JPS6015801B2 - 圧縮ガス作動型往復動ピストン装置 - Google Patents

圧縮ガス作動型往復動ピストン装置

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JPS6015801B2
JPS6015801B2 JP11718080A JP11718080A JPS6015801B2 JP S6015801 B2 JPS6015801 B2 JP S6015801B2 JP 11718080 A JP11718080 A JP 11718080A JP 11718080 A JP11718080 A JP 11718080A JP S6015801 B2 JPS6015801 B2 JP S6015801B2
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cylinder
reciprocating piston
sleeve
piston device
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レジナルド、オーエン、ゴドルフイン
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KONPEA KONSUTORAKUSHON ANDO MAININGU Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンクリート破砕機、さく岩機、チッピング
、ハンマ等の衝撃工具としての圧縮ガス作動型往復動ピ
ストン装置に係り、特に、ピストン装置のシリング部材
、およびシリングから大気中へ排ガスを放出するための
通路の構成に関する。
このような装置において、ピストンはシリンダ内を往復
動し、前進ストローク中又は前進ストローク端において
、例えばアンビル又は工具ビットのシャンクに対して衝
撃を与えることにより仕事を行っている。
ピストンを往復動させるためには、圧縮空気又は他の加
圧流体媒体をシリンダの両端側に交互に送り込んでピス
トンを動かさ独まならない。シリンダは通常、鋳造又は
鍛造により高品質の鋼又は鋳鉄で作られ、さらに主シリ
ンダ孔および流体通路を機械加工して設けている。この
ようにして作られたシリングは重量物であると同時に高
価なものとなっている。従来、往復勤ピストン内蔵の空
圧ドリルには内部でピストンが往復勤するようにした金
属管状部材としてのシリンダが設けられており、このシ
リングは周面に成形された非金属材料の外装中に埋め込
まれていた。
また、外装材の壁厚は圧縮ガス用通路がその内部を伸延
し得るほどの厚さを有している。したがって、本発明の
目的は、周囲に設けられた管状マフラと共に使用される
改善されたシリンダ部材を有する圧縮ガス作動型往復動
ピストン装億を提供することであり、それにより、実作
業に使用したあとの圧縮ガスの排気音を弱めることはも
とより作動中に発生する音も減少せしめんとすることで
ある。
本発明により提供される圧縮ガス作動型往復動ピストン
装置は、内側でピストンが往復動する剛性の金属性内側
管状部村と、ゴム又は合成プラスチック材料で成形され
上記の管状部村を包囲してそれと接合する外側スリーブ
とで構成されるシリンダ部材を有しており、スリーブは
管状部材の長さ方向に沿いその大部分の外周表面を包ん
でおり、さらにスリーブにはその周方向に離間し、長手
方向に伸延し、外方に突出している複数個のリブがその
外表面上に設けられている。
本発明装置は、さらに、ゴム又は合成プラスチック材料
で作られ、リブ付スリーブを包囲する外側管状マフラを
有し、マフラ内に第1マフラ室としての室を画成してい
る。また、このマフラ室はマフラから周囲大気中へ導く
排気口と選通している。さらにシリンダ部材には、スリ
ーブに設けられた2個の隣接するリブ間で第1マフラ室
に関口する1つのガス排気孔がその壁部に形成され、少
なくとも1個のリブ内には長手方向に延びる細長い成形
通路が形成され、この通路は、シリンダ管内の1端側に
圧縮ガスを供給するための圧縮ガス移動通路を構成して
いる。成形された合成プラスチック材の外装体としての
複数個の細長いリブは、各リブの内側に成形空部として
少なくとも1つの圧縮ガス移動通路を構成し、音および
振動抑制効果を助けるだけでなく、外側にさらに管状の
マフラを配設しやみすし、ようにしている。
さらにこれらのリブにより排気ガスの消音のためにマフ
ラ内に画成されたマフラ室内で音を吸収するよう内表面
を増大して消音効果を高めている。前述の通路は、その
下流端において入口部を介してシリンダ内の1端側に通
路の上流機における分配弁から圧縮ガスを導くようにし
てあることが好ましい。
一実施例において、シリンダの成形スリーブは一体成形
された3個のリブを有し、また、隣接する2個のリブ間
で第1マフラ室中に開口する少なくとも2つのガス排出
口を有している。
各リブに通路を形成して圧縮ガスをシリンダ中に供給す
る圧縮ガス移動通路とすることもできる。
成形スリーブおよびそれを包囲するマフラの好適な材料
としてはポリウレタンが挙げられるが、このポリウレタ
ンは空気圧利用工具のマフラシリンダの材料としそは従
来より広範囲に利用されており、その柔軟性および曲げ
やすさのために音吸収効果も良く音抑制特性および内部
