JPS6018377B2 - 生米粉の保存方法 - Google Patents

生米粉の保存方法

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JPS6018377B2
JPS6018377B2 JP55168300A JP16830080A JPS6018377B2 JP S6018377 B2 JPS6018377 B2 JP S6018377B2 JP 55168300 A JP55168300 A JP 55168300A JP 16830080 A JP16830080 A JP 16830080A JP S6018377 B2 JPS6018377 B2 JP S6018377B2
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JP
Japan
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rice flour
raw rice
film
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water activity
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Expired
Application number
JP55168300A
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English (en)
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JPS5791165A (en
Inventor
浩三 三田
恭博 櫛田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は玄米を精白、粉砕した後、自然乾燥処理した、
生米粉の保存方法に関する。
さらに詳しく言えば、加熱乾燥、真空乾燥、あるいは凍
結乾燥等の強制乾燥を施さずに自然乾燥した為に水分含
量が高く、混虫類や微生物による変質を受けやすい生米
粉の保存性を延長することを目的とする。従来米粉は、
精白、粉砕処理後、保存性を付与する為熱風乾燥等の加
熱乾燥を施こし、その水分含量を15%以下として保存
流速を行ない、−般的には上鯵粉等の名称で求肥や餅葉
子の原料として・用いられている。
しかし、その乾燥T程での加熱処理の為、米粉中のでん
ぷんが一部Q化を種こし、完全な生でんぷん状態ではな
くなっている。従って、このような米粉を用いて求肥が
餅菓子を製造するときには、いったんQ化して保存流通
中に老化した米でんぷんを使用することになる為、十分
なQ化が起こらず、粘りが弱かったり、短時間で粘性が
大きく低下するなどの原因となっている。生米粉は加熱
乾燥、真空乾燥、あるいは凍結乾燥等の強制乾燥を施さ
ず、自然乾燥処理した米粉で、米粉中のでんぷんは生枕
態であり、これを用いて求肥や餅菓子を製造したときは
、Q化が十分に起こりやすく粘りの強い高品質なものが
できる。しかし自然乾燥である為水分含量が高く、昆虫
類の繁殖、カビ酵母等の微生物による腐敗を受けやすく
、その保存期間は常温で1日、冷蔵で3日程度であり、
大規模生産の菓子原料としては、不適当で、わずかに4
・規模牛産の場合に限って日配的に使用されているにす
ぎない。本発明は上記の現状に鑑み、自然乾燥処理した
牛水粉の保存方法について研究の結果自然乾燥処理した
生米粉に対して水分活性値が0.総以下になるように粉
末状ソルビトールを添加混合し、しかる後、脱酸素剤と
共にガスバリャー性を有する合成樹脂製フィルム、アル
ミ箔、又はそれらの複合フィルムで密封包装することに
より、生米粉を常温下で10日以上、冷蔵で20日以上
保存することが可能となることを見し、出し、かかる知
見にもとづいて第1の発明を完成したものである。
更に上記の自然乾燥した米生粉の密封保存において、生
米粉に粉末状ソルビトールの他に菓子製造時に添加する
砂糖、ブドウ糖、麦芽糖、果糖等の糠類を添加しておけ
ばこれらとの共同作用によって粉末状ソルビトールの効
果はいっそう増すことを見し、出し、かかる知見にもと
づいて第2の発明を完成したものである。
即ち、第1の発明の要旨は自然乾燥処理した生米粉に対
して、粉末状ソルビト−ルを生米粉の水分活性値を0.
8乳父下に低下させるに充分な量で添加混合し、脱酸素
剤と共にガスバリャー性を有する合成樹脂フィルム、ア
ルミ箔、又はそれらの複合フィルムで密封包装すること
を特徴とする生米粉の保存方法である。
次に第2の発明の要旨は自然乾燥処理した生米粉に対し
て、粉末状ソルビトール及び砂糖、ブドウ糖、麦芽糖、
果糖等の糖類を生米粉の水分活性値を0.斑似下に低下
させるに充分な量で添加混合し、脱酸素剤と共にガスバ
リャ−性を有する合成樹脂製フィルム、アルミ箔、又は
それらの複合フィルムで密封包装することを特徴とする
生米粉の保存方法である。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
玄米を精白、粉砕した後、自然乾燥処理した水分舎量1
5%以上の生米粉に対して、粉末状ソルビトールを添加
混合し、脱酸素剤と共にガスバリヤ−性を有する合成樹
