JPS602054Y2 - チルトキヤブ車両の安全装置 - Google Patents

チルトキヤブ車両の安全装置

Info

Publication number
JPS602054Y2
JPS602054Y2 JP16523279U JP16523279U JPS602054Y2 JP S602054 Y2 JPS602054 Y2 JP S602054Y2 JP 16523279 U JP16523279 U JP 16523279U JP 16523279 U JP16523279 U JP 16523279U JP S602054 Y2 JPS602054 Y2 JP S602054Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
cabin
tilt cab
cab
tilt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16523279U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5683477U (ja
Inventor
祐造 鈴木
Original Assignee
マツダ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP16523279U priority Critical patent/JPS602054Y2/ja
Publication of JPS5683477U publication Critical patent/JPS5683477U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS602054Y2 publication Critical patent/JPS602054Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチルトキャブを備えた車両の安全装置に関する
ものである。
従来、この種のチルトキャブ車両においては、車台に対
しキャビンを前方に傾倒させてエンジンの点検や整備を
容易に行うことができるようにしている(特公昭48−
39403号公報参照)が、上記キャビンを前傾する場
合、キャビンに開閉自在に枢着されたドアが少しでも開
いていたり、あるいはドアがアンロック状態であると、
キャビンの前傾に伴ってドアが急激に開き、ドアが物に
当って変形したり、あるいはドアヒンジ部が変形損傷す
るという問題を有していた。
本考案はかかる問題を解決すべくなされたものであり、
ドアがアンロック状態あるいは開状態であるときには、
すなわち閉止位置以外にあるときには、キャビンの傾倒
を阻止するようにすることにより、チルトキャブ車両に
おける安全性を向上させ得るようにしたチルトキャブ車
両の安全装置を提供するものである。
すなわち、本考案は、車台に対し傾倒自在にキャビンを
支承してなるチルトキャブ車両において、キャビンに開
閉自在に枢着されたドアが開状態にあることを検出する
ドア開放検出手段と、該ドア開放検出手段により作動し
キャビンの傾倒を阻止する手段とを備え、ドアが閉止位
置以外にあるときキャビンの傾倒を阻止するようにした
ことを特徴とするものである。
ここにおいて、上記ドアの開状態とはドアがアンロック
状態あるいはドアが開いた状態を意味し、換言すればロ
ック状態以外の状態を意味するものである。
しかしながら、アンロック状態(所謂半ドア状態)の場
合は、キャビンを前傾してもドアが急激に開く危険性が
少ないため、場合によってはドアが開いた状態(ロック
状態、アンロック状態以外の状態)のみを検出する手段
により阻止手段を作動させる構成としてもよい。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図はチルトキャブ車両を示し、1は車台、2は前端
が車台1に対しシャフト3を介して傾倒自在に支承され
たキャビンであって、該キャビン2の後端は、上記車台
1に取付られたブラケット4と、該ブラケット4の上端
に取付けられたウェツジ部材5とからなるキャブマウン
ト装置6にマウントされているとともに、キャブ固定装
置7により固定されている。
尚、8はキャビン2に開閉自在に枢着されたドア、9は
該ドア8の開閉に応じて開閉するドアスイッチである。
上記キャブ固定装置7は第2図に詳示するように、キャ
ブマウント装置6にアイボルト等よりなる係止部材10
が取付けられている一方、キャビン2の下面には上記ウ
ェッジ部材5に収容されるキャブマウントブラケット1
1が突設され、該キャブマウントブラケット11には支
持プレート12を介して操作レバー13が回動自在に枢