での音反射を減少する性質を有しているが故に本発明の
目的とも一致する材料である。
ポリウレタン成形材料と内側の金属管状部材とを素速く
確実に接合するためには管状部材の外表面には適当な接
合剤で処理せねばならない。スリ−ブは、成形コアとし
てシリンダの管状部材を利用しその外周に直接成形する
ことにより成形体として構成しても良い。
スリーブに設けられ長手方向リブの頂部はマフラの少な
くとも一部の半径方向位置決め部材として作用させるこ
ともできる。
一実施例において、第1マフラ室は擬口を通じて直接周
囲大気と蓮通させることができる。
しかしながら、他の実施例では、排気口に通じるマフラ
内に画成された第2マフラ室に接続する制限部を介して
第1マフラ室はマフラ排気口と運通している。第2マフ
ラ室の一部はマフラとスリーブ間に画成され、一対の隣
接リブにより境界を定められた空間とされており、この
一対のリブ間にはシリンダ内部からの排気孔は閉口して
おらず、この場合には、この空間での排気ガス流の主方
向は第1マフラ室内における方向とは反対方向である。
上述のような実施例において、マフラ壁は第2マフラ室
中横方向内方に突出し長手方向に延びる深部を有し、一
端において、一対のリブにより境界を定められた上記空
間に向けて閉口する長手方向に延びる内側通路が形成さ
れている。また、池端下流側はマフラ排気口に運通して
いる。第2マフラ室に沿った排気ガスの主流はこの通路
に沿ったガス流とは反対方向に流れる。本装置の排気側
において良好な音減衰効果を得るためには、ピストンが
その作動ストローク端の限界位置にある時のシリンダの
作動端部の内容積の第1および第2マフラ室の容積に対
する比が1:5:3および1:8:5の範囲内にあるこ
とが望ましい。
また、第1および第2マフラ室間の制御部での流れ断面
積および第2マフラ室から大気への排出口の流断面積に
対するシリンダからのガス排出口の流れ断面積の比が1
:5:3および1:8:5の範囲内にあることが望まし
い。
例えば、容積比でほぼ1:7:3.6の値のもの、また
流断面鏡比でほぼ1:8:4のものもこの範囲内に含ま
れるものである。
以下、添付図面の実施例と照らして本発明をさらに詳し
く説明する。
第1図乃至第3図に示される衝撃工具はシリンダ10と
そのシリンダ10内中空孔1 1中で往復勤するハンマ
ピストン12を有している。
シリンダ10の下端部(第1図右側)では装置金具13
を工具ビット16のシャンク部15を摺動自在に装着す
るスリーブ14で支承している。ハンマピストン12は
、ピストンの各作動ストローク端において工具ビット1
6のシャンク部15に衝撃を与えるためのステム17を
有している。ばね付勢されたラツチ18が工具のシャン
ク部15をスリーブ中に操持するために設けられ、通常
の使用において低位層側となるシリンダ10の1端に設
けられたスリーブ19によりピストンのステム17のま
わりを密閉し、作動ストローク端におけるピストンにク
ッション作用を与えるようシリンダ中の空気を逃さない
ようにしている。
また、通常の使用に際して上方位直側となるシリンダ1
0の他織部にはハンドル金具部材20が設けられており
、このハンドル金具20は、ハンドル21と、圧縮空気
の供v給源に接続された圧力ホ−ス(図示せず)に接続
される入口ステム23を装着した入口接続部22と、押
圧された時にその座部28から入口弁27のボール26
を上昇せしめてプランジャロツド25を前進せしめるべ
く枢着された作動トリガ24とで構成されており、入口
弁27は、ハンドル金具20中の室29中への圧縮空気
の進入を制御している。この圧縮空気のシリンダー0へ
の供給は周知のプレート型の圧力応答型分配弁部材30
1こよって行なわれる。該圧力応答型分配弁部材30は
、第10図A及びBに示すように、シリンダ10内の圧
力変動によって、圧縮空気の供給ボートを功換るもので
あって、シリンダ10の上室則ちハンマ・ピストン12
の上端側と蓮適するボート101と下室貝0ちハンマピ
ストン12の下端側と蓮適するボート102とを有する
。ここで、ボート101はシリンダ10の室11の上方
と蓮通し、ボート102はシリンダ10の下室に圧縮空
気を供給する通路32と運通する、したがって、第1図
の如くピストン12が下降している状態において、圧縮
空気が室29から当該圧力応答型分配弁部材30に供給
されると、圧縮空気はプレート100をシリンダ10側
へ押し付けてボート101を塞ぎ、ボート102へ圧縮
空気を流す。即ち、圧縮空気はボート102により通路
32,33を経てシリンダ10内のピストン12の下方
に噴射され、ピストン12を上室側へ移動させる。この
とき、ピストン12の上方の室11の圧力は大気圧とほ
とんど同じであり、プレート100を押圧するボート1
02側の圧力よりはるかに小さいため、ボート101は
プレート10川こよって塞がれたままの状態となる。し
かし、ピストン12が排気孔34を塞いで尚かつプレー
ト100側へ移動すると、やがてピストン12の上端側
のシリンダ室11の圧力がボート102側の圧力を上回
って、ついにはプレート100を移動させボート102
側を閉鎖させる。そして、供給される圧縮空気をボート
101を経て直接シリンダ102の上室11へ導き、ピ
ストン12を移動例えば押し下げる。しかし、ピストン
12が排気孔34を解放させると同時にシリング10内
の上室11の圧力が急激に降下し、再びプレート100
