JPS60258288A - 接触分解方法 - Google Patents

接触分解方法

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Publication number
JPS60258288A
JPS60258288A JP11290484A JP11290484A JPS60258288A JP S60258288 A JPS60258288 A JP S60258288A JP 11290484 A JP11290484 A JP 11290484A JP 11290484 A JP11290484 A JP 11290484A JP S60258288 A JPS60258288 A JP S60258288A
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JP
Japan
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catalyst
diluent
range
cracking
antimony
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Pending
Application number
JP11290484A
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English (en)
Inventor
マリオ・エル・オセリ
ハロルド・イー・スウイフト
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Gulf Research and Development Co
Original Assignee
Gulf Research and Development Co
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Publication date
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技 術 分 野) 本発明は高金属含量の原料油を接触分解条件下らなる新
規な触媒組成物と接触させることを含む高金属含量の原
料油を接触分解する方法に関するものである。ここに「
アンチモン」および「錫」とはこれらの元素自体のほか
これらの化合物2も包含するものとする。
(背 景 技 術) 米国特許第8,944,482号は金属許容特性の優れ
ている流動触媒を使用して金属含有炭化水素原料油を接
触分解するための方法ご開示している。
米国特許第4,289,605号は固体クランキング触
媒および10〜15 m /9の範囲内の表面積を有す
る微小球状か焼粒子(例えば、か焼カオリン粘土)を含
有する触媒組成物を使用して金属含有炭化水素供給原料
を接触分解する方法に関するものであるO (発明の開示) 本発明者達は、例えば、鉄、バナジウム、ニッケルおよ
び銅を含有する原料油のような高金属含量の原料油の接
触分解は、前記原料油を接触分解条件下に固体クランキ
ング触媒とアンチモンおよび/または錫を担持している
希釈剤とからなる新規な触媒組成物と接触させることに
より著しく改善できることを見い出した。かかる改善は
、触媒がその表面に著しく高いレベルの金属、例えば、
5000ppm以下またはこれより多量のニッケルまた
はニッケル等何物、あるいはgo、oooppmまでの
バナジウムを担持している場合でも、触媒系が良好に作
用することができることによる。ここに「ニッケル等価
物のpI)m Jとはニッケルのppm 十o、2op
pmのバナジウムを意味するものとする。
従って本発明では金属含量の極めて高い原料油を満足に
使用することができる。新規な組成物は米、国特許出願
第458,291号(1982年12月27日出願)に
開示されている。
本発明の新規な方法で使用する新規な触媒組成物のタラ
ツキング触媒成分は高活性を有する所望のタイプのクラ
ッキング触媒とすることができる。
ここに「高活性」とは新鮮なMAT活性が約0.1より
大きい触媒、好ましくは約4.0以下またはこれより大
きい触媒を意味し、活性は次式で表わされる。
「MAT活性」は標準ダビソン(pavision )
 MAT(「オイル・アンド・ガス・ジャーナルJ−6
5゜B s (1967)参照)に類似しているマイク
ロアクティビティ(m1croactiVity)試験
(MAT )ユニットを使用することにより得られる。
触媒試料はすべて反応温度482℃(900’F)i重
量毎時空間速度15;触媒接触時間80秒;および触媒
2.59の場合の触媒対油の比2.9において試験した
。原料油は沸点範囲260〜427℃(500〜B O
O’F )のクラエート・ガス油であった。このクラエ
ート伽ガス油の検査結果は次の第1表に示す通りである
第1表 検査; 比重、APIt D−28728・5 粘度、 SUS D2161.54.4°C(180’
F) 94.7粘度、SUS D2161,65.6°
C(150″F) 70.5粘度、 SUS D216
1.98.9°C(210’F) 50.8流動点、 
D97 、℃(6F) +26.7(+80)窒素2重
量% 0.074 硫黄2重量% L’76 残留炭素tD524を重量% 0.28臭素価、 D1
159 5.71 アニリン点、 ’c (”p ) 80.8 (176
,5)ニッケル、 ppm <0.1 バナジウムj ppm <o・1 蒸留、D1160,760簡において 終点m ’C(’F) 426.7 (800)5%凝
縮油 262.8 (505) 大約の炭化水素の種類の分析:容量% 芳香族系炭化水素としての炭素 28.1ナフテン系炭
化水素としての炭素 10.5本発明においてホス) 
(host )触媒として使用するのに適当な接触クラ
ッキング触媒は無定形シリカ−アルミナ触媒;例えば米
国特許第8.252,889号に定義されている合成雲
