JPS6023904A - 電力ケ−ブル - Google Patents
電力ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS6023904A JPS6023904A JP12946683A JP12946683A JPS6023904A JP S6023904 A JPS6023904 A JP S6023904A JP 12946683 A JP12946683 A JP 12946683A JP 12946683 A JP12946683 A JP 12946683A JP S6023904 A JPS6023904 A JP S6023904A
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- JP
- Japan
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- insulator
- cables
- power cable
- crystalline
- polyethylene
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- Granted
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は絶縁耐力に優れた固体絶縁型カケーブルに関す
るものである。
るものである。
近年高電圧型カケーブルの領域に於て、油浸絶縁型カケ
ーブル（ＯＦケーブル）に代ってゴム、プラスチック絶
縁体を用いた固体絶縁ケーブルカニ使用されるようにな
ってきている。
ーブル（ＯＦケーブル）に代ってゴム、プラスチック絶
縁体を用いた固体絶縁ケーブルカニ使用されるようにな
ってきている。
ところで固体絶縁ケーブルはＯＦ クープ／ｌ／ｌ二比
べて保守管理が容易であるという長所を有するものの絶
縁信頼性はＯＦ ケーブルよシも未だかなシ劣っている
。固体絶縁ケーブルは現在１５４〜２７５ ＫＶ の高
電圧領域まで実用化されているが、上記した絶縁信頼性
の点からその絶縁厚は同クラスのＯｒケーブルの５割以
上増大することを余儀なくされている。高電圧型カケー
ブルの絶縁厚の肉厚化はケーブル外径の増大をもたらし
、ケーブルの運搬、布設に対して大きな障害となる。こ
のような事情から絶縁厚の低減、即ち絶縁耐力に優れた
固体絶縁体の出現が望まれている。
べて保守管理が容易であるという長所を有するものの絶
縁信頼性はＯＦ ケーブルよシも未だかなシ劣っている
。固体絶縁ケーブルは現在１５４〜２７５ ＫＶ の高
電圧領域まで実用化されているが、上記した絶縁信頼性
の点からその絶縁厚は同クラスのＯｒケーブルの５割以
上増大することを余儀なくされている。高電圧型カケー
ブルの絶縁厚の肉厚化はケーブル外径の増大をもたらし
、ケーブルの運搬、布設に対して大きな障害となる。こ
のような事情から絶縁厚の低減、即ち絶縁耐力に優れた
固体絶縁体の出現が望まれている。
ゴム、プラスチック系固体絶縁ケーブルの中で、絶縁耐
力、誘電特性、機械特性、押出加工性等が考慮され、高
電圧領域には結晶性ポリオレフィン中でもポリエチレン
（ｐｇ ） 或いは架橋ポリエチレン（ＸＬＰＢ ）が
主に使用されている。
力、誘電特性、機械特性、押出加工性等が考慮され、高
電圧領域には結晶性ポリオレフィン中でもポリエチレン
（ｐｇ ） 或いは架橋ポリエチレン（ＸＬＰＢ ）が
主に使用されている。
ポリエチレン、架橋ポリエチレンの絶縁破壊機構は比較
的−１＜調べられておシ、それらの結晶構造によル絶縁
破壊強度がかなり変化することが判っている。即ちポリ
エチレン、架橋ポリエチレンに於ては絶縁体中の電子が
電界によシ加速されエネルギーを増し、あるエネルギー
に達すると電子なだれ増殖等で絶縁体の固体構造を破壊
し、絶縁破壊に至ると考えられているが、このような高
電界中での電子の加速性が結晶域と非結晶域とでは異な
っている。
的−１＜調べられておシ、それらの結晶構造によル絶縁
破壊強度がかなり変化することが判っている。即ちポリ
エチレン、架橋ポリエチレンに於ては絶縁体中の電子が
電界によシ加速されエネルギーを増し、あるエネルギー
に達すると電子なだれ増殖等で絶縁体の固体構造を破壊
し、絶縁破壊に至ると考えられているが、このような高
電界中での電子の加速性が結晶域と非結晶域とでは異な
っている。
規則正しい分子構造を持つ結晶域中での電子の加速性は
本来大きいが、一方ガラス転移温度以上の温度領域にな
ると、非結晶域の自由体積が増し、自由体積中での電子
の加速性がよシ顕著になる。
本来大きいが、一方ガラス転移温度以上の温度領域にな
ると、非結晶域の自由体積が増し、自由体積中での電子
の加速性がよシ顕著になる。
多くの結晶性ポリオレフィンのガラス転移温度は室温以
下１例えばポリエチレンでは一６０℃付近、ポリプロピ
レン（ＰＰ’）では〜−２０℃付近であ）、ケーブルの
常用使用温度（室温〜９Ｄ℃）以下である。従つで室温
以上の温度域で結晶性ボリオレ絶縁破壊強度の増加につ
ながるものと考えられる。
下１例えばポリエチレンでは一６０℃付近、ポリプロピ
レン（ＰＰ’）では〜−２０℃付近であ）、ケーブルの
常用使用温度（室温〜９Ｄ℃）以下である。従つで室温
以上の温度域で結晶性ボリオレ絶縁破壊強度の増加につ
ながるものと考えられる。
従来結晶性ポリオレフィンの結晶性を増加させるために
、シートもしくはフィルム状の加工物の場合であれば、
延伸、熱処理等によ）、分子鎖の配向を行ない、再結晶
化を行なうことができるが。
、シートもしくはフィルム状の加工物の場合であれば、
延伸、熱処理等によ）、分子鎖の配向を行ない、再結晶
化を行なうことができるが。
導体上に厚肉を押出被覆して形成したケーブルの絶縁体
にあっては、前記の方法は採用できないことは明らかで
ある。
にあっては、前記の方法は採用できないことは明らかで
ある。
本発明者等は種々検討の結果、結晶性ポリオレンインに
結晶化促進の核になるような造核剤を添加することによ
って結晶性を向上させることに着目し、しかもこの造核
剤として芳香族カルボン酸系化合物が、メルク、クレー
等の無機フィラー造核剤よシも極めて優れた結晶化作用
を示すことを見出した。
結晶化促進の核になるような造核剤を添加することによ
って結晶性を向上させることに着目し、しかもこの造核
剤として芳香族カルボン酸系化合物が、メルク、クレー
等の無機フィラー造核剤よシも極めて優れた結晶化作用
を示すことを見出した。
この芳香族カルボン酸系化合物としては、安息香酸ソー
ダ、塩基性二安息香酸アルミニウム、ジベンジリデンン
ルビトール、ノ・ロダン化芳香族ジカルボン酸系化合物
等があげられる。そしてこの添加量は、結晶性ポリエチ
レン１００重景部に対し、Ｄ、０１〜１．０重量部が好
ましいことが判った。
ダ、塩基性二安息香酸アルミニウム、ジベンジリデンン
ルビトール、ノ・ロダン化芳香族ジカルボン酸系化合物
等があげられる。そしてこの添加量は、結晶性ポリエチ
レン１００重景部に対し、Ｄ、０１〜１．０重量部が好
ましいことが判った。
ここに芳香族カルボン酸系化合物の添加量を結晶性ポリ
エチレン１００重量部に対し０．０１〜１・０重量部と
した理由は、０．０１重量部未満では造核剤としての配
合量が少な過ぎて結晶性の向上に効果が不充分なためで
あり、１．０！、置部を越えた場合は、結晶性の向上の
効果が飽和し、かつ誘電特性への悪影響も現われてくる
ためである。また造核剤の分散を向上するために、金属
石けん等の界面活性剤な造核剤と等量程度添加するとそ
れな勺の効果を発揮するが、誘電特性を重視する場合は
必ずしも用いる必要はない。
エチレン１００重量部に対し０．０１〜１・０重量部と
した理由は、０．０１重量部未満では造核剤としての配
合量が少な過ぎて結晶性の向上に効果が不充分なためで
あり、１．０！、置部を越えた場合は、結晶性の向上の
効果が飽和し、かつ誘電特性への悪影響も現われてくる
ためである。また造核剤の分散を向上するために、金属
石けん等の界面活性剤な造核剤と等量程度添加するとそ
れな勺の効果を発揮するが、誘電特性を重視する場合は
必ずしも用いる必要はない。
絶縁体として使用される結晶性ポリオレフィンの代表的
なものはポリエチレン（ＰＲ） 、ポリプロピレン（ｐ
ｐ ）、ポリブテン−１（ＦＢ−１）、ポリ−４−メチ
ルペンテン−１（ＴＰＸ ）等であシ、ＰＲの如く熱変
形温度の低いポリマーの場合には架橋して用いることも
勿論可能である。また、ｐｐ。
なものはポリエチレン（ＰＲ） 、ポリプロピレン（ｐ
ｐ ）、ポリブテン−１（ＦＢ−１）、ポリ−４−メチ
ルペンテン−１（ＴＰＸ ）等であシ、ＰＲの如く熱変
形温度の低いポリマーの場合には架橋して用いることも
勿論可能である。また、ｐｐ。
ＴＰＸ等の可撓性に乏しいポリマーに対してはアルキル
ベンゼン等の絶縁性の可塑剤を添加することにより、ガ
ラス転位温度を下げ、可撓性を向上させることが有効で
あるが、この場合にも造核剤の添加の効果は当然有する
。
ベンゼン等の絶縁性の可塑剤を添加することにより、ガ
ラス転位温度を下げ、可撓性を向上させることが有効で
あるが、この場合にも造核剤の添加の効果は当然有する
。
次に本発明の実施例及び比較例について述べる。
導体断面積４ｏｏｇｊに絶縁層厚さ１１ＨＭのケーブル
を下表のＡ、Ｄの４ｍの材料を用いて製造した。
を下表のＡ、Ｄの４ｍの材料を用いて製造した。
なお導体直上の半導電層と絶縁体表面の半導電層とは絶
縁層とともに同時押出しによって製造し、いわゆる３層
構造のケーブルとしたものである。
縁層とともに同時押出しによって製造し、いわゆる３層
構造のケーブルとしたものである。
上記の表に於て絶縁体ＡはＬＤＰ［に所定量の架橋剤例
えばジクミルパーオキサイドと老化防止剤の配合にジベ
ンジリデン系造核剤（東洋インキ製商品名ｚｃ −ｉ
）を０．３重量部混合したもので本発明の実施例である
。絶縁体、ム及びＢの押出温度は１２０℃であシ、押出
後高温加圧加熱油中に導いて架橋処理を施した。
えばジクミルパーオキサイドと老化防止剤の配合にジベ
ンジリデン系造核剤（東洋インキ製商品名ｚｃ −ｉ
）を０．３重量部混合したもので本発明の実施例である
。絶縁体、ム及びＢの押出温度は１２０℃であシ、押出
後高温加圧加熱油中に導いて架橋処理を施した。
絶縁体ＣはＨＤＰＫ に所定量の老化防止剤を混練した
ものであシ比較例である。絶縁体りは絶縁体Ｃに芳香族
アミンーノ・ロゲン化芳香族ジカルボン酸縮合物系の造
核剤（東洋インキ製商品名ｉ ＬＳＡ−１）を０．０５
重量部混練したもので本発明の実施例である。絶縁体Ｃ
及びＤの押出温度は２００°Ｃであり、８０℃の加圧加
熱油中に導いて冷却した。
ものであシ比較例である。絶縁体りは絶縁体Ｃに芳香族
アミンーノ・ロゲン化芳香族ジカルボン酸縮合物系の造