を供V給圧縮空気の力でボート102から押し離し、ボ
ート101を閉塞させると共に圧縮空気をリターンェア
として通路32,33を経てシリンダ10の下室へ供給
するシリンダ10の壁部に設けられた多数(この場合3
個)の排気孔34はピストン12により制御され、シリ
ンダの両端から作動端および夫々の戻りストロークに向
けて圧縮空気を放出している。空気は排気孔34を介し
て、以下に述べるように「壁部に設けられた技終排気孔
52を有する外部管状マフラ50の内部の膨張室に排気
される。ハンドル金具20中のオイル蟹35から放出さ
れる潤滑油は抽気オリフィス36を通って通路32中の
1つを流れる圧縮空気流中に導入されてピストンーシリ
ンダ軸受表面を潤滑する。さらにシリンダ10はその構
成部村として、円形断面の内部鋼製警部材40を有し、
その外側表面には合成プラスチック製のスリーブ41が
接合されている。
本実施例においてはこのスリーブ41はポリウレタンポ
リマーより成形されたもので、空気通路32はそのスリ
ーブ41自体の壁厚内に形成されている。第2図に示さ
れるように、スリーブ41の長手方向に1体に突出して
成形されたリブ43の中空部中に3本の通路32が設け
られている。また、スリーブ41は鋼製警部材40のほ
ぼ全長、すなわち、ハンドル金具20か,ら下部金具1
3間に渡って伸延している。排出空気を適格に包囲する
ために、シリング10の外側にはプラスチック製のマフ
ラ50が装着されており、このマフラ50はプラスチッ
ク製のスリーブ41と1体成形することもできるが、本
実施例においては、異つた2部分として構成し、シリン
ダ10および下部金具13を包囲するマフラ又はカバー
を形成している。
マフラ50の下部には、金具13のまわりで43の端部
を越えた環状空部51が画成され、最終排気孔52はこ
の空部51から周囲大気中に蓮適している。図示のよう
に、半径方向に延びる排気孔34はシリング肇を通り隣
接する2個のリブ43間に形成され、環状空部51と運
通し、マフラ50中に膨張室を形成する区分83,84
,87と通じている。それにより孔34を通って出され
る排気の圧力は減少されて最終排気孔52を通って排気
される以前に弱められる。上述のように2部分から成る
マフラ50はその2部分間に設けた環状スピゴツト継手
49を用いてポリウレタンプラスチックで作ることもで
きる。マフラ50の上部は、第1図および第2図に示さ
れるように3個のリブ43の上端部とスリ−ブ41の端
部とハンドル金具20との間に設けられたフランジ状リ
ング53とで位鷹決めされているが、一方、マフラ50
の下部は下部金具13のまわりに位置している。一対の
長手方向タィ・ロッド54(第2図および第3図)はマ
フラ50内部に伸延しており、その磯部は夫々金具20
および13中に固着され、螺合装着されたナット55に
より張力をかけた状態とすることができる。第1図乃至
第3図に示された工具のシリンダ1川ま以下に記載のご
とく製造される。
まず、シリンダのまつすぐな管状部村40が、円形又は
他の一定の断面形状を有し、ピストン12を内挿するに
的確な内側寸法と特に厳密に定められない外側寸法を有
する剛性の鋼管部材として従来公知の方法により製造さ
れる。
鋼管部材の外部は、適当な接合剤で処理された後、スリ
ーブ41の所望の外形を有する空部を有し、圧縮ガス伝
達流路を形成するように位鷹決めされた一連のロッド又
はコアを内蔵する成形型枠内に配置される。その後、プ
ラスチック成形材料、本実施例ではポリウレタンが鋼管
部材を包囲し、型枠空部内を充すまで適当な注入口より
型枠空部内に注入され、硬化される。硬化後、シリンダ
を成形型枠から取り出し、ロッド又はコアを引き抜いて
、いつでもこのシリンダを工具中に組込んで組立体を構
成できるようにしている。第4図および第5図は、第1
図乃至第3図に示される工具のシリンダ10を鋳造する
際に使用される成形枠を示しており、この成形枠は、2
主要部、すなわち、関口端を有する管状成形部60と位
贋決めプレート61とで礎成されている。
この位置決めプレート61は、管状成形部60の下端部
を閉鎖密閉するとともに、管状部材40、空気通路32
を形成する3個のコア62およびタィロッド54を受け
入れるための穴を形成する2個のコア63の支持部村と
しての作用もする。この成形枠は、例えば実験用のもの
又は少婁生産に際しての時にはガラス・フアィバで補強
されたプラスチック材料で、また長期間の使用に際して
は鋼又はアルミニウム材料というように、適当な鋼性材
料で作られる。位置決め部材61は鋼材より作られ、3
個の縦付けボルト65により管状成形部60のフランジ
部64にボルト止めされる。3つの空気通路用コア62
を位置決めするためにプッシュ66が位置決めプレート
61の下面に溶着されており、このプッシュ66には段
部67が形成され(プレート61の中央孔68おび成形
部60の上端関口部69中を摺動する)鋼製管部村40
の下端部を支持し軸方向に位置決めしている。
また、ブッシュ66には段部70が形成されてタィ・ロ
ッド54用の孔のためのコア63を支持し鞠方向に位置
決めしている。1組のコア・ピン71(本実施例では2
個のみ示してある)が排気孔34を成形するため管状部
60の壁部に形成された半径方向ボスT2中に挿入され
ている。
このコア・ピン71は管状部材40の壁部に穿孔された
