JPS60137970A - 新規なエアゾ−ル塗料 - Google Patents

新規なエアゾ−ル塗料

Info

Publication number
JPS60137970A
JPS60137970A JP24415583A JP24415583A JPS60137970A JP S60137970 A JPS60137970 A JP S60137970A JP 24415583 A JP24415583 A JP 24415583A JP 24415583 A JP24415583 A JP 24415583A JP S60137970 A JPS60137970 A JP S60137970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
organic solvent
soluble organic
acrylic resin
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24415583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0465871B2 (ja
Inventor
Takeshi Masuda
増田 毅
Kiyoshi Onishi
清 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP24415583A priority Critical patent/JPS60137970A/ja
Publication of JPS60137970A publication Critical patent/JPS60137970A/ja
Publication of JPH0465871B2 publication Critical patent/JPH0465871B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な水性エアゾール塗料に関する。
更に詳しくは、弱燃性であり且つ消防法上の危険物に該
当しない新規な水性エアゾール塗料に関する。
一般に、溶剤型エアゾール塗料は、ビヒクル成分として
の天然樹脂や合成樹脂を溶剤に溶解し、これに噴射剤を
配合すると共に、顔料やみ加削を添加し、これらをスプ
レー容器に収納して成るが、樹脂を溶解させるためにト
ルエン、酢酸ニー1− ル、メチルエチルケトン等の有
機溶剤を多量に使用している。しかしながら、これらの
溶剤は極めて可燃性が強く、火炎長、爆発限界ともに強
撚性(通産省告示557号による)であり、取り扱いが
危険なばかシでなく、人体に有害なものが多く、製造に
際してしば1〜は公害発生詐になる等、浴剤型エアゾー
ル塗料はその]、lVり扱い及び使用上多くの欠点を市
するものであつプこ。寸た、なかには、溶剤と1.でl
・リクレン、パークレン智の塩素系溶剤を使用し、噴射
剤としてフロン卑Ff用いて、弱燃性以下としたエアゾ
ール塗料もあるが、これらは、浴剤、噴射剤ともに有7
jlであったり、オゾン破壊等の問題を有するものであ
り、弱燃性エアゾール塗料としてに:j、不十分なもの
であった。
この様な点に着目1.て、従来、エアゾール塗料を弱燃
性もしくは不燃性化するだめにビヒクルとして水性樹脂
を使用する試みが柿々なさり、ている。
例えば、特開昭54−31445.54−32540.
54−32541,54−33545.54−3354
6等にみられる様に、種々の水性エアゾール塗料が検討
されてきた。しかしながら、これらに使用検B’にされ
ているビヒクルは、例えば水用溶性噴射剤と接触するこ
とに上り増粘する様なエマルヅヨ/樹脂又は水分散4−
リイθ・1脂であったり、或いは水溶性アクリル1ft
jIlij 、アルキッド樹脂、変性アルキッド樹脂、
メラミン変性アルキッド樹脂、アミン樹脂や乳化重合さ
れた酢酸ビニルエマルソヨン、アクリルエマルジョン等
であり、各々に欠点をイラしている。例えは水可溶性噴
射剤と接触することにより増粘する様なエマルジョンE
 IIW又は水分散型樹脂の場合、樹脂組成は使用溶剤
が極めて限定される上に、樹脂と溶剤との比によっても
塗料粘肚が容易に変化するために、極めて限られた範囲
の塗料配合でしか良1j1゛な結果が・r4Iられない
等の欠点を有している。また、水浴性のアクリル樹脂、
変性アルキッド樹脂、メラミン変性アルキッド樹脂やア
ミン樹脂等は、塗料を弱燃性とするためには、希釈剤と
しての水のtlを増やさなけれn:ならないが、そうす
るとれ化不良のために塗膜の発泡によるピンホーノペタ
レ等が生じ易く、好ましくない。址だ、乳化重合された
酢酸ビニルエマルヅヨンやアクリルエマルジョン等は、
保存時に容器内で沈降、ケ゛ル化、増粘等を起し易く、
また塗装置後、における発泡性が著しい等の欠点を有す
る。このため、この様な水溶性樹脂や乳化重合によるエ
マルジョンを使用する場合は、希釈剤として使用する混
合溶剤は、極めて限られた組成のものしか使用すること
ができず、それに伴い樹脂の組成も限定される傾向があ
り、このため広範囲の樹脂組成、塗料配合組成に適応し
、実用上有用な弱燃性エアゾール塗料を製造することは
