JPS60246823A - ラツプ重量の変動補正方法及びその装置 - Google Patents

ラツプ重量の変動補正方法及びその装置

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JPS60246823A
JPS60246823A JP10129784A JP10129784A JPS60246823A JP S60246823 A JPS60246823 A JP S60246823A JP 10129784 A JP10129784 A JP 10129784A JP 10129784 A JP10129784 A JP 10129784A JP S60246823 A JPS60246823 A JP S60246823A
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JP10129784A
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Inventor
Kazuhiro Inagaki
稲垣 和博
Shigeki Sekiya
茂樹 関谷
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Howa Kogyo KK
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Kogyo KK
Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、精梳綿工程の準備工程であるスライバーラッ
プマシンやリボンランプマシン、若しくはラップホーマ
等のラップマシンによって形成されるコーマラップのI
iI!i管ラップ間う生ずる重量変動を、その正味重量
により補正するラップ重量の変動補正方法及びその装置
に関するものである。
従来技術及びその問題点 精梳綿工程の準備工程であるスライバーラップマシンや
リボンラップマシン、若しくはラップホ−マ等のラップ
マシンによって形成されるコーマラップには、梳綿機や
線条機等で形成されるスライバーと同様に、短区間の重
量変動と長区間の重量変動があり、これらの重量変動の
うち、短区間の重量変動については、既知のようにその
前工程の梳綿機や後工程の線条機に付設したオートレベ
ラーにより補正することができる。又、長区間の重量変
動については、例えば、特開昭58−132127号に
開示されているように、該ラップマシンに満管ラップの
秤量装置とドラフト部の変速装置等を設け、管替の度に
満管ラップを計量し、その計量値を満管ラップの基準重
量と比較してその偏差値を検出し、その偏差値に基づい
てドラフト部のドラフト率を変更して満管ラップ間の重
量変動を補正する方法及び装置が既に公知である。
しかるに、この満管ラップ間の重量変動の補正に関する
従来技術においては、空管重量を含んだ満管ラップの泪
量値を、空管重量を含む満管ラップの基準重量と比較し
、その偏差値により重量変動の補正を行っている。しか
し、このラップマシンに使用する空管は、一般にMCナ
イロン(商品名)や重大フェノール等の合成樹脂により
成形され、かつ、その空管が大型のために僅かな製作誤
差によってもその重量に可成りのばらつきを生じ。
更に、この空管は、ラップの巻始時の巻付きを確実にす
るために、その外周面に溝加工を施したり、或は綿粉植
毛等が施され、その外周部の山部や綿粉植毛部が長期間
の使用によって摩耗し、その空管の重量を長期間に亘っ
て一定に保持することが困難であった。したがって、こ
のように1重量にばらつきを生ずる空管を含んだ満管ラ
ップの重量を基準にして満管ラップの重量変動の補正を
行うと、満管ラップの正味重量の変動因子に空管重量の
変動因子が加わり、満管ラップの重量変動を正確に補正
することができなかった。また、近年のように紡出糸の
高品質化のために、コーマラップの均整度に対する要望
が一段と厳しくなってきた昨今では斯かる従来技術では
対応できなくなった。
概要と目的 本発明は、斯かるラップマシンの現状に鑑みて案出され
たものであって、コーマラップを形成するラップマシン
において、管替する空管の重量を予め計量して記憶し、
満管後に満管ラップの重量を計量し、その満管ラップの
計量値から予め計量した空管重量を差し引いて満管ラッ
プの正味重量を算出し、その正味重量を予め設定した満
管ラップの基準正味重量と比較して偏差値をめ、その偏
差値に基づいてドラフト部のドラフト率を変更し、満管
