JPS599642Y2 - クレンメ - Google Patents

クレンメ

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JPS599642Y2
JPS599642Y2 JP1978119198U JP11919878U JPS599642Y2 JP S599642 Y2 JPS599642 Y2 JP S599642Y2 JP 1978119198 U JP1978119198 U JP 1978119198U JP 11919878 U JP11919878 U JP 11919878U JP S599642 Y2 JPS599642 Y2 JP S599642Y2
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JP
Japan
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insertion passage
liquid feeding
manual roller
housing
feeding tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978119198U
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English (en)
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JPS54131395U (ja
Inventor
正春 渡辺
惣一郎 寺田
Original Assignee
テルモ株式会社
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Publication date
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Publication of JPS54131395U publication Critical patent/JPS54131395U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はたとえば点滴を行なう際、輸血バッグあるいは
薬液バッグに連結される送液管の途中に装着し、その送
液管の柔軟性を利用して送液管を押圧することにより流
量を調節する医療用クレンメに関する。
従来この種のクレンメにはいわゆるねじクレンメとロー
ラクレンメとがある。
ねじクレンメはボルトの進退により送液管を部分的に押
圧調整するものであり、したがって片手では操作するこ
とができないので実際的ではないため特殊なところにし
か用いられていない。
これに対しローラクレンメは第1図および第2図で示す
ような構成であって、ハウジング1の内面2と手動ロー
ラ3の周面4との間に送液管5を通し、手動ローラ3を
移動させることによりハウジング1の内面2に手動ロー
ラ3を近すけたり離したりして送液管5の押潰し量を変
え送液量を調節するものである。
したがって手動ローラ3を移動させるだけでよいので片
手でも容易に操作することができ便利なものであるため
複数の送液管における各送液量を相対的に調節する場合
など欠くことのできない重要なものである。
しかるに従来のローラクレンメは第2図からも明らかな
ように手動ローラ3の平坦な周面4と同じく平坦なハウ
ジング1の内面2との両面間により送液管5を挾み込む
ものであって、いわば点接触により送液管5を押え付け
て変形させるものであるから変形させてもその送液管5
の形状が一義的に定まらないとともに、不安定な変形状
態となる。
しかして手動ローラ3の位置を決定してもその後時間経
過に伴って送液管の形状が逐次変化してゆき、流量を大
巾に変化させるものであった。
この実験例を第3図で示せばA曲線の理想曲線に対しB
曲線で示すように流量は50〜60%も減少するのであ
る。
したがって使用に際しては流量減少を見込みながら時間
的余裕を見て調節しなければならないという実情にある
しかもほぼ完全に変形状態が決まり流量が安定した後も
静かにしておかなければならない。
すなわちわずかなショックでも加わると送液管5の変形
状態が再び変わり流量を変化させる危険性が大きいので
ある。
なお調節後外部要因で流量が増加することは特に危険で
ある。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目白
勺とするところはローラクレンメにおいて流量調整の追
従性がよく、かつ安定した流量の調節を行なうことので
きるクレンメを提供することにある。
以下本考案の一実施例を第4図ないし第12図にもとづ
いて説明する。
第4図中11はローラクレンメのハウジングであって、
これは硬質合或樹脂により全体的に見ればほぼ直方体形
状に形或されている。
このハウジング11にはその長手方向に沿う等間隔の幅
で溝状の空間部12が形或されている。
この空間部12の底部は第5図および第7図で示すよう
に後述する送液管13を収納して案内する断面半円形状
の曲面からなる挿通路14となっている。
すなわち空間部12の底部は全体として断面U字形状の
溝形挿通路を形威している。
また空間部12には第4図、第8図、第10図ならび゛
に第11図で示すように上記挿通路14に沿って移動で
きるように手動ローラ17が装着されている。
すなわち空間部12の両側壁16.16の内面には手動
ローラ17の軸18.18を挿入して案内する軸受溝1
9.19が形威されていて、上記手動ローラ17を案内
するようになっている。
このとき軸受溝19.19は挿通路13に対して平行で
はなく、第6図で示すように角度θで傾斜するものであ
る。
このため手動ローラ17の周面部が挿通路14に対して
有する間隔hはその手動ローラ17の位置によって異な
る。
一方手動ローラ17の厚さは空間部12の幅よりも小さ