極めて困難であった。
本発明者等は、この様な問題を解決すべく鋭意研死を行
った結果、重量組成で、ビヒクル成分としてのアクリル
樹脂水性分散物5〜30俤と溶剤としての水30%以下
及び水溶性有機溶剤40%以下と噴射剤30〜70%と
からなる成分をio。
と1〜、これに顔料を01〜25φ配合してなる水性エ
アゾール塗料において、該アクリル樹脂水性分散物が、
1〜15重量係の、分子中に1個の重合性ビニル基を有
し且つ末端基がII又はCI〜屡のアルキル基である分
子量1500乃至15000のポリオキシエチレン鎖を
有する親水性モノマーAと、99〜85重量%の、他の
重合性ビニルモノマーとを水溶性有機溶剤溶液中で重合
させて得られる樹脂溶液を、水中に分散させることによ
って形成されるものであることを特徴とする新規な水性
エアゾール塗料を、ここに提供する。
本発明に使用されるアクリル樹脂水性分散物は、通常用
いられる乳化剤や保薩コロイドを使用せず、溶液重合に
より重合されたポリマーを水溶性溶剤と親水基の働きに
よシボ中に安定な分散させた水分散物である。本発明に
よシ得られたアクリル樹脂水性分散物を用いた水性エア
ゾール塗料は、水溶性樹脂の欠点、すなわち、希釈剤と
しての水の量を増した場合の霧化不良のための塗膜の発
泡によるビンホーノへタレ等の問題が々く、また乳化重
合された酢酸ビニルエマルジョンやアクリルエマルショ
ン等を用いた場合の保存時における容器内での沈降、グ
ル化、増粘等の発生、或いは塗装置後における発泡等の
発生も改良され、且つ広範囲のモノマー組成及び溶剤組
成を適用でき、実用上極めて有利である。
本発明に使用されるアクリル樹脂水性分散物は、分子中
に1個の重合性ビニル基を有し、且つ末端基が11父は
C3〜4のアルキル基である分子量1500乃至150
00のポリオキシエチレン鎖を有する゛親水性モノマー
Aと他の重合性ビニルモノマーとを、前者1〜15重景
%飛火99〜85重笈・チの割合で、水溶性有機溶剤溶
液中で重合させ、次いで水中に分散さぜることにより得
られる。
分子中に1個の重合性ビニル基を有し且つ末端基がH又
は01〜4のアルキル基である分子量1500乃至15
000のポリオキシエチレン鎖を有′する親水性モノマ
ーAと1〜では、例えは、β−ヒドロキシエチルアクリ
レート、β−ヒドロキキシロビルアクリレート、β−ヒ
ドロキシエチルメタアクリレートの様なヒドロキシル基
を含むビニルモノマーにエチレンオキシドを付加して製
造されるポリオキシエチレン鎖の分子量が1500乃至
15000である化合物;分子@1500乃至1500
0の一方の末端基がl/又はC3〜4のアルキル基で他
方の末端基がヒドロキシル基であるポリオキシエチレン
グリコールをアクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸
、桂皮酸の様なビニル基含有カルボン酸モノマーとエス
テル化反応させることによシ製造される化合物;上記ポ
リオキシエチレングリコールをアクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸ブチルの様なビニル基含有エステル型モ
ノマーとエステル交換反応させることによって製造され
る化合物など、が挙げられる。
この様にして得られた分子中に1個のビニル基を有し且
つ末端基が〃又はC1〜4のアルキル基である分子量1
500乃至15000のポリオキシエチレン鎖を有する
親水性モノマーAにおいて、該ポリオキシエチレン部分
の分子量1500乃至15000は重要である。ポリオ
キシエチレン部分の分子量が1500未満である場合に
は、共重合して得られるアクリル樹脂溶液の水分散化し
た十分な効果が認められず、また、ポリオキシエチレン
部分の分子量が15000を越える場合には、モノマー
の単位分子量当りの共重合し得るビニル基が極めて少な
くなり、この場合も共重合して得られるアクリル樹脂溶
液の水分散化効果が著しく低下する。上記親水性モノマ
ーのポリオキシエチレン部分の分子量は好ましくは20
00乃至1oooo更に好捷しくは3000乃至800
0である。
まだ、上記親水性モノマーAの使用量は、共重合する他
の重合性モノマー99〜85重量%に対してl−1s 
重Hqbとされる。親水性モノマーAの使用量が1重量
係未満である場合には、得られるアクリル樹脂溶液の水
分散化効果が十分でなく、このため安定な水分散物を得
ることが困難となる。
また、15重量%を越えて親水性モノマーAを使用して
も、得られるアクリル樹脂溶液の水分散化力がもはや余
り増大しないので不経済であり、しかも、得られるポリ
マーの耐水性等が低下する。
親水性モノマーAの特に好ましい使用量は、共重合する
他の重合性モノマー98〜90重量%に対して2乃至1
0重量%である。
親水性モノマーAと共重合される他の重合性ビニルモノ
1−とじては、エチレン性不飽和単量体が挙げられる。
例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−クロロプロピ
ル、(メタ)アクリル酸グリシヅルエーテル等のアクリ