母−モンモリロナイト;および交さ結合粘土(例えば、
米国特許第4,176.090号および同第4.18,
7239号i 「proceedings Of th
a 5thInternationalCtonfer
ence on Zeoli、tesJ Rees、 
L、V、 Editor 。
Heyclen、 London、第94+101頁(
1980) ;「01ay& C1ay Minera
ls J 26 、第107〜114頁(1978);
米国特許第4,288,864号および同第4.F1a
、188号参照)。
本発明に使用するホスト触媒は、好ましくは、結晶質ア
ルミノケイ酸塩、好ましくは希土類金属陽イオンで交換
されていて「希土類で交換されている結晶質ケイ酸アル
ミニウム」と呼ばれているもの、あるいは安定化されて
いる水素ゼオライトの1種を含有している触媒である。
ホスト触媒は、最も好ましくは、高活性クランキング触
媒である。
本発明において接触クラッキング触媒として使用できる
クランキング活性を有する代表的なゼ;ライトまたはモ
レキュラシーブは当−ツi−2も;<知られている。適
当なゼオライトは、例えば、米国特許第8,660,2
74号または同第8,647,718号に記載されてい
る。これらの両米国特許中の結昼質アルミノケイ酸塩に
関する記載を参考としてここに加入する。合成して作ら
れたゼオライトは当初アルミノケイ酸のアルカリ金属塩
の形態である。
アルカリ金属イオンは希土類金属イオンで交換されてゼ
オライトにクラッキング特性コ付与する。
ゼオライトは、比較的小さくかつ比較的均一な孔または
通路によって互に連結されている多数の均一な開口また
は空所を有する安定な結晶質三次元構造であるのは勿論
である。合成ゼオライトの有効細孔大きさは直径6〜1
5Aであるのが適当である。好適なゼオライトの総括式
は次式:XM27nO: Az208:1.5〜6.5
 Sin□: yu2゜(式中のMは金属陽イオン、n
はその価数、Xはθ〜1の数、yは脱水程度の関数で0
〜9の数を示す)で表わすことができる。yは好ましく
はランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジムまたは
これらの混合物のような希土類金属陽イオンである。
使用できるゼオライトは天然および合成の両ゼオライト
である。これらのゼオライトはダメリナイト、チャバザ
イト、ダチアルダイト、クリノブチルライト、ファウジ
ャサイト、ヘウランダイト。
アナルサイト、レプイナイト、エリオナイト、ソダライ
ト、カンクリナイト、ネフエリン、ラズライト、スコレ
サイト、ナトリライト、オフレタイト、メソライト、モ
ルデナイト、ブルーステライト、7エリエライト等であ
る。好ましいのはファウジャサイトである。本発明にお
いて処理できる適当な合成ゼオライトはX、Y、A、L
、ZK−4B、EF、R,HJ、M、Q、T、W、Z、
フル7アおよびベータ、ZSMおよびガンマ型のゼオラ
イトである。ここに「ゼオライト」とは、アルミノ i
::。
ケイ酸塩のほかに、アルミニウムがガリウムまたはホウ
素で置換されている物質およびケイ素がゲ。
ルマニウムで置換されている物質をも包含するものとす
る。
本発明に好適なゼオライトはY型およびX型の合成ファ
ウジャサイトまたはこれらの混合物である。
良好なりランキング活性を得るにはゼオライトが適当な
形態であることが必要′である。大部分の場合に、適当
な形態とはゼオライトのアルカリ金属含量なできる限り
低いレベルにすることな含む。
さらに、高アルカリ金属含量は構造的熱安定性ご低下さ
せるので、その結果触媒の有効寿命が損われる。アルカ
リ金属を除去してゼオライトを適当な形態にする方法は
、米国特許第21 、587 、816号に記載されて
いるように当業者においてよく知られている。
合成ファウジャサイトのような結晶質アルミノケイ酸塩
ゼオライトは普通の条件下では粒度約1媒において普通
に使用される粒度範囲である。ゼ、オライドの粒度は、
例えば、約0.5〜約10ミクロンとすることができる
が、普通約1〜約2ミクロンまたはこれ以上である。結
晶質ゼオライトは内部および外部の画表面積を示し、全
表面積の最大部分は内部である。内部通路の閉塞、例え
ば、コークス形成による閉塞および触媒活性を低下させ
る金属による汚染は全表面積を著しく減少させる。
本発明に使用される触媒系の触媒的活性成分として特に
好ましいのは、耐熱性金属酸化物マ) IJラックス中
分散している上述のような結晶質アルマノケイ酸塩、例
えば、上述の米国特許第8.944,482号に記載さ
れているものである。
ホスト触媒中のマトリックス物質はよく知られている熱
安定性または耐熱性金属化合物、例えば1、シリカ、マ
グネシア、ホウ素、ジルコニアまタハこれらの物質の混
合物のような金属酸化物、あるいは適当な大きさの細孔
を有Tる粘土、交さ結合粘土または混合酸化物の組合せ
とすることができる。
触媒マトリックスを形成する特定の方法は本発、明の一
部分を形成するものではない。所望のクランキング活性
の特性を生じさせるいかなる方法も適当に使用すること
ができる。マトリックスとして使用するのに適当な大き
さの細孔を有する耐熱性金属酸化物物質は触媒製造業者
がら商品として入手することができ、あるいは例えば米
国特許第21890+162号に記載されているように
当業者によく知られている方法で製造することができる
C(D米国特許の記載を参考としてここに加入スル。
マトリックス中に分散しているゼオライト系物質の分量
は最終触媒の約10〜約60M量%が適当で、約10〜
約40重量%が好ましくζ・約20〜約40重量%が最
も好ましい。また最終複合触媒を形成する方法も本発明
の一部分を形成しておらず、当業者によく知られている
いかなる方法も使用することができる。例えば、微粉砕
したゼオライト粉末を微粉砕したマトリックス物質粉末
と混合し、この混合物を噴霧乾燥して最終触媒を形成す
ることができる。他の適当な方法は米国特許第8,27
1.418号、同第8,717,587号、同第13.
