JPS60206695A - 印刷媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気信号に変換されたカラーの図形あるいは画
像を被印刷体の上に印刷するだめの印刷媒体に関するも
のである。

従来例の構成とその問題点 従来、電気信号に変換てれた図形あるいは画像を被印刷
体の上に印刷するには数多くの方法が考えられている。

なかでもメンテナンスフリーで普通紙に印刷する方法と
して通電転写法が高速記録出来る方法として知られてい
る。

第１図（亀）は従来から通電転写記録材（通電転写ソー
ト）として知られているものでその断面を示す。通常は
導電体層１０１はアルミ等の蒸着層で電気抵抗は小さく
つくられている。半導電体層１０２はカーボン粉をふく
んだ樹脂よりなる抵抗体である。通電層１０３は銅粉を
ふくんだ樹脂よりできていて、厚み方向の電気導電率が
大きくつくられている。印刷方法は、通電層１０３の上
方から針電極を接触させ、この針電極と導電体層１０１
０間に電圧全印加する。この時、導電体層１０１側に被
印刷物があれば１通電により、導電体層１０１と半導電
体層１０２が加熱破壊し、その１部が被印刷物に付着す
る。この現象は短時間で起り、結果的にかなり高速の印
刷ができる。即ち、１００μｓ／ドツトの印刷速度が可
能で感熱記録や感熱転写環サーマルーソドをもちいるも
のに比べ１０倍以上速い印刷が可能となる。第１図（ｂ
）は他の従来例の通電転写記録材を示しており、第１図
（＆）とほぼ同様の構成であるが、導電体層１０１のも
う１つ下にもう１層カラーインク層１０４が設けである
。このようにすることにより。

色彩画像も印刷できるようになっている。このような通
電転写記録材は高速印刷が可能であるために注目式れて
いる。しかし、導電体層１０２が破壊する時にその飛沫
がドツトの周りに付着しドツトが明瞭でなくなり、捷た
、カラーの場合は濁った色になる等の問題があった。

発明の目的 本発明の目的は、上記のような従来の欠点を除去するも
ので、高速印刷でき、またカラー印刷もできる印刷媒体
を提供することである。

発明の構成 本発明の印刷媒体は通電層、半導電体層、導電体層の３
層から成る通電転写シートの半導電体層の中に昇華性染
料を混入し、更に導電体層の表面に昇華防止膜をもうけ
たような構成であるために。

この印刷媒体の通電層の表面に電極針を接触させ、この
電極針と導電体層とに電圧を印加した後、この印刷媒体
の昇華防止膜の側を被印刷体に重ねて加熱し、半導電体
層中の昇華性染料を被印刷体に転写するようすることが
可能になり、高速印刷。

且つ保守の簡単なカラー印刷が可能になる。

実施例の説明 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第２図は本発明の印刷媒体の断面の拡大図を示すもので
ある。第２図において、２０２は導電体層であり、ＡＩ
等の６００〜１Ｑ００人の金属蒸着膜である。２０３は
半導電体層であり、導電性付与剤と昇華性染料を含有す
る厚み約１〜５ｏμｍの樹脂層である。導電性付与剤と
しては金属粉やカーボンが好ましい。昇華性染料の色に
ついては後述するが通常は印刷用３原色が用いる。

２０４は通電層であり、半導電体層２０３と同様、導電
性付与剤を含有する厚み１〜６０μｍの樹脂より成る。

但し、この場合通電層２０４と半導電体層２０３の厚み
方向の抵抗値は半導電体層２０３の方が犬きくなるよう
に調整される。また、通電層２ｏ４．半導電体層２０３
０面方向の抵抗は導電体層２０２の面方向の抵抗より大
きくなる様に調整される。この抵抗値の間の関係は５例
えば１画像通信学会誌第１１巻、第１号第３ページ〜第
９ページ（１９８２）に詳しく述べられている通電転写
記録材における関係と同様である。また、上記文献には
通電層や半導電体層の構成や材料についても述べられて
いる。２０５は昇華防止膜であり薄い樹脂膜である。

昇華性染料としては、例えば、布９紙、フィルム等に乾
式印刷する昇華転写捺染法で用いられる各種のニトロ染
料、アゾ染料、アントラキノン染料あるいはカラー複写
法で用いられるロイコ染料（電子写真学会誌２２巻１号
１７頁〜、１９８３年）等がある。

