JPS60137800A

JPS60137800A - 作業車の水平支持装置

Info

Publication number: JPS60137800A
Application number: JP24428783A
Authority: JP
Inventors: 内藤　恭三; 市之瀬　満; 佐藤　光幹
Original assignee: Yuhshin Co Ltd; Yuhshin Seiki Kogyo KK
Current assignee: U Shin Ltd
Priority date: 1983-12-26
Filing date: 1983-12-26
Publication date: 1985-07-22
Also published as: JPH0536358B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は荷台を有する作業車に関し、特に、荷台を上
昇させることができ、荷台上での高所の作業に適する作
業車を提案する。

建築、土木現場または田畑などの作業場では作業車の走
行路として平らなところが少ないから、隆起面や窪み面
或いは斜面を走行し、また、このような場所に停車させ
て作業することが多い。

ところが、荷台を上昇させて作業する場合に作業車の停
車位置が上記のような隆起面、ｔ＋１面などであれば、
荷台が傾き作業者の足場が不安定となり、また、農作業
などでは収穫物を荷台に載置させるが荷台の傾きによっ
て作業車の重心が片寄り危険である。また、作業車が傾
いておれば、作業中に横転するおそれがあり、荷台上の
作業者はもとよりその周囲の作業者にとって極めて危険
である。

そこで、この種の作業車は可能なる限り平らな場所を選
んで停車させるが、しかし、停車位置をこのように選ん
だのでは所望の高所作業個所から離れてしまうことが多
く、このことから作業車での高所作業が困難になる。

本発明は上記したところの実情にかんがみ開発したもの
で、その目的とするところは、作業車の停車面条件にか
かわらず作業中ば常に車体及び荷台を水平に維持し、作
業者の作業を容易にして作業能率を高め、また、作業車
の横転を確実に防止することにある。

しかして、本発明では、車体」二の荷台を上昇させるた
めの荷台上昇機構を備えた作業車において、車体両側部
に旋回自在に軸着させた各々の支持脚と、この支持脚を
所定の収納位置から車体側方の地面に向って旋回させる
支持脚制御機構と、上記支持脚制御機構を駆動させて車
体の全体またはその一部を地面に平行に浮上させる平行
制御設定手段と、上記支持脚制御機構を駆動させて平行
に浮上した車体を水平制御するための水平制御設定手段
とを備えた水平支持装置を提案する。

上記した本発明では、車体を水平制御することにより荷
台を水平となしたが、荷台のみを水平制御することも可
能である。

次に、本発明の実施例について図面に沿って説明する。

第１図は作業車の側面図で、第２図は当該作業車の平面
図である。

これらの図面において、■は車体、２は車体１より公知
のパンタグラフ機構により上昇させることができる荷台
、３は運転ハンドル、４及び５は基部を車体】の両側部
に軸着させてその先端部を旋回自在となした支持脚、６
及び７は各支持脚４．５の先端に軸着させた受止部材で
ある。

上記した２つの支持脚４．５は車体１の中程から側方に
向けて横設した油圧シリンダ８．９を含む制御機構によ
り旋回される。なお、この制御機構については後述する
。

上記油圧シリンダ８．９に必要なオイルタンク及びポン
プ等は車体１に固定したボックス１０に内装させである
。

上記した作業車は、荷台を使っての高所作業その他特別
な場合を除いては第１図及び第２図に示す如く支持脚４
．５を垂直に起立させ、走行、停車に支障のないように
収納させておく。

そして、作業現場などのように停車地面が悪条件である
ときには支持脚４．５を車体１の左右に張り出させて車
体１を水平制御する。

第３図は荷台２を上昇させてこの荷台上で高所作業を行
なうときの動作状態を示している。

この図の如く、車体１は張り出させた支持脚４．５によ
って水平制御し、車体１が水平に支持された状態におい
て荷台２をパンタグラフ機構によって所望の高さまで上
昇させる。

作業車がこのように水平に支持されている限り、荷台２
に加わる荷重が片寄ったときでも横転するおそれがなく
安全である。

第４図（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）は作業車の水平制御動作
過程を示すために主に支持脚４．５の制御機構を示した
簡略図である。

