JPS60149044A - 多層カラ−写真感光性材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は多層カラー写真感光性材料、特に、非拡散性カ
ラーカップラーと組合わされた青色−１緑色−および赤
色−増感ハロゲン化銀乳剤層を有しそして芳香族袴−ア
ミノ現像主薬からなるカラー現像剤中での現像時に改善
されたカラー像を提供することができる多層カラー写真
感光性材料に関する。

技術背景 カラー写真感光性材料は一般に、シアン染料生成用カッ
プラーを含有する赤色感光性ハロゲン化銀乳剤層、マゼ
ンタ染料生成用カップラーを含有する緑色感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層、および黄色染料生成用カップラーを含有
する青色感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する支持ベース
からなり、露光しそして芳香族第一アミノ現像主薬でカ
ラー現像したときＫそれぞれシアン、マゼンタ、および
黄色染料像が形成される。

特に、カラーカメラフィルム（ネガフィルム、リバーサ
ルフィルム両者とも）は支持ベース（例えば、七ルロー
ストリアセテートフイルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム等）上にハＶ　−ジョン防止層、赤色感光性
層、緑色感光性層、゛黄色フィルター層および青色感光
性層を被覆することによって製造される。

かかる写真材料にしばしば使用されるハロゲン化銀乳剤
は混合乳剤と呼ばれているもの、即ち、高感光性乳剤（
粗いハロゲン化銀粒子を含有する）と低感光性乳剤（微
細な−・ロデン化銀粒子を含有する）との組合わせから
なる乳剤であるので、背負−１緑色−および赤色−感光
性層それぞれについて拡大された露光寛容度をもった真
直ぐなり一１ｏｇ　’Ｂ曲線を得ることができる。

カラー写真材料の染料像の粒状度は使用されるハロゲン
化銀粒子の大きさに主に依存することが知られて〜・る
。従って、−・ロデン化銀粒子の大きサラ増大させるこ
とによってカラー写真材料の感度を増大させる試み（ハ
ロゲン化銀粒子の感度は一般にハロゲン化銀粒子の大き
さに比例する）は染料像の粒状度の粗大化を引き起す。

英国特許第９２３．０４５号は、同じ可視スペクトル領
域に対して感光性であり且つそれぞれ非拡散性カラーカ
ップラーを含有してし・る上層の高感度乳剤層と下層の
低感度乳剤層（その高感度乳剤層の最大カラー濃度は低
感度乳剤層のそれよりも低くなるように特に０．２０〜
０．６０に調整されている）をもったカラー写真材料を
提供することによって、染料像の粒状度を粗大化するこ
と無くカラー写真材料の感度を増大せしめる方法を開示
している。

仏間特許第２．０４３，４３３号は、可視光の同一スペ
クトル領域に対して感光性の６層の乳剤層（その一番上
のハロゲン化銀乳剤層は一番高（・光感度を有し、一番
下のハロゲン化銀乳剤層は一番低い光感度を有し、そし
て一番トと真中の層はそれぞれ０．６以下の最大濃度を
有する）をもったカラー写真材料を提供することＫよっ
て、高感度カラーカメラフィルム（かかるフィルムにお
いては乳剤層のハロゲン化銀粒子は必然的に粗くなる）
の粒状度を改善する方法を開示している。

このようなそれぞれ粗粒子、中粒子および微粒子構成を
有する一番上の、真中の及び一番下の乳剤層からなる３
層構成は、微粒子乳剤と粗粒子乳剤をこの順序でペース
上に被覆して成る２層構成と比らべると、両者の平均粒
子サイズとその分布が同一であっても、２層構成よりも
改善された粒状度をもたらすと云うことを本出願人は確
認した。

しかし、悪いことには、かかる３層構成を用いたカラー
カメラフィルムにおける現像像の構造を検査したところ
、隣接効果と呼ばれているもの（例えばエバーハードま
たはバーチカル効果）に対するマイナス影響がいくらか
観察された。公知のように、隣接効果は異なる大きさの
露光を受ける写真材料の２つの隣接領域の一様でない現
像によって引き起こされる（エバーハード効果とはさま
ざまなサイズの非常に小さな線像を写真複製したとき釦
サイズの減少と共にカラー濃度ゾロフィールが増大する
ことである）。かかる隣接効果の欠除または減少は現像
像の鮮鋭度と明度に悪影響を与える。

発明の概要 カラー写真材料の隣接効果は感光性ハロゲン化銀乳剤層
を可視光の同一スペクトル領域に感する３層の乳剤層に
分割する（但し、その一番とのハロゲン化銀乳剤層は一
番高一・感度を有し、そして一番下のハロゲン化銀乳剤
層は一番低℃・感度を有し、その一番下のハロゲン化銀
乳剤層のカラー現像後の最大カラー濃度は０．６０未満
であり、そして真中及び一番下のハロゲン化銀乳剤層の
カラー現像後の最大カラー濃度はどちらも０．６０より
大きい）ことによって増大することと云うことが解明さ
れた。