ル酸エステル類及びメタクリル酸エステル類;アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸等のα−もしくはβ−不
飽和カルボン酸類もしくはその塩類、アクリルアミド、
メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド等のα−もしくはβ−不飽和ア
ミド類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不
飽和ニ水性、黄変性等に影響を与えない範囲内で、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、各種雨水撥油剤等に用いられ
る含弗素モノマー等のハロク・ン化ビニル類;スチレン
、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン誘
導体類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエ
ステル類;α−オレフィン、ブタジエン等の共役ツエン
類;無水7フイン酸類、マレイン酸エステル類、エチレ
ン等も共重合させることができる。更には、ヅメチルア
ミノエチルメタクリレート、ソエチルアミノエチルメタ
クリレート等のカチオン性モノマー類も挙げられる。
本発明では、親水性モノマーAは、これらの一種又は2
種以上と共重合される。
親水性モノマーAと他の重合性ビニルモノマーとの共重
合は、水溶性有機溶剤溶液中で行われ、アクリル共重合
体樹脂溶液がつくられる。使用される水浴性有機溶剤と
しては、例えば、イソプロピルアルコール、n−グロポ
キシプロパノール、ソアセトンアルコール、イソグチル
アルコール、n −y”fルアルコールの様ナアルコー
ル類;フロピレングリニールモノメチルエーテル、ブチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレングリコール
モノイソプロビルエーテル、ブチルセロソルブ、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジオキサンの様な
エーテルアルコール及びエーテル類等が挙けられる。上
記の水溶性有機溶剤の使用量は、特に限定されるもので
はないが、通常、共重合スべきビニルモノマー100重
量部当り1.0乃至100重量部の範囲で使用される。
アクリル共重合体樹脂溶液を得るに際しては、いずれの
場合も、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ヅーt
ert−ブチル2ぞ一オキサイド、tert −ブチル
パーベンゾエート、tert−ブチル、eiクトz−ド
アセチルパーオキサイドなどの如き南機過酸化物系、或
いは、2.2’−アゾビスイソブチロニトリル、2.2
’−アゾビスバレロニトリルなどの如きニトリル系等の
いわゆるラジカル開始剤を用いることができる。アクリ
ル共重合体樹脂溶液の作成方法は特に限定されるもので
はなく、号?リオキシエチレン部分の分子量が1500
乃至15000である親水性モノマーAを含む水溶性有
機溶剤溶液を加熱攪拌しながら、ラジカル開始剤及び共
重合すべきモノマーを滴下しても良いし、水溶性有機溶
剤を加熱攪拌[、なからラジカル開始剤と親水性上ツマ
−Aを溶解させた共重合すべきモノマーを滴下しても良
いし、水溶性有機溶剤とラジカル開始剤と共重合すべき
モノマーと親水性モノマーlとを同時に併行滴下しても
良いし、水溶性有機溶剤中で共重合すべきモノマーをラ
ジカル開始剤で重合させた後半に親水性モノマーAを加
えてりツキングしでも良い。
本発明に使用されるアクリル樹脂水性分散物は、前記の
ように1.てつくられたアクリル共重合体樹脂溶液と水
とを混合することによシ作成される。
アクリル共重合樹脂溶液の水への分散化は、水中に攪拌
しながら樹脂溶液を糠々に添加して分散させる方法及び
逆にアクリル共重合体樹脂溶液に水を徐々に添加[、て
転相乳化させる方法のいずれでも可能である。一般には
、アクリル共重合体樹脂溶液を約50〜IOQ℃に加温
し、よく攪拌しながら水を徐々に滴下して転相乳化させ
る方法が、微細な粒径を有する安良なアクリル樹脂水性
分散物が得られ易いので、好ましくい方法である。
本発明に使用されるアクリル樹脂水性分散物は、20〜
60重量%好ましくは30〜50重量%の不揮発分濃度
及び3000以下の粘度(cps)を有する。
アクリル樹脂水性分散物の酸成分は、必要に応じ、その
一部又は全部をアンモニア、モルホリン等の揮発性アル
カリで中和することも可能である。
中和は、水分散物の製造中に加える水にアルカリを溶か
しこんでおくことによって、或いは、水分散物の製造後
にアルカリを添加することによって行なわれる。
本発明の水性エアゾール塗料は、かくして得られたアク
リル樹脂水性分散物5〜30]i量係、水30重量%以
下、水溶性有機溶剤40%以下及び噴射剤30〜70%
から成る成分をiooとし、コレに:顔料ヲ0.1〜2
5重fi%配合することにょシ作成される。水性エアゾ
ール塗料の希釈溶剤としての上記水溶性有機溶剤として