657,154号;および同第8,676.880号に
記載されており、これらの記載を参考としてここに加入
する。またゼオライトは所望に応じて、例えば上述の米
国特許第8,647,718号に記載されているように
、マトリックス物質上に成長させることができる。
本発明に使用する新規な触媒クランキング組成物の、別
個で異なるものとしての、第2成分は希釈剤、すなわち
、はとんど活性を有していない、換言すれば、約1.0
より小さいMAT活性を有する1種の化合物あるいはい
く種類かの化合物である。
使用できる不活性希釈剤の例はアルミナ、マグネシウム
化合物、チタン化合物等である。ここに「マグネシウム
化合物」とは、例えば「clay MineralOg
yJ IMcG、raw 、 Hlll (1968)
中テR,E、 Grim ニ。
よって定義されているように、酸化マグネシウム。
アタパルジャイト、七ビオライト、ヘクトライト。
クリソタイルおよび他のマグネシウム含有粘土ミネラル
を包含するものとする。ここに「チタン化合物」とは、
「Advanced Inorganic Chemi
stry J、、。
Interscience Publishers 、
第8版(xwq2)中でCottonおよびWilki
nsonによって定義されテイルヨうに、8種の結晶変
態(アナターゼ、ブルーカイトおよびルチル)のいずれ
かの形態の二酸化チタンおよび鉱物質ぺ四ブスカイト(
CaTiO8)を包含するものとする。不活性な希釈剤
は単独で使用する必要はなく、適当な熱安定性金属化合
物と組合せて使用することができる。ここに「組合せ」
とは、不活性希釈剤と熱安定性金属化合物とが物理的に
別個の成分であることがで毎ることご意味するものとす
る。ここに「熱安定性」金属化合物とは、接触分解装置
内に存在する温度および条件下に分解しないか、あるい
は分解するとしてもかかる雰囲気では安定な状態を維持
する金属化合物を包含するものとする。適当な熱安定性
金属化合物の特定例は、アルミニウム、マグネシウム。
ホウ素、ジルコニウム、カルシウム、リン、チタン等の
金属酸化物である。熱安定性金属化合物の存在量は不活
性希釈剤に対して約90重量%以下とすることができる
が、普通この分量は約10〜約50重量%またはこれ以
上である。
第2成分は注意して選定する必要がある。所望の結果を
得るには、その新鮮な表面積が約80〜約1000 m
シgtrr範囲内、好まシくハ約50〜約soom5/
9の範囲内にあるのが最も望ましい。全細孔容積も同様
に重要であって、これは約0゜05〜約a、ocq/9
、好ましくは約0.1〜約2.5 Co/9の範囲内に
ある必要がある。平均細孔半径は約5〜約200人、好
ましくは約10〜約110人の範囲内にあるのが望まし
い。粒度は広範囲にわたって変えることができるが、普
通約20〜約150ミク胃ン、好ましくは約20〜約9
0ミクロンの範囲内である。
アンチモン元素または銅元素、あるいは接触タラツキン
グ雰囲気中でニッノケル元素ま党はバナジウム元素ある
いはニッケルまたはバナジウムの化合物と反応して接触
クラッキング触媒に対する失活作用の小さい不活性化合
物を形成することができるアンチモンまたは錫の化合物
を使用することができる。使用できる有機および無機の
両方のアンチモンおよび錫の化合物の特定例は、例えば
、米国特許第4 、821t 11号に記載されている
。特別に使用できる化合物の特定例はトリフェニルスチ
ルビンおよびテトラフェニル錫である。アンチモン化合
物対錫化合物の重量比は広範囲、例えば、約1=θ〜約
0:1または約0.1 : 0.9〜約0.9 : 0
.1にわたって変えることができ、あるいは約0゜5 
: 0.5とすることさえできる。これらの化合物は、
任意の従来方法で、例えば、化合物を触媒表面に堆積さ
せている上述の米国特許第4.821,129号におけ
ると同様に、希釈剤表面上に堆積させることができる。
ある好適例では、アンチモンおよび/または錫の化合物
を希釈剤と物理的に混合することができ、あるいはかか
る化合物を水性または炭化水素の適当な溶媒中に溶解し
、この溶液を希釈剤に含浸させ、次いで溶媒等を除去す
ることができる。希釈剤の使用前、あるいはクラッキン
グ操作中に、希釈剤をこの上のアンチモンおよび/また
は錫の化合物と共に還元性または酸化性の雰囲気中で周
囲圧力または任意の高い圧力において、例えば、約40
0〜約850℃の範囲において加熱する。
希釈剤上に最初担持させるアンチモン化合物。
錫化合物またはこれらの組合せの全量は特定の使用希釈
剤に対して約0.05〜約20重量%、好ましくは約0
.1〜約2.0重量%の範囲内にある。
触媒的活性成分対希釈剤(第2成分)の重量比は約10
:90〜約90:10の範囲内、好ましくは約50:5
0〜約70:80の範囲内にすることができる。
上述の新規な方法において使用する新規な触媒組成物は
金属、特にニッケルおよびバナジウムに対して異常に高
い許容度を有する。このことは上述の新規な化合物がニ
ッケルまたはバナジウムを含有する雰囲気中で使用する
のに適当であることから分る。ニッケルおよびバナジウ
ムは触媒成分および希釈剤の両方の上に堆積する傾向を
有する。
希釈剤上のニッケルはその上のアンチモン化合物′と反
応し、不活性ニッケル化合物を形成する。不 )幸なこ
とには、触媒成分上のニッケルはその上に残留する傾向
ご有し、ガソリン収率を減少させると共にコークスおよ
び水素な発生させる傾向を有する。しかし、本発明者等
