JPS6029457A - 高耐食性溶融亜鉛メッキ浴浸漬部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は溶融亜鉛メッキ浴内で使用される部材特に溶融
亜鉛に対する耐食性を大幅に向上させた高副食性亜鉛メ
ッキ浴浸漬部材に関するものである。

（従来技術） 溶融亜鉛メッキ浴内で使用されるジンクロール、サポー
トロール等の機器材料は、一般には殆どが、高Ｃｒ　−
Ｎ　ｉのステンレス系材料が使用されている。

但し、ジンクロール及びサポートロールでは２〜３日使
用すると、表面が溶融亜鉛により侵食されるか、または
浴成分と合金層を形成して、ロール表面に凹凸を生じる
。その結果、メッキ製品に疵を発生させるため、四−ル
を取シかえなければならない。

従って、以上の対策として、ロールの材質の検討や、セ
ラミックの溶射、それにセラミックスリーブがテスト的
に使用された。しかし、いづれも、溶融亜鉛に対する耐
食性や、割れ、剥離などの問題によシ、十分な効果がえ
られていない。

（発明の目的、構成） 本発明は上記の問題を解決するために、溶融亜鉛に対す
る耐食性が優れた溶融亜鉛メッキ浴中で使用される機器
材料を提供するものであるが、その特徴とするところは
浸漬部材表面に釉薬を被覆形成せしめたことにある。

釉薬はＮａ　２０　ｐＫ２０　Ｔ　Ｂ　２０５　ｐ　Ｓ
　ｉＯ２ｔＭｇＯｒ　ＣａＯ＋　ＡＺ２０　ｓ　ｔＺｒ
０２などを主成分とする一般の陶磁器又はほうろう用釉
薬で良いが、溶融亜鉛メッキ浴温度が５００℃弱である
ため、焼付温度が６００℃以上のものが良い。

釉薬の被覆に際しては厚みを均一にするため、スプレー
を使用した方が良い。塗布、乾燥後は電気炉、ガス炉等
にて焼付処理を行なう。釉薬の塗布厚みは０．０２〜０
．２鱈とする。０．２　ｍ超では焼付時及び使用時に剥
離しやすく、０．０２ｗ未満だと効果が少ない。また、
釉薬をロール母材の上に直接、塗布しても良いが、釉薬
の密着性をさらに向上させるため、ジルコニア、アルミ
ナ・マグネシア等のセラミックをロール母材上に溶射被
覆せしめ、その上に釉薬を塗布せしめた方が良い。

なお、釉薬をロール母材上に直接、塗布する場合でも釉
薬の密着性を良くするため、ロール母材表面をブラスト
処理によシ、粗面化する必要がある。

（実施例） 本発明品の浸漬テストの結果を第１表に示す。

（発明の効果） 試験は８４５０の４０ｗｎφの丸棒表面に溶射及び釉薬
を焼付処理して溶融亜鉛浴中に３日１間浸・漬後、引き
上げて、固着亜鉛の剥れやすさ、亜鉛との反応の有無を
調査した。試験材はいづれも研磨後、亜鉛浴に浸漬した
。釉薬の厚みは０．０４ｗｍである。

上表に示すごとく、従来のセラミック溶射の場合、微小
ではあるが点状に反応しているのに対し、本発明品では
全く反応していない。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 部材表面に釉薬を被覆形成させたことを特徴とする高耐
   食性亜鉛メッキ浸漬部材