は、メタノール、エタノール、ブタノール、ゾロパノー
ル、インゾロパノール等のアルコール類;アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチ
ルセロソルブアセテーテ等のエーテル類の単独又は混合
物が挙げられる。4上記噴射剤は、常温で気体であって
、スプレー適性や安定性等の性質を満足し、且つ前記ア
クリル樹脂水性分散物や希釈溶剤との相溶性が良好なも
のが選ばれる。その代表例は、トリクロロモノフルオロ
メタン、ヅクロロモノフルオロメタン、ソクロロフルオ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素である。その他に、エ
アゾール塗料噴射時に前記のアクリル樹脂水性分散物や
希釈溶剤と組み合わせられたときに弱燃性を保持[7得
る量で、ヅメチルエーテル、石油液化ガス(LPG)、
ツメチルエーテルと石油液化ガスとの混合物なども使用
することができる。水性エアゾール塗料の品質の安定性
、長期保存性の諸物性を向上させる目的で、艶消剤、沈
殿防止剤、泡消剤、タレ防止剤、防軸剤等の公知の添加
剤を配合することも可能である。
本発明の水性エアゾール塗料においては、アクリル樹脂
水性分散物、水、水溶性有機溶剤及び噴射剤の組成割合
は、水性エアゾール塗料として些求される性質、即ち、
前記ミスト形成性、良好なスプレー適性、噴射剤との相
溶性などを満足せしめると共に、水性エアゾール塗料が
弱燃性にして且つ消防法上の危険物に類し、ないものと
するために、重量組成で、アクリル樹脂水性分散物5〜
30%、水30チ以下、水溶性有機溶剤40%以下、噴
射剤30〜70%でなければならない。特に好ましい、
地回は、アクリル樹脂水性分散物10〜25%、水5〜
20%、水溶性有機溶剤5〜35チ1噴射剤40〜60
チである。水の添加量が30%を越える場合は、噴射さ
れた塗膜の乾燥速度が遅いばかシでなく、スプレー容器
の腐蝕を促進するため好ま[〜〈々い。水溶性有機溶剤
の添加量が40%を越える場合は、塗料噴射時において
消防法」二の危検物と々す、本発明の目的とする弱燃性
のエアゾール塗料が得られないので好ましくない。
着色顔料の添加量は、白色系顔料、黄色系顔料、宵色系
顔料など顔料の種類により異なるが、上記組成を100
として、重量で0.1〜25%、好ましくは1〜10チ
の範囲で任意に配合することができる。
次に、本発明を具体的に説明するために実施例を掲げる
が、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではな
い。尚、各側における部及びパーセントは、いずれも重
量基準である。
合成例1 拷拌機、温度計、還流冷却器、滴下ロート及び不活性ガ
ス導入口を備えた2tのフラスコに、溶メトキシ基でポ
リオキシエチレン部分の分子量が6000であるメタク
リル酸メチルエステル誘導体35部を仕込み、窒素ガス
気流中で130’(:まで列部する。別に、ビニルモノ
マーとしてメタルアクリレート476部、ブチルアクリ
レート21O部及びメタアクリル酸14部をあらかじめ
秤量混合しておき、同じくターシャリ・ブチルハトドロ
・ぐ−オキサイド14部を秤量し、各々別の滴下口よシ
注入して、3時間にわたって均一に滴下重合させる。滴
下終了後、史に130℃にて6時間保持し重合を完了さ
せる。得られた溶液を80℃まで冷却し、同温度にて水
615部を約2時間を要E7て滴下する。次いで25°
Cまで冷却することによシ、わずかに青味を帯ひた均一
なアクリル樹脂水性分散物が得られた。このアクリル樹
脂水性分散物を5%アンモニア水でアルカリ性に調整し
た。
この分散物は不揮発分4 s、 1 %、粘度1150
cpsp 118.2で、平均粒子径0.2μ以下であ
った。
合成例2〜6 使用する溶剤、ポリオキシエチレン部分の分子量が15
00乃至15000である分子中に1個のビニル基を含
有する親水性モノマーAの種類及び使用量並びに共重合
させる重合性ビニルモノマーの種類及び量を°変化させ
た。こと以外は、合成例1を繰り返えした。
結果は、表1の通りであった。
*1 使用に供した親水性モノマーのタイプI:。
I Cツノ、=C−C−0−(C1)、G:!f、0) 、
rL−C113’ :C1i。
(Cツノ、ctt、0)n部分の分子量=6000■二
〇 I Cツノ、=Ctt−c−o −(cn、cit2o )
、rL −tt ;(Cツノ、ctt、o珠部分の分子
量=3000■:。
I C1i、=C−C−0−(CE2C1120)n−C3
1f7;C4ノl1l (CD2Cツノ、0)n部分の分子量=8000*2 
◎:極めて良好 比較合成例1 乳化重合法により得られたアクリル系エマルジョン重合
物との性能比較を行うため、下記組成のエマルジョンポ
リマーを通常の乳化重合方法により作成した。
メチルメタアクリレート 476部 ブチルアクリレート 210 メタアクリル酸 14 ドデシルベンゼンスルフオン 酸ソーダ 28 過硫酸アンモニウム zi 得られたエマルジョンは、不揮発分40.2%、粘度2
15cpg、p Ii 3.6の性状を有していた。
比較合成例2 アクリル系水溶性樹脂との性能比較を行うため、通常の