ラップの重量変動をその正味重量によって、補正するよ
うにしたことを特徴とし、ラップマシンにおける満管ラ
ップ間の重量変動を正確に補正でき、コーマラップの均
整度を従来以上に向上させることができるラップ重量の
変動補正方法と、その方法を実施するための装置を提供
せんとするものである。
実施例 以下、本発明をラップホーマに適用した一実施例により
、詳細に説明する。ラップホーマは、第1図及び第2図
に示すように、機台後部に適宜な間隔を保って並設した
複数組のクリール部IA、1B、ICから夫々所定本数
(通常12乃至16本)のスライバーが送り出され、そ
のスライバー2A、2B、2Cがクリール部IA、IB
、1cの前方に配備したスライバーテーブル3A、3B
3C上で夫々並列的に集束され、そのスライバーがスラ
イバーテーブル3A、3B、3c上に配備したスライバ
ーガイド(図示省略)を介して直角方向に方向転換され
、スライバーテーブル3A。
3B、3Cの前方に斜め下向きに配備した複数組のドラ
フト部4A、4B、4cへ夫々供給される。
各ドラフト部4A’、4B、4cへ供給された各スライ
バー2A、2B、2Gは、上下1対のバックローラ5A
、5B、5Cとフロントローラ対6A、6B、60間で
夫々所定のドラフト率で牽伸され各ドラフト部4A、4
B、4Gのフロントローラ対6A、6B、6Cから夫々
フリース状で送り出される。この各ドラフト4A、4B
、4cから送り出された複数のフリース7A、7B、7
Cは。
その下方にあって水平方向に周回しているペルトコベア
8と、そのベルトコンベア8上に配備したガイドローラ
9A、9B、9C19Dの回動に伴って順次層状に重合
され、ベルトコンベア8の前方に配備したカレンダロー
ラ対10間へ送り込まれてラップ11に形成され、さら
に、そのラップ11が、カレンダローラ対10の前方に
配備した捲取部12の前後1対のラップドラム13.1
4と、第3図に示すエアシリンダ等による加圧手段15
を介して左右のラッププレート16間に保持した空管1
7に順次巻き取られて所定の満管ラップ18に形成され
るようになっている。また、この捲取部12の前方には
、電気抵抗線歪計によるロードセル式の満管秤量装置1
9が配備され、管替の度に満管ラップ18の重量を1木
兄計量するようになっている。又、計量後の満管ラップ
18は満管秤量装置119上に設けた排出装置120を
介してその前方に用意した運搬車21 (若しくはコン
ベア)等の搬送手段上へ排出され、次工程のコーマ機へ
搬送するようになっている。一方、前記捲取部12の左
右のラッププレート16.16は。
その両端部に図示を省略したエアシリンダが夫々連結さ
れ、そのエアシリンダを介して軸方向に摺動可能に構成
され、保持した満管ラップ18を解放するようになって
いる。また、この左右のラッププレートI6、I6は、
第3図に示すように。
上下方向に摺動可能に保持した左右のアーム22゜22
に連結した加圧用のエアシリンダ23A、23Bを介し
て昇降可能に構成されている。24は、ラップドラム1
3.14上で形成された満管ラップ18の後方にあって
図示を省略したエアシリンダを介して図の矢印方向に揺
動してラップドラム13.14上の満管ラップ18を前
方の満管秤量装置19上へ蹴り出すドツフィングアーム
である。
また、左右のラッププレート16.16の上方には、一
端を左右の機枠に枢支され、図示しないエアシリンダを
介して図示の待機位置から下方へ揺動して後述の空管供
給装置27から送り込まれた空管17をドツフィング後
の左右のラッププレート16.16間へ1木兄供給する
ドンニングアーム25が配備され、そのドンニングアー
ム25の揺動端には図示しないスプリングによって相対
する内側へ付勢した2枚の保持板26が付設され、その
ドンニングアーム25内へ送り込まれた空管17をその
先端部に保持するようになっている。
27は、このドンニングアーム25の後方に配備した空
管供給装置であって、管替に必要な空管17を半径方向
に整列させて下向きの斜面上を転動させながら順次下方
へ送り出す空管案内樋28と。
その空管案内樋28の通路内へ突出した左右1対の係止
片29をエアシリンダ30と連杆31等を介して上下方
向に揺動させて空管案内樋28内の空管1フを1木兄送
り出す空管係止装置i32と。
後述の空管秤量装置!33上に載置した空管17を前方
へ押出す空管押出袋9134によって構成され、その空
管案内樋28の下端が9図示の待機位置にあるドンニン
