JPS6022257B2 - 断熱壁のコ−ナ−部形成法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば物品を低温に保ちつつ陳列するタイプの
ショーケース等における断熱肇のコーナー部の形成法に
関する。

この種の断熱壁は普通、外壁パネルと内壁パネルとの間
に断熱材を設けた構造になっている。

しかしコーナー部を形成する場合には、外壁パネルと内
壁パネルとを予めそのコーナー部に沿った形状に組立て
、それらの間に断熱材を現場発泡するという方法は、高
度な発泡技術を要するという問題をもつ。それ故に本発
明は、断熱壁のコーナー部を簡単に形成する方法の提供
を目的とする。

以下図面を参照しながら、実施例を用いて説明する。

本発明は第１図に示す如き断熱壁１のコーナー部２に適
用できるものである。

先ず第２図に示すように、間隔をおいて相対向した二つ
の発泡治具面３，３′のうち、一方の発泡治具面３には
折曲げ成形可能な外壁パネル４を当て、他方の発泡治具
面３′には互いに間隔をおいた位置にそれぞれ別の内壁
パネル５，５′を当てる。内壁パネル５，５′の相対向
する端部にはコーナー受け６，６′を例えば折曲げ部７
，７′への鉄合構造等によりそれぞれ取付けておく。こ
れらのコーナー受け６，６′は、発泡治具面３′を向い
た溝８，８′と、ハの字状に位直し、延長面が外壁パネ
ル４に達した位置で実質的に交わる額斜面９，９′とを
有している。次に間隔全体にわたってウレタンを現場発
泡させることにより断熱材１０を形成し、その後に発泡
治臭面３，３′から取外す。

取外した半製品は板状である。こうして得た半製品には
さらに、断熱材１０のうち、内壁パネル５，５′間で露
出している部分に、第２図に鎖線で示す如く、コーナー
受け６，６′の傾斜面９，９′に沿ったＶ溝１１を形成
する。この結果、Ｖ簿１１の底部は外壁パネル４に実用
的に達することとなる。なお直角のコーナー部を得よう
とする場合には、このＶ礎１１の底部が直角をなすよう
に各部の寸法を定める。次に外壁パネル４を折曲げつつ
第３図に示すようにＶ溝貴１を閉じる。

この結果、コーナー受け６，６′の頃斜面９，９「が互
いに当綾する。最後に、コーナー受け６，６の簿鴇，８
′にそれぞれ、比較的硬質のゴムやプラスチックより作
った一つのコーナー材１２に一体に設けられた突部】３
，１３′を対応隊合させる。この突部亀３と溝８との接
合関係は「第４図に拡大図で示したように、例えば突部
１３に設けたギザギザなどにより、抜けを防止される。
こうして断熱壁のコーナー部を、高度な発泡技術や複雑
なパネル組立て構造を要することなく、簡単に形成する
ことができる。

なお上述では、コーナー部が直角な場合につき説明した
が、他の角度のコーナー部も同機に簡単に形成できるこ
とはいうまでもない。図面の簡単な説鯛 第１図は本発明の適用可能な断熱壁の一例を示した斜視
図、第２図は本発明の一実施例の途中状態を示した図「
第３図は本発明によって得られたコーナー部の一例の断
面図、第４図は第３図の一部の拡大図である。

】・・・・・・断熱壁、２・・・・・・コーナー部、３
，３′・・・…発泡治具面、４・・・・・・外壁パネル
「 ５，５′・・・・・・内墜パネル、６，６′……コ
ーナー受け「８，蓬′・・…・溝、１０…・・・断熱材
、１１・・・…Ｖ溝、１２・…・〇コーナー材「 １３
，１３′・・・・・・突部。

籍軍図溝２図 簾３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 間隔をおいて相対向した二つの発泡治具面のうち、
   一方の発泡治具面には折曲げ成形可能な外壁パネルを当
   てること、他方の発泡治具面には互いに間隔をおいた位
   置にそれぞれ別の内壁パネルを当てること、該内壁パネ
   ルの相対向する端部には発泡治具面を向いた溝を有する
   コーナー受けをそれぞれ取付けること、該外壁パネルと
   該内壁パネルおよび該他方の発泡治具面との間に断熱材
   を発泡形成すること、その後に該発泡治具面から取外す
   こと、該隣り合う内壁パネル間で露出している断熱材部
   分に、底部が該外壁パネルに達したＶ溝を形成すること
   、該Ｖ溝を閉じるように該外壁パネルを折曲げて該隣り
   合うコーナー受けを互いに接近させること、およびしか
   る後に該隣接したコーナー受けの溝にそれぞれ、一つの
   コーナー材に一体に設けた突部を対応嵌合させることを
   含む断熱壁のコーナー部形成法。