方法によシ溶剤中で下記組成の重合を行い、次いで中和
及び水希釈を行った。
メチルメタアクリレート 350部 ブチルアクリレート 280 メタアクリル酸 70 ブチルセロソルブ 490 tart−ブチルパーオキシ ベンゾエート 7 トリエチルアミン 84 言↑ 1771 部 得られた水溶性樹脂は、不揮発分40.5%、粘度23
000Cps、7)Ifは9.4の性状であった。
実施例1〜7及び比較例1〜4 合成例で得られたアクリル樹脂水性分散物並びに比較合
成例で得られた乳化重合体及び水溶性樹脂のそれぞれに
、水及び水溶性有機溶剤並びに顔料を添加して均一に混
合し、規定の樹脂粘度溶液とし、スプレー容器に装入し
、これに噴射剤を充填することによって、表2に掲げる
水性エアゾール塗料を調製した。それらの性能を同表V
C示した。
参考例 従来の溶剤型エアゾール塗料として、次の組成のものに
ついて試験し、結果を表2に併記した。
、溶剤型アクリル樹脂 7.6% CAB樹脂 12.5% 有機混合溶剤 21.9% 可塑剤 02% チタン白 z7チ 計 1 ”00 % 評価は、◎:極めて良好、○:良好、△:やや劣る、×
:非常に劣るとし、0以上を合格と判定した。
スプレー適性:冷間圧延鋼板0.3X15(111mの
被塗板に、20℃にて、一定時間、一定のノズルを通し
て塗布された時の被塗物の塗装状況を観察し、従来品と
比較した。
ダレ止め性二上記被塗板に、20℃にて、下距離20 
cnrより一定量塗装し、塗装後に板を垂直に立てて塗
膜のダレ状況を観察し、従来品と比較した。
発泡性二上記ダレ止め試験と同様に塗装した被塗板を水
平に置き、発泡状況を観察し、乾燥終了までに泡が消え
るか否かを目視により判定した。
実施例1〜7の本発明水性エアゾール塗料は、いずれも
弱燃性であシ、そのスプレー適性、発泡性等の緒特性は
溶剤型エアゾール塗料と同等又はそれ以上である。比較
例1及び比較例2の様に希釈(水又は水溶性有機溶剤)
が過多のものは、吹き付は時のダレ止め性及び強撚性の
点で好ましくない。また、比較例3の様に乳化重合によ
って得られたアクリル樹脂エマルヅヨンを使用したもの
は、水溶性有機溶剤の添加により塗料の安定性が極めて
悪くなる上に、吹き付けた際に発泡性が著しいので、好
ましくない。比較例4の様な水溶性アクリル樹脂を用い
て作成されたエアゾール塗料は、吹き付けた際に塗膜の
ダレが著しいので、好ましくない。参考例として示した
溶剤型エアゾール塗料は、強撚性であるので、取り扱い
上の問題が多い。
本発明の水性エアゾール塗料は、従来の溶剤型エアゾー
ル塗料と同等以上の品質を有し且つ取り扱いが容易な水
性エアゾール塗料である。また、本発明によれば、従来
困難であったような広範囲の組成割合でアクリル樹脂水
性分散体、各種の水溶性有機溶剤及び水を配合した場合
でも、弱燃性で取り扱い及び使用が比較的安全であって
大量に貯蔵する際にも特別の施設を要[7ないという大
きな利点を有する水性エアゾール塗料が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量組成で、ビヒクル成分としてのアクリル樹脂水性分
    散物5〜30%と溶剤としての水30%以下及び水溶性
    有機溶剤40%以下と噴射剤30〜70%とからなる成
    分を100とし、これに顔料を0.1〜25%配合して
    なる水性エアゾール塗料において、該アクリル樹脂水性
    分散物が、1〜15重量%の、分子中に1個の重合性ビ
    ニル基を有し且つ末端基がH又はC1〜4のアルキル基
    である分子311500乃至15000のポリオキシエ
    チレン鎖を有する親水性モノマーΔと、99〜85重量
    %の、他の重合性ビニルモノマーとを水溶性有機溶剤溶
    液中で重合させて得られる樹脂溶液を、水中に分散させ
    ることによって形成されるものである、ことを特徴とす
    る新規な水性エアゾール塗料。
JP24415583A 1983-12-26 1983-12-26 新規なエアゾ−ル塗料 Granted JPS60137970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24415583A JPS60137970A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 新規なエアゾ−ル塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24415583A JPS60137970A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 新規なエアゾ−ル塗料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60137970A true JPS60137970A (ja) 1985-07-22
JPH0465871B2 JPH0465871B2 (ja) 1992-10-21

Family