発明の詳細 な説明は非拡散性カラーカップラーと組合わされた青色
−１緑色−１および赤色−増感層・ロｒン化銀乳剤層を
有する多色写真感光性材料に関し、それは可視光の同一
スペクトル領域に対して増感された３層のハロゲン化銀
乳剤層からなり、その一番下のハロゲン化銀乳剤層は一
番高い感度を有し、そしてその一番下のハロゲン化銀乳
剤層は一番低い感度を有し、その一番下のハロゲン化銀
乳剤層のカラー現像後の最大力５−ｍ度は肌６０未満で
あり、そしてその真中の及び一番下のハロゲン化銀乳剤
層のカラー現像後の最大カラー濃度はいずれも０．６０
より大きい。

好ましくは、本発明は一番上と真中の層のカラー現像後
の最大カラー濃度の和が１．０より高い場合の上記多層
カラー写真材料に関する。

また好ましくは、本発明は一番上の層の最大カラー濃度
と真中の層の最大カラー濃度の和が一番下の層の最大カ
ラー濃度に等しいか又はそれより高い場合の上記多層カ
ラー写真材料に関する。

より好ましくは、本発明は真中の層のカラー現像後の最
大カラー濃度が０．８０より高（・場合の上記多層カラ
ー写真材料に関する。

特に、本発明は微粒子低感度ハロゲン化銀乳剤層、中粒
子中感度ハロゲン化銀乳剤層および粗粒子高感度ハロゲ
ン化銀乳剤層を包含する複数の赤色増感層からなり、該
微粒子低感度層が該複数の層を構成する層の中では支持
ペースに一番近いゝ場合の上記多層カラー写真材料に関
する。

好ましくは、本発明はハレーション防止層、赤色光に対
して増感されているが異なる感度を有しそしてシアン染
料生成用カッシラーを含有している３層のハロゲン化銀
乳剤、緑色光に対して増感されているが異なる感度な有
しそしてマゼンタ染料生成用カッシラーな含有して（・
る２層のハロゲン化銀乳剤、黄色染料フィルター層、お
よび背色光如対して増感されて−・るが異なる感度を有
しそして黄色染料生成用カップラーを含有している２層
のハロゲン化銀乳剤を順に被覆して有する支持ペースか
らなる上記多層カラー写真材料に関する。

特に、本発明はハロゲン化銀乳剤がゼラチンを分散媒体
として利用しそして非拡散性カラーカップラーがその中
に分散されている場合の上記多層カラー写真材料圧間す
る。

また特に、本発明は真中の中感度ハロゲン化銀乳剤層に
おけるカッシラー濃度が一番上の高感度ハロゲン化銀乳
剤層におけるカッシラー濃度の２〜１０倍である場合の
上記多層カラー写真材料に関する。

別の面から見ると、本発明は上記材料を着色対象物に対
して露光しそしてその露光済み材料を発色現像剤で現像
することから成る改善されたカラー像の形成方法に関す
る。

さらに別の面から見ると、本発明は上記方法によって形
成された改善されたカラー像に関する。

本発明は添付図面と組合わせた下記記載を参考にするこ
とによってより明白に理解されるであろう。第１図は本
発明による３層構成のＤ−ｌｏｇ　Ｅグラフであり、第
２図は従来公知の６層構成（仏画特許第２．０４３．４
３３号参照）のＤ　−ｌｏｇ　Ｅグラフである。

特に、第１図は支持ベース上に重ねられた、可視光の同
一スペクトル領域に対して増感された３層のハロゲン化
銀写真乳剤（各乳剤層は本発明に従ったカラー現像後最
大カラー濃度を有して（・る）に関する：曲線Ａは一番
上の高感度乳剤層のＤ−１層ｇ　Ｅレスポンスを表わし
；曲線Ｂは真中の中感度乳剤層のＤ　−ｌｏｇ　Ｅレス
ポンスを表わし；曲線Ｃは一番下の低感度乳剤層のＤ　
−ｌｏｇ　Ｅレスポンスを表わし；そして曲線りは６層
乳剤層全体の累積濃度から得られた、重ねられた６層構
成の有効Ｄ　−ｌｏｇ　Ｅレスポンスを表わし、カラー
カメラフィルムに適する拡大された露光寛容度をもった
真直ぐなり　−ｌｏｇ　Ｆｉ曲線を有し−Ｃいる。第２
図は支持ベース上に重ねられた、可視光の同一スペクト
ル領域に対して増感された６層のハロゲン化銀写真乳剤
（各乳剤層は従来技術に従ったカラー現像後最大カラー
濃度を有している）に関する：曲線Ｅは一番上の高感度
乳剤層のＤ　−ｌｏｇ　Ｅレスポンスであり；曲線Ｆは
真中の中感度乳剤層のＤ　−ｌｏｇ　Ｅレスーンスであ
り；曲線Ｇは一番下の低感度乳剤層のＤ　−ｌｏｇ　Ｅ
レスポンスであり；そして曲線Ｈは３層の重ね合わされ
た層の有効累積Ｄ　−ｌｏｇ　Ｅレスポンスである。