孔中に延びている。シリンダ内部と3本の空気通路32
を接続する通路33は別の方法により成形される。
硬化ポリウレタン又は他の柔軟な材料製の仮プラグを管
状部材40中の予め穿孔された3つの孔73の各々中に
挿入して成形工程中に液状成形材料が管状部材中に逃げ
込むのを防いでいる。成形枠中のほとんどのプラスチッ
ク材料が硬化されてから、仮プラグおよび成形体のプラ
スチック壁の数部分はシリンダの内側孔からアングル・
ヘッド・ドリルにより穿孔される。この作業により管状
部材40の孔を3本の空気通路32と接続する通路33
が形成される。管状成形部60の内部は、3個のリブ4
3を有するシリンダ10の外部形状と一致する。
管状成形部60の上端部にはランナ通路75および2本
の竪管76が形成されている。次いで成形工程を以下に
記載する。
まず、管状部材40の外表面が接合剤で処理される。
スリーブ41の成形材料としてポリウレタンが用いられ
た場合には、アメリカ合州国、オハイオ州45381ウ
エストアレクサンドラのホイツトカ社のデイトン、ケミ
カル、プロダクツ、デイビジ ヨ ン(Whjはake
r Corpovation,DaXonChemic
alProdMtsDevision)製の商標名チク
ソン(THIXON)で販売されている接着剤を用いる
ことが望ましい。この接着剤はプラスチック材料と鋼材
とを緊密且つ十分に接着するものである。成形部60の
内側表面、コア・ピン62.63,71の表面および成
形材料と接触する位瞳決めプレート61の表面は例えば
シリコンをベースとした材料又は例えばデュポン(Du
pont)社の商標名テフロンテー(THFUONTE
E)で販売されているフィルムのようなリリーズ剤で処
理される。
その後管状部材40およびコア・ピンは成形枠中の定位
層に挿入され鋳造が行なわれる。好ましいプラスチック
成形材料としては、アメリカ合衆国デラウエア州198
班のウイルミントン(Wilmhg Ton)デュ ポ
ン社(DupontCompany)のエラストマー
、ケミカルズ、デパートメ ントよりアデイプレンL−
100(ADIPRENE L−100)の商標名で販
売されているポリウレタンゴムが良い。また、このデュ
ポン社からはリリーズ剤、テフロンテーも販売されてい
る。モカ(MOCA)(デュポン社の商標名)のような
硬化剤と混合された時、アデイブレンL−100は硬度
柵〜92(ジュロメータA)に硬化される。液体ポリウ
レタンモノマーのアデイプレンL−100は製造者の指
示に基づき適当な色付巌料およびMOCAで混合され、
こうして準備されたものは、ランナ通路75を通して成
形キャビティ内に注入し、竪管通路76から過剰の材料
が流れでるまで注入される。100qoのオーブン内に
約1時間置くことにより成形枠は部分的に硬化し、その
後管状部材40の成形体が成形枠から取り外され、10
ぴ0の温度下、オーブン内でさらに技少限3時間置くこ
とにより完全に硬化する。
この硬化が完了してから余剰のランナおよび竪管プラグ
はトリミングされる。プラスチックスリーブ41および
2部分から成るマフラ50を製造するに際し好ましい材
料であるポリウレタンは、圧縮空気利用の衝撃用工具の
マフラシリンダの製造に際して広範囲に用いられている
ポリウレタンは、工具のシリンダに要求される種々の特
性、すなわち、注込が容易なこと、損傷に対しての抵抗
性、使用温度中が広いこと、鋼にも容易に接着すること
、軟かし、こと、音吸収能力が良く弾性体であること等
の特性を有している。しかしながら、他のプラスチック
材料又はゴムもプラスチックスリーブ41を製造するの
に適したものがある。
例えば、ガラス繊維で補強された樹脂材料もよく使用さ
れる。シリンダ10を組立体として構成する方法は上述
の方法とは異っており、成形材料を注ぎ込む方法よりも
人為的なしィアツプ方法(lay−upmethod)
の方が好ましく、内側の鋼製管状部材および通路用のロ
ッド又はコアは治具中の定位直におかれ、ガラスマット
および樹脂が人手により施され通常は成形枠内で外方よ
り形づくられる。第1図乃至第3図に示される衝撃工具
のシリング部分の設計は比較的簡単であって、ピストン
を復帰ストロークさせるためシリンダの下端部に戻し空
気を供孫合するための3本の空気通路を必要とするのみ
である。
第1図乃至第3図に示されるように、別個の2部分より
なるマフラ50を用いるかわりに、マフラシリンダおよ
び工具シリンダ10の外側スリーブは、全ての通路およ
びマフラ室を形づくるに必要なコアを有する成形枠内で
単一動作により成形することによって1つの1体成形物
として構成してもよいo第1図乃至第3図に基づき上述
したようにシリンダ組立体およびマフラ要素を構成する
ことにより、工具使用時に発生する音を十分に抑制する
ことができる。
プラスチックスリーブと鋼製管状部材とがしっかりと接
合されるので、打ち出された時にシリンダの「リング」
としての特性はほとんど完全になくなされる。さらにま
た、圧縮ガスの通路は成形されるリブのプラスチック材
料により完全に接合され、通路の壁部は弾性を有して十
分な音吸収効果を奏するようになる。一方、シリンダか
ら放出された使用ずみ空気が最初に通過するマフラの内
部は、鋼又は鋳鉄よりもより軟かし、表面を有し排気ガ
スによって音を発生する脈動をよりよく抑制するプラス
チック材料により主に接合される。マフラ内部の膨張室