は、アンチモン化合物のある部分が蒸発する傾向を有し
ており、油中のニッケルと反応して追加の不活性ニッケ
ル化合物を形成することを見い出した。また本発明者達
は、系中にバナジウムが存在すると、不活性希釈剤上に
存在する錫はバナジウムと一緒に作用してバナジウムが
触媒を失活させる傾向ご消滅させることを見い出した。
この場合には、希釈剤上のバナジウムはその上の錫化合
物と反応して不活性バナジウム化合物を形成する。希釈
剤上の錫化合物は、その上のアンチモン化合物とは異な
り、蒸発する傾向が無く、触媒表面上のバナジウム化合
物は希釈剤表面に移動し、その上の錫化合物と反応して
不活性バナジウム化合物を形成する傾向がある。
同時に、若干の追加反応が、アンチモンとバナジウムと
の間に生起して不活性バナジウム化合物を形成し、また
錫化合物とニッケル化合物との間に生起して不活性ニッ
ケル化合物を形成することができる。このようにして、
触媒表面上のニッケルおよび/またはバナジウムの失活
作用は、かかる触媒成分と組合せられている不活性希釈
剤上のアンチモンおよび/または錫の化合物ご使用する
ことにより著しく減少することができる。従って、アン
チモン化合物および/または錫化合物の有利な作用が達
成され、しかもこれらの化合物はいずれも触媒表面に担
持されていても触媒の表面特性を妨害することがない。
このように、上述の触媒組成物は金属に対して高い許容
度を有しているので、高金属含量の原料油のクランキン
グに特に有用である。適当な原料油は原油、残油または
高金属含量の点を除けば適当な接触分解用原料油である
他の石油留分である。
本発明方法のための高金属含量原料油は、次の関係式: %式%) (式中の(Ni) t ff)および(Fe)はそれぞ
h ppm(重量)で表わしたニッケル、バナジウムお
よび鉄の濃度を示す)で表わされる関係式に基づいて計
算した場合に、全金属濃度が10に等しいか10より大
きい原料油であると定義される。本発明方法は、原料油
の金属濃度が上式において100に等しいか100より
大きい場合に、特に有利である。従って、上述の触媒組
成物はどのような金属含有炭化水素原料油の接触分解に
も使用できるが、高金属含量の原料油の処理に特に有用
であり、その理由は触媒の使用寿命が延長されるからで
ある。また原料油は石炭、けつ岩またはタールサンドか
ら得ることができる。上式による金属含量の値が約10
以上である原料油は、触、媒補充速度が大きくなるため
に今日まで商業的方法では処理できないばかりでなく経
済的にも望ま、シくなかったが、本発明においては上述
しかつ特許請求の範囲に記載した触媒組成物を使用して
処理することができる。代表的な原料油は重質ガス油ま
たは金属汚染物質が濃縮されている原油の重質留分であ
る。本発明方法で処理するのに特に好ましい原料油は常
圧における沸点が約482°C(900’F )より高
い脱アスファルト油;常圧における沸点範囲が約848
°C(650″F)〜約598℃(1100’F )の
重質ガス油;および沸点旌Xが約848℃(650″F
)より高い常圧または減圧蒸留塔残油である。
本発明方法を実施する好適方法は流動接触分解による方
法である。反応には水素を添加しないのが普通である。
本発明を実施するのに適当な反応器−再生装置を第1図
に示す。クラッキングは細長い反応器管10(以下に上
昇管と呼ぶ)内で流動している上述の新規な触媒組成物
の存在下に生起する。上昇管10は長さ対直径の比が2
0より大あるいは25より大である。クラツキレグすべ
き原料油を予熱器2に通して約815.6°C(600
”F)に加熱し、次いでライン14の終りで上昇管10
の底部に導入する。水蒸気は油導入ライン14にライン
18から導入する。また水蒸気はライン22か ゛ら上
昇管10の底部に独立的に導入して、移動ラ 1□ □
イン26を経て上昇管の底部に流れる再生触媒を上昇管
内に上方向に搬送するのを助ける。
上昇管内でクラッキングすべき原料油は、例えば」点範
囲約348℃(650″F)〜約598℃(1100’
F )の重質ガス油である。上昇管に添加する水蒸気は
原料油の約10重量%とすることがでできるが、水蒸気
量は広範囲に変えることができ。
る。使用触媒は流体形態の上述の新規な触媒組成物で、
これを上昇管の底部に添加する。上昇管の温度範囲は約
482℃(900’F )〜約598℃(1100’F
)であるのが適当で、この温度範囲は、上昇管からの生
成物の温度を測定し、次いで上昇管10の底部への高温
再生触媒の流入な調節する弁40の開放全湿度制御装置
42により調整することにより制御される。再生触媒の
温度は上昇管内の制御温度より高いので、流入触媒は熱
をクランキング反応に付与する。上昇管圧力は約0、’
1081ai/cm29 (10psig)?−約L4
61 k2/cm”9(+35 psig )である。
上昇管に対する原料油の約θ〜約5%を再循環すること
ができる。炭化水素および触媒の両方の上昇管内におけ
る滞留時間は極めて短く、約0.5〜約5秒の範囲であ
る。
上昇管内を通る速度は約10.7 m (85ft、 
)/秒〜約16.8 m (55ft)ルであって、上
昇管を通って流れる炭化水素と触媒との間にすべりがほ
とんどまたは全く生じないように充分大きくする。
従って、上昇管内では触媒床の形成が許されないので、
上昇管内の密度は極めて小さい。上昇管内の密度は上昇
管の底部において最大値の約64に9/m8(4J、b