各乳剤層の最大カラー濃度は考慮された層におげろカラ
ーカッシラー（単数または複数）の諺を低下または増大
させる（そして相応して銀の量を低下または増大させる
）ことによって本発明に従った所望の値に調節すること
ができる。勿論、多層カラー写真材料の最大カラー濃度
は混合法に従って６層の乳剤層てのｎ変を累積すること
によって作成される所望の「有効」曲線に依存して変動
するであろう。カラーネガカメラフィルムの場合にはか
かる有効曲線は一般に１，５〜２．５の範囲、好ましく
は１．８〜２２の範囲の最大カラー濃度を有する。本発
明の目的のためには、単一層のカラー濃度は写真フィル
ムの露光・現像時に同一カラーを生成することに寄与す
る複数の層によってもたらされる濃度に関連して与えら
れ、それは考慮されたカラー（シアン、マゼンタまたは
黄色いずれか）につ〜・て測定したトータルカラー濃度
に１かかる同一カラーを生成する複数層全体のカッシラ
ー総量に対する単一層中のカップラー量の率を乗するこ
とＫよって算出される。

本発明の恩恵を獲得するには、真中の中感度乳剤層中の
カラーカップラーの量は一番上の高感度乳剤中のカラー
カンデラ−の量の約２〜約１０倍、好ましくは約６〜約
６倍の範囲にあるべきであり、そしてカラーネガカメラ
フィルムの場合には、一番上の低感度乳剤層のカラーカ
ッシラー景に匹敵する又はそれより高（・。一番上の高
感度乳剤層中のカップラー量を減少させることによって
、この層におけるカラー現像後の低濃度曲線が得られる
：その低濃度曲線は像にとって重要な有効曲線の中央部
分の濃度には明らかに寄与しない。その中央部分の濃度
は高いカラー濃度を有する真中と一番下の両孔剤層によ
って主に決まる。染料像の粒状度の粗大化は認められず
、他方、この構成において像の改善された鮮鋭度と明度
をもたらす隣接効果が観察された。

３層の乳剤層間の感度差に関する限りでは、それ等は得
るべきＤ　−ｌｏｇ　Ｅ特性曲線に応じて従来知られて
いるように選択可能である。カラーカメラフィルムの場
合には、Ｄ−１層ｇｌｌｅは真直ぐで平坦にぶ無し）で
あり広い露光寛容度を有すべきことが望まれる。これは
一番上の乳剤層中に粗い粒子サイズのハロゲン化銀乳剤
を使用しくそれは材料に限界感度を与える）、そして真
中と一番下の乳剤層中にそれぞれ中粒子と微粒子サイズ
のハロゲン化銀乳剤を使用する（それは材料の粒状特性
および画質を決定する）ことによって達成される。

本発明の６層乳剤構成は上記順序で又は逆に又は例えば
米国特許第３．＜５５８，５３６号および第４，１６５
．２３６号に記載されているような他の層配列で支持ペ
ース上に配列されたシアン染料生成乳剤層、マゼンタ染
料生成乳剤層および／または黄色染料生成乳剤層に対し
て効果的に適用できる。本発明によるハロゲン化銀乳剤
層は同じスペクトル領域に感する３層の乳剤層からなる
が、その乳剤層は４層以上から構成可能であることも理
解できよう。本発明の同じスペクトル領域に感する３層
の乳剤層の間に非感光性のゼラチン中間層が存在しても
よい。かかる中間層は、現像剤酸化生成物が成る層から
別の層に拡散しないようにする酸化防止剤を含有してい
てもよいし、さらに／または層の感度に特に有益な効果
を有する比較上非常に低感度の微細なハロゲン銀粒子を
含有していてもよ（・。かかる中間層は特に中粒子中感
度へロデン化銀乳剤層と微粒子低感度ハロゲン化銀乳剤
層との間に設けられたときに像粒状度にポジティブな効
果を示した。

