JPS6035964B2 - 溶銑用脱硫剤 - Google Patents
溶銑用脱硫剤Info
- Publication number
- JPS6035964B2 JPS6035964B2 JP11313178A JP11313178A JPS6035964B2 JP S6035964 B2 JPS6035964 B2 JP S6035964B2 JP 11313178 A JP11313178 A JP 11313178A JP 11313178 A JP11313178 A JP 11313178A JP S6035964 B2 JPS6035964 B2 JP S6035964B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbide
- desulfurization
- weight
- hot metal
- calcium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C1/00—Refining of pig-iron; Cast iron
- C21C1/02—Dephosphorising or desulfurising
- C21C1/025—Agents used for dephosphorising or desulfurising
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶銑用脱硫剤、特にカルシウムカーバィドを
主成分とする脱硫剤に関する。
主成分とする脱硫剤に関する。
従来、港銑の脱硫剤としてカルシウムカーバィド（以下
カーバイドという）、カーバイド‘こ蟹石を添加したも
の、あるいはカーバイドに酸化カルシウム、炭酸カルシ
ウム、水酸化カルシウム、炭素材などを含有させた溶銑
用脱硫剤は公知である。
カーバイドという）、カーバイド‘こ蟹石を添加したも
の、あるいはカーバイドに酸化カルシウム、炭酸カルシ
ウム、水酸化カルシウム、炭素材などを含有させた溶銑
用脱硫剤は公知である。
しかしながら、カーバイドまたはカーバイド系脱硫剤は
、溶銑脱硫剤としてはすぐれたものであるが、その脱硫
効率が低く、さらに高価であるので、その効率のすぐれ
た脱硫剤が要求されている。
、溶銑脱硫剤としてはすぐれたものであるが、その脱硫
効率が低く、さらに高価であるので、その効率のすぐれ
た脱硫剤が要求されている。
本発明は、これらの欠点を解消したカーバィド系脱疏剤
を提供するものである。
を提供するものである。
本発明は、カーバイドまたはカーバイド２０〜８０重量
％残部は酸化カルシウム、炭酸カルシウム及び炭素材か
ら選ばれた１種以上８０〜２の重量％である脱硫主剤に
対して、Ｍず２あるいはＭず２にＬｉＦ，ＮａＦ，ＫＦ
，ＮａぶｉＦ６の中から選ばれた１種以上を０．１〜１
０重量％添加してなる溶銑用脱硫剤である。
％残部は酸化カルシウム、炭酸カルシウム及び炭素材か
ら選ばれた１種以上８０〜２の重量％である脱硫主剤に
対して、Ｍず２あるいはＭず２にＬｉＦ，ＮａＦ，ＫＦ
，ＮａぶｉＦ６の中から選ばれた１種以上を０．１〜１
０重量％添加してなる溶銑用脱硫剤である。
本発明の脱硫主剤は、カーバィドまたはカーバィドと酸
化カルシウム、炭酸カルシウム及び炭素材から選ばれた
１種以上とを含有したものであるが、カーバィド単独で
も本発明の目的を達成することができるが、これに酸化
カルシウム、炭酸カルシウム及び炭素材を配合すれば、
さらにその効率を高めることができる。
化カルシウム、炭酸カルシウム及び炭素材から選ばれた
１種以上とを含有したものであるが、カーバィド単独で
も本発明の目的を達成することができるが、これに酸化
カルシウム、炭酸カルシウム及び炭素材を配合すれば、
さらにその効率を高めることができる。
本発明に用いるカーバィド‘ま、その純度６０％以上の
ものが適当であり、その粒度はなるべく微粉末がよいが
通常１側以下で十分である。
ものが適当であり、その粒度はなるべく微粉末がよいが
通常１側以下で十分である。
カーバィドに配合する酸化カルシウム、酸化カルシウム
及び炭素材は特に制限されるものではないが、余り不純
物の多いものは好ましくない。
及び炭素材は特に制限されるものではないが、余り不純
物の多いものは好ましくない。
本発明でいう酸化カルシウムとは、石灰石、水酸化カル
シウム及びアセチレン発生律などの石灰の炭酸化物、水
酸化物等を含有する物質を焼成したものを意味し、これ
らの中好ましいものはアセチレン発生律を焼成した酸化
カルシウムである。また、炭酸石灰とは、天然品のもの
、またはジシアンジアミドの副生物である炭酸カルシウ
ムやカーバィドのアセチレン発生連を焼成し、さらにこ
れを炭酸化して得られる軽質酸化カルシウムなどが用い
られるが、本発明においては、これらの合成品の酸化カ
ルシウムが好ましい。カーバィドのアセチレン発生樺は
、粒子が極めて細かく、カーバィド製造において２００
０ｑ０以上の高温で反応させたＣａ○がＣａ（ＯＨ）２
となっており、化学的活性度が極めて大きいという特徴
がある。
シウム及びアセチレン発生律などの石灰の炭酸化物、水
酸化物等を含有する物質を焼成したものを意味し、これ
らの中好ましいものはアセチレン発生律を焼成した酸化
カルシウムである。また、炭酸石灰とは、天然品のもの
、またはジシアンジアミドの副生物である炭酸カルシウ
ムやカーバィドのアセチレン発生連を焼成し、さらにこ
れを炭酸化して得られる軽質酸化カルシウムなどが用い
られるが、本発明においては、これらの合成品の酸化カ