グアーム25の後端と相対するように配置されている。
更に、この空管供給装置27の空管案内@28の通路の
途中には、電気抵抗線歪計によるロードセル式の空管秤
量装置33が装備され、該空管案内樋28内の空管17
の重量を管替に先立って1木兄計量するようになってい
る。
一方、第2図に示すように複数組のドラフト部4A、4
B、4Cのうちの第2のドラフト部4Bには、該ドラフ
ト部4Bのドラフト率を変更するための無段変速機35
による変速袋W36が付設されている。この変速装置1
36の無段変速機35は、その入力軸37が、プーリ3
8、シンクロベルト39.プーリ40.ベベルギヤ41
.42゜プーリ43.シンクロベルト44.プーリ45
等を介してカウンタシャフト46と連結され、一方、そ
の出力軸48がプーリ47.シンクロベルト49とフロ
ントローラ6Bの軸部に回動自在に嵌合゛したプーリ5
0と連結され、そのフロントローラ6Bのプーリ50と
一体的の歯車51が交換歯車52Bと噛合している。し
たがって、この第2のドラフト部4Bのフロントローラ
6Bは他のドラフト部6A、6Cのフロントローラ6A
、6Cと同様にカウンタシャフト46からベベルギヤ5
3゜54を介して駆動されるが、第2ドラフト部4Bの
バックローラ5Bは、カウンタシャフト46とバックロ
ーラ5B間に介装した前記の無段変速機35によって変
速可能に構成されている。尚、前記の無段変速機35に
は、その変速軸55に歯車56及び57を介してパイロ
ットモータ58が連結されている。一方、カレンダロー
ラ10の一側の軸端には、歯車59と電磁クラッチ60
が取付けられ、そのカレンダローラ10の歯車59と噛
合した中間歯車61の中間軸62に取付けたワンウェイ
クラッチ内蔵のプーリ63が、ベルト64とプーリ65
を介して減速機66の出力軸67と連結され、その減速
機66の入力軸68にラップ切断用の単独モータ69が
連結され、前記の電磁クラッチ60を介してカレンダロ
ーラ10からの伝動を切部し、ラップ切断用の単独モー
タ69により前後のラップドラム■3及び14を乍独で
駆動し、満管ラップ18とカレンダローラ対10間のラ
ップ11を切断するようになっている。尚、70は機台
全体を駆動するメインモータである。
更に、前記のようなラップホーマに装備した満管秤量装
置19と、空管秤量装置33、並びに変速′vi置36
のパイロットモータ58は、第4図に示すような制御回
路71によって電気的に接続され−でいるが、以下、こ
の制御回路71について説明する。空管秤量装置33に
は、別置した空管重量を電圧値として記憶する記憶回路
72が接続され、この記憶回路72と満管秤量装置19
が、計量した満管ラップ18の重量から管替に先立って
4量した空管17の重量を差し引いて満管ラップ18の
正味重量を算出する正味重量演算回路73に接続され、
その正味重量演算回路73が、満管ラップ18の基準正
味重量を設定する基準重量設定器74を接続し、満管ラ
ップの正味重量と設定したJ!5Q正味重員を比較して
偏差値をめる比較回路75に接続され、その正味重量演
算回路73と基準重量設定器74並びに比較回路75に
よって比較演算回路76が構成されている。次いで、こ
の比較演算回路76は、許容限界と補正限界を夫々設定
する限界値設定器77を接続され、比較回路75から出
力された偏差値を予め設定した許容限界並びに補正限界
と比較する比較回路78と。
偏差値が予め設定した許容限界若しくは補正限界を越え
た場合に補正指令若しくは機台停止指令を出力する出力
回路79と、補正量を設定するタイマ等の補正量設定回
路80等から成る補正指令回路81に接続され、更に、
その補正指令回路81の補正量設定回路80が、変速装
置36のノ、ペイロットモータ58と接続されてい、る
。また、補正指令回路81の出力回路79は図示を省略
した制御量j′8を介してメインモータ70と接続され
、満管ラップの偏差値が補正限界を趣えた場合に機台を
停止するようになっている。
−1−記のようなラップホーマは、その運転に先立っで
嵩管ラップ18の基準正味重量を基準正味型は設定器7
/Iによって設定し、かつ、満管ラップ18の重量変動
の許容限界と補正限界を限界値設定器77によって設定
し、更に、1回の補正量を補正量設定器80によって設
定する。次いで、捲取部12の上方に配備した空管供給
装置27の空管案内樋28内に用意した先頭の空管17
の重量を、空管秤量装置33により計量し、その計量値
が電圧1直として記憶回路72に記憶される。次いで、
その計量した空管17が、空管押出装置34の突出によ
