JPS602981B2 - らせん状に巻かれる複数の条片から成る筒をレッテル付き筒片に切断する方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数の帯片をらせん状に巻いて形成される筒
を、この筒上へレッテル帯片の形で巻付けられるレッテ
ルをもつ多数の節片に切断する際、個々のレッテルと切
断機構により生ずる切断個所とを一致させるため、レッ
テル帯片上に特定の間隔をおいて設けられる標識の光電
感知により確認されるレッテル帯片の送り速度と切断機
構の駆動速度とを比較し、両方の速度に偏差が生じた際
筒の送り速度と切断機構の駆動速度との相対速度を修正
する、らせん状に巻かれる複数の条件から成る筒をレッ
テル付き筒片に切断する方法および装置に関する。

このような装置は米国特許第３９４２４１８号明細書か
ら公知である。

この装置では、レッテル帯片のずれにより導入される誤
差を自動的に補償するようになっている。レッテル帯片
の誤差が累積されて大きい誤差を生ずる前に、個々の筒
片への切断が行なわれる。そのためレッテル帯片の周期
的に反覆される標識が感知され、巻付けおよび軸線方向
送りが修正される。こうして大きい誤差が累積される前
に「個々の筒片への切断を行なうことができる。すなわ
ち巻付けけ装置において、反覆する標識をもつレッテル
帯片が心棒上にらせん状に巻付けられる。

標識は可視軌跡としての輪を形成する。論の間隔は心棒
上における筒片の長さを決定する。レッテル帯片は筒の
基層上へ接着することができる。筒基層がレッテル帯片
で覆われると、節基層の送り速度がレッテル帯片の送り
速度に一致するように制御される。こうしてできた筒は
、２つのベルト車により駆動される巻付けベルトにより
動かされる。輪は容器としての筒片の大きさを示す。レ
ッテル帯片のずれにより、心棒上へ巻付ける際誤差が生
じて、筒片の外観を変えてしまつ。輪は筒の長さにわた
って連続的に感知される。

感知装置は筒の送りを制御して輪の所で筒片が切断され
るようにする。巻付ける際のずれを疹正するため、筒を
切断する１対の切断往復台により輪がそれぞれ感知され
る。これらの往復台は筒の両側に設けられ、筒の長さに
関係して前進または後退せしめられる。各往復台は感知
装遣をもっており、この感知装置は、輪を感知する２つ
の光電池をもっている。

これらの光電池は巻付けベルトの駆動速度を制御するこ
とによって、筒の送り速度を制御する。巻付けベルトは
電動機により減速装置の出力軸およびベルト車を介して
駆動される。減速装置を制御するレバーは、ソレノィド
の鞍極子を介して動かされる。光電池は論を感知して、
往復台が論に合わされて、切断刃が論の所で切断を行な
うようにしている。

たとえば往復台と筒の送り速度が相違していると、光電
池が巻付けベルトの速度を修正する。たとえば一方の光
電池が論から離れると、制御回路を動作させて、減速装
置の速度を増大させる。他方の光電池が論を離れ、した
がって筒の高すぎる速度を表示すると、光電池が制御回
路を動作させて、ベルト車の速度を低下させる。しかし
この方法では、光電池が切断機構のすぐそばにあるので
、レッテルを巻付けられた筒は切断過程の直前において
はじめて感知される。

本発明の課題は、レッテル帯片を筒への供Ｖ給の際感知
することによって、修正をさらに適切な時点に行ない、
誤差の発生を早期に回避できるようにすることである。
この課題を解決するため本発明によれば、不変な速度で
駆動される切断機構の駆動装置から、レッテル帯片の光
電感知により制御される電磁継手を介して基本設定にお
ける速度を切断機構の速度よりわずか大きく設定されて
いる節形成用帯片巻付けベルトの駆動装置のために正ま
たは負の付加運動を取り出すことによって、切断機構の
駆動速度としツテル帯片の送り速度との比較から生ずる
修正量を巻付けベルトの速度変化に使用する。

さらにこの方法を実施するため、複数の帯片をらせん状
に巻いて形成される筒上へ巻付けられるレッテル帯片用
の転向ドラムと、筒形成用帯片巻付けベルトおよび筒切
断機構用の無段階に調整可能な伝動装置とを有するもの
において、本発明によれば、転向ドラムのそばに切断機
構の駆動速度に応じて回転してレッテル帯片の標識を感
知する光電感知装置が設けられ、切断機構の駆動装置と
巻付けベルトの修正駆動装置との間に電磁継手が設けら
れ、光電感知装置により制御されて、差動伝動装置を介
して巻付けベルトの駆動装置へ付加的な回転運動を与え
る。図面に示された実施例について本発明を以下に説明
する。