中に突出する3個のリブ43は与えられた容積に対し膨
張室の表面区域を増加する効果を有し、したがって音吸
収効果も増大することができる。この点に関して特にポ
リウレタンの特性は効果的である。シリンダ内部より排
出空気がまず最初に放出されるように膨張室を利用する
ことにより、空気が穣終的に大気中に放出される以前に
排気の有する音ェネルギ−を減衰するように作用してい
る。第6図乃至第9図は本発明の第2の実施例を示すも
ので、この第2実施例において、マフラ内に画成された
内部空間は二重膨張室消音システムを形成するよう接続
されており、この消音システムを通ってシリンダからの
使用済空気が最終的に大気に向けて閉口した排気孔に流
れるようにしている。
第6図には衝撃工具の中央部分のみが示されており、ハ
ンドルを有する上部部分、空気取入孔、分配弁、工具保
持ラッチを有する下端部等は図中省略されているが、こ
れらは第1図乃至第3図のものと類似のものとして差し
つかえない。また、第6図乃至第9図中の部材で第1図
乃至第3図中のものに相当するものは同一番号に符号「
A」を付すことにより記されている。第6図乃至第9図
の実施例において、鋼製管状部材40Aは第1図乃至第
3図に示されるように成形されたポリウレタン・スリー
ブ41A内に設けられ、その外表面はスリーブ41Aに
接合されている。スリーブ41Aは先に述べたスリーブ
41Aを製造した時と類似した成形工程で適当に変形さ
れた成形枠を用い同様の成形材料を用いて製造される。
3個の一体成形された長手方向リプ43Aは3本の成形
された空気通路3泌を内蔵し先に述べたようにこの通路
を経て分配弁からの圧縮空気がピストン12の下端側で
シリンダ内に入るようになっている。
しかしながら、この場合には、3個のリプ43Aの頂部
は、リブの全長に渡ってポリウレタン製マフラの内表面
と係合し、第1図および第2図に示されるようにマフラ
の上部においてのみ係合し、マフラの下部からはわずか
に離間させておくかわりに、マフラ50Aの2部分の壁
部の内方に突出する細長の肉厚部81A中に形成された
浅い溝80Aと係合している。このように、3個のリブ
43Aはスリーブ41Aの本体およびマフラの内表面と
により長手方向に延びる空間部83A,84Aおよび8
7Aを画成する。これら空間の内の2部分83A.84
Aには2個のリブ43A間において1つの半径方向の排
気孔34Aが設けられているか、さもなくばリブ43A
の末端である下端部を除いて完全に閉ざされている。リ
ブ43Aの下部では2空間83Aおよび84Aはロッド
54Aおよび金具13Aの1側でマフラ50A内の空間
85Aに閉口している。この空間85Aの断面は第8図
に示されている。これらの空間83A,84Aおよび8
5Aはリブ43Aの下端部で互いに運通して大気に直接
関口していない第1膨張室を形成している。排気は空間
85Aから第1膨張室に入り、制限部86Aを介してタ
ィ・ロッドの他側で第2膨張室内に入ってゆく。この制
限部86Aは第8図における線R−R上に生じ、ロッド
54Aにより創成され各ロッドの各側部でロッド金具1
3およびマフラ50Aの壁部間に制限区域を形成してい
る。第1膨張室内に入り減圧された排気は制限城86A
を通りさらに圧力減少を行いながらロッド54Aの他側
の第2膨張室へと入ってゆく。第2膨張室は、金具およ
びマフラ壁間に画成された空間88Aと、スリーブ41
とスリーブの2つの隣接するリブ43Aおよびマフラ壁
により画成された空間87Aとで形成されており、空間
87Aおよび88Aはリブ43Aの端部で互いに直接達
適している。空間88Aの断面は第8図に示され、空間
87Aの断面は第7図および第9図に示されている。マ
フラ50Aの壁部は、空間88Aおよび87A中に内方
へ突出し、その内部に最終排気ダクト91Aが形成され
たより深い部分を有する長手方向に伸延する部分90A
により形成されている。最終排気ダクト91Aの入口部
92Aは壁部90Aの上端部に形成され空間87Aと運
通している。ダクト91Aの下流様は最終排気ダクト5
2Aに直結している。この実施例ではシリンダ40Aか
ら空間87Aに導く排気孔34Aは設けられていない。
上述したように、シリンダの管状部材40Aから放出さ
れた使用済ガスは2つの排気孔34Aを通り空間83A
,84Aおよび85Aで形成される第1膨張室に入りま
ず一度圧力を減少せしめる。
排気ガスは第6図において右側へ移動し、劉限域86A
を通過し第2膨張室へ入って行きながらさらに圧力を減
少してゆく。さらに排気ガスは第2膨張室に沿って第6
図中左側へ移動し空間88Aから空間87Aと移動し、
第2膨張室を出て入口部92Aを通り、ダクト91Aに
沿って進み、出口部52Aを通って最終的に大気中へと
放出される。空間部88Aの下端部には吐出孔93Aが
設けられていて溢分および油を吐出している。
このように、マフラに2段階の空気膨張部を設けて大気
中に放出する以前に圧力を弱めている。
この2つの空気膨張室は制限城86Aを介して直列に連
結されている。このように配置することにより、排気ガ
スの圧力および速度は2つの膨張室を通過してゆく間に
次第に弱められ、排気ガスの脈動ェネルギは2段階の膨
張により発散される。またこのェネルギは膨張室の壁面
の大部分を構成している比較的柔軟な弾性体のポリウレ
タン製のスリ−ブ41Aおよびマフラ50Aの表面によ