/ftB )であり、上昇管の頂部における約32 k
y/m8 (21b /ft8) ’! テ低下tル。
上昇管内では高密度の触媒床の形成が許されないので、
上昇管を通る空間速度は著しく大きく、約100または
約120〜約600重量の炭化水素/時間/反応器内触
媒の瞬間重量の範囲である。反応器内で触媒の有意な蓄
積が生ずるこ・とは、許、されずいま・た上昇管内の瞬
間触媒残量は約4:1〜約15:1の流動触媒対油の重
量比によるもので、この重量比は供給比に相当する。
各上昇管の頂部から流出する炭化水素および触媒は分離
容器(disengaging vessel ) 4
4 内ヲ通る。上昇管の頂部には46においてキャップ
がかぶせられているので、排出は横みぞ孔50を通って
行われ適当な分散が起る。炭化水素と触媒との間の瞬間
的な分離が分離容器内で起る。触媒から分離される炭化
水素は主としてガソリンで、若干のより重質の成分およ
び若干のより軽質のガス状成分を伴う。炭化水素流出物
はサイクロン糸54を通って流れそのなかに含まれてい
る触媒微粒子を分離し、ライン56によって分留塔に排
出される。分離容器44内で炭化水素から分離された触
媒は直ちに上昇管出口の下方に落下す名ので、触媒レベ
ルは分離容器内には存在せず、下側ス) IJツバ部分
58内にのみ存在する。水蒸気をスパージャ60から触
媒ストリクパ部分58に導入して触媒中の同伴炭化水素
を除去する。
ストリッパ58を離れる触媒は移動ライン62を経て再
生装置64に通る。この触媒は炭素堆積物を含み、この
炭素堆積物は触媒のクランキング活性ご低下させる傾向
があるので、触媒表面からできるだけ多量の炭素を燃焼
除法する必要がある。
この燃焼は炭素堆積物を燃焼させるのに必要なは、ぼ化
学量論的な分量の空気をライン66によって再生装置に
導入することにより〕莢達成される。ストリッパからの
触媒は移動ライン62を半径方向かつ下方向に通って再
生装置の底部分に入る。再生装置64内の高密度触媒床
を離れる燃焼ガスはサイクロン72を通って流れ、ここ
で燃焼ガスから触媒微粒子が分離され、燃焼ガスはライ
ン74を通って再生装置を離れ、タービン76ご通過し
てから廃熱ボイラに入り、ここで燃焼ガス中に含まれる
一酸化炭素が燃焼して二酸化炭素になり、熱回収が達成
される。大気の空気はタービン76によって空気圧縮機
78で圧縮され、この空気はライン66によって再生装
置の底部に装入される。
再生装置内の高密度触媒床全体の温度は約676.7℃
(1250″F)である。再生装置内の触媒床の頂部を
離れる燃焼ガスの温度は一酸化炭素の二酸化炭素ヘノあ
と燃え(afterburning ) ニよ、)□*
 t 6 Cよヵ、あ、。い□うい1.、イイ、ヶ 1
・□・量論的分量の酸素を装入するが、この理由は触媒
床の上方における一酸化炭素の二酸化炭素へのあ、と燃
えを最小にして装置の損傷を回避するためでアッテ、こ
れは再生装置燃焼ガスの温度ニおいであ2燃えが若干起
るからである。再生装置燃焼ガスのあ−1と燃えに起因
する過度に高い温度を防止するために、サイクロンに流
入する燃焼ガスの温度を測定し、次いで然らざる場合に
は再生装置の底部に装入されるように予定されている圧
縮空気のある部分をかかる測定の結果に応じて排気ライ
ン80によって排気することにより再生装置燃焼ガスの
温度を制御する。触媒の炭素含量は再生装置によブて約
1±0.5重量%〜約0.2重量%またはこれ以下に減
少する。所要に応じて、再生装置を冷却するためにライ
ン82からの水蒸気を使用することができる。
補充用触媒はライーン84によって再生装置の底部に添
加する。ホッパ86を再生装置の底部に配置し、これに
より移動ライン26によって反応器である上昇管の底部
に通すべき再生触媒を受取る。
第1図には新規な触媒組成物をライン84によって補充
用触媒として導入できることが示されているが、触媒組
成物は全部または一部分を補充用触媒としてすなわち新
鮮な触媒として、例えば、ライン26またはライン14
における任意の望ましい点または適当な点で、系に添加
できるのは明らかである。同様に、新規な触媒系の成分
は一緒に添加する必要はなく、上述のそれぞれの点のう
ちの任意の点で別個に添加することができる。添加量は
使用原料油9作用させる接触分解条件、再生条件、平衡
条件下に触媒中に存在している金属量等によって変動す
るのは勿論である。
上述の方法における反応温度は約482℃(900”F
 )以・上である。上限は約598.8℃(1100″
F)またはこれ以上とすることができる。
好ましい温度範囲は約s 10 ’C(950″F)〜
約565、el’C(1050”F )C’アル。全反
応圧力バ広範囲に変えることができ、例えば、約0 、
85kg、Am”にt(5psig (0,214気圧
))〜約a 、 ry 2kg/cm” 9(s o 
psig (L4気圧))、好ましくは約1゜41v両
(20psig (1,86気圧))〜約2.11ψm
す(30psig (2,04気圧))とすることがで
きる。
最大滞留時間は約5秒であり、大部分の原料油の、場合
には滞留時間は約1,5〜約2.5秒、あるいは余り普
通ではないが、約8〜約4秒である。芳香族系炭化水素
分の多い高分子量原料油の場合には、モノまたはジ芳香
族系炭化水素およびす7テン系炭化水素をクランキング
しかつポリ芳香族系炭化水素の認められる程度のクラッ
キングが起らないうちに操作を終らせるには、約0゜5