いが、上記軸18.18それぞれにスペーサ20 .2
0を設けることにより軸方向の移動を防止し、軸受講1
9.19に沿ってのみ移動できるように構或してある。
さらに手動ローラ17の周部は第8図で示すように半円
形状の曲面をなして突出している。
そして、その曲面にはローレットが形或されている。
そしてこの手動ローラ17を移動する際その周部は挿通
路14の送液管13に対して転接し、間隔hに応じて送
液管13の上側中央部分を押し潰すようになっている。
このとき押し潰される送液管13の両側縁部21,21
は挿通路14の空隙部22.22に逃げるとともに中央
部分のみが挿通路14と手動ローラ17の両曲面により
挾み込まれる。
このようになるように各部は設定されている。
すなわち手動ローラ17の周部曲面の曲率半径r1は送
液管13の肉厚tを考慮して挿通路14の曲面の曲率半
径r2よりもほぼ2t分だけ小さく形戒するとともに挿
通路14の曲面の曲率半径r2は送液管13の外径r3
にほぼ等しいことが望ましい。
なお手動ローラ17の周部の一部は空間部12から外部
へ突出しこの突出する周部を指で操作できるようになっ
ている。
しかして上記構或のローラクレンメを操作するに際して
はまず手動ローラ17を挿通路14の一端側すなわち間
隔hが最も大きくなる位置、第6図で示せばAの位置に
寄せながらその挿通路14に送液管13を挿通する。
この装着時においては上記間隔hは送液管13の外径と
ほぼ等しいので送液管13はさほど押し潰されない。
したがってこの時点では流量の制限はない。
また挿通路14は断面U字形曲面からなる溝状に形或さ
れているので必然的に送液管13はその挿通路14内に
収納される。
そこで手動ローラ17を指で回わせばその手動ローラ1
7は送液管13上を転がりながら軸受溝19に沿って中
央へ移動する。
しかして手動ローラ17の周部は挿通路14内へ次第に
入り込むのでその手動ローラ17の周部は第8図で示す
ように送液管13の中央部分を押し込み、断面形状をい
わば三ケ月状に送液管13を変形させる。
さらにその断面形状は押し込み量に応じてより偏平にな
るのでこれに伴って流量は制限される。
すなわち手動ローラ17の移動量を増すほど手動ローラ
17の周部は送液管13の中央部分を押し込んで行くと
、送液管13の断面形状がより偏平な三ケ月形状になり
、その送液管13の流路の断面積を小さくするのである
そして第6図のCの位置に達したとき送液管13の流路
は完全に塞がり遮断状態となるようになっている。
次に具体的な寸法関係を挙げれば送液管13の外径r3
が3.3±Q . 2 mm肉厚tが0.4±0.1m
mのとき、送液管13の外径r3を基準として手動ロー
ラ17の周部曲面の曲率半径r1、挿通路14の曲面の
曲率半径r2,r3の比をとれば r l : r2: r3=1.0〜1.2 :1.1
〜1.6 :1のようになり、一般に送液管13の外径
r3が決まれば各部の寸法も決定する。
なお手動ローラ17の移動方向に対する挿通路14の傾
斜角θは一般に O゜〈θ〈10゜ が適当で゛ある。
しかして上記実施例の構成によればハウジング11の挿
通路14に収納した送液管13を手動ローラ17により
押し潰すにあたり、挿通路14の曲面と手動ローラ17
の周部曲面の両曲面によりいわば曲面同志の面接触によ
って挾み込みながら断面形状が三ケ月状になるように、
その送液管13を変形させるものである。
したがって上記変形過程において送液管13の変形する
形状は上記両曲面によって逐次定められ安定した流路を
保持させることができる。
すなわち手動ローラ17の位置を定めれば直ちに安定し
た流路の形状が得られるとともにその形状は確実に保持
されて多少の衝撃が加わっても変わることがない。
さらに挿通路14は断面U字状の溝からなり、方手動ロ
ーラ17の周部に断面半円形状をなし、上記挿通路14
の曲率半径に比し、手動ローラ17の周部曲面の曲率半
径を小さく形或するとともに上記両曲面により送液管1
3を押し潰すとき送液管13の両側縁部21,21を挿
通路14の空隙部22に逃がして中央部分のみを押し潰
すようにしたから塑性変形の起きやすい送液管13の両
側縁部21,21に強い曲げ作用が加わらない。
しかも送液管13の中央部も共にゆるやかな曲面相互に
よって押え付けられるだけであるので局部的な変形作用
を受けない。
したがって送液管13の材質的なクリープ現象を抑制で
き、このため送液管13に対する押し込みを解放すれば
直ちにその部分は容易かつ迅速に復元し、新たな流路を
形或する。
すなわち手動ローラ17を停止させても流量変化が続く
といういわゆる過渡現象を無視できるほどであって、流
量の変化量を小さくすることができるとともに、その過
渡期間を短縮できる。
このように追従性がよいことは少量の流量範囲において
流量調節を行なうことがむしろ普通であるこの種クレン
メにあってはきわめて重要な作用効果である。
ましてこの種クレンメの使用方法にあっては一旦完全に
流路を遮断したのち次にその流路を次第に開いて流量を
決定するものであるからさらに重大な作用効果である。
また一方特に復元性のよい良質の材料を選んで送液管1
3を形或する必要がなく、比較的安価なものでも充分繰
り返して使用することができる。
なお第3図において前述した具体的な寸法関係にあるロ
ーラクレンメによる流量変化をC曲線で示す。
この実験例では手動ローラの停止後送液量が安定するま
で流量の変化が10%以内であるとともに流量が安定す
るまでの期間がきわめて短いことがわかる。
以上説明したように本考案によれば流量調節の追従性が
よいので迅速かつ正確に流量調節を行なうことができる
とともに、一旦調節したのちは長期にわたって安定した
流量値を示す。
また送液管の選択上経済的であり、さらに挿通路が溝状
をなすとともに手動ローラの周部が断面半円形状に突出
する曲面から形成したので送液管の案内作用があり確実
な流量調節操作を行なうことができる。