る音吸収効果によっても弱められる。さらにまた、空間
83A,84Aおよび87A中に突出する3個のリブ4
3Aを設けることにより、膨張室の境界部を構成する軟
かく弾性的な表面城を増加することになり、音吸収効果
をさらに助長している。比較的欧かく弾性に富んだ表面
は内部での音の反射も抑制し、衝撃振動による管状部村
40Aおよび金具の「リング」特性をも減少する。第6
図乃至第9図の実施例において、金属製のタィ・ロッド
54Aは2つのマフラ内の膨張室間に制限域を形成する
ために用いられているが、この制限城は他の方法、例え
ば、金具13に向けて内方に突出するマフラ壁の内表面
上に成形形成することもできる。
この場合にはタィ・ロッド54Aは他の場所に設けるこ
とになる。排気ガスが最終出口部52Aに向って移動す
る間に受ける連続圧力減少値は1部には、2つの膨張室
に対するピストンの各側部でのシリンダ内作動空間の容
積比によって決ってくる。
もし、シリンダの作動容積(シリンダの各織部でのせば
まり容積および空隙容積の和)をCとし、第1および第
2膨張室の容積をE.およびE2とした場合、良好な音
減衰結果を得るための大ざっぱな比率としてC:E,:
E2の値が1:5:3および1:8:6の間の値とする
のがよい。第6図乃至第9図の実施例のごとく構成され
たある一例においては、この値はC=2.1×1び肋3
、E,=1.43×1び側3 、E2=7.7×1ぴ
帆3 であり、C:E,:E2=1:7:3.6の値が
得られた。9−なわちこの比は先に述べた良好な値の範
囲内に入るものである。
これら3つの容積部が相互接触する部分又は通路の最小
ガス流断面城およびそれらの比率も良好な音減少効果を
得るためには重要である。
ガス排出孔34Aでのガス流れ断面域と制限部86Aお
よび最終排出ダクト91Aでの流れ断面城との比が1:
5:3と1:8:5の範囲内の値を取ることが好適であ
ることを見いだした。この点に関し、先に述べた実施例
では孔34Aでの全流断面は16仇帆2 、制限部86
Aでは1240側2 およびダクト91Aでは64仇岬
2 であり、この3者間にはほぼ1:8:4の比が存在
し、この値も良好な範囲内にあることがわかる。シリン
ダ部の外側部分に成形プラスチック材製のスリーブ41
又は41Aを設けることにより、経済上有利であるだけ
でなく、連続衝撃により発生する鋼製管状部材40又は
40Aの共鳴振動をも減少することができる。
上述の方法によりシリンダ部材は鋳造又は鍛造後機械加
工して全て金属で作るよりもより素速くまた経済的に製
造することができ、さらに、軽重量であるので実用的で
ある。金属製管部材40又は40Aの内径はピストンを
受け入れるために精度よく制御されねばならないが警部
材の外表面は厳格な寸法で仕上げる必要はない。さらに
また、この管状部材40又は40Aの孔は既に述べられ
図示されたように円形断面のものに限ることなく、使用
に際しピストンの形状と合致するものであれば例えば長
円等の他の断面の孔であっても差しつかえない。また、
この孔は通常その長さ方向に沿って均一な断面のものが
考えられるが、このことは絶対的なものではなく、異つ
た径を有する2又はそれ以上のピストンを孔内で摺動さ
せる場合には段付孔にすることも可能である。先に述べ
たように、外側マフラ50又は50Aは成形リブ付スリ
ーブ41又は41Aと一体に構成することができるが、
2部分から成るマフラとして構成する場合には、その一
方、すなわち、スリーブと一体に成形される上部分と別
体として構成され接続された下部分とで構成している。
また、一体として構成した都合にはスリーブと一体とし
ても良いし、別体に構成してスリーブの周囲に鉄着する
ようにすることもできる。スリーブのリブ中に形成され
る圧縮空気移動路の変形例も可能であって、図示された
各リブ43又は43Aはリブ中に成形され、分配弁と蓮
適する端部を有する通路32又は32Aを有している。
さらにまた、リブ中に成形される1又はそれ以上のキャ
ビティの上端を永久的に閉ざし、下端を半径方向通路を
介してシリンダと運通せしめ、ピストン下方でシリンダ
の下部作動空間に接続する空気クッションとして作動さ
せることもできる。上述の本発明の変形例も本発明の範
囲内に含まれることは当然のことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は衝撃工具の長手方向軸線に沿って切断した断面
図、第2図は第1図の線0一0‘こ沿って切断した断面
図、第3図は第2図の線m一皿こ沿って1部切断された
断面を有する側面図、第4図は第1図乃至第3図に示さ
れる工具のシリンダ部を鋳造するための成形枠の平面図
、第5図は第4図の線VA,VB,VCで切断された断
面を合成した長手方向断面図、第6図は第1図に示され
る衝撃工具の変形例で、シリンダマフラおよびマフラ内
のガス室を示す中央部のみの断面図、第7図、第8図お
よび第9図は、夫々、第6図の線W−肌,畑一畑,K−
Kに沿って切断された断面図である。 第10図は圧力応答型分配弁部材30の作動を説明する
縦断面図で、Aはパワーストローク時艮0ちピストン加
工時のェア供給状態を、B‘まリターンストローク時則
ちピストン上昇時のヱア供給状態を夫々示す。10,1
0A・・・シリンダ部材、12,12A・・・ピストン
、30,30A・・・分配弁、32,2A・・・成形通