本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤は親水性バインダ
ー中の塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、ヨウ臭化銀、および
塩ヨウ臭化銀の分散物であってもよい。親水性バインダ
ーとしては、写真に通常使用されて親水性ポリマーが有
効に使用でき、ゼラチン、ゼラチン誘導体例えばアクリ
ル化ゼラチンやグラフトゼラチン等、アルジミン、アラ
ビアゴム、寒天、セルロース誘導体例えばヒＰロキシエ
チルセルロースやカルぜキシメチルセルロース等、合成
樹脂例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリー
ン、ポリアクリルアミＶ５等々が挙げられる。好ましく
・ハロゲン化銀はヨウ化銀１〜１２モルチを含有するヨ
ウ臭化銀またはヨウ臭塩化銀である。ハロゲン化銀粒子
はｔ方体、八面体、板状または混晶のようなどの結晶形
であってもよし・。ハロゲン化銀は一様な粒子サイズを
有していてもよいし又は広℃・粒子す・イズ分布を有し
ていてもよ（・。また、ハロゲン化銀は約０．１〜約３
μの範囲にある。ハロゲン化銀乳剤はシングル・ジェッ
ト法、ダブル・ジェット法、またはそれ等の組合わせに
よって製造されてもよいし、または例えばアンモニア法
、中和法、酸性法等忙よって熟成されてもよい。

本発明に使用できる乳剤はリサーチ・ディスクロージャ
ー１７６４３、■およびＷ（１９７８年１２月）に記載
されているように化学的および光学的に増感されていて
もよい：それ等は螢光増白剤、かぶり防止剤および安定
剤、フィルタリングおよびハレーション防止染料、硬膜
剤、塗布助剤、可塑剤および滑剤、およびその他動剤、
例えばリサーチ・ディスクロージャー１．７６４５、■
、■、■、Ｘ、ＸＩおよびＩＩ　（１９７８年１２月）
Ｋ記載されて（・るようなもの、を含有していてもよい
。

４興乳剤の層および写真要素の層は種々のコロイドを単
独または組合わせで、例えばリサーチ・ディスクロージ
ャー１７６４５、ＩＸ（１９７８年１２月）に記載され
ているような７ぐインダー材を含有していてもよい。

黄色、マゼンタおよびシアン染料像を生成するために使
用される染料生成用カップラーはリサーチ・ディスクロ
ージャー１７６４３、■ＤおよびＥ（１９７８年９月）
に記載されているような、開鎖ケトメチレン、ビラ・戸
ロン、ピラゾロトリアゾール、ピラデロペンズイミ／ゾ
ール、フェノールおよびナフトールタイプの２当量およ
び４当量の非拡散性の無色カップラーである。染料生成
用カップラーはカップリング時に写真的に有効なフラグ
メント、例えば、現像抑制剤または促進剤、漂白促進剤
、現像主薬、ハロゲン化銀溶剤、かぶり防止剤、競争カ
ップラーおよび上記リサーチ・ディスクロージャー■Ｆ
並びに英国特許出願番号第２，０１０，８１８号および
第２．０７２，３６３号に記載されているもの、を放出
してもよい。写真乳剤層は着色した染料生成用カップラ
ー、例えば上記リサーチ・ディスクロージャー■Ｇに例
示されているようにネガカラー像のための一体マスクを
生成するために用℃・られているもの、汚染防止剤、例
えば上記リサーチ・ディスクロージャー■工に例示され
ているような非拡散性ヒドロキノン、および上記リサー
チ・ディスクロージャー■Ｊに例示されて℃・るような
染料安定剤を組入れていてもよ（・０ カラーカップラーを非拡散性にするために、炭素原予約
８〜３２の親水性残基を有する基がカッシラー分子中に
導入される。かかる残基は「パラスト」と呼ばれ、カッ
プラー分子に直接に、又はイミノ、エーテル、カルギン
アミド、スルホンアミド、ウレイド、エステル、イミｒ
、カルバモイル、スルファモイル等の結合を介して結合
している。パラスト基の例は米国特許第４，００９，０
３８号に具体的に説明されている。導入置換基の総重量
と云う考え方を与えるために、カップラーは通常５００
〜７００からなる分子量を有すると表現してもよい。

該カップラーは従来公知の種々の方法によって写真層中
に（一般にハロゲン化銀乳剤層中に又はその隣接層中に
それと反応可能な組合わせで）導入されることができる
。カルボキシル基、ヒドロキシ基、スルホン酸基または
スルホンアミド基のような水溶性基を有するカッシラー
はフィッシャー法に従って、即ち、それ等をアルカリ性
水溶液中に溶解してからハロゲン化銀溶液に添加するこ
とによって導入できる。疎水性カップラーは例えば米国
特許第２．３２２，０２７号、 第２，８０１．１７０号、第２，８０１．１７１号およ
び第２．９９１．１７７号に記載されて（・るよ５１Ｃ
それ等を高沸点溶剤中に溶解してからゼラチン中に分散
せしめることによって又は例えばベルギー特許第８５３
．５１２号および第８６９，８１６号、米国特許第４．
２１４．０７４号および第４，１９９．３６３号、およ
び欧州特許出願第１４９２１号に記載されているように
適する一すマーラテックスの小滴上にそれ等を負荷せし
めることによって、ハロゲン化銀乳剤に添加することが
できる。また、英国特許第８６１．１３８号に記載され
ているような無色化合物を生成するカッシラーも通常の
カッシラーと組合わせて使用することができる。

