JPS5997739A - モ−ルデイング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ロストワックス鋳造法においてろう模型を耐
火性微細粒子でコーティングするために用いるモールデ
ィング装置に関するものである。

ロストワックス鋳造法におけるコーティング工程では、
ろう模型を先づバインダとフィシとで形成された液であ
るスラリに浸漬し、このスラリの液切シを″した後耐火
性微細粒子であるスタッコをふシかけて乾燥することに
よシ耐人物のコーティング層を作る。この□ような工程
を数回繰シ返して所要の厚さのコーティング層を作る。

セラミック・シェル□・モールディング法とソリッド・
モールディング法では、要求されるコーティング層の厚
さが異なるが、いずれにしてもコーティングを複数回繰
り返すので、この工程の無人化、能率向上は生産性の向
上、コスト低減に大きな影響を持つ。

そこで従来よシこの工程を無人化するため、ベルトコン
ベヤと、とのコン′ベヤに沿って順次配置されたスラリ
検診よびスタッコ槽と、工業用ロボットとを備えた装置
が同一出願人などから提案されている′（例えば特願昭
５６−１７４０５６号、特願昭５６−１７４０５７号）
。しかしこの装置では、ロボットはスラリ槽から引揚げ
だろう模型の液切りを行うため暫時停止しなければなら
ず、この間口ボットはとの液切シ中の模型に専有される
ことになる。このだめコーティングの作業能率が悪く、
生産性を向上させる際の障害となっていた。

本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、コ
ーティング工程の能率を著しく高めることができ、生産
性を高め製品の低価格化に大きく寄与できるモールディ
ング装置を提供することを目的とする。

本発明はこの目的を達成するため、回転盤に取付けられ
前記回転盤の回転軸をほぼ含む面内で揺動する複数のろ
う模型取付棒と、前記回転盤の回転に伴ない前記各ろう
模型取付棒を直立位置と外周方向斜め下刃との間で順次
揺動させるカム手段と、前記回転盤の回転につれて前記
ろう模型取付棒をその中心軸廻りに自転させる自転手段
とを備え、前記ろう模型取付棒の揺動端側に取付けられ
たろう模型が、前記回転盤の周囲に配設されたスラリ槽
、液切り槽およびスタッコ槽を自転しながら順次通るよ
うに構成した。以下図示の実施例に基づき、本発明の詳
細な説明する。

第１図は本発明の一実施例を一部断面した平−面図、第
２図はその■−■線断面図、第３図は第２図の■−ｍ線
断面図である。

これらの図において符号１０は基台、１２はこの基台１
０に固定されほぼ垂直に起立する支柱、１４は回転盤で
ある・回転盤１．４は中央悴円Ｊｌの開口（図示せず）
を持ち、この開口に支柱１２を挿通するようにして、支
柱１２に設けた軸受部１６に取付けられている。すなわ
ち回転盤１４はこの軸受部１６に回転自在に支持される
。回転盤１４の下面には大歯車１８が固定されている。

２０は基台１０に固定された電動モータであシ、このモ
ータ２０は手動の無段変速機２２を備えている。

２４はウオーム減速機であり、この減速機２４の入力軸
にはベル１弐回転伝動機構２６を介してモータ２０の回
転が伝えられる。減速機２４の出力軸にはピニオン２８
が固定され、ピニオン２８は前記大歯車１８に噛合して
いる。

この結果モータ２０が回ると、その回転がベルト伝動機
構２６、減速機２４、ピニオン２８、大歯車１８を介し
て回転盤１４に伝えられ、回転盤１４は第１図で反時計
方向に回転する。

回転盤１４０周縁部には８本の断面６角型のろう模型取
付棒３０（３０ａ〜３０ｈ）が設けられている。各取付
棒３０は軸受筒３２に回転自在に数句けられ、この軸受
筒３２はまた回転盤１４に立設した支持腕３４に揺動可
能に保持されている。

この結果回転盤１４の回転軸を含む面内で取付棒３０は
揺動可能となシ、また取付棒３０はその中心軸廻シで自
転可能となる。

支柱１２の上端付近には環状の円板３６．が固定され、
この円板３６から下方へ延びる複数の腕３８にはカム板
４０が固定されている。このカム板４０は全体がねじれ
た環状に形成されている。

前記取付棒３０は第１，２図の３０ａで示す直立位置に
おいて上方および下方に軸−受筒３２から突出し、その
下方の突出端にはゴムローラ４２が固定されている。こ
のゴムローラ４２は前記カム板４０に当接して転動可能
となっている。またカム板４０はその高さおよびねじれ
量が滑らかに変化し、回転盤１４が回転してゴムローラ
４２がカム板４０上を転動するにつれて、取付棒３０は
直立位置と外周方向斜め下方との間で揺動する。すなわ
ちカム板４０とゴムローラ４２とで、増刊棒３０を揺動
させるカム手段と、取付棒、３０を自転させる自転手段
とが形成される。

なお第１図において４４，４６．４８は回転盤１４の周
囲に回転力向に沿って順に配設されたスラリ槽、液切）
槽およびスタ、、コ槽である。スラリ槽４４にはバイン
ダとフィシとからなる液体であるスラリか収容され、ポ
ンプによって常時攪拌されている。液切シ槽４６はスラ
リ槽４４から出たろう模型から滴下するスラリを受ける
ものである。スタッコ槽４８は乾燥した耐火物粒（スタ
ッコ粒）を収容す、る。このスタッコ槽４８の底には多
孔質のセラミック板５０が置かれ（第２図）、この板５
０の下方に送られた空気はこの板５０を通ってスタッコ
粒を浮遊させる。