り空管秤量装置33上から前方へ押し出され、その空管
17がドンニングアーム25を介して管替位置に待機し
ている左右のラッププレート16間へ供給され、その空
管17が左右のラッププレート16間に挟持されると、
左右のラッププレー1・16が加圧用のエアシリンダ2
3A、23Bの没入によって管替位置から下降し、挟持
した空管17が前後1対のラップドラム13.14の外
周面に圧接された後にドツフィングアームが復帰する。
次いで、機台の運転が開始されると、前記の空管I7が
ラップドラム13.14と共に回動し、後方のカレンダ
ローラ対10間から送り出されたラップ11を順次層状
に捲き取って所定の満管ラップ18に形成する。満管ラ
ップ18が形成されて機台が停止すると、その満管停止
指令によりカレンダローラ10に付設した電磁クラッチ
60が励磁してラップドラムの伝動部がカレンダローラ
の伝動部から切り離され2前後のラップドラム13.1
4がラップ切断用の単独モータ69によって慴独駆動さ
れ、7iI管ラツプI8とカレンダローラ対10間でラ
ップ11が切断される。
ラップ1】が切断されると満管ラップ18を挟持してい
た左右のラッププレート16が開口して満管ラップJ8
が解放されると共に、加圧用のエアシリンダ23A、2
3Bが突出して左右のラッププレー1−16が再び管替
位置迄上昇する。次いで解放された満管ラップ18は、
その後方で待機していたドツフィングアーム24の矢印
方向への揺動によりラップドラム13.14上から前方
へ蹴り出されて満管秤量装置19上へ載置される。また
、ドツフィングアーム24が後退位置へ復帰すると、そ
の復帰指令により単独モ〜り69が停止し、これと同時
に電磁クラッチ6oが消磁して捲取部12の伝動部が再
びカレンダローラの伝動部と連結されると共に、そのド
ツフィングアーム24の復帰指令により空管係止袋M3
2が作動して空管案内樋28内の2番目の空管I7が空
管秤量装置33上へ載置され、その空管17の重量が計
量され、その計量後の空管17が前記と同様にして左右
のラッププレート16間に挟持されてラップドラム13
.14に圧接されると、機台の運転が開始されてラップ
11の捲き取りが再開される。
一方、満管秤量装置19上へ玉揚げされた満管ラップ1
8は、該満管秤量装置19によりその重量を計量された
のちに、排出装置20を介して前方の運搬車21上へ移
載されるとともに、その計量値が電圧値として正味重量
演算回路73へ出力される。次いで、この正味重量演算
回路73において、計量した満管ラップ18の重量から
記憶回路72に記憶していた空管重量を差し引いて満管
ラップ18の正味重量が算出される。次いで、この算出
した満管ラップ18の正味重量が比較回路75へ電圧値
として出力されると、その比較回路75において、満管
ラップの正味重量と設定した満管ラップの基準正味重量
が比較され、その偏差値が次の比較回路78へ電圧値と
しで出力される。
この場合、比較回路78へ出力された偏差値が予め設定
した許容限界内にあると、接続した出力回路79から補
正指令が出力されないために、変速装置36が作動せず
、その侭の状態で機台の運転が継続される。しかし、こ
の比較回路78へ出力された偏差値が、設定した許容限
界の上限若しくは下限を越え、その許容限界の上下に設
定した補正限界内のうち、プラス側にあった場合には減
速指令、また、マイナス側にあった場合には増速指令が
出力口′N479から出力され、更に、その減速指令若
しくは増速指令が、予め補正量を設定した補正量設定器
80を通じて変速装置36のパイロットモータ58へ出
力される。その結果、パイロットモータ58が設定した
一定時間だけ正転若しくは逆転して無段変速機35の変
速比が所定量宛変更され、これによって、無段変速機3
bを介して駆動される第2のドラフト部4Bのバックロ
ーラ5Bが変速され、そのバックローラ5Bとフロント
ローラ6B開のドラフト率が変更される。その結果、紡
出されたラップの単位重量が増加若しくは減少して満管
ラップ18の重量が補正される。
尚、この満管ラップの重量補正をあまり急激に補正する
とドラフト塩が発生することがあるので。
1回のドラフト補正量を、3ヘツドの機台で3%以下と
し、1回のラップ重量の補正量を1%以下で実施するこ
とが好ましい。また、比較回路78へ出力さ九た偏差値
が補正限界を越えた場合には。
出力回路79からメインモータ70へ信号が出力されて
機台が停止する。この場合には、スライバー若しくは供