〜約1゜5秒の滞留時間が適当であり、この理由はポリ
芳香族系炭化水素がコークスのはか02およびこれより
軽質のガスを高収率で生成するからである。なお、ナフ
テン系炭化水素は最も容易にクラッキングしかつ最高ガ
ソリン収率を与える芳香族系炭化水素である。反応器の
長さ対直径の比は広範囲に変えることができるが、反応
器を細長くして約7.6m(25ft)/秒〜約22.
9 m (75ft、)7秒+71)ヨうな高い線速度
にする必要があり、このためには長さ対直径の比は約2
0〜約25より大きいのが適当である。反応器は直径を
均一にすることができ、、あるいは反応器通路に沿って
直径を連続的に先細にするか段り的に増大して流れ通路
に沿ってほぼ一定の速度を維持することができる。希釈
剤は制御のために望ましい炭化水素対希釈剤の比によっ
て変えることができる。希釈剤として水蒸気を使用する
場合には、代表的な例では装入量を炭化水素装入料に対
して約10容量%にすることができ、これは1重量%で
ある。新鮮な供給炭化水素に対する水蒸気または窒素の
ような希釈剤の適当な割合は約0.5〜約10重量%と
することができるが、かかる割合に限定されるものでは
ない。
触媒粒度(−二・成分、すなわち触媒的活性成分と希釈
剤との二成分のそれぞれの)は、触媒粒子を反応器内で
分散相として流動化できるようにする必要がある。代表
的な流動触媒の粒度特性は次の通りであるが、これに限
定されるものではない:粒度(ミクロン) 0〜202
0〜4645〜75 )75重量% 0〜5 1〜13
0 85〜5520−40かかる粒度は普通のもので、
本発明に固有のものではない。触媒対全原料油の適当な
重量比は約4=(□1〜約gs:x、好ましくは約6=
1〜約10:1である。新鮮な原料炭化水素は約816
°C(600’F、)〜約s7x”c(qoo′F>の
温度に予熱するのが普通であるが、予熱中に蒸発が起ら
ないようにするのが普通であって、所望の反応器温度を
達成するのに必要な追加の熱は高温の再生触媒によって
付与される。
供給原料中の触媒対炭化水素の重量比を変えると反応器
温度が変わる。さらに、再生触媒の温度が高い程、所定
の反応温度を達成するのに必要な触媒量が少なくなる。
従って、再生触媒温度が高いと、後述のように反応器密
度レベルヲ低くシて反応器内におけるパックミキシング
の回避を助けることができる。普通触媒の再生は約67
6.6”C(1250″F)またはこれ以上の高温で行
って再生触媒における炭素レベルを約0.6〜約1.5
重量%−普遍的0.05〜0.8重量%に減少させるこ
とができる。供給原料における普通の触媒対油の比にお
いて、触媒量は所望の触媒作用を達成するのに十分な分
量より多いので、触媒温度が高い場合には転化を損なう
ことなく安全にこの比を小さくすることができる。例え
ば、ゼオライト系触媒は触媒における炭素レベルに特に
敏感であるので、再生を高温で行って触媒における炭素
レベルを上述の範囲またはこれ以下に下げるのが有利で
ある。しかも、触媒の主要な作用は反応器に熱を付与す
ることであるから、所定の望ましい反応器温度において
は、装入触媒の温度が高い程触媒必要量は少なくなる。
触媒装入速度が遅い程、反応器内の物質の密度が低くな
る。上述のように、反応器内の物質の密度が低いことは
パックミキシングの回避2助ける。
反応器における線速度は、乱流および過度のパックミキ
シングを生じさせる程高くはないが、反応器内で触媒の
蓄積が実質的に起らないようにす するのに十分な速さ
にする必要があり、これはかかる蓄積自体がパックミキ
シングを招くからである。
(従って、触媒対油の重量比は反応器内のいがなる点に
おいても装入物中の触媒対油の重量比とほぼ等しい。)
換言すれば、触媒および炭化水素は共に反応通路に沿っ
た任意の線状位置においては、ぼ同じ線速度で並流し、
これにより炭化水素に対する触媒の有意なすべりが回避
される。反応器内に触媒が蓄積すると高密度の触媒床お
よびバックミキシングが生じ、この結果反応器における
滞留時間が長くなって装入炭化水素の少くとも一部分に
アフタークラッキングが生じる。反応器内における触媒
の蓄積を回避すると反応器内の触媒残量が極めて少なく
なり、その結果空間速度が大きくなる。従って、100
〜200重量の炭化水素/時間/触媒残量の重量より大
きい空間速度が極めて望ましい。空間速度は約85より
小さくしてはならず、約500程度の大きさにすること
ができる。触媒残量が少なくかつ触媒対炭化水素の装入
比が小さいため、供給原料装入圏内の反応器入口におけ
る物質の密度はわずかに約16 kV/rr18(1t
b/ft” ) 〜s o kgAm8(5tb/ft
” )未満までとすることができるが、この範囲に限定
されるものではない。低分子量供給原料および触媒が、
導入される圏における入口密度は約64 kv/Tn8
(4zb/ft )より小さいのが望ましく、この理由
はこの密度範囲が小さいのでバックミキシングを生じさ
せる高密度触媒床系が形成しないからである。入口密度
が極めて低いレベルまで減少すると転化率が低下するが
、約64に9AI3(4)b/ft” )未満の入口密
度においてもアフタークラッキングの程度が新鮮な供給
原料の全転化率より大きな限定特徴であることがわかっ
た。反応器出口では密度は入口における密度のほぼ%に
なる。これはクランキング操作によって炭化水素のモル
数が約4倍に増加するからである。反応器の入口から出
口までの密度の低下は転化の尺度とすることができる。