路、34,34A・・・排気孔、40,40A・・・管
状部材、41,41A・・・スリーブ、43,43A…
リブ、50,50A…マフラ、52,52A・・・排気
孔、(83;84:85),(83A:84A:85A
)…第1マフラ室、(87:88),(87A:88A
)…第2マフラ室、86A…制限部、90A・・・溝部
、91A・・・通路。 第1図第3図 第9図 第8図 第2図 第4図 第6図 第7図 第10図 第10図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリンダ部材10,10A内の圧力変動に基づいて
    流体供給方向を切換える圧力応答型分配弁部材30,3
    0Aによつて圧縮ガスを前記シリンダ部材の上室と下室
    に交互に供給し、内部のピストン12,12Aを往復動
    させる圧縮ガス作動型往復動ビストン装置において、前
    記シリンダ部材10,10Aを、金属製シリンダ管40
    ,40Aと該シリンダ管と接合されその外表面を大部分
    包囲するゴム又はプラスチツク製のスリーブ41,41
    Aとで形成し、かつ前記スリーブには軸方向に伸びかつ
    外方に突出するリブ43,43Aが周方向に離隔して複
    数個一体的に形成されており、更に前記スリーブを包囲
    して該スリーブとの間で第1マフラ室83,84,85
    又は83A,84A,85Aを画成しかつ該第1マフラ
    室を外部の大気中と連通させる排気孔52,52Aを穿
    設して成る管状マフラ50,50Aを設ける一方、前記
    シリンダ部材には前記スリーブに設けられた2個の隣接
    するリブの間で前記第1マフラ室に開口する少なくとも
    1つの排気孔34,34Aを形成し、かつ前記スリーブ
    の少なくとも1個のリブ内には長手方向に延びる細長い
    流路32,32Aが形成されると共に該流路が前記シリ
    ンダ部材の下端側に前記圧力応答型分配弁部材30,3
    0Aで分配された圧縮ガスを供給するための圧縮ガス供
    給路として構成されていることを特徴とする圧縮ガス作
    動型往復動ピストン装置。 2 前記シリンダ部10,10Aのスリーブ41,41
    Aが3個の前記一体成形されたリブ43,43Aを有し
    、かつ異つた2対の隣接リブ管の第1マフラ室に開口す
    る2個の前記ガス排出口34,34Aを有している特許
    請求の範囲第1項に記載の往復動ピストン装置。 3 前記流路32,32Aが流路の上流端における圧力
    応用型分配弁部材30,30Aより、下流端における入
    口部を介してシリンダ管状部材40,40Aの内部の1
    端部に通じている特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の往復動ピストン装置。 4 前記リブ43,43Aの壁厚内に、さらに他の少な
    くとも1つの長手方向に延びる細長い通路が成形空部と
    して形成され、前記通路は1端においてはシリンダ部材
    10,10Aの内部と連通しているが、他端は永久的に
    閉ざされている特許請求の範囲第2項または第3項に記
    載の往復動ピストン装置。 5 前記3個のリブの各々が前記通路32.32Aの1
    つとして形成されている特許請求の範囲第2項または第
    3項に記載の往復動ピストン装置。 6 前記スリーブ41,41Aがポリウレタンで作られ
    ている特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか一つ
    に記載の往復動ピストン装置。 7 前記スリーブ41,41Aが前記シリンダ管40,
    40Aを形成コアとして使用しそのまわりに直接成形す
    ることにより作られた成形体であるような特許請求の範
    囲第1項乃至第6項のいずれか一つに記載の往復動ピス
    トン装置。 8 前記マフラ50,50Aがポリウレタンで作られて
    いる特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか一つに
    記載の往復動ピストン装置。 9 往復動ピストン装置が空気圧作動衝撃工具である特
    許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれか一つに記載の
    往復動ピストン装置。 10 前記リブ43,43Aの尾根部が前記マフラ50
    ,50Aの内表面と少なくとも部分的に半径方向に位置
    決め係合している特許請求の範囲第1項乃至第9項のい
    ずれか一つに記載の往復動ピストン装置。 11 前記リブ43Aの尾根部が前記マフラ50Aの内
    表面とその全長にわたつて半径方向に位置決め係合して
    いる特許請求の範囲第10項に記載の往復動ピストン装
    置。 12 シリンダ部材10,10A内の圧力変動に基づい
    て流体供給方向を切換える圧力応答型分配弁部材30,
    30Aによつて圧縮ガスを前記シリンダ部材の上室と下
    室に交互に供給し、内部のピストン12,12Aを往復
    動させる圧縮ガス作動型往復動ピストン装置において、
    前記シリンダ部材10,10Aを、金属製シリンダ管4
    0,40Aと該シリンダ管と接合されその外表面を大部