給ラップ等の切断が発生していることが多いので、この
要因を取り除いて運転を再開する。また、その後は、捲
取部で満管ラップ18が形成される度に、前記と同様に
空管17の重量と満管ラップ180重量を計量した、そ
の満管ラップ18の重量から空管17の重量を差し引い
て満管ラップの正味重量を算出し、その算出した満管ラ
ップの正味重量を予め設定した基準正味重量と比較して
偏差値をめ、その偏差値を設定した許容限界及び補正限
界と比較し、その偏差値が許容限界を越えている場合に
、無段変速機35によってドラフト部のドラフト率を変
更して満管ラップの重量補正が行われる。
他の実施例 」1記の実施例は、ラップホーマにおけるラップ間の重
量変動を補正する場合について説明したが、本発明はこ
れに限定するものでなく、例えば、特願昭56−157
167号(特開昭58−60025号)及び特願昭57
−219 ]、 77号(特開昭58−132127号
)等に開示されたラップ内の重量変動の補正方法及び装
置と併せて実施し、満管ラップ間の重量変動とラップ内
の重量変動を同時補正する場合にも適用可能であって、
この場合の一実施例を第5図により以下説明する。尚、
この他の実施例のうち前記実施例と同一個所については
、前記実施例と、同一符号を(;j’ Lその詳細な説
明を省略する。満管秤量装置19と空管秤量装置33を
接続した満管ラップ間の重量変動補正用の制御回路71
の補正量設定器80に、補正指令用のパイロットモータ
82が接続され、そのパイロットモータ82の出力軸に
取付けた可変抵抗・器83が、′m管ラップ間の重量変
動に対する補正量にラップ内の重量変動に対する補正量
を加算して電圧値として出力する演算回路84に接続さ
れ。
その演算回路84には、後述のラップ内の重量変動に対
する補正量を電圧値として所定長毎に出力するステッピ
ングリレー94が接続されて塾)る。
また、この演算回路84は、無段変速機35の変速軸5
5に連結した可変抵抗器よる変速量検出器85と接続し
た変速確認用の比較回路86と接続され、その比較回路
86が増幅器を介して増速指令回路87Aと減速指令回
路87Bに夫々接続されて補正指令回路88を構成し、
その補正指令回路88の増速指令回路87Aと減速指令
回路87Bがパイロットモータ用の制御回路89を介し
て変速装置36Aのパイロットモータ58に接続されて
いる。
一方、捲取部12のラップドラム14には、ラップドラ
ム14の軸に取付けた検知板90と、この検知板90の
検知部90aに近設した近接スイッチ91と、この近接
スイッチ91に接続したプリセットカウンタ92から成
り、該捲取部12で捲き取られるラップの長さを計測し
、所定長(ラップ全長を所定数に区分した長さ)毎に捲
取長さの位置信号を発信する捲取炎検出装置93が装備
されている。次いで、この捲取炎検出装置93のプリセ
ットカウンタ92が、駆動コイル94aと多数の接点9
4bを具え前記の捲取炎検出装置93からの捲取長さの
位置信号によりその接点94bを順次切り替るステッピ
ングリレー94と接続され、更に、そのステッピングリ
レー94の出力端子が前記の補正指令回路88の演算回
路84と接続されている。また、このステッピングリレ
ー94には、多数の可変抵抗器95ao、95a1、・
・・・・95anを並設したラップ内の重量変動補正用
の補正量設定装置95が接続され、その各可変抵抗器9
5a、95a+、・・・・・・95an (図示例は2
1組の場合を示す)がステッピングリレー94の対応す
る接点94bと夫々接続され、その接点9/lbの切り
替えにより補正量設定装置95の各可変抵抗器に予め設
定した各捲取位置毎の補正量に相当する電圧値を補正指
令回路88の演算回路84へ出力してラップ内の重量変
動を所定長さ毎に順次補正するようになっている。
このように、満管ラップ間の重量変動の補正装置と、ラ
ップ内の重量変動の補正装置を具備したラップホーマに
おいては、前記実施例と同様にその運転に先立って満管
ラップ18の基準正味重量を基準正味重量設定器74に
よって設定し、かつ、満管ラップ18の重量変動の許容
限界と補正限界を限界値設定器77によって夫々設定し
、更に、1回の補正量を補正量設定器80により設定す
る。
また、プリセットカウンタ92のカウント数をラップの
所定長さ毎に捲取長さの位置信号を発信するように設定
すると共に、ラップ内の重量変動補正用の補正量設定器
95によりラップの所定長さ毎の補正量を別途測定した
データに基づいて設定する。次いで、前記実施例と同様