上述の操作条件および操作の説明は好適な流動床上昇管
クランキング操作の場合に関するものである。従来の流
動床操作または固定床操作の場合のクランキングに関し
ては、当業者において特定の反応条件がよく知られてい
る。
)。
(好適例の説明) 本発明方法により多数の触媒企金属許容度にっ、いて評
価した。下記の実験で使用した希釈剤はそれぞれ588
°c (xoooff )において−夜加熱し、次いで
トリフェニルスチルベンまたはテトラ7エ二ル錫を用い
てこの希釈剤に金属を含浸させ、次いで588℃(10
00″F)でか焼した。次いで希釈剤を別個の異なるも
のとしてクランキング触媒に添加した( GRZ−1)
。各触媒混合物を59δ°C(1100’F )におい
て1時間加熱し、ナフテン酸ニッケルおよびバナジウム
を含浸させることによりニッケルおよびバナジウムを加
え、次いで588°C(1000″F)において10時
間か焼し、約100%の水蒸気を用いて、7818°C
(1350’F)において10時間水蒸気処理した。か
焼後水蒸気処理前に平均細孔半径を測定した。各触媒は
その表面に5000ppmのニッケル等個物(ssoo
ppmのニッケルおよびaoooppmのバナジウム)
を担持していた。
上述のマイクロアクティビティ試験を用いることにより
「MAT活性」2求めた。使用したガス油は第1表に示
すものである。
試験に使用した触媒はGRZ −1単独およびGRZ−
1と下記の希釈剤の1種との物理的混合物であった: 1、メタ・カオリン 2、アルミナを (a)#化アンチモン(Sb208オヨヒ5b2o5)
と組合わせたもの、あるいは (b)酸化錫(SnO,およびSnO)と組合わせたも
の。
ただし、GRZ−1対希釈剤の重量比は6o:40であ
った。なお、GRZ−1、メタ、カオリンおよびアルミ
ナは下記のように定義される:GRZ−1−耐熱性金属
酸化物マトリックスと複合させた高ゼオライト含量の市
販の クランキング触媒。
メタ・カオリン−モル比z;1のシリカおよびアルミナ
を主成分とする粘土、例えば米国 特許第4,289,605号で使用されているもの。
アルミナ−バーショウ(Harshaw )がら購入し
た市販のアルミナ(A1208)。
GRZ−1および各希釈剤の表面特性は次の第2表に示
す通りである: 第2表 GRZ −12220,1716 メタ・カオリン No 0.04 80アルミナと1%
の錫 167 0.84 41得られたデータは次の第
8表に示す通りである。
1、GRZ−16087,65,20,582、メタ・
カオリン 49.4 88.8 8.1 0.84(*
)C[Z−Xを表記の添加剤で希釈した。生成した触媒
はGRZ−1および希釈剤を60 : 40の重量比で
含有していた。触媒はすべて5000 ppmのニッケ
ル等何物で染汚されていた。
本発明方法に基づいて操作することにより得られた異常
な結果は第8表のデータから明らかであ 11・ □る
。炭化水素系供給原料の接触分解に使用した場合に優れ
た金属許容特性を示す市販の高活性触媒を用いてプロセ
スを操作した実験A1では優れた結果が得られ、触媒が
5000 ppmのニッケル等価物を担持している場合
でも優れた結果が得られた。実験Alのゼオライト触媒
が米国特許第4289605号の教示に従って60:4
0の重量比のメタ・カオリンによって希釈されている実
験車2の場合には、転化率が49.4%に低下すると共
にガソリン生成量が低下する点において、実験A1で得
られた結果と比較して劣った結果が得られた。
しかし、実験A3〜A5におけるようば熱安定性の耐熱
性酸化アルミニウムと酸化アンチモンまたは酸化錫との
組合わせをさらにゼオライト系触媒に組合わせた場合に
は、転化率およびガソリン量は実験A1で得られた結果
より良好であった。このことは、実験車8〜A5で使用
した希釈剤がゼオライトを含有しておらず、触媒的活性
成分の一部分がかかる希釈剤で置換されている場合でも
なお優れた結果が得られる点において、驚くべきことで
ある。
一ト述の実験A1〜A5と同様にして追加の一組・の実
験を行った。ただし、GRZ −1単独あるいは60重
量%のGRZ−1および40重量%のアルミナ単独また
はアルミナと酸化アンチモンとの ・組合わせまたはア
ルミナと酸化錫との組合わせを含有する触媒組成物混合
物を使用した。それぞれの場合に触媒はその表面に1重
量%のバナジウムを担持していた。バナジウムはナフテ
ン酸バナジウムを使用して実験車1〜A5の場合と同様
な方法により触媒組成物の表面に堆積させた。得られた
データを次の第4表に示す。
第4表 a、 GRZ−158,040,72,4G、2゜GR
Z−1と アンチモン GRZ−1とアル 9、 ミナおよび2%の 62.9 89.6 5.6
 0.60醸化アンチモン GRZ−1とアル 本発明における新規な触媒を使用する接触分解方法を行
う利点は第4表のデータから一層明らかである。第4表
から、本発明における触媒組成物が1重量%のバナジウ
ム(1o、oooppmのバナジウム)を担持している
場合でも、転化レベルは実#屋6および黒7においてG
RZ−1単独またはGRZ−1とアルミニウムのみとの
組合わせを使用する場合より高いことが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するのに用いる装置の一例の
断面図である。 2・・・予熱器 10・・・反応器管(上昇管)14・
・・油導入ライン 18,22・・・水蒸気ライン26