実施−ＶＵの第２図の印刷媒体を用いて印刷する方法に
ついて第３図をもとに説明する。第３図の様に印刷媒体
を被印刷体２０６（紙等）の上に重ね。

電極針２０７を通電層２０４に押し当て、電源２０８か
らこの電極針と導電体層２０２との間に電圧を印加する
。これにより、半導電体層２０３の１部と導電体層２０
２及び昇華防止膜２０５（図の２１０の部分）が破壊し
、半導電体層が露出する。その後、この印刷媒体の昇華
防止膜２０５の側を被印刷体に重ね、例えば熱線源２０
９をもちいて加熱する。このようにすると、半導電体層
に混入した昇華性染料が気化し被印刷体２０６の表面に
付着する。その後、図の様に印刷媒体を被印刷体から分
離すると、被印刷体に付着した昇華性染料２１１が残り
、各印刷媒体に応じた色の印刷ができあがるｇカラー印
刷の場合は３原色の各色について１回ずつ計３回このプ
ロセスを繰り返せはよい。

実施例１ 捷ス、３μのポリエチレンテレフタレートのシート（昇
華防止膜）の上にアルミニューム１６００人の膜厚に蒸
着し、導電体層全形成した。つきにブチラール樹脂（重
合度１７００、ブチラール化度６５九）　１００重量部 チャンネルブランク　２００重量部 ンアン分散染料インク １００重量部 エチルアルコール　１５００重量部 の組成の物を、上記導電体層の上に乾燥後の膜厚が１０
μとなるように塗布、乾燥し、半導電体層を形成した。

更に ブチラール樹脂（重合度１７００、ブチラール化度６５
％）　１ｅｃ重量部 銅粉（５μの粒径）　１２０重量部 トルエン　２００重量部 酢酸エチル　２００重量部 の組成の物を、半導電体層の上に乾燥後の膜厚が１６μ
となるように塗布し乾燥し通電層を形成し、第２図の印
刷媒体を得た。第３図の様に設定し。

印加電圧６０Ｖ＋パルス巾１　ｍ５ｅｃのパルスを印加
した後、紙（被印刷体）を昇華防止膜側に重ね赤外線ヒ
ータで加熱し、被印刷体と印刷媒体と全分離すると被印
刷体の表面にシアン色のトン）ｋ得ることができた。

上記の実施例では通電層あるいは半導電体層のバインダ
ーとしてブチラール樹脂をもちいたがこれに限られるも
のではない。例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリビニルアセタール等が使え
る。また、通電層や半導電体層の導電性付与剤としても
酸化亜鉛、酸化錫、あるいはアルミ、スズ、金、銀等の
粉体も使用できる。また、昇華性染料として、例えば２ イエロー マゼンダ 青がとして用いることができる。

なお、上の実施例では被印刷体を紙の様な物としたがこ
れに限定されるものではない。例えば鮮明な印刷を得た
いあるいは前記染料のうちロイコ染料を用いる場合は、
普通の紙ではなく紙あるいはシートの表面に顕色剤をコ
ートした被印刷体のほうが艮い。その様なものとしては
例えば、プラスチックシートの表面に酸性白土、シリカ
微粒子ナト全ポリビニルアルコール、カセイン、ポリエ
ステル等で塗工したもの、あるいは、ポリエステルやポ
リ２−アクリルアミド２−メチルプロパンスルホン酸等
の樹脂層の−Ｍ−塗工寸たけラミネートしたものがある
。

発明の効果 以上の説明から明らかなように１本発明の印刷媒体は通
電層、半導電体層、導電体層の３層から成る通電転写シ
ートの半導電体層の中に昇華性染料を混入し、更に導電
体層の表面に昇華防止膜をもうけたような構成であるた
めに、この印刷媒体の通電層の表面に電極針を接触させ
、この電極針と導電体層とに電圧を印加した後、この印
刷媒体の昇華防止膜の側を被印刷体に重ねて加熱し、半
導電体層中の昇華性染料を被印刷体に転写することが可
能になり、高速印刷、且つ保守の簡単なカラー印刷が可
能になる。従来の通電転写記録材の様に破壊した半導電
体層の飛沫が被印刷体に付着することがなく、鮮明なカ
ラー印刷物が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図＋ａｊ　、　（ｂ）はそれぞれ従来の通電転写記
録材の断面図、第２図は本発明の印刷媒体の断面図。 第３図は同印刷媒体を用いた印刷方法を示す図である。 １０１．２０２・・・・・導電体層、１０２　、２０３
・・・・・半導電体層、１０３．２０４・・・通電層。 １０４・・・・・カラーインク層、２０６・・・・・昇
華防止膜、２０６・・・・・被印刷体、２０了　・・・
電極針、２０８・・・・・・電源、２０９・・・熱線源
、２１１　・・・・被印刷体の表面に付着した昇華性染
料。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 通電層、半導電体層、導電体層の３層から成る通電転写
   シートの半導体層の中に昇華性染料を混入し、更に導電
   体層の表面に昇華防止膜をもうけたことを特徴とする印
   刷媒体。