次に本実施例の動作を説明する。モータ２０によシ回転
盤１４は第１図反時計方向に回転する。

直立位置にある取付棒３０ａは、上端にろう模型５２を
取付けない状態においては、ゴムローラ４２側の重さに
よシ直立位置に戻シ、ゴムローラ４２はカム板４０から
離れるようになっている。この位置で取付棒３０の上端
にろう模型５２を差込んで取付ければ、取付棒３０は上
方が重くなって不安定な状態になる。約４５°回転して
、３０ｂの位置に来ると、前記固定された円板３６に設
けた他のカム板（図示せず）にコゝムローラ４２が当た
り、ろう模型５２を半径方向外側へ振るように取付棒３
０は傾く。以後ろう模型５２の自重によシ、ゴムローラ
４２はカム板４０に接触して転勤する。

従ってろう模型５２は以後自転する。主４戸ＩＩＣ→寺
取付棒３０が３０ｂの位置を過ぎると取付棒３０はカム
板４０に導かれてその上端が次第に下方へ下がシ、模型
５２は自転しながらスラリ槽４４内に斜めに入ってスラ
リに十分に浸漬される（３０ｃの位置）。この際ろう模
型の自転によシろう模型を傷めることなくスラリを５コ
ーテイングできる。そして回転盤１４．の回瞥に伴って
模型５２が１３５°付近（３０ｄの位置）に来ると模型
５２はカム板４０によって一度持ち上げられ、液切シ槽
４６において自転しながら余分なスラリか滴下される（
３０ｅの位置）。

模型５２がさらに回転して２２５°付近（３０ｆの位置
）に来ると再び模型５２は下降し、今度はスタッコ槽４
８内に自転しながら滑らかに入る。

ここで空気によシ浮遊するスタッコ粒が模型５２に付着
する（３０ｇの位置）。模型５２はその後直立位置に戻
り（３０ｈの位置）、ゴムローラ４２がカム板４０から
離れてその自転を停止する。

そして模型５２は最初の３０ａの位置で取付棒３０から
取外づされ、コンベヤ（図示せず）によって乾燥場所に
運ばれる。

このように模型５２は回転１１４の回転により自動的か
つ連続的にコーティングされるので能率が非常に良い。

またコンベヤから、第１図３０’ａの位置にある取付棒
３０ａへの模型５２の着脱を工業用ロボットにさせるよ
うにシステムを作れば、このロゲットも休むことなく能
率良く稼動させることができる。例えば従来のコンベヤ
に沿ってスラリ槽、スタッコ槽を配列した前記装置に比
べた場合、本発明の装置によれば能率は３倍近く向上さ
せることができる。

この実施例ではカム手段および自転手段を、カム板４０
とカムローラ４２とで形成したので構造が非常に単純に
なったが、これらの手段は他の機構、例えば歯車機構や
リンク機構などにょシ適宜構成できることは勿論である
。

本発明は以上のように回転盤に複数の揺動可能でかつ自
転するろう模型取付棒□を設け、カム手段によってこの
取付棒を直立位置から外周方向斜め下刃まで揺動させる
と同時に自転手段によって取付棒を自転させるように構
成した。従って回転盤周囲に配置した各種の槽に模型は
順次浸漬され、多数の模型を連続的に能率良く□コーテ
ィングすることができる。このため生産性を著しく高め
、製品コストの大幅な低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を一部断面した平面図、第２
図はその■−■線断面図、第３図は第２図におけるＩ−
１線断面図である。 １４・・・回転盤、３０・・・ろう模型取付棒、′４０
・・・カム板、４２・・・ゴムローラ、４４・・・スラ
リ槽、４６・・・液切シ槽、４８・・・スタッコ槽、５
２・・・ろう模型。 特許出願人　株式会社　エム・シー・エル代理人　弁理
士　山　　　１）　　文　　　雄（ほか１名） 手続補正書印発） ９ 昭和５８年１２月Φ日Ｂ 特許庁長官　　若杉和夫　殿 １、事件の表示 昭和５７年特許願第２０７３１２号 ２　発明の名称 モールディング装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 名　称　ａｌｌ会社エムクシ−エル 代表者　　佐　々　木信義 ４、代理人　〒１０５ 住　所　　東京都港区西新橋１丁目６番２１号大和銀行
虎ノ門ビル　（電話５１Ｊｌ−７５５６）氏　名　（８
２２２）　　弁理士　　山田交雑（ほか１名）５、補正
命令の日付 出願審査請求と同時 ６、補正により増加する発明の数　　　　０７、補正の
対象 明細書の発明の詳細な説明の欄及び図面８、補正の内容 （１）明細書第８頁第１７行 「取付棒３０ａ」とあるのを「取付＃５３０Ｊと補正す
る。 （２）同書第９頁第１行 「前記装置」とあるのを「従来装置」と補正する。 （３）同書第９頁第５行 「カムローラ４２」とあるのを「ゴムローラ４２」と補
正する。 （４）図面の第１図 別紙の通り符号３０ｃを３０ａに朱書補正する。 （ふ人　、ヒ、）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転盤に取付けられ前記回転盤の回転軸をはぼ含む面内
   で揺動する複数のろう模型取付□棒と、前記回転盤の回
   転に伴ない前記各ろ゛う模型取付棒を直立位置と外周方
   向斜め下方ドア間で順次揺−させるカム手段と、前記回
   転盤の回転につれそ前肥ろう模型取付棒をその中心軸廻
   りに自転させる自転手段とを備え、前記ろう模型取付棒
   の揺動端側に取付けられたろう模型が、前記回転盤の周
   囲に配設されたスラリ槽、液切シ槽およびスタッコ槽を
   自転しながら順次通るようにしたことを特徴とするモー
   ルディング装置。