JPS60167770A - ブレ−ドにおけるチツプの装着構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、石材、セメント等の硬質材料を切削する動力
切削機へ装着するブレードにおいて、外周へ列設される
超硬質チップの着脱を容易ならしめるブレードにおける
チップの装着構造に関するものである。

（従来技術） 従来より、第１図に示すように装置全体が、走行モータ
ー２０により駆動されて平行軌道２１上を前後移動し、
また両軌道２１．２１間にはビーム２２が横架されてい
て、そのビーム２２を摺動可能に包持する切削ヘッド２
３にはブレードＡを装着するための主軸７が装備され、
その主軸７へ主軸駆動モーター２４から動力が伝達され
る構成の動力切削機がある。

この動力切削機の主軸Ａへは、外縁に超硬質チップ４　
（例えばダイヤモンドチップ、刃物用合金製チップ等）
を円周方向に列設した円板状のブレードＡ（第２図）が
装着され、このブレードＡを高速回転させることにより
硬質材料の切削ならびに切断が実施される。

ところで、この種の第２図にしめずようなブレードＡに
おいて切削作業実施中に超硬質チップ４の一部が異常摩
耗したり、部分的な衝撃を受けて欠損したり、或いは剥
離することがある。

その状態で切削作業を続行するとブレードＡに作用する
荷重が均衡を失って振動が整しくなったり、切削速度が
著しく減退するため、作業継続は困難となる。

そこで摩耗或いは欠損したチップ４を新替えする必要が
あるが、ブレードＡの超硬質チップ４は円板体２の外周
縁へ低温溶接等により直接溶着されているので、作業現
場での修理は困難であり、その都度修理工場まで搬送し
なければならない。

更に大型の自動切削機においては、ブレードＡの径が大
きくなり、直径１０００ｍｍを上まわるものが少なくな
く、また重量も相当なものとなって、修理に際して取扱
に困窮するといった不具合がある。

（目的） そこで、本発明は上記不具合に鑑みて、ブレードへのチ
ップの装着において、ソケットを使用することによ一部
、不良チップの修理を簡便になし得るブレードにおける
チップの装着構造を提供せんとするものである。

（構成） 本発明に係わるブレードにおけるチップの装着構造の特
徴とするところは、硬質材料の切断に使用する円板状の
ブレードにおいて、ブレード本体の外周側端へ所定距離
毎にソケットを列設し、またチップの下部には嵌合凸部
を形成し、該嵌合凸部を前記ソケットへ嵌入固定し得る
とともに着脱自在にしてなる点にあり、 また、前記ソケットが、内方に円周方向の空隙を形成さ
れ、回転方向側端部に該空隙の開口を有するとともに該
空隙の反回転方向側端部に仕切壁を有し、更に上方には
該空隙の横１１１より狭い開口溝を円周方向に形成され
：また前記嵌合凸部の断面形状と前記空隙の断面形状と
が一致するように形成され、更に前記ソケットと前記嵌
合凸部との接合面の適宜場所に引掛かり部を設けられて
なる点にあり、 また、前記ソケットが、円周方向の中間部適宜位置に切
り込みを凹設され：また前記嵌合凸部が、所定位置より
回転方向側に位置する部位の横１１１を、回転方向側へ
所定距離だけ、前記開口溝の横巾より少なくとも小さく
形成され、且つ前記所定位置と前記嵌合凸部の反回転方
向側端部との距離を前記切り込みの長さより小さく設定
されるとともに、前記所定距離を前記切り込みの回転方
向側端部から前記ソケットの回転方向側端部までの距離
より少なくとも長く設定されてなる点にある。

（効果） 本発明によれば、ブレード本体の外周側端へ所定距離毎
にソケットを列設し、該ソケットへチップを嵌入固定す
ることにより、チップが異常摩耗、欠損等を起こしてチ
ップの取替をする際、ソケットから不良を引き抜き、予
備のチップを嵌入するだけで修理が完了することとなり
、従来のように重いブレードを修理工場へ搬送して、溶
接してある不良チップをブレード本体から取外し、更に
新しいチップを再溶接するといった非合理的な作業をす
る必要がなくなり著しい作業能率の向上を達成できる。