支され、該操作レバー13の上端部にはロッド14が連
結され、該ロッド14には保持部材15が枢支されてい
るとともに該保持部材15に保持されて上記係止部材1
0に係脱可能なフック16が枢支されており、上記操作
レバー13を回動操作してフック16を係止部材10に
係合せしめることにより、車台1のキャブマウント装置
6とキャビン2の後端とをロック固定するように構成さ
れてる。
尚、17は操作レバー13のロック位置をロック規制す
るハンドロックレバ−118は上記支持プレート12に
枢支されロック時にブラケット4に離脱可能に係合する
セーフティフック、19はウェッジ部材5の上面に固着
されたマウントラバーである。
そして、このようなチルトキャブ車両において、キャビ
ン2のドア8が開状態にあることを検出するドア開放検
出手段と、該ドア検出手段により作動してキャビン2の
傾倒を阻止するようにした阻止手段とが設けられている
すなわち、上記ドア開放検出手段は上記ドアスイッチ9
で構成されており、ドア8がアンロック状態ないし開放
状態であればその状態を検知するものである。
また、上記阻止手段は第3図に示すように、キャビン2
のバックパネル2aに穿設した貫通孔20に出没自在に
収容され、上記操作レバー13に穿設た係止孔21に対
して操作レバー13のロック位置において係脱するスト
ッパーピン22と、該ストッパーピン22をスプリング
(図示せず)に抗して前進移動させるソレノイド23と
から構成されている。
尚、24はバックパネル2aとストッパーピン22との
間に介在されたブツシュ、25はソレノイド23を取付
ける取付ブラケットである。
上記ソレノイド23は第4図に示すような作動回路26
により作動する。
すなわち、第4図において27はバッテリ、28はリレ
ーコイル28aと該リレーコイル28aの励磁、消磁に
より開閉するリレー接点28bとからなるリレーであっ
て、上記バッテリ27とソレノイド23とを接続する作
動回路26には上記リレー接点28bが直列に接続され
、また上記リレーコイル28aの励磁回路29にはドア
スイッチ9が直列に接続されており、ドア8の開状態に
よるドアスイッチ9の閉動時にはリレーコイル28aの
励磁によりリレー接点28bを閉動せしめソレノイド2
3に通電する一方、ドア8のロック状態によるドアスイ
ッチ9の開動時にはリレーコイル28aの消磁によりリ
レー接点28bを開動せしめソレノイド23への通電を
遮断するように構成されている。
尚、30は上記リレー28のリレーコイル28aと並列
に接続されたルームランプである。
したがって、上記実施例においては、キャビン2のドア
8がロック状態、すなわち閉止位置にある場合、ドアス
イッチ9が開状態であるので、ソレノイド23に通電さ
れず、よってストッパーピン22がキャビン2の貫通孔
20内に没入したままであるので、操作レバー13を自
由に回動操作してキャビン2を傾倒させることができ、
通常のエンジン点検整備を行うことができる。
そしてキャビン2のドア8が閉止位置以外にある場合、
すなわちドア8がアンロック状態ないし開放されている
場合には、ドアスイッチ9が閉動されることにより、リ
レーコイル28aの励磁によりリレー接点28bが閉じ
てソレノイド23に通電されるので、ストッパーピン2
2が貫通孔20より突出してロック位置にある操作レバ
ー13の係止孔21に係合し、操作レバー13の回動操
作が不可能となり、よってキャビン2の傾倒が阻止され
る。
また、上記のように傾倒を阻止されたキャビン2はドア
8を閉止位置にすることにより、ドアスイッチ9の開動
によってソレノイド23への貫通孔20への通電が停止
され、ストッパーピン22の貫通孔20への没入により
該ストッパーピン22と操作レバー13の係止孔21と
の係合が離脱されるため、操作レバー13を回動操作し
て前傾させることができる。
尚、上記実施例では、ドア8の開放時に常にソレノイド
23等の阻止手段が作動する構造であるが、該阻止手段
の耐久性の向上を図り信頼性を向上させるためにドア8
が開状態で且つキャビン2を傾倒させようとする時にの
み阻止手段が作動するようにしてもよい。
すなわち、第5図および第6図は本考案の他の実施例を
示しくなお、第2図および第3図と同一の部分について
は同一の符号を付してその説明は省略する)、第5図お
よび第6図において、31は支持プレート12に操作レ
バー13の上端部と離接可能に取付けられたスイッチ部
材からなる操作レバーセンサであって、上記操作レバー
13がロック位置にあるときには操作レバー13と当接
して開動する一方、操作レバー13がそのロック位置か
らずれてアンロック位置にあるときには操作レバー13
