JPS60125494A - 配管の防錆装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工場・事務所・ホテル等の配管設備、中でも冷
水、温水が圧送される冷暖房配管におけるエアーロック
現象の防止、全気流適音の減少と配管設備内面の発錆の
防止、スクールの付着を抑制する装置に係るものである
。

冷暖房配管設備で問題になることは、冷水、温水中に空
気が混入すると、エアーロック現象が発生して、所期の
冷暖房機能が発揮できない恐れがあり、また流水中の空
気泡の流過音、破裂音による騒音も問題となる。また配
管設備内面の腐食も促進され、甚だしい場合は材料穴あ
きＫよる漏洩となる場合や、錆や水垢、湯垢等のスケー
ルの内面付着による流路面積の減少、熱効率の低下が発
生することである。本発明は配管内の水を効率よく特別
の化学薬品を使用しないで防錆処理すると共に空気分離
を行なう装置を提供することである。

本発明の一実施例について、以下図面を参照しながら詳
細に説明する。

１は空気分離装置で次のように構成されている。

すなわち鉛直方向の中空円筒を主体とするタンク２の側
壁上部にタンク内壁に対しほぼ接線方向に液体が流入す
るように流入管３が設けられて（・る。、またタンク２
の側壁の下部にタンク内壁に対しほぼ接線方向に液体が
流出するように流出管４が取付けられており、この流出
管部には合流管５が設けられている。またタンク２の上
部の排気口６にはバルブ７を介して自動空気抜き器８が
取付けられている。前記流入管３には逆止弁１５が連設
され、この逆止弁１６の上流側には分岐管９が設けてあ
り、装［ｆｉ入口１０、これに対する通り管１１と下方
への分流１ｆ１２が分岐しである。この分流管１２には
仕切弁１４を介して防錆器１５を設け、これに引続き循
環ポンプ１６を設け、循環ポンプ１６の吐出側をパルプ
１７を介して前記空気分離装置１の流出管部４０合流管
５に接続する。

以上説明した実施例において、装置流入口１０に導入さ
れ空気を混入する温水、冷却水は分岐ｇ９により通り管
１１への上部流と分流管１２への下方流とに分配される
。この際、液体中の気体は液体より比重が軽いため装置
流入口１０までへの配管内の上部を流れて来るので、分
岐管９で分流されたタンク２の流入管３への上部流には
空気を多く含む成体が分配され、下方への分流管１２へ
の下部流には空気の混入率の少ない液体が分配されるこ
とＫなる。このため空気を多く含む上部流は逆止弁１３
を経て空気分離装置１の流入管３のタンク２への流出口
３ａよりタンク内壁にほぼ接線方向に流入しタンク内壁
に沿って旋回流下しながら流出管４に至るものである。

液体中に混在する気体は液体よりも比重が軽いため、旋
回流下する間に遠心分離作用により、タンク２の中心部
に分離され上昇しタンク上部に設けられている自動空気
抜き器８により外部に排出されろ。また分岐管９により
分流することによりタンク２内を旋回流下する流量を少
なくすることができるため、タンク２の中心部の液体は
更に静に近い状態になり一層、空気分離効果が大となる
ものである。

また空気の混入率の少ない下方流は分流管１２、仕切弁
１４を経て防錆器１５に流入する。この防錆器１５０代
表的なものの一つが米国特許第３，９５１．８０７号明
細書に記載されている磁気的水処理装置であり、これは
非磁性ジャケットに収納された長さ方向に間隔をあけで
ある極を有し、磁性材で作られた亜鉛引きの外部クーシ
ング内に同心に位置決めされた細長い磁石を備えている
。ジャケットに収容された磁石はそれに固着した１対の
段付カラーにより中心決めされ、これらのカラーは１対
の外開きにした差込み片により中心決めされている。

この種の磁気的水処理装置は良く知られ、流水中に存在
するカルシウムまたはその他の鉱物等のスケールが管内
面に付着することを防止するものである。このような作
用を行う防錆器１５を通過した液体は循環ポンプ１６お
よびパルプ１７を経て空気分離装置１の流出管部の合流
管５に流入し流入管３よりの旋回流下流と混合されて流
出管５に連設される配管系に流出されるものである。こ
の防錆装置忙おいて、逆止弁１３および循環ポンプ１６
が省略された構造の装置でも、その基本的機能が発揮さ
れることは実験で確認されている。循環ポンプ１６とパ
ルプ１７により防錆器１５に最適な流量に調節できるこ
とと、本装置が使用される配管系統の主循環ポンプが停
止状態の場合でも循環ポンプ１６を運転することにより
、主管路部分だけは本装置で処理した液体を流水させる
ものである。本装置の循環ポンプ１６のみで運転する場
合、逆止弁１３により本装置部分のみで短絡流路を形成
することを防止するものである。′ このようにして空気分離装置に入る配管に空気を多く含
んだ水のみを流入させてしかも配管内を流れる水量を減
少させて効率よく空気分離させると共に、分流させた空
気混入の少ない水を磁気による防錆器処理させて空気分
離装置の下部流用管の出口側に流入させる結果、防錆器
の容量も軽減できると共に空気分離装置の効率が高まり
防錆器で処理された水が空気分離された水と混合されて
防錆処理された水が全体の水と万遇に分散され、これが
冷暖房等の循環される配管内で順次効率よく防錆処理さ
れるのである。

以上説明した如く、本発明は空気分離装置１により流水
中忙混入している気体を効率よく分離排出することによ
り配管系のエアーロック現象の防止、流水中の空気泡の
流過音、破裂音等の騒音の減少を行うことができ、また
発錆すなわち金属酸化の主因である酸素を減少すること
と相まりて、特別の化学薬品を使用せずに防錆器１５に
より流水を処理するととＫより、金属の酸化現象、スケ
ールの生成と配管設備内面へのスクールの付着成長を抑
制することができるので、配管設備材料の腐食に対する
耐久性を大幅に向上することができ、さらに配管設備内
面へのスケールの付着成長がないので、ポイッ、熱交換
器等の熱効率の低下も少なく、また配管の流路断面積が
減少せず流体の摩擦抵抗も増大することがなく、この面
でもエネルギー効率の低下の少ない、経済性に優れた配
管の防錆装置を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る防錆装置の正面図、第２図は第１
図の上面図でタンク２のみ部分断面を示す。 １：仝気分離装置、２：タンク、３：流入管、４：流出
管、９二分岐看、１５：防錆器、１６：循環扇　２０ 男　１０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉛直方向の中空円筒を主体とするタンクの上部側に流入
   管をタンクの下部側に流出管を有する空気分離装置と前
   記流入管には下方への分流管を設け、この分流管には防
   錆器を設けて前記流出管に連接することを％徴とする配
   管の防錆装置。