上記乳剤はリサーチ・ディスクロージャー１７６４３、
ＸＶおよびＸ■（１９７８年１２月）に記載されている
ような種々の方法を採用することによって種々の支持ベ
ース（セルローストリアセテート、ペーパー、樹脂コー
テッドペーパー、ポリエステル等）の上に被覆すること
ができる。

本発明の写真要素中に含有されて（・る感光性ハロゲン
化銀は露光後に、可視像を生成するためにハロゲン化銀
と水性アルカリ性媒体な、その媒体中又はその要素中に
含有されている現像主薬の存在下で会合させることによ
って処理される。処理配合物および技術はリサーチ・デ
ィスクロージャー１７６４３、Ｘ■、ＸＸおよびＸＸＩ
（１９７８年１２月）に記載されている。

次に、実施例によって本発明をさらに詳しく記述する。

実施例１ ２種類の多層カラー写真フィルムを次のように製造した
： フィルムＡはゼラチンで下引きされたセルローストリア
セテート支持ベースに次の層を次の順序で被覆すること
によって製造された： ａ）ゼラチン中に分散された黒色コロイド状銀の層：銀
被覆音電２り７ｍ２およびゼラチン被覆量４ｙ／ｍ２を
有する； ｂ）低感度赤色感光性ハロゲン化銀乳剤の層：低感変臭
ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀２モルチ、平均粒子サイズ肌２
５μ）と中感度填実ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀７モルチ、
塩化銀５モルチ、平均粒子サイズ０．３５μ）とのゾレ
ンＰからなり、銀の総被覆量０．９５　Ｆ／’ｍ”およ
びゼラチン被覆液２．９７７ｍ２を有し、そしてトリク
レジスホスフェート中に分散された２種類のシアン染料
生成用カップラーを被覆量０．６９３５’／ｍ２で含有
している； Ｃ）中感度赤色感光性ハロゲン化銀乳剤の層：臭ヨウ化
銀乳剤（ヨウ化銀７モルチ、平均粒子サイズ０．７μ）
からなり、銀被覆量１．２　ｙ／ｍ２詮よびゼラチン被
覆量１．６７／ｍ２を有し、そしてトリクレジルホスフ
ェート中に分散された２種類のシアン染料生成用カラー
カッシラーを被覆量０．１０３グ／　ｍ２で含有してい
る：ｄ）高感度赤色感光性ハロゲン化銀乳剤の層：臭ヨ
ウ化銀乳剤（ｇつ化銀７モルチ、平均粒子サイズ１μ）
からなり、銀被覆量２．０５７７ｍ２およびゼラチン被
覆量２．９７７ｍ２を有し、そしてトリクレジルホスフ
ェート中に分散された２種類のシアン染料生成用カラー
カップラーを被覆量０−１０７　ｊ’／ｍ２で含有して
いる；ｅ）中間層：ゼラチン１．１６　ｙ／ｍ２および
トリクレジルホスフェート中に分散された２、５−ジイ
ソオクチルヒドロキノン０．１４　ｙ／ｒｎ２を含有し
ている； ｆ）緑色感光性ハロゲン化銀乳剤の層：層ｂ）のハロゲ
ン化銀乳剤のブレンドからなり、銀被覆量１．２７７ｍ
２および一１！″ラチン被覆量３．３　ｙ／ｍ２に有し
、そしてトリクレジルホスフェート中ニ分散された６種
類のマゼンタ染料生成カップラーを被覆量り、６Ｐ／ｒ
ｎ２で含有している；ｇ）中感度緑色感光性具ヨウ化銀
乳剤（ヨウ化銀７モルチ、平均粒子サイズ０．７μ）の
層：銀被覆量２．２　ｙ／ｍ２およびゼラチン被覆量２
．７　ｙ／ｍ２を有し、そしてトリクレジホスフェート
中ニ分散された６種類のマゼンタ染料生成用カップラー
を被覆量０．２７７ｍ２で含有して（・る；ｈ）黄色フ
ィルター層：ゼラチン１り７ｍ２、黄色コロイド状銀、
およびトリクレジルホスフェート中に分散された２、５
−ジイソオクチルヒドロキノン０．０５７７ｍ２を含有
している；１）低感度青色感光性ハロゲン化銀乳剤の層
：層ｂ）のハａ）ｙ”ン化銀乳剤のゾレンｒからなり、
銀被覆０．７５　ｐ／ｍ”およびゼラチン被覆量３．７
グ／ｍ２を有し、トリクレジルホスフェート中に分散さ
れた黄色染料生成用カップラーを被覆量１．５Ｐ／ｍ２
で有する； １）中感度青色感光性具ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀７モル
