6.8ふ 60
山単位/泌)0.4の【を用いて同様な処理を行いウロ
キナーゼを固定化した試料(No.3)を得た。
ウロキナーゼとフルフェナム酸を固定化した試料(No
.1)及びフルフェナム酸を固定化した試料(No.2
)及びウロキナーゼを固定化した試料(No.入比較例
)をそれぞれフィブリン平板の上に置き、それぞれの輪
切片の中空部に人血糠0.01叫を注入し、370で2
餌時間放置したのち、輪切片のまわりに溶解されたフィ
ブリン膜の直径を測定することにより、それぞれの輪切
片の線溶活性を求めた。
このように測定を10回くりかえした結果は表1のとお
りであった。
なお、くりかえし‘こ際しては、輪切片をイオン交換水
にて洗総してから人血糠の注入を行った。
表1()内の数字は保持率を示す。
実施例 4 内径3柳、外径5肋のナイロン6チューブの内部をlo
o私/分の流速にて、温度3000の洲‐HCI水溶液
を3び分間循環した。
塩酸を流し出した後、イオン交換水を循環することによ
り洗礁した。塩酸により処理したナィ。ンチューブ内を
100の‘/分の流速にて10%ポリエチレンィミン水
溶液1容量部とメタノール5容量部とからなる混合液で
室温で2時間循環した。つぎにジシクロヘキシルカーボ
ジイミドの5Wt%メタノール溶液2容量部を添加して
引き続き100の‘/分の流速にて6時間循環した。
チューフ内より処理液を流し出した後、メタノールを循
環することにより洗修した。ポリエチレンィミンにより
処理されたナイロンチューブを4級化するため、臭化エ
チルを細t%含有する含水エタノール溶液(エタノール
と水の重量比1:1)によりチューブ内部を満して3日
間室温で放置した後、処理液を流し出し、ェタ/ールで
洗修した。
つぎに臭素イオン(Br−)をヒドロキシドィオン(C
H【)に変えるため0.0州−NaOH水溶液によりチ
ューブ内部を満して2時間室温で放置した後、水にて洗
練した。4級アンモニウムヒドロキシド基を有するナイ
ロンチューブ内をオキシフェンブタゾンの含水エタノー
ル溶液(オキシフェンブタゾン1夕をエタノール20私
と水10汎‘からなる混合液に溶解)ににより満して2
時間室温で放置した。
処理液を流し出し、エタノールで洗練した後、乾燥した
。このようにして得られたナイロンチューブの抗血栓性
を検討するためチャンドラーの回転チュ−ブ法〔チヤン
ドラー、ラボラトリーインベステイゲーション、第7巻
、110頁(1958王)〕により血栓形成時間を測定
したところ、4粉ご間経過後も血栓形成は認められなか
った。比較のため、未処理ナイロンチューブおよびシリ
コン加工チューブについて血栓形成時間を測定したとこ
ろそれぞれ10分および20分以内であった。
実施例 5 オキシフェンブタゾンの含水エタノール溶液の代わりに
メフェナム酸のエタノール溶解(メフェナム酸1夕をエ
タノール30机【に溶解)を用い60q0で2時間放置
した以外は実施例4と同様にしてナイロンチューブを処
理した。
得られたナイロンチューブについて実施例4と同様にし
て抗血栓性を測定したところ、血栓形成時間は45分以
上であった。
実施例 6 内径3側、外径5柳のシリコンチューブ内をフェニルブ
タゾンのアセトン溶液(フェニルブタゾン1夕をアセト
ン20の‘に溶解)により満して2時間室温で放置した
処理液を流し出し、ェタノ−ルで洗総した後乾燥した。
得られたチューブについて実施例4と同じ方法により血
栓形成時間を測定したところ48分以上であった。実施
例 7 市販のポリウレタン(日本ポリウレタン工業、P−2お
M)を押出成形して得られた厚さ300仏のフィルム片
(3肌x3肌)を0.弧−NaOH水溶液中6000で
1び分間処理したのち、0.1N一日CI水溶液、引き
続きイオン交換水にて洗総した。
このフィルム片をポリエチレンイミンの2Wt%メタノ
ール溶液中、2500で1時間処理したのち、2の%の
ジシクロヘキシルカーボジィミドのメタノール溶液を添
加し、引き続き25こ0で5時間処理した。得られたフ
ィルム片をメタノールにて洗練したのち、3wt%の臭
化エチルを含む含水エタノール溶液(エタノールと水が
等重量)にて2500で3時間処理し、エタノールで洗
徹した、次に臭素イオンを(Br)をヒドロキシィオン
(OH)に変えるため、0.0州−NaOH水溶液にて
25qoで2時間処理し、水にて洗族した。得られたフ
ィルム片を0−チモン酸の含水エタノール溶液(エタノ
ール20の‘と水10の‘からなる混合液に0−チモチ
ン酸1夕を熔解することにより調製)により2500で
2独特間処理したのちエタノールで洗修した。得られた