また、前方から挿入したチップは反回転方向側端部に設
けられた仕切壁によって切削時に作用する同方向への荷
重を好適に支持でき、一方、ブレードの回転によってチ
ップに作用する遠心力はチップ内に設けた空隙の横巾よ
り狭い開口溝を形成するソケット本体により確実に係止
され、更にブレードが急停止して、チップが慣性により
回転方向側へ抜は出ようとしても引掛かり部位により好
適に阻止できるものである。

また、ソケットに切込みを凹設し、且つそれに対応させ
てチップの嵌合凸部を適宜改変するすることにより、チ
ップをソケットに嵌入するための円周方向のスペースを
切込み長さだけ短縮することができる。

したがってこの切込みの長さを適宜選択することによっ
て、ブレードに装着し得るチップの増減を図れる等々の
利点がある。

（実施例） 以下本発明の具体的実施例を図面を参照することにより
詳細に説明する。

第２図は本発明を実施したブレードＡを示し、１・・・
はブレード本体２の外周側縁３へ低温溶接等により固着
されたソケットであり、４・・・は前記ソケソトト・・
へ嵌入されたチップであって、下方部には第３．第４図
のように前記ソケソトト・・へ嵌入される嵌合凸部６が
形成されている。

７ａは第１図に示す動力切削機の主軸７を内嵌する軸穴
であり、また８・・・は逃げ溝である。

第３図には前記ソケソトト・・およびチップ４・・・の
第１実施例を示し、９はソケット１の内方へ設けた空隙
であってブレードＡの回転方向側端部に開口１０を有す
るとともに、反回転方向側端部には仕切壁１１を形成し
、また上方には前記空隙９の横巾より狭い巾を有する開
口！１２が円周方向に形成しである。

一方、チップ４・・・は下部に前記ソケソトト・・へ嵌
入する嵌合凸部６を有し、その断面形状ならびに長さは
前記ソケソトト・・の空隙９と略一致せしめてあり嵌入
した後の遊隙を少なくしである。　またＩ４は台部であ
り該台部１４の上面へダイヤモンド等を焼結した図示さ
れていない刃物合金が溶着される。勿論チップ４・・・
の全体を刃物合金で形成することは一向に差支えない。

１５は抜は出し防止用の引掛かり部であり、第５、第６
図に示すようにソヶソトト・・側の開ｌ」溝１２の側壁
に三角状の凹部１６を設け、一方チツブ４・・・の嵌合
凸部６の側壁１３には前記凹部１６の形状と略一致する
凸部１７を形成して、ソケノトト・・の所定位置ヘチソ
プ４・・・を挿入した時、相互に係合するようにしであ
る。

第４図は第２実施例を示し、前記ソヶントト・・の長さ
方向の中間部に切り込み１８を形成し、該切り込みＩ８
の深さは少なくとも空隙９の底部１９にまで達せしめる
。

一方、チップ４・・・の嵌合凸部６における所定位置Ｂ
よりブレードＡの回転方向側における部位の横巾を回転
方向側へ所定距離Ｃだげ前記開口溝の横巾より小さくし
、 また、前記所定位置Ｂと前記嵌合凸部６の反回転方向側
端部りとの距離Ｅは少なくとも前記切り込み工８の長さ
Ｆより短く設定され、且つ前記所定距離Ｃは前記ソケッ
ト・・・における前記切り込み１８の回転方向側端部Ｇ
がら前記ソヶソトト・・の回転方向側端部１１までの距
離Ｊより短（設定されている。

１５は引掛かかり部であり第１実施例と同様の構成であ
る。

１９′は貫通穴を示す。

以上により、その作用を説明する。

ブレードＡに固着されりソヶソトト・・へ嵌合固定され
たチレプ４・・・は材料切断中にブレードの回転方向に
と反対向きへ荷重を受けるが、ソケット４・・・の仕切
壁１１は確実にその荷重を受けとめる（第８図）。

またブレードＡＯ急停止した場合には、慣性によりチッ
プ４・・・がブレードＡの回転方向側へ抜は出ようとす
るが引掛かり部１５の係合力により有効に阻止し得るも
のである。

そしてブレードＡの回転中に発生する遠心力がチップ４
・・・作用するが開口４１２を形成する側壁がチップ４
・・・の嵌合凸部６を握持状に係止することによって対
抗することができ、何等支障を生じるものでない。