本螺旋式レッテル貼付装置は７．球Ｗの電動機１を有し
、この電動機が伝動装置２を駆動し、この伝動装置は、
機械全体の速度を調整するために無段階に調整される。

伝動装置２の出力軸３の一方の側には巻付けベルト４が
接続されかつ駆動されており、出力軸の他方の側には無
段階に調整可能なＰＷ変速装置５を介して切断機構６が
接続されかつ駆動されている。この場合力の変換はカム
板７とクランク菱贋８とを用いて行われ、このクランク
装置は切断機構６の図示されていないスリットへ作用す
る。前記巻付け装置の機能は、螺旋状に巻かれた筒９を
形成するために図示されていない板紙帯片を巻付けベル
ト４を用いて巻くことである。

連動方向においてこのように形成された筒９の後方でレ
ッテル帯片１０が筒９の外側へかぶらせられ、このこと
は図面にすでに概略示されている。その場合レッテル帯
片は筒９の上で最も外側の届であり、この層は筒９を形
成する板紙帯片のピッチ角に対応して特定のピッチ角を
有する。したがって筒９の外側には一連の同じレッテル
があり、この一連のレッテルが、切断機構６による切断
過程後レッテルを貼付した多数の個別の容器外筒を形成
する。運動方向において巻付けベルト４の後方でレッテ
ル帯片１０を筒９へ供給することは、転向ドラム１１を
介して行なわれ、このドラムは切断機構６の刃往復台の
行程あるいはその２分の１に相当する円周を有している
。

レッテル帯片１０は転向ドラム１１の回りをほぼ３６０
０だけ案内されている。転向ドラム１１にすぐ隣接して
平歯車１３のところに光電池１２が設けられており、こ
の平歯車が転向ドラム１１とほぼ同じ直径を有し、その
さし・光電池１２の位置はしッテル帯片１０に設けられ
た標識１４を感知し得るようになっている。

平歯車１３は、切断機構６のカム板７の駆動軸１５とい
つしよに駆動され、かつ刃往復台の速度と一致する速度
で回転する。軸１５はカム板７の他の側の方へも続いて
いる。

電磁継手１６を介して切断機構の駆動装置が巻付けベル
ト４の駆動装置に結合されており、電磁継手１６が連結
されている場合には巻付けベルトの差動歯車装置１７に
付加的運動を生ぜしめることができる。さらに図面の右
の部分に示されているように菱勤歯車装置１７へは歯車
電動機１８が接続されており、この歯車電動機は右方あ
るいは左方へ動き、かつ機械をあらたに設定する場合に
この歯車電動機を用いて差動装置へかみ合わせることが
できる。

このかみ合いは／ブの押圧によって行なわれ、かつレッ
テルを貼付した筒９の印刷個所を切断機構６の刃に適合
させることに役立つ。光電池との自動同期修正は、機械
をあらたに設定するさし、に場合によっては時間的に長
くかかり過ぎることもある。何故ならば始動のさし、切
断機構６が筒９により先に進んでいる可能性があり、そ
の場合には切断し損なった容器外筒をきわめて多量に生
ずることがあるからである。レッテル貼付機の図示され
た好ましい実施例によると、巻付けベルト４の駆動装置
を減速することしかできない。何故ならば螺旋式レッテ
ル貼付の場合にはＰＩＶ変速装贋５の設定によって、切
断機構の速度よりもベルト速度がつねにわずかな割合だ
け大きいように処置されるからである。筒９の（一層早
くあるいは一層遅い）両方向への偏崎を確認しかつ修正
し得るようにたとえば２個の光電池を使用するという別
の可能性は図面には示されていない。

このような装置を用いれば、者付けベルト４の進みある
いは遅れをきわめて小さく保つことができるという利点
が得られる。図示されたレッテル貼付機は、転向ドラム
１１の回転速度測定器２０と平歯車１３したがってカム
板７の回転速度測定器２１とを有し、これらの回転速度
の差が光学的制御用装置２２において指示され、それに
よって切断機構の速度を調整するためＦＷ変速装置５へ
の手動による処理を行うことができ、このことが図面に
示されている。ＰＷ変速装置５は、原理的に種々の直径
およびピッチの場合に変化する巻付けベルト速度へ切断
機構の速度を適合させるのに用いられる。したがってＰ
Ｗ変速装置５はいよいよ手動で設定され、この同期設定
は、指示装置２２が切断機構の速度と筒の速度あるいは
転向ドラム速度とを差として指示することにより、容易
ならしめられる。前記のように螺旋状レッテル貼付のさ
し、の設定は、ＰＷ変速装置５のところで、ベルト速度
および筒速度がつねにわずかな割合だけ切断機構の速度
よりも大きくなるように行なわれる。