・・・再生触媒移動ライン 40°°°弁42・・・温
度制御装置 44・・・分離容器46・・・上昇管頂部
(キャップ) 50・・・みぞ孔 54・・・サロクロン系56・・・
炭化水素流出物ライン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L 高金属含量の原料油を接触分解するに当り、前記原
    料油を接触分解条件下に高活性タラツキング触媒とアン
    チモンおよび錫からなる群から選定した1種以上の金属
    を含有する希釈剤とからなる触媒組成物と接触させるこ
    とを特徴とする接触分解方法。 a 前記希釈剤が約80〜約1000rn”/Hの表面
    積、約0.05〜約3.occ/gの細孔容積および約
    5〜約200人の平均細孔半径を有する特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 氏 前記希釈剤が約50〜約a Oo m”7gの表面
    積、約0.1〜約2.5 cc/gの細孔容積および約
    10〜約110人の平均細孔半径を有する特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 表 前記希釈剤がアルミニウムである特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 器 前記希釈剤がマグネシウム化合物である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 a 前記希釈剤がチタン化合物である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 I 前記希釈剤がケイ素、アルミニウム、マグネシウム
    、カルシウム、リン、ホウ素、ジルコニウムおよびチタ
    ンからなる群から選定した1種以上の金属の酸化物を含
    有している特許請求の範囲第1項記載の方法。 & 前記金属成分がアンチモン化合物である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 9、 前記金属成分が錫化合物である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 1(L 前記金属成分がトリフェニルスチルビンである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 11 前記金属成分がテトラ7エ二ル錫であル特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 19h アンチモン対銅の重量比が約0.1 : 1〜
    約0.9 : lの範囲内にある特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 1& アンチモン対銅の重量比が約0.5 : 0.5
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。 14 前記希釈剤に対する前記金属成分の分量が約0.
    05〜約20重量%の範囲(広い範囲)内にある特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 1五 前記希釈剤に対する前記金属成分の分量が約0.
    1〜約2.0重i%の範囲内にある特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 1& 前記クラッキング触媒対前記希釈剤の重量比が約
    10:90〜約90:10の範囲内にある特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 1フ、前記クラッキング触媒対前記希釈剤の重量比が約
    50:50〜約70:80の範囲内にある特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 1& 前記クランキング触媒が約1.0より大きいMA
    T活性を有する特許請求の範囲第1項記載の方法。 19、前記クラッキング触媒が約1.0〜約4.0ノM
    AT活性を有する特許請求の範囲第1項記載の方法。 2α 前記クラッキング触媒が無定形シリカ−アルミナ
    触媒である特許請求の範囲第1項記載の方法。 2L 前記クラッキング触媒が交さ結合粘土である特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 2区 前記クランキング触媒が合成雲母−モンモリOナ
    イトである特許請求の範囲第1項記載の方法。 2& 前記クラッキング触媒が結晶質アルミノケイ酸塩
    を含有している特許請求の範囲第1項記載の方法。 話 前記クランキング触媒が安定化されている水素結晶
    質ケイ酸アルミニウムを含有している特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 2五 前記クランキング触媒が希土類で交換されている
    結晶質ケイ酸アルミニウム2含有している特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 11:。
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