％、平均粒子サイズ０．７μ）の層：銀被覆量０．９７
７ｍ２およびゼラチン被覆量２．３　ｐ／ｍｆａを有し
、そしてトリクレジルホスフェート中に分散された黄色
染料生成用カップラーを被覆量０．３７５Ｆ／ｍ２で含
有して（・る；ｍ）保護層；ゼラチン１り７ｍ２、そし
てポリメチルメタクリレートおよびトリクレジルホスフ
ェートとジプチルフタレートの混合物中の２−　（２’
−ヒドロキシ−６′、５′−ジーｔｅｒｔ−！チルフェ
ニル）　−５−ｔａｒｔ　−ｉ　ｆルーペンデトｌＪア
ｒ−ルの分散物を含有して℃・る； フィルムＢはゼラチンで下引きされたセルローストリア
セテート支持ベースに次の層を次の順序で被覆すること
によって製造された： ａ）ゼラチン中に分散された黒色コロイド状銀の層：フ
ィルムへのものと同じ； ｂ）低感度赤色感光性具ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀７モル
チ、平均粒子サイズ０，２５μ）の層：銀被覆量０．７
５　Ｆ／ｌｎ２およびゼラチン被覆量２゜３り／　ｍ２
を有し、トリクレジルホスフェート中に分散されたフィ
ルムＡの層ｂ）の２種類のカラーカッシラーを被覆量０
．４６７７ｍ２で有する；Ｃ）中感度赤色感光性ハロゲ
ン化銀乳剤の層：中感度填実ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀７
モル％、塩化銀５モルチ、中粒子サイズ０．３５μ）と
高感変臭ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀７モルチ、中粒子サイ
ズ０．７μ）とのブレンドからなり、銀総被覆ｉｔ：　
１．６５り７ｍ２によびゼラチン被覆量２．２７／ｍ２
を有し、そしてトリフレ２ルホスプエート中ニ分散され
たフィルムＡの２種類のシアン染料生成用カップラーを
被覆量０．４１　ｙ／ｍ２で含有している； ｄ）高感度赤色感光性ハロゲン化銀乳剤の層：臭ヨウ化
銀乳剤（ｇり化Ｉａ７モルチ、平均粒子サイズ１μ）か
らなり、銀被覆量２．’０５　Ｐ／ｍ”およびゼラチン
被覆量２．９Ｐ／ｍ２を有し、そしてトリクレジルホス
フェート中に分散されたフィルムＡの２種類のシアン染
料生成用カッシラーを被覆量０．１１　ｐ／ｍ”で含有
して（・る：ｅ）中間ゼラチン層：フィルムＡのθ）に
同じ；ｆ）低感度緑色感光性層：フィルムＡので）に同
じ；ｇ）中感度緑色感光性層：フィルムＡのｇ）に同じ
；ｈ）黄色フィルター層：フィルムＡのｈ）に同じ；１
）低感度背色感光性層：フイルムＡの１）に同じ；ｌ）
中感度背合感光性層：フイルムＡの１）に同じ；ｍ）保
護ゼラチン層：フィルムＡのｍ）に同じ。

この２種類のフィルムのサンプルはダレイステッゾウエ
ッジを介して５５００°に光線に露光されてからカラー
ネがフィルム用スタンｒ−ｔｙコダックＣ４１処理を施
こされた。

次の表は感度測定結果を報告するものである。

フィルム　ＡＢ 層ｂ　１．６２　’　１．０５ 層ＣＤ、２４　０．９２ 層ｄ　Ｏ，２５０，２４ 層Ｃ一層ｂ　Ｏ，３２０，９０ 層ｄ一層ｃ　Ｏ，６６０，５０ コントラスト １）　０．６８　０．６４ ＩＩ）　０．７４　０．７９ ＋８．８　＋２３．５ 於Ｄ＝０．８　１７　１７ 於Ｄ＝１．５　’　１７　１９ １）＝グレイ０．６ウエツジを介して露光１１）＝グレ
イ０．６ウエツジとＷ２９Ｒフィルターを介して露光 上記データから明らかなようにフィルムＢ（第１図に示
されて（・るような本発明に従った３層構成のシアン層
を有する）はフィルムＡ（第２図に示されているような
従来技術に従った３層構成のシアン層を有する）に比ら
べてコントラスト差の顕著な増大を有している。コント
ラスト差はエバーハード効果と呼ばれている隣接効果の
尺度である：コントラスト差の高い値はなかんずく異な
るカラー背景部上の着色対象物の場合に明度の高い着色
像を生ずる。