に、空管重量の計量後に機台の運転が開始され、ラップ
11の捲き取りが開始されると、これに伴ってプリセッ
トカウンタ92がカウントを開始し、そのカウント数が
予め設定したカラン1へ数に達し、ラップ11の・捲取
長さが区分した所定長に達する度に、プリセットカウン
タ、92からステッピングリレー94の駆動コイル94
aに捲取長さの位置信号が出力され、ステッピングリレ
ー94の接点94bがラップ11の所定の捲取長さ毎に
順次切り替る。このステッピングリレー94の接点94
bが切り替ると、ラップ内の重量変動補正用の補正量設
定装置95に予め設定した補正量が電圧値としてラップ
の捲取位置毎に補正指令回路88の演算回路84へ順次
出力される。この補正指令回路88の演算回路へ補正指
令が出力されると、その補正指令に応して補正指令回路
88の増速指令回路87A若しくは減速指令回路87B
から制御口w!89を介して変速装置36Aのパイロッ
トモータ58へ増速若しくは減速指令が出力され、その
変速指令に応じてパイロットモータ58が正転若しくは
逆転して無段変速機35の変速比が変更される。その結
果、無段変速機35を介して駆動される第2ドラフト部
4Bのバックローラ4Bが変速され、そのバックローラ
4Bとフロントローラ6B間のドラフト率が変更され、
紡出中のラップの単位重量が所定長毎に増加若しくは減
少してラップ内の重量変動が補正される。尚、パイロッ
トモータ58が起動すると、これに伴って変速量検出器
85が変位し、その変速量検出器85からの電圧値が比
較回路86によって比較されステッピングリレー94か
らの電圧値に等しくなると、パイロットモータ58が停
止する。
このようにしてラップ内の重量変動を補正したラップが
所定の満管ラップ18に形成されて機台が停止すると、
その満管ラップ18は、前記実施例と同様に満管秤量装
置19上へ玉揚げされてその重量を計量される。この満
管ラップ18の玉揚後に、次の空管17が空管秤量装置
33上へ送り込まれて予めその重量を計量され、その空
管17が左右のラッププレート16間に挟持されて管替
が完了すると、機台の運転が再開されてラップ11の捲
き取りが再開される6 一方、玉揚げした満管ラップ18は計量後に排出装置2
0により前方の運搬車21上へ移載されるとともに、そ
の計量値が電圧値として正味重量演算回路73へ出力さ
れる。次いで、この正味重量演算回路73において、計
量した満管ラップ18の重量から記憶回路72に予め記
憶していた空管重量を差し引いて満管ラップ18の正味
重量が算出される。次いで、この算出した満管ラップ1
8の正味重量が比較回路75へ電圧値として出力され、
その比較回路75において、満管ラップの正味重量と設
定した満管ラップの基準正味重量を比較し、その偏差値
が次の比較回路78へ電圧値として出力されるが、この
比較回路78へ出力された偏差値が設定した許容限界内
にあったときには、接続した出力回路79から補正指令
が出力されないために、前記したラップ内の重量変動に
対する補正のみが行われて、ラップ間の重量変動に対す
る補正は行われない。しかし、この比較回路78へ出力
された偏差値が、設定した許容限界の」二限若しくは下
限を越え、その許容限界の上下に設定した補正限界内に
あった場合には、出力回路79から補正量設定器80を
通じてパイロットモータ82に減速指令若しくは増速指
令が出力され、そのパイロットモータ82が設定した一
定時間だけ正転若しくは逆転して連結した可変抵抗器8
3を変位させ、その可変抵抗器83から補正指令回路8
8の演算回路84へ減速指令若しくは増速指令が電圧値
として出力され、この演算回路84において、満管ラッ
プ間内の重量変動に対する補正量の電圧値に、前記した
ラップ内の重量変動に対する補正量の電圧値が加算され
、その加算された電圧値が、増速指令回路87A若しく
は減速指令回路87Bから制御回路89を介して変速装
置36Aのパイロットモータ58へ増速若しくは減速指
令として出力され、その変速指令に応じてパイロットモ
ータ58が正転若しくは逆転して無段変速機35の変速
比が変更される。その結果、無段変速機35を介して駆
動される第2ドラフト部4Bのバックローラ4Bが変速
され、そのバックローラ4Bとフロントローラ6B間の
ドラフト率が変更され、紡出中のラップの単位重量が増
加若しくは減少して満管ラップ間の重量変動とラップ内
の重量変動が同時に補正される6また。比較回路78へ
出力された偏差値が補正限界を越えた場合には、出力回
路79からメインモータ7〇八信号が出されて機台が停
