JPS60196591A

JPS60196591A - 椎茸の乾燥方法と乾燥機

Info

Publication number: JPS60196591A
Application number: JP59052487A
Authority: JP
Inventors: 沢戸　義久
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-03-19
Filing date: 1984-03-19
Publication date: 1985-10-05
Also published as: JPH0429324B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は生椎茸を乾燥させて出荷形態である乾し椎茸に
する椎茸の乾燥方法と、この方法に使用する乾燥機に関
するものである。

従来、生椎茸を乾燥させて乾し椎茸にする場合には乾燥
機を使用して温風により乾燥させて乾し椎茸に仕上げて
いたが、生椎茸は肉が厚く然も相当の水分を合んでいる
為、乾燥過程に於て椎茸の表面と内部との乾燥の程度が
大きく異なるので、仕上がった椎茸が変形したり、風味
が落ちる等、品質の優良な乾し椎茸を量産することが困
難であった。本発明は上記に鑑み、椎茸の乾燥過程に於
て表面と内部との乾燥の程度の差を出来る限り少なくす
ることにより、変形することなく原形を保ち然も従来よ
り短時間で味の良い品質の優良な乾し相性を量産するこ
とが出来る様にしたものである。

即ち、その乾燥方法とは、減圧状態での５５°Ｃから７
０℃位の範囲内の温風による乾燥と、常圧状態での温風
による乾燥とを数分く例えば５分）間隔で交互に繰り返
すことにより行なうものであるが、上記減圧状態での温
風乾燥を数分行なうときには生椎茸の内部の水分が表面
に滲出され、次に常圧状態での温風乾燥を数分行なうと
きには生椎茸の表面が主として乾燥するので、これを交
互に繰り返す本方法による場合は、乾燥過程に於て椎茸
の表面と内部との乾燥の程度の差がなくなるから、従来
の様に表面が硬化することがなく生椎茸の原形を保った
味の良い品質の優良な乾し椎茸を量産することが出来る
ものである。

次に上記乾燥方法に使用する乾燥機の発明の実施の一例
を図面に付き説明すれば下記の通りである。

図中（１）は箱体で、その下部に多数の小孔（２）を設
けた穿孔板（３）を設けて乾燥室（４）と下室（５）と
に区画しである。

〈６）は乾燥室〈４）の前面に設けたＵ■開閉扉（７）
は乾燥室（４）内に設番プた多数の支持杆で、之に通風
性の乾し１ｉｔ（８）を支持させである。

（９）は箱体（１）に並設し且つダクト（１０）を介し
て上記下室（５）に連結した熱交換器、（１１）は熱交
換器（９）の上面開口部（１２）に取付けた送風機、（
１３）は一端を連通管（１４）を介してダクト（１０）
に連結して乾燥室（４）内の中央部イ」近に横架した温
風の噴射管で」−面に間隔的に噴射孔（１５）を設けで
ある。

（１６）は乾燥室（４）の土壁に設（プた排風室で、そ
の−側壁に間口部〈１７）を設けてあり、この間口部に
外部に通ずる排風バイブ〈１８）を連結するものである
。

（１９）は排風室（１６）に取イ＝Ｊ　ｌプたで排ＩＩ
機で、この排風機は上記熱交換機器（９）の前面に設け
たタイムスイッチ（２０）の設定時間に従って上記送用
機〈１１）と数分間隔で交互に作動づるものである。

尚、排風室（１６）の右側壁には熱交換器（９）の上面
に及ぶ誘導１．Ｉ　＜　２．１　）を突設し、その先端
下面に熱交換器（９）の上端間口部（１２）に対応させ
て間口部（２２）を設けると共に内部にダンパー（２３
）を設けてあり、このダンパー（２３）を後述の乾燥過
程の最終段階で開くことにより、乾燥室（４）内を通過
する温風を循環させることも出来るものである。