実施例２ 多層カラー写真フィルム（フィルムＣ）は次の点を変え
た以外は実施例１のフィルムＢと同じように製造された
： 層ｂ）は銀被覆量０．６６　ｙ／ｍ２およびカップラー
被覆量０．４０５　ｙ／ｍ２を有しており、そして層Ｃ
）は銀被覆量１．６８り７ｍ２およびカッシラー被覆量
０．４３６　ｙ／ｍ２を有していた。

別の多層カラー写真フィルム（フィルムＤ）は次の点を
変えた以外は実施例１のフィルムＢと同じように製造さ
れた： 層ｂ）は銀被覆量０．５７　ｆ／ｍ”およびカップラー
被覆量０．６５１／ｍ２を有しており、そして層Ｃ）は
銀被覆量１．８０　Ｐ／ｍ２およびカッシラー被覆量ｏ
、４６６　ｙ／ｍ２を有していた。

この２種類のフィルムのサンプルは実施例１に記載され
ているよ、うに露光され処理された。

次の表は感度測定結果を報告している。

層ｂ　Ｏ，９３０，８−０ 層ｃ　１．０　１．０７ 層ｄＯ，２４０，２３ コントラスト １）　０．６１　０．５９ ＩＩ）　０．７４　０．６９ １）＝グレイ０．３ウエツジを介して露光１１）＝グレ
イ０．６ウエツジとＷ２９Ｒフィルターを介して露光 フィルムＣおよびフィルムＤの感度差および粒状度は実
施例１のフィルムＢのものと実質的に同じになった。コ
ントラスト差は本発明に従った３層構成のシアン層を有
する両フィルム共に高かった。

実施例３ 多層カラー写真フィルム（フィルムＥ）はゼラチンで下
引きされたセルローストリアセテートフィルムに次の層
を次の順序で被覆することによって製造された。

ａ）ゼラチン中に分散された黒色コロイｒ状銀の層：実
施例１のフィルムＡのものと同じ： ｂ）低感度赤色感光性具ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀７モル
チ、平均粒子サイズ０．２５μ）の層：銀被覆量０．７
９　ｐ／ｍ２およびゼラチン被覆量１．４８Ｐ／。２を
有し、そしてトリクレジルホスフェート中に分散された
フィルムＡの層ｂ）の２種類のカラーカンデラ−を被覆
量０．４６　ｙ　／　ｍ２で有して〜・る； ｂ）中感度赤色感光性ノ・ロデン化銀乳剤の層：中感度
填実ヨウ化銀乳剤（ヨウ化銀７モルチ、塩化銀５モルチ
、平均粒子サイズ０．３５μ）と高感変臭ヨウ化銀乳剤
（ヨウ化銀７モルチ、平均粒子サイズ０．７μ）とのブ
レンドからなり、銀総被覆量１．４５１，７ｍ２および
ゼラチン被覆量２．５８　ｙ／ｍ２に有し、そしてトリ
クレジルホスフェート中に分散されたフィルムＡの２種
類のシアン染料生成用カップラーを被覆量０．３８５ｙ
　７ｍ２で含有している； ｄ）高感間赤色感光性ハロゲン化銀乳剤の層：臭ヨウ化
銀乳剤（ヨウ化銀７モルチ、平均粒子サイズ１μ）から
なり、銀被覆量１．９　ｙ／ｍ２およびゼラチン被覆量
１．２４Ｐ／ｍ２を有し、そしてトリクレジルホスフェ
ート中に分散されたフィルムＡの２種類のシアン染料生
成用カップラーを被覆量０．１４６５’／ｍ２で含有し
てｔ・る；それから、フィルムＡの層ｅ）〜ｍ）を同じ
順序で有する。

別の多層カラー写真フィルム（フィルムＦ）は次の点を
変えた以外はフィルムＥと同じように製造された： 層ｂ）は銀被覆址肌７５　ｙ／ｍ２およびカップラー被
覆量０．３９６５’／ｍ２を有しており；層Ｃ）は銀被
覆ｉｉ：　１−５１７ｍ２およびカッシラー被覆量ｏ、
３４　ｙ／ｍ２を有しており；そして層ｄ）は銀被覆量
２．５　ｙ／ｒｎ２およびカップラー被覆量ｏ、２５　
ｙ／ｍ２を有していた。