そして、第４図（ａ）は支持脚４．５を起立させて収納
させた非制御時の状態である。この図より分かる如く、
油圧シリンダ８．９はその一例部が車体一部１ａに、シ
リンダシャフト先端が次に述べる第１腕の中程に各々連
結されている。・すなわち、油圧シリンダ８のシャフト
先端は一端が車体一部１ａに軸支された第１腕１１の中
程に連結され、第１腕１１の他端が第２腕１２の一端と
連結されており、また、第２腕１２の他端が支持脚４に
連結されている。

同様に、油圧シリンダ９のシャフト先端が第１腕１３に
、この第１腕１３が第２腕１４に、第２腕１４が支持脚
５に各々連結されて制御機構が構成されている。

上記の制御機構は、先ず車体１を平行制御させるために
油圧シリンダ８．９を最大に伸長させる。

この動作では支持脚４．５が旋回して受止部材６．７が
地面に接し平行検出スイッチが働くと第４図（ｂ）に示
すように車体１が地面に対して平行に浮き上がる。

なお、平行検出スイッチは車体の一部に固定されている
。。

車体１が平行制御されて浮き上がっている状態下にいず
れか一方の油圧シリンダを縮小させて車体１を水平制御
する。

図面では油圧、込リンダ８を縮小させて第４図（Ｃ）の
ように車体１の水平制御を行なっている。

なお、上記実施例の制御機構では操作スイッチの操作に
よって支持脚４．５が旋回して第４図（ｂ）に示す平行
制御状態となり、その後の傾斜検出器の出力信号または
手動スイッチの操作によって車体１が自動的または手動
的に水平制御される。傾斜検出器は車体１の傾斜を検出
して出力するように車体１の一部に固定されている。

また、水平制御されている車体１を復帰させる場合には
、第４図（ｂ）の状態に一旦平行復帰させ、その後に支
持脚４．５を第４図（ａ）に示す状態に収納させる。

第５図は本発明に係る水平支持装置の制御系の実施例を
示すブロック図であり、１５は支持脚４．５を旋回させ
、また復動させる支持脚上下スイッチ、１６は車体１を
左右のいずれかに傾むかせるスイッチで、水平手動制御
するための水平手動スイッチ、１７は水平自動制御と水
平手動制御との切換えを行なう切換スイッチ、１８は傾
斜検出器、１９は荷台２が車体−にに降下していること
を検出する荷台スイッチ、２０は支持脚４．５が第４図
（ｂ）のように最も大きく張り出したことを検出する平
行検出スイッチ、２１は各々のスイッチ及び傾斜検出器
からの出力信号を入力して油圧シリンダを伸縮させるた
めの制御信号を出力する制御回路、２２は右側用の電磁
バルブ、２３は左側用の電磁バルブ、２４は右側油圧シ
リンダ、２５は左側油圧シリンダである。

上記した支持脚上下スイッチ１５を操作すると、荷台ス
イッチ１９が荷台２の降下状態を検出している場合に制
御回路２１が制御信号を出力し、この制御信号によって
電磁バルブ２２．２３が動作し、油圧シリンダ２４．２
５が公知の方法で伸縮する。

水平手動スイッチ１６を手動操作したときには、切換ス
イッチ１７が水平手動制御に切換えられていること、荷
台スイッチ１９が荷台降下を検出していることを条件に
、制御回路２１が車体１を左または右に傾ける制御信号
を出力する。

切換スイッチ１７が水平自動制御に切換えられている場
合には、荷台スイッチ１９が荷台降下を検出しているこ
と、平行検出スイッチ２ｏが平行検出していることを条
件に傾斜検出器１日の出力に応して制御回路２１が水平
自動制御の制御信号を出力する。

また、車体１が水平制御されているとき、支持脚上下ス
イッチ１５を操作すれば、荷台２が降下して荷台スイッ
チ１９が検出動作した後に車体１の平行復帰動作が行な
われ、平行検出スイ、、チ２０の平行検出後に支持脚４
．５が復動されて収納される。

第６図は支持脚制御機構を変えた他の実施例であり、こ
の実施例では支持脚４．５を旋回させる油圧シリンダ２
６と、車体１の水平制御用の油圧シリンダ２７とを別々
に備えており、また、上記油圧シリンダ２７には平行検
出スイッチが設けられている。

