JPS6029594Y2 - 窓ガラス用断熱シ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は窓ガラス用断熱シートに関するものである。

以下図面を用いて本考案の実例を具体的に説明する。

第１図Ａ及びＢにおいて、１は表面フィルム材、１は裏
面フィルム材で、これらフィルム材１．１はポリエステ
ルフィルム、ポリプロピレンフィルムの如き透明性良好
なプラスチックフィルムで構成されている。

ｌａ’は裏面フィルム材１′の内表面に設けた光半透過
能を有する金属蒸着層で、約５０〜３００Ａの厚みを有
するように金属蒸着を施すことによって光半透過能が得
られる。

２は前記フィルム材１．１′間に設けられた空気を含む
隔室で、該隔室２は規則又は不規則状で、しかも空気流
通間隙３を有するように配設されている。

４はフィルム材１′の露出面に部分的（図示省略）或い
は全面に形成してなる接着層（常温で粘着性を有するも
のが好ましい。

）で、該層４は適用面に貼着する際に便利であるという
以外に、窓ガラスの破損や破損時のガラス片の飛散を有
効に防止しうる機能を併有する。

本考案の窓ガラス用断熱シートは以上のように構成した
から、窓ガラスに簡単に貼着でき、しかも隔室間に空気
流通間隙を設けたので局部的に太陽光線等をうけても、
熱が間隙中の空気の流れに沿って分散され局部的に暑く
なくことがなく、また空気を含む隔室及び空気流通間隙
は熱に対して絶縁機能を発揮するので冷房効果等を損わ
ししめることが少ないという特徴を有する。

また空気を含む隔室によりシート全体に緩衝性が付与さ
れ、外部からの衝撃によるガラスの破損が少ないという
利点もある。

金属蒸着層を設けた場合は上記の諸効果以外に直射日光
の入光度合を適度に調整できるという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａは本考案の実例を示す部分平面図、第１図Ｂは
第１図ＡをＩ−Ｉ’線で切断した部分断面図である。 １・・・・・・表面フィルム材、１′・・・・・・裏面
フィルム材、１ａ′・・・・・・金属蒸着層、２・・・
・・・隔室、４・・・・・・接着層。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 表面フィルムと裏面フィルム材との間に、多数の空
   気を含む隔室が空気流通間隙を有するように規則又は不
   規則状に設けられ、且つ前記裏面フィルム材の露出面に
   接着層が形成されている窓ガラス用断熱シート。 ２ 実用新案登録請求の範囲第１項記載の窓ガラス用断
   熱シートにおいて、表面フィルム材及び／又は裏面フィ
   ルム材の少なくとも一方の表面に光半透過能を有する金
   属蒸着層を設けたもの。