止する。この場合には前記実施例と同様にその変動要因
を取り除いて運転を再開する。
効果 本発明は以上のように、コーマラップを形成するラップ
マシンにおいて、管替する空管の重量を予め計量して記
憶し、S管後に満管ラップの重量を計量し、その満管ラ
ップの計量値から予め31量した空管重量を差し引いて
満管ラップの正味重量を算出し、その正味重量を予め設
定した満管ラップの基準正味重量と比較して偏差値をめ
、その偏差値に基づいてドラフト部のドラフト率を変更
し、満管ラップの重量変動をその正味重量により補正す
るようにしたので、ラップマシンにおける満管ラップ間
の重量変動を正確に補正でき、コーマラップの均整度を
従来以上に向上させることができる。また、本発明の満
管ラップ間の重量変動の補正を、ラップ内の重量変動の
補正と同時に実施することより、コーマラップの長区間
斑と中区間斑を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したラップホーマの概略説明図、
第2図は、第1図に示したラップホーマの駆動系統の要
部を示す斜視図、第3図は第1図のラップホーマの捲取
部を示す部分拡大図、第4図は本発明の一実施例の電気
系統図、第5図は本発明の他の実施例の電気系統図であ
る。 17・空管、 18・・満管ラップ、 19・・・満管
秤量装置、 33・・空管秤量装置、36.36^・・
・変速装置、 72・・・記憶回路、 73・・・正味
重量演算回路。 74・・基準正味重量設定器、 76・・・比較演算回
路、81・・・補正指令回路、 83・・補正指令回路
特許出願人 豊和工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 コーマラップを形成するラップマシンにおいて、
    管替する空管の重量を予め計量して記憶し、満管後に満
    管ラップの重量を別置し、その満管ラップの計量値から
    予め計量した空管重量を差し引いて満管ラップの正味重
    量を算出し、その正味重量を予め設定した満管ラップの
    基準正味重量と比較して偏差値をめ、その偏差値に基づ
    いてドラフト部のドラフト率を変更し、満管ラップの重
    量変動をその正味重量により補正するようにしたことを
    特徴とするラップ重量の変動補正方法。 2、 コーマラップを形成するラップマシンに、管替特
    権取部へ供給する空管の重量を1木兄計量する空管秤量
    装置と、この空管秤量装置で計量した空管重量を記憶す
    る記憶回路と、満管ラップの重量を1木兄計量する満管
    秤量装置と、満管ラップの基準正味重量を設定する基準
    重量設定器な含みかつ、計量した満管ラップ重量から空
    管重量を差し引いて満管ラップの正味重量を算出し、そ
    の正味重量を設定した基準正味重量と比較して偏差値を
    める比較演算回路と、その偏差値に基づいて補正命令を
    出力する補正指令回路と、その補正指令によりドラフト
    部のドラフト率を変更する変速装置を具備して成るラッ
    プ重量の変動補正装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5007136A (en) * 1989-07-21 1991-04-16 Schubert & Salzer Maschinenfabrik Aktiengesellschaft Process for the production of a yarn from fiber material
US5230125A (en) * 1988-12-22 1993-07-27 Rieter Machine Works, Ltd. Combing machine and process for forming an even combed sliver
CH719791A1 (de) * 2022-06-20 2023-12-29 Rieter Ag Maschf Vorrichtung zur Herstellung eines Wattewickels.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5860025A (ja) * 1981-10-01 1983-04-09 Howa Mach Ltd ラップのゲレン補正装置

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