また、各部の形状を最も適当な寸法関係に設定したので
、上記作用効果をより著しく高めることができる。
なお本考案は前記実施例のものに限定されるものではな
い。
たとえば送液管の挿通路を直線上に配置せず円曲線上に
配置したり、挿通路に挿通ずる送液管を支持するため送
液管押えを設けるようにしてもよい。
また挿通路および手動ローラの曲面は真円の一部からな
る断面形状に限らずこれに近似する半円形状であっても
同様に作用効果を奏し得ること明らかである。
また第10図ないし第12図で示すものは手動ローラ1
5をハウジング11から外せるようにしたものであって
軸受溝23.23の入口部分24 .24を上下に広く
開口してなるものである。
さらに空間部12の幅を比較的狭くして挿通路14も狭
くシ、送液管13に対する案内作用を高めるとともに、
その送液管13を押し潰したときの両側縁部21,21
の逃げ25 .25として手動ローラ15の両側面を切
欠形戊してある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のローラクレンメの斜視図、第2図は同じ
くその従来のローラクレンメの断面図、第3図はローラ
クレンメによる流量調整時における過渡現象を示す状態
図、第4図は本考案の第1の実施例を示すローラクレン
メの斜視図、第5図は同じくその実施例の左側面図、第
6図は同じくその実施例の正面断面図、第7図は同じく
その実施例の右側面図、第8図は同じくその実施例の中
央横断面図、第9図は送液管の横断面図、第10図は他
の実施例を示す斜視図、第11図は第10図中訓一■線
に沿う断面図、第12図は他の実施例におけるハウジン
グの縦断面側面図である。 11・・・・・・ハウジング、13・・・・・・送液管
、14・・・・・・挿通路、17・・・・・・手動ロー
ラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送液管を収納して案内する断面U字状の曲面をなす溝形
    挿通路を有するハウジングと、このハウジングに対して
    上記挿通路に沿って移動自在に装着されるとともに、ハ
    ウジングの一端側へ移動するとき上記挿通路に対し次第
    に近接し、かつ上記挿通路曲面の曲率半径よりも曲率半
    径の小さな断面半円形状でローレットを設けてなる周部
    を形威した手動ローラと、この手動ローラの左右各軸に
    溝形の挿通路の内側面に当りその軸方向の移動を防止す
    るスペーサとを備え、送液管の肉厚を0.4±Q.lm
    mとし、かつ、上記手動ローラの周部の曲率半径をr1
    、挿通路曲面の曲率半径をr2、送液管の外径をr3と
    するとき、 r1: r2: r3=1.0〜1.2:1.1〜1.
    6:1の関係に設定し、さらに、手動ローラの移動方向
    に対する挿通路の傾斜角θを O゜〈θ〈10゜ として、上記挿通路と手動ローラの周部により手動ロー
    ラを移動する際挿通路にある液管を適宜押し潰して流量
    調節を行なうようにしたことを特徴とする医療用クレン
    メ。
JP1978119198U 1978-08-31 1978-08-31 クレンメ Expired JPS599642Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978119198U JPS599642Y2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 クレンメ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1978119198U JPS599642Y2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 クレンメ

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Publication Number Publication Date
JPS54131395U JPS54131395U (ja) 1979-09-12
JPS599642Y2 true JPS599642Y2 (ja) 1984-03-27

Family

ID=29074248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978119198U Expired JPS599642Y2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 クレンメ

Country Status (1)

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JP (1) JPS599642Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1959074A (en) * 1931-11-27 1934-05-15 Bloxsom Robert Gerry Tube clamp
JPS4836526A (ja) * 1971-09-09 1973-05-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1959074A (en) * 1931-11-27 1934-05-15 Bloxsom Robert Gerry Tube clamp
JPS4836526A (ja) * 1971-09-09 1973-05-30

Also Published As

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JPS54131395U (ja) 1979-09-12

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