本発明に係る乾燥機は上記の様に構成されているから今
、これを使用する場合にはタイムスイッチ（２０）を操
作することにより、送風機（１１）ど排１！１１！（１
９）の作動時間を夫々例えば５分に設定すると共に熱交
換器（９）を稼動させれ、ば先ず、排風機（１９）が作
動して乾燥室（４）内の空気が排出されるので、熱交換
器（９）の上面から外気が吸引され、熱交換器（９）内
を通過する間に設定温度に上昇してダクト（１０）に至
り、ここで下室（５）方向と連通管（１４）方向とに流
量が等分され、穿孔板（３）の小孔（２）から乾燥室（
４）内に吹き上がるとＪｔにｌ１ｆｌ　ＩＪ−Ｊ管（１
３）の噴射孔（１５）から噴射して乾燥室（４）内を通
過して排風室（１６）の開口部（１７）から外部に排出
されるが、設定時間の例えば５分間が経過すると排風機
（１９）が停止すると同時に送風ＩＩ（１１）が作動し
、熱交換器（９）の上面ｆｔ１１口部から外気が送風さ
れ、上記同様、熱交換器（９）内を通過する間に設定温
度に上昇してダクト（１０）に至り、ここで下室（５）
方向と連通管（１４）方向とに流量が等分され、穿孔板
（３）の小孔（２）から乾燥室〈４）内に吹き上がると
共に噴射管（１３）の噴射孔（１５）から噴射して乾燥
室（４）内を通過して排風室〈１６）の開口部（１７）
から排出され、更に又、５分間が経過すると送風機（１
１）が停止して排風機（１９）が繰り返して作動づるも
のであるが、上記送風機（１１）が停止して排風機く１
９）が作動するときは、乾燥室（４）内は減圧状態にな
るから、乾し棚（８）上に置かれた生椎ｎの内部の水分
は効果的に表面に滲出し、排１ｉｔ！３ｉ（１９）がけ
・止して送ｆｆ１機（１１）が作動づるときには、乾燥
室（４）内は常圧状態になるから主として生椎茸の表面
が乾燥するので表面と内部とが均一に乾燥した乾し椎茸
に仕上げることが出来るものである。

本発明に係る乾燥機は上記の様に、乾燥室の中央部（＝
Ｊ近に連通管を解してダクトに連結した温風の噴射管を
設りたから、乾燥室内の多数の乾し棚のうち下半分の乾
し棚−ヒの椎茸は穿孔板の多数の小孔から乾燥室内に向
かって吹き上がる渇屓により乾かさね、このＷ＋ａ　ｌ
！Ｆ、ｌ　（７）　溜＋　＋！Ｊ　ｉ）”　ｔｌ、（”
ｌ”Ｉ　＆ｓ　、１−崖分（１）　Ｇ’２し棚トの４１
１　（ｉ’　ｉ；１．　、該’（：（Ａ　川に加えて哨
６’ｌ管の噴α１孔から上ブ）に向かって１１′５身・
１−・Ｊる設定４１１麿にコン１〜［］−ルされｌこ温
風により充分乾かされるので、動帯的に乾燥全°内の全
ての和イー１を乾燥さ［！ることが可能てあり、又、本
乾燥（幾（Ｊ牛；ＩＬｆ；ｉの内部の水分を表面に滲出
さｔ　ＩＴＪる減圧状態ての温風乾燥と、主として生椎
茸の表面を乾燥させる富圧状態での温風乾燥とをタイム
スイッチの設定時間に従って数分間隔で交互に繰り返す
ことが出来る様にしたらのであるから、（１Ｆ茸の乾燥
過程に於て椎ｎ−の表面と内部との乾燥の程度の差が生
じないから、従来の様に表面が硬化することなくイ１椎
茸の原形を保った味の良い品質の優良な乾し椎茸を短時
間で量産出来るしのである。尚、本乾燥機を椎茸以外の
他の農産物の乾燥用として使用した場合にｂ上記同様の
効果を発揮し、品質の（嬰良な例えば大根切干、干ぶど
う等を量産することが出来るものであり、然も小魚とか
わかめ等、海産物の乾燥機としても使用づ−ることが出
来るから産業の発達に太きイ、−ζ１妃′をイｉＩノ１
ｑるしのである。

【図面の簡単な説明】

第１図（，１本発明に係る乾燥機の一部切欠正面図。第２図は仝上平面図。第３図は本乾燥機を２台使用した場合の設置例を示−り
正面図である。図　中（１）は箱体。（２）は小孔。（３）は穿孔板。（４）は乾燥室。（５）は下宇。（６）は開閉ｌ。〈７）は支持杆。〈８）は乾し棚。くっ）は熱交換器。（１０）はダクト。＜　ｉ　’＋　＞は送風機。（１３）は噴口４管。（１４）は連通管。（１５）は噴ｑ」孔。（１６）は排風室。（１９）は排風機。（２０）はタイムスイッチ。１１ノ、／１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）生椎茸の内部の水分を表面に滲出させ（りる減圧
状態での温風乾燥と、主として生椎茸の表面を乾燥させ
る常圧状態での温風乾燥とを数分間隔で交互に繰り返す
ことにより、生椎茸の表面と内部とを均一に乾燥させて
乾し椎茸に仕上げる椎茸の乾燥方法。
（２）箱体内を穿孔板により乾燥室と王室とに区画し、
この王室にダクトを介して１−面間口部に送風機を取付
け１＝熱交換器を連結し、乾燥室に開閉扉を設けると共
に多数の支持杆を横架して之に乾し棚を支持させ、室内
の中央部付近に連通管を介して上記ダクトに連結した温
風の噴射管を設け、乾燥室の土壁に排風室を設け、この
排風室にタイムスイッチの設定時間に従って上記送風機
と交互に作動づ−る排Ｉ！ｌｖＡを取付けてなる椎茸の
乾燥機。