ID=17114575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24415583A Granted JPS60137970A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 新規なエアゾ−ル塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60137970A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219629A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Tsuchiya Co Ltd 水性エアゾール塗料原液及び水性エアゾール塗料組成物
JP2015007252A (ja) * 2014-09-10 2015-01-15 株式会社槌屋 水性エアゾール塗料原液及び水性エアゾール塗料組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219629A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Tsuchiya Co Ltd 水性エアゾール塗料原液及び水性エアゾール塗料組成物
JP2015007252A (ja) * 2014-09-10 2015-01-15 株式会社槌屋 水性エアゾール塗料原液及び水性エアゾール塗料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0465871B2 (ja) 1992-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8921477B2 (en) Conventional latex / nanolatex blends
EP0986611B1 (en) Cross-linkable surface coatings and process of preparation
CA2341444A1 (en) A film-forming polymeric sol composition
ES2275055T3 (es) Espesante para amortiguador de vibraciones de base acuosa.
US4179417A (en) Composition for water-base paint comprising water-soluble resin and water-dispersible polymer
CA1071789A (en) Method for producing solvent free water based enamels
WO1995009209A1 (en) Cross-linkable aqueous coating compositions
RU2468046C2 (ru) Комбинированные связующие средства на основе полиакрилатных дисперсий
WO1991014715A1 (en) Crosslinkable surface coatings and methods for producing same
KR0150625B1 (ko) 도로표지용 수용성 아크릴계수지 및 그 제조방법
JPS60137970A (ja) 新規なエアゾ−ル塗料
US4362838A (en) Solvent resin emulsion gloss coating composition
EP0663927B1 (en) Use of coating compositions for coating alkyd-containing coatins
JP3343273B2 (ja) 水性樹脂組成物及び塗料
JPH0674369B2 (ja) ビニル共重合体樹脂水分散液の製法
US4789694A (en) Ambient cure latex paint
CN112534021A (zh) 减振材料用树脂组合物
CA2085076A1 (en) Interpolymer-based binders
JP3519119B2 (ja) 水性コーティング用組成物およびその製法
US5856408A (en) Water dispersible acrylic based graft copolymers, a method of manufacture and aqueous paints
JPS59115365A (ja) 被覆用組成物
JPS60195172A (ja) セルロ−ス誘導体含有ビニル系共重合体の水性分散物およびその製造法
AU678297B2 (en) Cross-linkable aqueous coating compositions
JPS62258738A (ja) 水性エマルジヨン型エアゾ−ル組成物
KR19990075204A (ko) 수용성 수지를 이용한 수지보강 에멀젼의 중합방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees