JPS60105985A - 高濃度沃素サンプリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は原子力発電所などの事故時に発生する高濃度
の沃素をサンプリングするサンプリング装置に関するも
のである。

〔従来技術〕

従来、この種の高濃度の沃素をサンプリングする装置と
して第１図に示すものがあった。図において、（１）は
ポンプ、（２）は被測定流体（４）をチャコールカート
リッジ（３）に導く配管（５）のヒートトレースで、沃
素が配管に沈着することをできる限り少なくする役目を
有する。図示装置の動作について説明する奇と、高濃度
の沃素である被測定流体（４）をチャコールカートリッ
ジ（８）に捕集するためには、被測体の移送用配管（５
）の周囲に取ｐつけであるヒートトレース（２）に電力
を供給し、配管（５）を適切な温度に保ち被測定流体（
４）中の沃素が配管（５）にできる限り沈着することを
防ぐ。その後、ポンプ（１）を駆動し、チコールカート
リッジ（８）に被測定流体（４）を流して中に含まれて
いる沃素を捕集する。なお、ポンプ（１）としては沃素
の沈着をできる限り少くなくするため前記ヒートトレー
ス（２）とともにポンプ（１）の吸気容量を大きくし配
管（５）の中を乱流状態とすることが必要である。

従来の高濃度沃素サンプリング装置は以上のように構成
されているためポンプ（１）の容量が太きくなり、チャ
コールカートリッジ（３）は多量の沃素を捕集しチャコ
ールカートリッジ（８）移送時の放射線被曝が増大する
ことになる。また沃素が配管（５ン内壁に沈着すること
を少なくするためヒートトレース（２）が必要となり、
結果として流体（４）の温度が上がυ使用する構成狭素
の選定に制約がかかるという欠点があった。

〔発明の概要〕

この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、被測定流体移送用量ポンプは小容
量とし、被測定流体に放射能を含まない除湿機からの乾
燥空気を多量に混合することができる高濃度沃素サンプ
リング製置を提供することを目的とする。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第２
図において、（１）は被測定流体（５）を一定量移送す
るための小容量ポンプ、（３）は放射能を含まない空気
を取り込み湿気を取る除湿機、（６）は流体の移送用配
管、（２）は除湿された乾燥空気を大量に移送する大容
量ポンプ、（４）は被測定流体（６）を大量の乾燥空気
で希釈した流体中の沃素を捕集するカートリッジでおる
。次に本装置の動作について説明する。被測定流体（５
）に高濃度の沃素が混入されており、この沃素の濃度を
できる限シ正確に把握するには配管（６）中に沃素が沈
着することを防止する必要がある。

沃素の沈着は沃素の中でも無機沃素の配管内での結露に
よる沈着が最も多い。この沈着をできる限り少なくする
ため除湿＆（６）で乾燥した空気を多量に生成し、大容
量ポンプ（２）にて被測定流体と混合させ、チャコール
カートリッジ（４）への配管中の結露をできる限り少な
くする。一方、多量の乾燥空気の混合によシ配管中の流
速を早め沃素の沈着をより少なくする。また、被測定流
体の量を乾燥空気の１７１００程度としてチャコールカ
ートリッジ（４）への沃素の捕集割合を少なくシ、捕集
した沃素の量を減らし、チャコールカートリッジ（４）
移送時の放射線被曝を少なくする。沃素濃度はチャコー
ルカートリッジ（４）に捕集した沃素を放射能検出装置
にて定量分析する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、乾燥空気を被測定流
体に混合するように構成したので、ヒートトレース法に
比べ装置〕が規格化され、安価となシ、また、精度が高
く放射線被曝が少なくなる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の高濃度沃素サンプリング装置の系統図、
示２図はこの発明の一実施例による高濃度沃素サンプリ
ング製置の系統図である。 （１）・・小容量ポンプ　（２）牽・大容量ポンプ（３
）・・除湿機 （４）・愉チャコールカートリッジ （５）・・被測定流体　（０）・・配管代理人　大　岩
　増　雄 第１１図 ム 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高濃度沃素を適切な濃度に希釈して沃素が配管に付着す
   ることをできる限り少なくするために乾燥空気を供給す
   る除湿機とポンプを兼ねそなえた配管系統と、希釈量を
   決定するポンプを具備する配管系統からなる高ｉ＆−２
   度沃素サンプリング装置０