フィルム片について実施例4と同じ方法により血栓形成
時間を測定したところ、4粉ご以上であった。
実施例 8酢酸ビニル含有量32%のエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体を押出成形して得られた厚さ300仏のフ
ィルム片(3c被×3cm)を水酸化ナトリウムの含水
メタノール溶液(メタノール16仇【及び水4私からな
る混合液に水酸化ナトリウムを3タ溶解して調製)にて
6000で2時間処理したのちイオン交換水、0.1容
量%の酢酸を含むメタノール溶液、イオン交換水の順で
洗総した。
このようにして得られたフィルム片を8ーアミノジェチ
ルアセタールの3の重量%IN−HCI水溶液にて60
つ○で2想時間処理したのちイオン交換水、0.01N
−NaOH水溶液、イオン交換水の順で洗糠した。この
ようにしてアミノ化されたフィルム片を実施例7と同様
にし臭化エチル、引き続き0.0州‐NaOH水溶液に
て処理した。得られたフィルム片をQ−nープロピル−
p−クロルキ室皮酸の含水ジメチルホルムアミド溶液(
Q−n−プロピル−p−クロル桂皮酸1夕をジメチルホ
ルムアミド40羽と水10の【からなる濠合液に溶解し
て調製)により25ooで2時間処理したのちジメチル
ホルムアミド、引き続き水にて洗練した。得られたフィ
ルム片について実施例4と同様の方法により血栓形成時
間を測定したところ45分以上であった。実施例 9 市販のポリエステルェラストマー(東洋紡株式会社、P
40H)を押出成形して得られた厚さ300rのフィル
ム片(3肌×3肌)をIN−NaOH水溶液中で1時間
煮沸したのち、0.1N−HCI水溶液、引き続きイオ
ン交換水にて洗糠した。
このフィルム片を実施例6と同様にしてポリエチレンィ
ミン、ジシクロヘキシルカーボジィミド、臭化エチル、
0.0州−NaOH水溶液の順で処理した。得られたフ
ィルム片をニフルム酸の含水ジメチルホルムアミド溶液
(ニフルム酸1夕をジメチルホルムアミド40の‘と水
10の【力)らなる混合液に溶解して調製)により25
ooで2独特間処理したのち、ジメチルホルムアミド、
引き続き水にて洗糠した。得られたフィルム片について
実施例4と同様の方法により血栓形成時間を測定したと
ころ45分以上であった。実施例 10市販のシリコン
シート片(サンコープラスチツク株式会社、厚さ1柵、
3肌×3伽)をy−アミノプロピルトリェトキシシラン
のベンゼン溶液(10容量%)中、5時間還流したのち
メタノールで洗総した。
このようにしてアミノ化されたシリコンシート片を、イ
ンドメタシン0.3夕及びジシクロヘキシルカーボジイ
ミド0.3夕をメタノール30の上に溶解して得られた
溶液にて25ooで5時間処・理したのちメタノールで
洗綾した。得られたシート片について実施例4と同様の
方法により血栓成形時間を測定したところ45分以上で
あった。実施例 11、12インドメタシンにかえて3
一(3・5−ジトリフルオルメチルアニリノ)一4−チ
オフエンカルボン酸あるいは3−(2−ク。
ルー5−メチルアニリノ)−4−チオフェンカルボン酸
を用いた以外は実施例10と同様にしてシリコンシート
片を処理した。得られたシリコンシート片について実施
例4と同様にして血栓形成時間を測定したところいずれ
も45分以上であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高分子物質にアントラニル酸誘導体、桂皮酸誘導体
    、1・2−ジフエニル−3・5−ジオキソピラゾリジン
    誘導体、サリチル酸誘導体、ニフルム酸、インドメタシ
    ン、3−(3・5−ジトリフルオルメチルアニリノ)−
    4−チオフエンカルボン酸及び3−(2−クロル−5−
    メチルアニリノ)−4−チオフエンカボン酸からなる群
    より選ばれた合成線溶活性化合物を結合することを特徴
    とする高分子物質に線溶活性を付与する方法。 2 高分子物質にアントラニル酸誘導体、桂皮酸誘導体
    、1・2−ジフエニル−3・5−ジオキソピラゾリジン
    誘導体、サリチル酸誘導体、ニフルム酸、インドメタシ
    ン、3−(3・5−ジトリフルオルメチルアニリノ)−
    4−チオフエンカルボン酸及び3−(2−クロル−5−
    メチルアニリノ)−4−チオフエンカルボン酸からなる
    群より選ばれた合成線溶活性化合物と線溶活性酵素を結
    合することを特徴とする高分子物質に線溶活性を付与す
    る方法。
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