その他の構成及び動作は上記した実施例とほぼ同様であ
るが、ただ、このように実施する場合には、上記した切
換スイッチ１７に平行制御用の切換スイッチを設ける。

第７図は荷台２のみを水平制御する他の実施例であり、
荷台２とパンタグラフとの間に油圧シリンダ２８．２９
を設は荷台２の水平制御を行なうようになしである。ま
た、この実施例では傾斜検出器を荷台２に設置させであ
る。

上記した通り、本発明では荷台を上昇させることができ
る作業車に、車体または荷台を水平制御することができ
る水平支持装置を設けたので、作業現場のように地面が
隆起し、くぼみまたは傾斜していたとしても任意の場所
に作業車を停止させ、作業車の水平設置が可能であり、
このことから、上昇させた荷台上で高所作業などを行な
うに当り足場が安定して作業能率が高く、また、作業車
が横転するおそれがなく安全である。

しかも、本発明では荷台が車体上に降下しているときに
作業車の水平制御が可能になると共に水平制御状態から
一旦平行復帰させその後に支持脚を所定位置に収納させ
るように構成したので、作業車の水平制御時においても
安全である。

なお、上記した実施例では第３図より分かるように、２
つの支持脚４．５により前輪のみを浮上させるようにし
て水平制御する構成としたが、車体後方部の両側にも上
記同様にして制御される２つの支持脚を設け、作業車全
体を浮上させるようにして水平制御することもできる。

また、このように車体両側の各々に２腕を前後して設け
た支持脚は、前部支持脚と後部支持脚とを別々にまたは
同時に制御するように構成することにより一段と便利で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る水平支持装置を備えた作業車の側
面図、第２図は上記作業車の平面図、第３図は作業車が
水平制御されて設置された状態を示す作業車の側面図、
第４図（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）は作業車の水平制御動作
過程を示す簡略図、第５図は制御系を示すブロック図、
第６図は支持脚の制御機構の他の実施例を示す簡略図、
第７図は荷台を水平制御する実施例を示す作業車の簡略
的な背面図である。１・・・車体、１ａ・・・車体一部、２・・・荷台、４
．５・・・支持脚、６．７・・・受止部材、８．９・・
・油圧シリンダ、１１．１３・・・第１腕、１２．１４
・・・第２腕特許出願人　有信精器工業株式会社第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】（１１車体上の荷台を上昇させるための荷台上昇機構を
備えた作業車において、車体両側部に旋回自在に軸着さ
せた各々の支持脚と、この支持脚を所定の収納位置から
車体側方の地面に向って旋回させる支持脚制御機構と、
上記支持脚制御機構を駆動させて車体の全体またはその
一部を地面に平行に浮上させる平行制御設定手段と、上
記支持脚制御機構を駆動させて平行に浮上した車体を水
平制御するための水平制御設定手段とを備えた水平支持
装置。（２）上記水平制御設定手段が車体の傾斜を検出する検
出器を含む特許請求の範囲第ｆ１）項記載の水平支持装
置。（３）上記水平制御設定手段が車体の傾斜を検出する検
出器と手動操作下に出力信号を発生する手動信号器とを
含み、上記支持脚制御機構が検出器または手動信号器の
いずれかの出力信号に応動して水平自動制御または水平
手動制御をなすようにした特許請求の範囲第（１）項記
載の水平支持装置。（４）上記支持脚制御機構を駆動させて水平状態にある
車体を平行復帰させる平行復帰設定手段を設け、車体が
平行復帰した後に」二記支持脚制御機構を駆動させて支
持脚を収納させるようにした特許請求の範囲第（１）項
記載の水平支持装置。　。（５）車体両側に前後させて旋回自在に軸着させた各々
の支持脚を設け、前部支持脚と後部支持脚とを別々にま
たは同時に所定の収納位置から車体側方の地面に向かっ
て旋回させる支持脚制御機構を備えた特許請求の範囲第
（１１項記載の水平支持装置。（６）車体上の荷台を上昇させるための荷台上昇機構を
備えた作業車において、車体の傾斜を検出する検出手段
または手動操作下に出力信号を発する手動信号器と、こ
れら検出器または手動信号器のいずれかの出力信号に応
動して荷台を水平制御する荷台水平制御機構とを備えた
水平支持装置。