JPS6022512Y2 - つまみ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は２接点または３接点などのスライド式切換スイ
ッチにおけるつまみ装置に関する。

第１図に図示するように、スライド式切換スイッチ１を
使用する機器では、外装キャビネット２のつまみ孔３は
、つまみ４の移動を考慮してつまみ４より大きく、また
は長く開ける必要があるためにシャフト５への？まみ４
の挿入後、つまみ孔３より機器の内部が見えてしまう。

このため商品として見苦しく好ましくない。

特にこの種の問題は、小型化商品の場合、商品のイメー
ジダウンにもつながってくるため何らかの手だてが必要
とされる。

そこで、従来第１図に示すように、スイッチ１のシャフ
ト５にあらかじめ、第２図に示す自着に相当する部品６
を挿入して、シャーシ７を外装キャビネット２に装着後
、それぞれのつまみ孔３より、シャフト５につまみ４を
挿入することにより、つまみ自着６の抜は防止も兼ねて
、内部が見えぬようにした装置がある。

この場合、つまみ自着に相当する部品６には、軽ろくで
がたつくこともなく、自由に形状を変えられることより
、一般的に、薄手の不織布などが使用されるが、不織布
は、変形しやすいために、第１図のように、重なり合う
場合は、ややもすれば、折れ曲がってしまい、自着の役
目を十分に果さなくなってしまうことになる。

また、不織布でなくて、逆に硬質の材質であれば、ぶつ
かり合った時に、切換スイッチをスライドしても動かな
いか、または、隣りのスイッチまで切換えてしまうこと
になって実に不具合いである。

すなわち、この装置では、スイッチ間隔が大きくて、単
純なところで使用する場合には、さほど支障ないが、機
器が小型化されてスイッチ間隔が狭くなってくると装置
としては不十分である。

さらに、小型化商品は商品イメージを高めるために、デ
ザイン的につまみ自着の色調をつまみと同色にするとか
、あるいは、キャビネットの色と合せるとかすることが
起きてくるが、不織布などの材料では限られた材料、色
だけしかなく、思うようにデザインを満足させることが
困難である。

本考案は上記従来の欠点を除去するものであり、硬質の
つまみ口蓋を用いても互いに当接しないようにスライド
式切換スイッチを小さい間隔で並べることができるつま
み装置を提供することを目的とするものである。

さらに、そのつまみ口蓋を目立たせないようにでき、イ
メージ的にも良好なものを提供するものである。

以下その一実施例について第３図、第４図を用いて説明
する。

なお、図中第１図、第２図と同一部品には同一番号を付
して説明する。

第３図、第４図においては、つまみ１０の互いに対向す
る両側面に、つまみ挿入方向と直角方向につまみ口蓋１
１の係止用溝１２．１３を前後に間隔を隔てておのおの
２条設けている。

この係止用溝１２あるいは１３につまみ口蓋１１を取付
ける。

第３図のように切換スイッチ１が３個並ぶ時は、つまみ
口蓋１１を互い違いに挿入することにより、切換スイッ
チ１の間隔を小さくすることが可能となり、かつつまみ
口蓋１１の衝突を防止することができる。

前記つまみ口蓋１１は、つまみ１０の溝の巾に合った大
きさに中央を切欠き、かつ開口部分には係止用の爪１４
．１４を設けているため、このつまみ口蓋１１をつまみ
１０に挿入することにより自動的にロックが可能となる
。

なお、上記実施例においては、つまみ１０に直接、１１
２．１３を形成するようにしたが、つまみ１０に複数の
突部を設けることにより溝を形成するようにしても良い
。

以上説明したように本考案の装置によれば、多数個のス
ライド式切換スイッチのっまみ開孔部の口蓋が隣りの口
蓋と重なり合うところまで、スイッチの間隔を狭くする
ことが出来る。

逆の云い方をするとつまみ口蓋が重なり合うスイッチの
配置でも、つまみ口蓋同志がぶつかり合うことなく、完
全に初期の目的を果すことが可能である。

また、この装置のつまみ口蓋をつまみと同じ成形金型で
共取りすれば、つまみと同色のつまみ口蓋を得ることが
でき、また別の成形金型にしてキャビネットの色に合す
ことも出来るため、デザインの自由度とともに、商品イ
メージを向上させることができる。

また、つまみ口蓋のつまみへの挿入が容易で、確実にロ
ックされ、材質も硬くてきるため、つまみ口蓋としては
極めて好都合である。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、 ｂは従来のつまみ装置の断面図、正面図、
第２図は従来用いられたつまみ口蓋の正面図、第３図ａ
、 ｂは本考案の一実施例におけるつまみ装置の断面図
、正面図、第４図は本考案の要部の分解斜視図である。 １・・・・・・スイッチ、６・・・・・・シャフト、１
０・・・・・・つまみ、１１・・・・・・つまみ口蓋、
１２．１３・・・・・・係止用孔、１４・・・・・・係
止用爪。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）スライド式切換スイッチを複数個並べて設け、前
   記スライド式切換スイッチの各々のつまみの外周面に、
   つまみ挿入方向と直角方向にした複数条の係止用溝を前
   後に間隔を隔てて設け、上記つまみが挿入されるつまみ
   孔の部分に位置する硬質のつまみ自着を、隣接するスラ
   イド式切換スイッチ毎に互い違いに前後の係止用溝に嵌
   め合わせて取付けたつまみ装置。
2. （２）つまみ自着は、つまみと同じ成形金型で共取りさ
   れたものである実用新案登録請求の範囲第１項記載のつ
   まみ装置。
3. （３） つまみ自着は、つまみ孔が設けられているキ
   ャビネットと同色のものである実用新案登録請求の範囲
   第１項記載のつまみ装置。