核剤（東洋インキ製商品名ｉ ＬＳＡ−１）を０．０５
重量部混練したもので本発明の実施例である。絶縁体Ｃ
及びＤの押出温度は２００°Ｃであり、８０℃の加圧加
熱油中に導いて冷却した。
上記のようにして製造された各ケーブルについて標準負
極性衝撃電圧による絶縁破壊電圧及び商用周波数の誘電
正接（ｔａｎδ〕を測った結果は下表のとおりである。
極性衝撃電圧による絶縁破壊電圧及び商用周波数の誘電
正接（ｔａｎδ〕を測った結果は下表のとおりである。
上記の表から判るよう゛に本発明の電カケーブルは絶縁
体として結晶性ポリオレフィンを用い、その配合中に芳
香族カルボン酸系化合物を造核剤として用いることによ
シ、破壊電圧の顕著な向上を見るほか、その添加量は極
めて少量添加するのみであるため、誘電特性への悪影響
のない電カケーブルを提供するものである。
体として結晶性ポリオレフィンを用い、その配合中に芳
香族カルボン酸系化合物を造核剤として用いることによ
シ、破壊電圧の顕著な向上を見るほか、その添加量は極
めて少量添加するのみであるため、誘電特性への悪影響
のない電カケーブルを提供するものである。
２
Claims (2)
- （１） 結晶性ポリオレフィンを絶縁体とする電カケー
ブルに於て、前記結晶性ポリオレフィン中に造核剤とし
て芳香族カルボン酸系化合物が含有されていることを特
徴とする電カケーブル - （２）結晶性ポリオレフィン１００重量部に対し、芳香
族カルボン酸系化合物を０．０１〜１．０重量部含有せ
しめている特許請求の範囲第１項記載の電カケーブル
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12946683A JPS6023904A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 電力ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12946683A JPS6023904A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 電力ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023904A true JPS6023904A (ja) | 1985-02-06 |
| JPH0463484B2 JPH0463484B2 (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=15010184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12946683A Granted JPS6023904A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 電力ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023904A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479590B1 (en) | 1998-09-16 | 2002-11-12 | Japan Polyolefins Co., Ltd. | Electrical insulating resin material, electrical insulating material, and electric wire and cable using the same |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56116207A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-11 | Showa Electric Wire & Cable Co | Electrically insulating composition |
-
1983
- 1983-07-18 JP JP12946683A patent/JPS6023904A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56116207A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-11 | Showa Electric Wire & Cable Co | Electrically insulating composition |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479590B1 (en) | 1998-09-16 | 2002-11-12 | Japan Polyolefins Co., Ltd. | Electrical insulating resin material, electrical insulating material, and electric wire and cable using the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0463484B2 (ja) | 1992-10-12 |
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