ルシウムが好ましい。カーバィドのアセチレン発生樺は
、粒子が極めて細かく、カーバィド製造において２００
０ｑ０以上の高温で反応させたＣａ○がＣａ（ＯＨ）２
となっており、化学的活性度が極めて大きいという特徴
がある。
炭材としては、黒鉛、コークス、無煙炭、カーボンブラ
ック類等が用いられ、その粒度は１肋以下の微粉末が好
ましい。
ック類等が用いられ、その粒度は１肋以下の微粉末が好
ましい。
本発明においてカーバィド‘こ酸化カルシウム、炭酸カ
ルシウム及び炭素材から選ばれた１種以上を配合する場
合は、カーバイド２０〜８の重量％に対し、８０〜２の
重量％配合するが、カーバイドの割合が２広重量％未満
では、脱硫効率が低く、８の重量％を超えると樺化性が
良くないことと、コストが増大するので本発明の目的を
達することができない。
ルシウム及び炭素材から選ばれた１種以上を配合する場
合は、カーバイド２０〜８の重量％に対し、８０〜２の
重量％配合するが、カーバイドの割合が２広重量％未満
では、脱硫効率が低く、８の重量％を超えると樺化性が
良くないことと、コストが増大するので本発明の目的を
達することができない。
本発明は、脱硫主剤に対しＭず２あるいはＭｇＦ２にＬ
ｊＦ，ＮａＦ，ＫＦ，Ｎａ２ＳｊＦ６の中から選択され
た１種以上を０．１〜１の重量％、好ましくは０．３〜
１重量％添加することにより、カーバイドの反応性を促
進し、脱硫効率が向上する。
ｊＦ，ＮａＦ，ＫＦ，Ｎａ２ＳｊＦ６の中から選択され
た１種以上を０．１〜１の重量％、好ましくは０．３〜
１重量％添加することにより、カーバイドの反応性を促
進し、脱硫効率が向上する。
これらの弗化物の促進効果の理由については、明確では
ないが、Ｍが２，ＬｉＦ，ＮａＦ，ＫＦ，Ｎａ２ＳｉＦ
６以外の弗化物は何ら効果が認められない。
ないが、Ｍが２，ＬｉＦ，ＮａＦ，ＫＦ，Ｎａ２ＳｉＦ
６以外の弗化物は何ら効果が認められない。
これら弗化物の粒度は、できるだけ紬粉化されることが
望ましいが、通常は４４仏以下のものが用いられる。弗
化物の添加量が、脱硫主剤に対して０．１重量＊％未満
では、カーバィドの反応性を促進することはできないた
め、脱硫効率が向上しない。
望ましいが、通常は４４仏以下のものが用いられる。弗
化物の添加量が、脱硫主剤に対して０．１重量＊％未満
では、カーバィドの反応性を促進することはできないた
め、脱硫効率が向上しない。
また、１の重量％を超えると相対的にカーバイド又は配
合材の割合が減少することにより、脱硫効率をそれ以上
に向上することができないし、またコストの増大につな
がるので好ましくない。本発明は、公知のカーバィドま
たは、これに酸化カルシウム、炭酸カルシウム、及び炭
素材から選ばれた１種以上を配合した脱硫剤に無機フッ
化物を配合することによってカーバィド系脱硫剤の脱硫
促進効果を高めることが出来、溶鉄脱硫処理において、
資源の有効利用および脱硫手段のコスト低減に寄与する
こと大なる脱硫剤である。以下、本発明を実施例により
説明する。実施例 １ カーバィド、またはカーバィド‘こ生石灰、炭酸石灰、
炭村を配合した脱硫主剤を調整し、さるに弗化物のそれ
ぞれを第１表に示す配合割合で添加して、本発明の脱硫
剤を製造した。
合材の割合が減少することにより、脱硫効率をそれ以上
に向上することができないし、またコストの増大につな
がるので好ましくない。本発明は、公知のカーバィドま
たは、これに酸化カルシウム、炭酸カルシウム、及び炭
素材から選ばれた１種以上を配合した脱硫剤に無機フッ
化物を配合することによってカーバィド系脱硫剤の脱硫
促進効果を高めることが出来、溶鉄脱硫処理において、
資源の有効利用および脱硫手段のコスト低減に寄与する
こと大なる脱硫剤である。以下、本発明を実施例により
説明する。実施例 １ カーバィド、またはカーバィド‘こ生石灰、炭酸石灰、
炭村を配合した脱硫主剤を調整し、さるに弗化物のそれ
ぞれを第１表に示す配合割合で添加して、本発明の脱硫
剤を製造した。
また、比較例として、カーバィド単味及びカーバィドと
生石灰の絹合せた脱硫剤を製造し、これらを温度１４０
０り○の溶銑に０．立重量％添加した。２０分間の脱硫
処理を行なった結果を第２表に示す。なおカーバィドは
純度７６．５％のものを用いた。
生石灰の絹合せた脱硫剤を製造し、これらを温度１４０
０り○の溶銑に０．立重量％添加した。２０分間の脱硫
処理を行なった結果を第２表に示す。なおカーバィドは
純度７６．５％のものを用いた。
実施例 ２実施例１の実験番号２の脱硫主剤の生石灰を
カーバィドのアセチレン発生盤を焼成し得られた酸化カ
ルシウムに代えた以外は同様に行った。
カーバィドのアセチレン発生盤を焼成し得られた酸化カ
ルシウムに代えた以外は同様に行った。
その条件及び結果を実験番号６として示した。第 １
表 第 ２ 表 第２表の物性は次の方法によった。
表 第 ２ 表 第２表の物性は次の方法によった。
ｍ綱率（％）＝篭ｘｌ。
。‘２１綱燭（％）＝△祭砦ｍＸｌｏ。
式中、Ｔはカーバィド量、Ｆはカーバィド純度、Ｓｆは
脱硫処理前の溶銑中の硫黄量、Ｍは溶銑量、ｍはカーバ
ィドと硫黄の分子比を示す。
脱硫処理前の溶銑中の硫黄量、Ｍは溶銑量、ｍはカーバ
ィドと硫黄の分子比を示す。
【３１ 蓬化性は目視による。第２表から明かなように
本発明品は脱硫率、脱硫効率及び蓬化性において比較品
に比べてすぐれていることが分る。
本発明品は脱硫率、脱硫効率及び蓬化性において比較品
に比べてすぐれていることが分る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ カルシウムカーバイドまたはカルシウムカーバイド