と離反するように閉動して、操作レバー13のアンロッ
ク回動操作を検出するもので、該操作レバーセンサ31
は第5図に示すようにソレノイド23′の作動回路26
′に直列に接続されており、ドア8が開状態で且つ操作
レバー13を操作してキャビン2を傾倒しようとする時
のみソレノイド23′を作動させるように構成されてい
る。
尚、本例の場合、ソレノイド23′は上記実施例の如く
操作レバー13をそのロック位置にて回動不可能に規制
するような取付位置ではなく、操作レバー13をアンロ
ック回動操作できるような、すなわち上記操作レバーセ
ンサ31が作動することができるような取付位置にずら
して取付けられている。
また、上記操作レバーセンサ31の代わりに、第6図に
示すようにセフティフックセンサ32又はチルトキャブ
アンロックセンサ33を設けてもよい。
すなわち、上記セフティフックセンサ32は支持プレー
ト12にセフティフック18と離接可能に取付けられて
キャブ固定装置7におけるアンロック作動をセフティフ
ック18の回動操作により検出するように設けられたも
のであり、この場合、キャブ固定装置7のアンロック作
動が通常セフティフック18をはずしてから操作レバー
13を回動操作して行われるため、上記アンロック作動
を早目に検出することができる。
また、上記チルトキャブアンロックセンサ33はキャブ
マウントブラケット11の側面下端にウェッジ部材5と
離接可能に取付けられ、キャブ固定装置7のアンロック
作動をマウントラバー19の弾性によるキャビン2の僅
かな浮き上りにより検出するようにしたものであり、こ
の検出作動により別個に設けたフック機構(図示せず)
を作動させ、該フック機構によりキャビン2を係止する
ようにすれば、上記と同様の作用効果を得ることができ
る。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、他
の種々の変形例をも包含するものであり、例えば上記実
施例ではストッパーピン22゜22′をソレノイド23
.23’により作動させるようにしたが、ソレノイドの
代わりにモータを利用してもよく、また、ストッパーピ
ンを電気的にではなくレリーズワイヤ等で機械的に作動
させてもよい。
また、ドアスイッチはルームランプ点灯用のものを用い
ず別個に新設してもよい。
さらに、阻止手段の作動を報知するブザー等の警報装置
を付は加えるようにすれば安全性の向上を図る上で好ま
しい。
以上述べたように、本考案によれば、チルトキャブ車両
においてキャビンのドア開状態にあることを検出するド
ア開放検出手段と、該ドア開放検出手段により作動しキ
ャビンの傾倒を阻止する手段とを備え、ドアが閉止位置
以外にあるときキャビンの傾倒を阻止するようにしたこ
とにより、従来の如きキャビンの傾倒時における事故を
確実に防止することができ、安全性の向上を図ることが
できる。
特に、上記阻止手段をドアが閉止位置以外で且つキャビ
ンの傾倒操作時にのみ作動するようにすれば、阻止手段
の耐久性を向上させて信頼性を高めることができるので
、上記安全性の向上をより一層図ることができる利点を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図はチルトキャ
ブ車両の概略図、第2図はキャブ固定装置の正面図、第
3図は第2図のA方向矢視図、第4図は第3図の電気回
路図、第5図および第6図は他の実施例を示し、第5図
は電気回路図、第6図はキャブ固定装置におけるセンサ
の取付位置を示す説明図である。 1・・・・・・車台、2・・・・・・キャビン、2a・
・・・・・バックパネル、3・・・・・・シャフト、4
・・・・・・ブラケット、5・・・・・・ウェッジ部材
、6・・・・・・キャブマウント装置、7・・・・・・
キャブ固定装置、訃・・・・・ドア、9・・・・・・ド
アスイッチ、10・・・・・・係止部材、11・・・・
・・キャブマウントブラケット、12・・・・・・支持
プレート、13・・・・・・操作レバー、14・・・・
・中ラド、15・・・・・・保持部材、16・・・・・
・フック、17・・・・・・ハンドルロックレバ−18
・・・・・・セーフティフック、19・・・・・・マウ
ントラバー、20・・・・・・貫通孔、21・・・・・
・係止孔、22,22’・・・・・・ストッパーピン、
23,23′・・・・・・ソレノイド、24・・・・・
・ブツシュ、25・・・・・・取付ブラケット、26・
・・・・・作動回路、27・・・・・・バッテリ、28
・・・・・・リレー、28a・・・・・・リレーコイル
、28b・・・・・・リレー接点、29・・・・・・励
磁回路、30・・・・・・ルームランプ、31・・・・
・・操作レバーセンサ、32・・・・・・セーフティフ
