JPS60185235A - 情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はディスク状基板の表面に記録層を設けて光学的
に情報の記録再生を行なう封止型のディスク状情報記録
媒体に関する。

〔従来技術〕

プラスチックなどのディスク状基板に金属および有機色
素などの記録層を設けた２枚のディスクをスは−サを介
して接着したエア・サンドインチ型の封止ディスクが知
られている。ディスク状記録媒体として例えば半径１０
０節のディスクを考えた場合情報記録領域は半径５０〜
９５論の範囲に設けられる。したがって、エア・サンド
インチ型の封止構造をとる場合円周スは一すの幅は充分
広くとれるが外周スペーサの幅はあまり広くとれないた
め外周部の接着強度が劣ることになる。また、封止ディ
スクが湿度雰囲気中におかれた場合、接着剤と被着材の
界面に水分が侵入しやすく、これはディスク外周端面か
らの侵入が最も影響が大きく、やはり外周部の接着強度
の劣化につながる。

従来、第１図に示すように外周スペーサ２の断面形状が
長方形のものが提案されているか接着部６の形状が最も
単純なため強度が劣シまた外周端面５からの水分侵入と
いう観点からも劣っている。

また、これを改良したものとして第２図に示したような
構造のものが提案されている（％開昭５７７１７２５４
１号公報参照）。この場合は接着部の形状が第１図より
複雑で強度的に改善されている。接着剤と被着材の界面
の面積も大きくなっておりかつ界面の方向が水平、鉛面
の二方向となっていることから水分侵入の面でも改善さ
れている。しかしながらスペーサとしてこのような形状
のものを作る場合加工上の困難が伴うという欠点を有し
ている。

〔目　的〕

本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、その
目的は充分な接着強度を有し、水分侵入の影響が少なく
かつ製造の答易な封止構造の情報記録媒体を提供するこ
とである。

〔構　成〕

上記目的を達成するために、本発明は基板とスは−サと
の接着面（貼合せ面）の他にディスクの内周および／ま
たは外周の端面全面に接着剤を適用してその部分を整形
加工することにある。すなわち、本発明の情報記録媒体
は２枚のディスク状基板のうち少なくとも１枚の片面に
記録層ｆ：＊−する１対の基板を同心的に配置された内
周スペーサおよび外周スペーサを介してまたは介さずに
該記録層が内側になるように接着剤を用いて貼合せた封
止構造を有しかつ前記接着剤が接着面の他にディスクの
内周および／または外周の端面全面に存在するものであ
る。

次に、第３図ないし第１１図を参照して本発明の詳細な
説明する。すべての図は説明の便宜上基板、外周スペー
サおよび接着剤の関係を示すために他の構成例えば内周
スペーサ、記録層および中心穴などを省略した部分断面
図として示す。

本発明の一実施例では、第６図に示すように接着剤６を
ディスクの外周端面５にはみ出させた状態で供給し硬化
させる。その後、機械加工その他により整形して例えば
第４図および第５図に示した形状とする。第４図の場合
、第２図の外周スは−サ２の端面形状を接着剤６によっ
て形成した形になっており第２図に示したものと同様な
接着強度および水分侵入防止効果が得られた。この場合
の整形加工は第２図のスば一す加工に比較してはるかに
容易である。また、第１図のような通常の封止構造の場
合でも接着剤のディスク外周端面へのはみ出しは避けら
れないため余剰接着剤のふき取りあるいは硬化後の整形
が必要であり、本発明に必要な整形加工は必ずしも製造
工程の著しい増加とはならない。

また、本発明の別の実施例では第６図に示すように接着
剤６の整形物が２枚の基板１，１をはさみ込む形となっ
ており接着強度の著しい向上が得られた。この構造を外
周スば一す２だけを用いて実現するならば第７図のよう
な形状となりスペーサ２の加工は非常に困難となる。そ
の上、このような形状の場合には封止ディスクの組立て
の際にはスは−サを外周からはめ込まなければならない
ので、スペーサを円周方向に複数に分割する必要も生じ
工程が複雑になる。

さらに、本発明の他の実施例では第８図に示すように密
着貼合せ構造の外周端面５を接着剤３で被ったものであ
り接着強度および水分侵入防止効果ともに改善された。

これまでの説明は比較的接着強度の劣るディスク状記録
媒体の外周側についてもっばら行つてきたが本発明の上
述した態様は内周側にも適用可能なことはもちろんであ
る。

さらに、本発明における接着剤の供給方法および硬化方
法の例について第９図ないし第１１図を参照して以下に
説明する。

まず、通常の方法によって第１図に示すように基板１，
１の封止全行なう。その後、第９図に示すようにディス
クの外周端面５にノズル６より過剰な接着剤３を供給す
る。接着剤としては常温硬化型、加熱硬化型、ホットメ
ルト、紫外線硬化型等が使用可能で、前王者は端面全面
に接着剤を供給した後硬化を行なう。紫外線硬化型につ
いては接着剤を供給しながら硬化を行なう第１０図に示
すような方法が有利である。また、端面への接着剤供給
方法の他の例は第１１図に示すように、接着剤だめ１０
の接着剤液面にディスク端面５を接触させながら回転さ
せ接着剤の供給を行なう方法である。紫外線硬化の場合
図のように供給直後に硬化させると有利である。

ここで本発明の情報記録媒体の組立て例について説明す
ると、第６図に示すように基板１のうち少なくとも１枚
の片面に記録層（図示せず）を有する１対の基板を、同
心的に配置した内周スは−サ（図示せず）および外周ス
ペーサ２を介して記録層が内側に位置するように空間４
を形成して組立て次に基板１の水平部と外周スは一す２
の水平部とを接着剤５により固定しさらに外周スペーサ
２の端面５に接着剤６をはみ出させた状態で供給し硬化
させた後機械加工により整形を行ない第４図に示すよう
な封止構造を有する情報記録媒体を組立てることができ
る。

また、本発明における記録層としては光情報記録媒体の
記録部材として知られているものならすべて使用でき特
定のものに限定されない。

その代表的な例としてＴｅ％ｈｆ１などの金属薄膜、シ
アニン色素などの有機色素薄膜などをあげることができ
る。また、基板は透明基板であり、その代表的な例とし
てプラスチック、ガラスなどをあげることができる。ま
た、本発明の情報記録媒体は両面ディスクの場合は記録
層を２枚の基板上に片面ディスクの場合は１枚の基板上
に設ければよい。

〔効　果〕

上述のようにして構成された本発明の情報記録媒体は封
止信頼性および封止接着強度の向上ならびに樹上端面か
らの水分の侵入防止という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の外周スペーサと基板との関
係を示す情報記録媒体の部分断面図であシ、第６図ない
し第８図は本発明の情報記録媒体の構成例を示す部分断
面図でありそして第９図ないし第１１図は本発明におけ
る接着剤の供給方法および硬化方法を説明する模式図で
ある。 １・・・基板、２・・・外周スペーサ、６・・・接着剤
、４・・・空間、５・・・外周端面、６・・・ノズル、
７・・・ディスク、８・・・遮光板、９・・・紫外線、
１０・・・接着剤だめ。 特許出願人　株式会社　リ　コ　− 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２枚のディスク状基板のうち少なくとも１枚の片面に記
   録層を有する１対の基板を同心的に配置された内周スペ
   ーサおよび外周スは−サを介してまたは介さずに該記録
   層が内側になるように接着剤を用いて貼合せた封止構造
   を有しかつ前記接着剤が接着面の他にディスクの内周お
   よび／または外周の端面全面に存在することを特徴とす
   る情報記録媒体。