    分包囲するゴム又はプラスチツク製のスリーブ41,4
    1Aとで形成し、かつ前記スリーブには軸方向に延びか
    つ外方に突出するリブ43,43Aが周方向に離隔して
    複数個一体的に形成されており、更に前記スリーブを包
    囲して該スリーブとの間で第1マフラ室83,84,8
    5又は83A,84A,85Aを画成しかつ該第1マフ
    ラ室を外部の大気中と連通させる排気孔52,52Aを
    穿設して成る管状マフラ50,50Aを設ける一方、前
    記シリンダ部材には前記スリーブに設けられた2個の隣
    接するリブの間で前記第1マフラ室に開口する少なくと
    も1つの排気孔34,34Aを形成し、かつ前記スリー
    ブの少なくとも1個のリブ内には長手方向に延びる細長
    い流路32,32Aが形成されると共に該流路が前記シ
    リンダ部材の下端側に前記圧力応答型分配弁部材30,
    30Aで分配されて圧縮ガスを供給するための圧縮ガス
    供給路として構成され、前記第1マフラ室83A,84
    A,85Aが前記マフラ内の第2マフラ室88A,87
    Aへ導く制御部86Aを介して前記排気孔52Aと連通
    し前記第2マフラ室は前記排気孔52Aと連通している
    ことを特徴とする圧縮ガス作動型往復動ピストン装置。 13 前記第2マフラ室88A,&7Aはその1部とし
    て、前記マフラ50Aおよび前記スリーブ41A間に画
    成され、1対の隣接する前記リブで境界を定められた空
    間87Aを含み、前記1対のリブ管には前記シリンダ内
    よりの開口部34Aは設けられておらず、前記第1マフ
    ラ室83A,84A,85A内での排気ガスの流れと反
    対方向である特許請求の範囲第12項に記載の往復動ピ
    ストン装置。14 シリンダ部材10,10A内の圧力
    変動に基づいて流体供給方向を切換える圧力応答型分配
    弁部材30,30Aによつて圧縮ガスを前記シリンダ部
    材の上室と下室に交互に供給し、内部のピストン12,
    12Aを往復動させる圧縮ガス作動型往復動ピストン装
    置において、前記シリンダ部材10,10Aを、金属型
    シリンダ管40,40Aと該シリンダ管と接合されその
    外表面を大部分包囲するゴム又はプラスチツク製のスリ
    ーブ41,41Aとで形成し、かつ前記スリーブには軸
    方向に延びかつ外方に突出するリブ43,43Aが周方
    向に離隔して複数個一体的に形成されており、更に前記
    スリーブを包囲し該スリーブとの間で第1マフラ室83
    ,84,85又は83A,84A,85Aを画成しかつ
    該第1マフラ室を外部の大気中と連通させる排気孔52
    ,52Aを穿設して成る管状マフラ50,50Aを設け
    る一方、前記シリンダ部材には前記スリーブに設けられ
    た2個の隣接するリブの間で前記第1マフラ室に開口す
    る少なくとも1つの排気孔34,34Aを形成し、かつ
    前記スリーブの少なくとも1個のリブ内には長手方向に
    伸びる細長い流路32,32Aが形成されると共に該流
    路が前記シリンダ部材の下端側に前記圧力応答型分配弁
    部材30,30Aで分配された圧縮ガスを供給するため
    の圧縮ガス供給路として構成され、前記第1マフラ室8
    3A,84A,85Aが前記マフラ内の第2マフラ室8
    8A,87Aへ導く制御部86Aを介して前記排気孔5
    2Aと連通し前記第2マフラ室は前記排気孔52Aと連
    通し、前記マフラ50Aの壁部は長手方向に伸延する溝
    部90Aを有し、前記溝部の90Aは横手方向内に突出
    して前記マフラ室88A,87A中に位置し、1端部が
    前記1対のリブにより境界を定められた前記空間87A
    に向けて開口する内方長手方向に伸びる通路91Aを形
    成し、下流側他端は排ガス開口52Aと連通しており、
    前記第2マフラ室88A,87Aに沿つて排ガス流の方
    向が前記通路91Aに沿つて流れる排ガス流の反対方向
    であるようにされたことを特徴とする圧縮ガス作動型往
    復動ピストン装置。 15 前記ピストン12Aが作動ストロークの端部にお
    るその制限位置にある時のシリンダ10Aの作動端部の
    内容積(せばまり容積と容隙劇容積との和)の第1マフ
    ラ室83A,84A,85Aおよび第2マフラ室88A
    ,87Aの内容積との比の値が1:5:3および1:8
    :5の範囲内の値であり、さらにシリンダから前記ガス
    排出口34Aへ流れるガス流の流断面積と前記第1マフ
    ラ室および第2マフラ室間の制限部86Aでの流断面積
    および前記第2マフラ室から大気への出口90A,92
    Aでのガス流断面積との比の値が1:5:3および1:
    8:5の範囲内にある特許請求の範囲第14項に記載の
    往復動ピストン装置。 16 前記容積比がほぼ1:7:3.6であり、また前
    記ガス流れる断面積比がほぼ1:8:4である特許請求
    の範囲第15項に記載の往復動ピストン装置。
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