これによって、引きつづいて同期修正を得ようとする場
合にはベルト速度を減少しさえすればよいことが可能に
なる。この修正は自動的に行なわれる。レッテル帯片１
０‘ま転向ドラム１１上を移動し、転向ドラムのそばで
光電池１２が切断機構のカム板７の速度で回転する。そ
のさし、光電池は測定器の長さごとにレッテル帯片１０
の上につけられた標識１４を感知する。光電池が、レッ
テル帯片１０の上の標識１４と同じ速度で回転しない場
合には、この光電池は、増幅器を介して電磁継手１６へ
パルスを発信し、この電磁継手が差鰯歯車装置１７をカ
ム板７へ連結しかつ付加的な回転運動を差動歯車装置１
７へ生ぜしめる。これによって巻付けけベルト４の速度
が減速される。修正のために、レッテル帯片１０の転向
ドラム１１を介しての全行程が光電池に利用される。

したがって修正が、偏差発生の直後にしかも適切に行な
われ、したがって切断機構６が筒９をつねに正確に所定
の位置において切断する。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明による螺旋式レッテル貼付機の構成の概
要を示す図である。 ２・・・・・・伝動装置、４・・・・・・巻付けベルト
、５・・・・・・ＰＷ変速装置、６・・・・・・切断機
構、９・・・・・・筒、１０・・・・・・レッテル帯片
、１１・・・・・・転向ドラム、１２・・・・・・光電
式感知装置、１４・・・・・・制御用標識、１６・・・
・・・電磁継手、１７・・・・・・差動歯車装置、１８
・・・・・・歯車電動機、２２・・・・・・指示装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の帯片をらせん状に巻いて形成される筒９をこ
   の筒９上へレツテル帯片１０の形で巻付けられるレツテ
   ルをもつ多数の筒片に切断する際、個々のレツテルと切
   断機構６により生ずる切断個所とを一致させるため、レ
   ツテル帯片１０上に特定の間隔をおいて設けられる標識
   １４の光電感知により確認されるレツテル帯片１０の送
   り速度と切断機構６の駆動速度とを比較し、両方の速度
   に偏差が生じた際筒９の送り速度と切断機構６の駆動速
   度との相対速度を修正する方法において、不変な速度で
   駆動される切断機構６の駆動装置から、ツテル帯片１０
   の光電感知により制御される電磁継手１６を介して、基
   本設定における速度を切断機構６の速度よりわずか大き
   く設定されている筒形成用帯片巻付けベルト４の駆動装
   置のために正または負の付加運動を取り出すことによっ
   て、切断機構６の駆動速度とレツテル帯片１０の送り速
   度との比較から生ずる修正量を巻付けベルト４の速度変
   化に使用することを特徴とする、らせん状に巻かれる複
   数の条片から成る筒をレツテル付き筒片に切断する方法
   。 ２ 複数の帯片をらせん状に巻いて形成される筒９上へ
   巻付けられるレツテル帯片１０用の転向ドラム１１と、
   筒形成用帯片巻付けベルト４および筒切断機構６用の無
   段階に調整可能な伝動装置２とを有するものにおいて、
   転向ドラム１１のそばに、切断機構６の駆動速度に応じ
   て回転してレツテル帯片１０の標識１４を感知する光電
   感知装置１２が設けられ、切断機構６の駆動装置と巻付
   けベルト４の修正駆動装置との間に電磁継手１６が設け
   られ、光電感知装置１２により制御されて、差動伝動装
   置１７を介して巻付けベルト４の駆動装置へ付加的な回
   転運動を与えることを特徴とする、らせん状に巻かれる
   複数の条片から成る筒をレツテル付き筒片に切断する装
   置。 ３ 巻付けベルト４の駆動装置を修正する差動伝動装置
   １７が、電磁継手１６を介して電動機１８により付加的
   に駆動可能であることを特徴とする、特許請求の範囲第
   ２項に記載の装置。