ところで、材料の切削中に一部のチップ４・・・が欠損
或いは損耗した場合には動力切削機からブレードＡを取
外してブレードＡの回転方向側へハンマー等で打機を与
えればソケットト・・本体の弾性力で係合している引掛
かり部１５が解除され、回転方向側へチップ４・・・を
抜き出すことができる。また予備のチップ４・・・を装
着する場合には上記と逆の手順で実施すれば良い。

尚ブレードＡの回転防止対策を構しれば、動力切削機か
らブレードＡを取外すことなく修理をすることが可能と
なる。

ところで、第２実施例に示すソケソ１−１・・・とチッ
プ４・・・を使用した場合には第７歯に示すように、千
ツブ４・・・の着脱スペースＬが減少でき、ブレードＡ
へ装着するチップ４・・・の増減に対応することが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は動力切削機の正面図、第２図はブレードの一部
を示す正面図、第３図は本発明の実施に際し使用するソ
ケットとチップの第１実施例を示す斜視図、第４図は同
第２実施例を示す斜視図、第５図はソケットを示し、（
イ）は開口部側から見たソケットの正面図、（ロ）は（
イ）のＭ−Ｍ′矢視の一部断面図、第６図はチップを示
し、（イ）はブレードの回転方向側から見た正面図、（
ロ）は（イ）のＮ−Ｎ　’矢視の一部断面図、第７図は
切込みを形成したソケットを使用した場合におけるチッ
プの着脱の様子を示す説明図、第８図は材料切断時にお
けるソケットとブレードとの回転方向の関係を示す説明
図である。 符号 １・・・ソケット、４・・・チップ、６・・・軸穴、９
・・・空隙、ｌＯ・・・開口、１１・・・仕切壁、１２
・・・開口溝、１５・・・引掛かり部、１８・・・切り
込み、 Ａ・・・ブレード、Ｂ・・・所定位置、Ｃ・・・所定距
離、Ｄ・・・嵌合凸部の反回転方向側端部、Ｅ・・・距
離、Ｆ・・・切り込みの長さ、Ｇ・・・切り込みの回転
方向側端部、Ｊ・・・距離、Ｈ・・・ソケットの回転方
向側端部。 特許出願人代理人　大村　英冶 第７図 第２図 第５図 （ロ） ７ （ロ） 第７図 昭和　年　月　日 特許庁長官　殿 ２、発明の名称　ブレードにおけるチップの装着構造３
、補正をする者 事件との関係　特許出願人 ７、補正の対象

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、硬質材料の切断に使用する円板状のブレード（Ａ）
   において、ブレード（Ａ）本体の外周側端へ所定距離毎
   にソケット（１・・・）を列設しまたチップ（４・・・
   ）の下部には嵌合凸部（６）を形成し、該嵌合凸部（６
   ）を前記ソケット（１・・・）へ嵌入固定し得るととも
   に着脱自在にしてなることを特徴とするブレードにおけ
   るチップの装着構造。 ２、前記ソケット（１・・・）が、内方に円周方向の空
   隙（９）を形成され、回転方向側端部に該空隙（９）の
   開口（１０）を有するとともに該空隙（９）の反回転方
   向側端部に仕切壁（１１）を有し、更に上方には該空隙
   （９）の横巾より狭い開口溝（１２）を円周方向に形成
   され：また前記嵌合凸部（６）の断面形状と前記空隙（
   ９）の断面形状とが一致するように形成され、更に前記
   ソケット（１・・・）と前記嵌合凸部（６）との接合面
   の適宜場所に引掛かり部（１５）を設られてなる：こと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のブレードにお
   けるチップの装着構造。 ３、前記ソケット（１・・・）が、円周方向の中間部適
   宜位置に切り込み（１８）を凹設され二また前記嵌合凸
   部（６）が、所定位置（Ｂ）より回転方向側に位置する
   部位の横巾を、回転方向側へ所定距離（Ｃ）だけ、前記
   開口溝（１２）の横巾より少なくとも小さく形成され、
   且つ前記所定位置（Ｂ）と前記嵌合凸部（６）の反回転
   方向側端部（Ｄ）との距離（Ｅ）を前記切り込み（１８
   ）の長さくＦ）より小さく設定されるとともに、前記所
   定距離（Ｃ）を前記切り込み（１８）の回転方向側端部
   （Ｇ）から前記ソケット（１・・・）の回転方向側端部
   （Ｈ）までの距離（Ｊ）より、少なくとも長く設定され
   てなる：ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
   ブレードにおけるチップの装着構造。