脂製フィルム、アルミ箔、又はそれらの複合フィルムで
密封包装して、生米粉を保存する。而して、本発明にお
いて用いられる粉末状ソルビトールは生米粉の水分活性
値を低下させる目的で添加混合するものであり、嫌気性
菌である酵母が発育可能である水分活性値0.磯以下ま
で生米粉の水分活性値を低下するように添加混合しなけ
ればならない。
生米粉に添加された粉末状ソルビトールは、砂糖の代わ
りに用いることのできる甘味料であるから、菓子製造の
原料として使用するかぎり、生米粉から粉末状ソルビト
ールを分離する必要はまったくない。逆に生米粉に粉末
状ソルビトールを添加した形態におけば、菓子製造時に
添加する砂糖の量はそれだけ少なくてすみ、さらに粉末
状ソルビトールの他に菓子製造時に添加する砂糖、ブド
ウ糖、麦芽糖、果糖等の槍類を生米粉に添加しておけば
、これらとの共同作用によって粉末状ソルビトールの効
果はいっそう増す。次に脱酸素剤は生米粉を脱酸素状態
で保存してカビ等の好気性微生物あるいはコクゾゥ虫等
の昆虫類の生育を防止する為に用いられるものであり、
生米粉を包装している系内が脱酸素状態となるのであれ
ば、真空包装、炭酸ガスあるいは窒素ガス等によるガス
置換包装、酸素を吸収して炭酸ガスを発生するガス置換
剤を用いてもよい。次に又、上記の本発明において、バ
リャ−性に富む合成樹脂製フィルム、アルミ箔、又はそ
れらの複合フィルムとしては、例えば、空気、酸素等の
透過を遮断、防止する性質を有するものを使用すること
ができ、例えば、ボリ塩化ビニリデンフイルム、ポリ塩
化ビニリデンコートフィルム(例:ポリ塩化ピニリデン
コートポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニリデンコー
トポリプロピレンフイルム)、ポリアミドノポリェチレ
ン積層フィルム、ポリ塩化ビニリデンコートポリプロピ
レン/ポリエチレン積層フィルム、ポリエステル/アル
ミ箔/ポリエチレン積層フィルム、アルミ箔/ポリエチ
レン積層フィルム、アルミ箔等を使用することができる
。而して、本発明において、上記のフィルムを使用して
密封包装する方法としては、例えば上記のフィルムから
袋を作り、その中に生米粉を入れてヒートシール密封す
る方式等が考えられる。
上記の発明によれば、下記のように利点がある。すなわ
ち自然乾燥処理した生米粉に水分活性値が0.8槌〆下
となる様に粉末状ソルビトールを添加混合し、脱酸素剤
と共にガスバリャー性に富む合成樹脂製フィルムで密封
包装することにより、微生物による腐敗、あるいは昆虫
類の繁殖を防止することができる。この結果生米粉の保
存性は延長され、輸送範囲が拡大し、求肥や餅菓子の原
料として安定供給ができ、大規模生産の原料として利用
が可能である。次に実施例をあげて更に具体的に本発明
について説明する。
実施例 1 水分含量が28.8%、水分活性値0.98の生米粉1
0の重量部に対して粉末状ソルピト−ル3の重量部を添
加混合して水分活性値を0.84とし、脱酸素剤と共に
KOP(塩化ビニリデンコートポリプロピレン)20ム
ノ?E(ポリエチレン)40りの積層フィルムから成る
パウチに充填密封し、しかる後35℃で保存した。
10日後に取り出してパウチを開封したが、アルコール
臭やカビの繁殖は認められず、米粉特有の香りがあり、
これを原料として、生八っ橋を常法により作成したとこ
ろ、非常に美味であった。
実施例 2 水分含量が28.8%、水分活性値0.98の生米粉3
0重量部に対して粉末状ソルビトール5重量部および麦
芽糖5重量部を添加混合して、水分活性値を0.86と
し、脱酸素剤と共にKOP(塩化ピニリデンコートポリ
プロピレン)20山/PE(ポIJエチレン)40rの
積層フィルムから成るパウチに充填密封し、しかる後5
℃で保存した。
20日後に取り出してパウチを開封したところ、微生物
による品質劣化は認められず、これを原料として生八っ
橋を常法により作成したが、腰が強く、粘りがあり、非
常にテクスチャーのすぐれたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自然乾燥処理した生米粉に対して、粉末状ソルビト
    ールを生米粉の水分活性値を0.88以下に低下させる
    に充分な量で添加混合し、脱酸素剤と共にガスバリヤー
    性を有する合成樹脂製フイルム、アルミ箔、又はそれら
    の複合フイルムで密封包装することを特徴とする生米粉
    の保存方法。 2 自然乾燥処理した生米粉に対して、粉末状ソルビト
    ール及び砂糖、ブドウ糖、麦芽糖、果糖等の糖類を生米
    粉の水分活性値を0.88以下に低下させるに充分な量
    で添加混合し、脱酸素剤と共にガスバリヤー性を有する
    合成樹脂製フイルム、アルミ箔、又はそれらの複合フイ
    ルムで密封包装することを特徴とする生米粉の保存方法
JP55168300A 1980-11-29 1980-11-29 生米粉の保存方法 Expired JPS6018377B2 (ja)

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JPS5791165A JPS5791165A (en) 1982-06-07
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