２０〜８０重量％、残部は酸化カルシウム、炭酸カルシ
ウム及び炭素材から選ばれた１種以上８０〜２０重量％
である。 脱硫主剤に対して、ＭｇＦ＿２あるいはＭｇＦ＿２にＬ
ｉＦ，ＮａＦ，ＫＦ，Ｎａ＿２ＳｉＦ＿６から選ばれた
１種以上を０．１〜１０重量％添加してなる溶銑用脱硫
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11313178A JPS6035964B2 (ja) | 1978-09-14 | 1978-09-14 | 溶銑用脱硫剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11313178A JPS6035964B2 (ja) | 1978-09-14 | 1978-09-14 | 溶銑用脱硫剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5541912A JPS5541912A (en) | 1980-03-25 |
| JPS6035964B2 true JPS6035964B2 (ja) | 1985-08-17 |
Family
ID=14604322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11313178A Expired JPS6035964B2 (ja) | 1978-09-14 | 1978-09-14 | 溶銑用脱硫剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6035964B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62138220U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-31 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5842710A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-12 | Ibiden Co Ltd | 溶銑の吹込用脱硫剤 |
-
1978
- 1978-09-14 JP JP11313178A patent/JPS6035964B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62138220U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-31 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5541912A (en) | 1980-03-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3598573A (en) | Desulfurization agent and process | |
| CN1202269C (zh) | 一种脱硫剂及制造工艺 | |
| JPH0645813B2 (ja) | 溶鉄の脱硫法 | |
| JPS6035964B2 (ja) | 溶銑用脱硫剤 | |
| JPS6058283B2 (ja) | 冶金用添加剤の製造法 | |
| JPS605643B2 (ja) | 溶銑脱硫剤の製法 | |
| JPS6016484B2 (ja) | 石灰質鉄鋼精錬剤 | |
| JPS63195208A (ja) | 溶銑、溶鋼用顆粒状脱硫剤の製造方法 | |
| JP2001003114A (ja) | 鉄鋼添加剤 | |
| JP3516579B2 (ja) | 溶銑脱硫剤 | |
| JPS5985816A (ja) | 高硫黄粗フエロニツケルを脱硫製錬する方法 | |
| JPS6137330B2 (ja) | ||
| US4366257A (en) | Process for producing a calcia clinker | |
| CN113832297B (zh) | 一种赤泥基复合铁酸钙及其制备方法和应用 | |
| JPS5842710A (ja) | 溶銑の吹込用脱硫剤 | |
| JP2003212641A (ja) | カルシア系クリンカー及びそれを用いて得られる耐火物 | |
| JPS6031881B2 (ja) | 溶銑脱硫用組成物 | |
| US1562564A (en) | Process for briquetting fuels | |
| JPS6018722B2 (ja) | 溶銑用脱硫剤 | |
| EP0355526A2 (en) | Desulphurising flux composition for basic steel-slags and relevant method | |
| RU2201976C2 (ru) | Шихта для производства брикетов для выплавки ферросплавов | |
| US2738361A (en) | Preparation of iron catalysts for carbon monoxide hydrogenation | |
| JPS5925010B2 (ja) | 石灰質鉄鋼精錬剤 | |
| JPS5913457B2 (ja) | カルシアクリンカ−の製造法 | |
| KR860001770B1 (ko) | 용선의 로외 탈황제 |