この２種類のフィルムのサンプルは実施例１に記載され
ているように露光され処理された。次の表は感度測定結
果を報告している。

層ｂ　Ｏ，９５’　０．８０ 層ｃ　Ｏ，７６０，６９ 層ａ　Ｏ，２９０，５０ ＋１５．’０．　＋１８’、０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による６層構成のノ・ロダン化銀写真乳
剤に関するＤ　−ｌｏｇ’ＦＬ曲線を示す。 第２図は従来技術による６層構成の・・ロダン化銀写真
乳剤に関するｌ）　＝　ｌｏｇ、　Ｅ曲線ヲ示す。 代理人　浅　村　皓 図面の浄招（内容に変更なし） 手続補正書（自発） 昭和５９年１１月ユＯ口 特許庁長官殿 １、事件の表示 昭和５９年特許願第２０３９２７　号 ２、発明の名称 多層カラー写真感光性材料 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 ４、代理人 昭和　年　月　日 手続補正書（方式） 昭和ｉｏ年ユり−Ｌ／日 特許庁長官殿 １、事件の表示 昭和ダ２年特許願第ユｔｙ＆９１２　号２゜発明の名称 ′）急カラー引頃怖四粁粁 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 ４、代理人 ５、補正命令の日付 昭和６ｏ年ノ　月ユ２日 ６、補正により増加する発明の数 ７、補正の対象 図面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （υ　非拡散性カラーカップラーと組合わされた青色−
   １緑色−および赤′色−増感一・ロゲン化銀乳剤層を支
   持ペース上に有し、そのハロゲン化銀乳剤層の少なくと
   も１つが可視光の同一スペクトル領域に対して増感され
   た３層のハｃ１）ｆン化銀乳剤層からなり、その６層の
   中では一番上のノ・ロｒン化銀乳剤層が一番高℃・感度
   を有し、そして一番下のハロゲン化銀乳剤層が一番低い
   感度を有する多層カラー写真感光性材料にお（・て、そ
   の一番上の）＼ロダン化銀乳剤の現像後の最大カラー濃
   度が０．６０未満であり、そしてその真中のハロゲン化
   銀乳剤層および一番下のハロゲン化銀乳剤層のカラー現
   像後の最大カラー濃度がどちらも０．６より高いことを
   特徴とする多層カラー写真感光性材料。 （２）一番上のハロゲン化銀乳剤層の最大カラー濃度と
   真中のハロゲン化銀乳剤層の最大カラー濃度との和が１
   ，０より大きい、特許請求の範囲第１項の多層カラー写
   真材料。 （３）　一番上のハロゲン化銀乳剤層の最大カラー濃度
   と真中のハロゲン化銀乳剤層の最大カラー濃度との和が
   一番下のハロゲン化銀乳剤層の最大カラー濃度釦等しい
   か又はそれより高い、特許請求の範囲第１項の多層カラ
   ー写真材料。 （４）赤色増感ハロゲン化銀乳剤層が指摘された順序で
   微粒子低感度ハロゲン化銀乳剤層、中粒子中感度・・ロ
   デン化銀乳剤層および粗粒子趣感度ハロゲン化銀乳剤層
   からなり、該微粒子低感度ハロゲン化銀乳剤層が該赤色
   増感層の中では支持体に一番近いものである、特許請求
   の範囲第１項の多層力２−写真材料。 （５）ハレーション防止層、赤色光に対して増感されて
   いるが異なる感度を有しそしてシアン染料生成用カップ
   ラーを含有している３層のハロゲン化銀乳剤、緑色光に
   対して増感されて（・るが異なる感度を有しそしてマゼ
   ンタ染料生成用カップラーを含有している２層のハロゲ
   ン化銀乳剤、黄色染料フィルター層、背合光に対して増
   感されているが異なる感度を有しそして黄色染料生成用
   カッシラーを含有している２層のハロゲン化銀乳剤を指
   摘された順序でその上に被覆して有する支持ベースから
   なる、特許請求の範囲第１項の多層カラー写真材料。 （６）　ハロゲン化銀乳剤がゼラチンを分散媒として用
   いている、特許請求の範囲第１項の多層カラー写真材料
   。 （７）　非拡散性カラーカッシラーを分散含有している
   、特許請求の範囲第１項の多層カラー写真材料。 （８）　真中の中感度ハロゲン化銀乳剤層中のカラーカ
   ップラー濃度が一番上の高感度ハロゲン化銀乳剤層中の
   カラーカップラー濃度の２〜１０倍である、特許請求の
   範囲第１項の多層カラー写真材料。 （９）特許請求の範囲第１項〜第８項のいずれか一項の
   材料をカラ一対象物に対して露光し、そしてその露光済
   み材料を発色現像剤中で現像することから成る、カラー
   像の形成方法。 ｉｌｌ　特許請求の範囲第９項の方法によって形成され
   た着色像。