ックセンサ、33・・・・・・チルトキャブアンロック
センサ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)車台に対し傾倒自在にキャビンを支承してなるチ
    ルトキャブ車両において、キャビンに開閉自在に枢着さ
    れたドアが開状態にあることを検出するドア開放検出手
    段と、該ドア開放検出手段により作動しキャビンの傾倒
    を阻止する阻止手段とを備え、ドアが閉止位置以外にあ
    るときキャビンの傾倒を阻止するようにしたことを特徴
    とするチルトキャブ車両の安全装置。
  2. (2)ドア開放検出手段がドアスイッチで構成されてい
    て、阻止手段がストッパーピンおよび該ストッパーピン
    を作動させる駆動装置で構成されたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載のチルトキャブ車
    両の安全装置。
JP16523279U 1979-11-28 1979-11-28 チルトキヤブ車両の安全装置 Expired JPS602054Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16523279U JPS602054Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 チルトキヤブ車両の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16523279U JPS602054Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 チルトキヤブ車両の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5683477U JPS5683477U (ja) 1981-07-06
JPS602054Y2 true JPS602054Y2 (ja) 1985-01-21

Family

ID=29676153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16523279U Expired JPS602054Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 チルトキヤブ車両の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS602054Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5683477U (ja) 1981-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1215064B1 (en) Center-matched double hinged door assembly for vehicles
JP6980966B2 (ja) 自動車ドア用ロック
US4496170A (en) Seat belt device for vehicles
JP2001241248A (ja) 自動車用ドアロック装置
JPS602054Y2 (ja) チルトキヤブ車両の安全装置
KR100589431B1 (ko) 자동차용 시트의 회전장치
JPH0617960Y2 (ja) 自動車用ロック装置
JPH0622063Y2 (ja) 自動車用開閉体のロック解除操作装置
JPH076072Y2 (ja) チルト式キャブのロック装置
JPH0630507Y2 (ja) 車両用のバックドア装置
JPH0625584Y2 (ja) 車両のバックドアロック装置
JP3911762B2 (ja) 車両用非常ドアのロック解除制御装置
JPH0313068Y2 (ja)
JP2005162034A (ja) キャブチルト時の干渉防止機構
JP2556012B2 (ja) エンジンフ−ド開閉装置
JPH052393Y2 (ja)
JP2514210Y2 (ja) 運搬車の煽戸開閉機構
JPH0628336Y2 (ja) 車両用のバックドア操作装置
JPH02109725A (ja) 車両のオープンルーフ駆動装置
JPH0631078Y2 (ja) 自動車用ドアロックの施解錠操作装置
JPH059402Y2 (ja)
JPH0630506Y2 (ja) 車両用のバックドア装置
JPH0645426Y2 (ja) キャブロック警報装置
JP3417627B2 (ja) オープンカーのドアロック装置
JP2800038B2 (ja) 自動二輪車の収納容器開閉装置